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* 外観見学と歴史の紹介
* 中庭と中庭の利用方法
* 内観と香水塔
* 迎賓館の機能について
* セキュリティの案内
* 利用案内
* あとがき
* 舞台裏
〜 「迎賓館案内/ご利用案内紹介編」と、 SS「見学のお供にパンフレットを……」 ができるまで 〜
■ 1.マンガの作画に入るまで。
○コンセプト
・作成コンセプト『Qが持ってきたパンフレットを読む』
・個人コンセプト『もっと効率よく技族の人と連携できる様にしよう』
○主な修正作業
・特に無し
セキュリティ案内の作成が終了(当時第四案終了)した事から大体の手順がわかったので
『SSを読んでもらって好きな場面を書いてもらう』という方法から、
今回は『始めから私がある程度のシナリオを作る』と言う手順に変更しました。
今回は利用案内と言う事でしたので、
利用案内の友であるパンフレットを小道具として『Qが見つけてきたパンフレットを読む』という事をコンセプトにしました。
本当はQが質問してきたものに答える。と言う形にしたかったのですが、Qが文字を読めないため、このような形で落ち着きました。
今日子も始めは出さないつもりでしたが、わんわん帝國の皇帝や黒麒麟藩国の藩王が来る事を語る人物として出演させる事にしました。
■ 2.シナリオが完成しました。
【迎賓館利用案内】漫画用 (シナリオ: 那限逢真・三影@天領)
1:見出し(導入)
ピクシーQ:「ねーねー。これなに?」
那限逢真:「これは迎賓館のパンフレットだな」
※Qが持ってきたパンフを眺めながらの返答。一応、
Qがパンフの上を那限逢真がパンフの下を持っている構図をイメージしています。
場所は中庭です(中庭のどこを背景にするかはお任せします) 導入が必要ない場合は、削除していただいて構いません。
2:施設案内(迎賓館の施設案内)
那限逢真:「築百年の建物といい展示物といい、迎賓館は美術品の塊だな」
ピクシーQ:「貴族のおうちだもん」
※感心している感じの那限逢真と不思議そうな顔をしているQの図です。
那限逢真はパンフレットから顔を上げて嘆息、Qは那限逢真を見ている感じです。
場所的には中庭ですが、背景に迎賓館か貴族の屋敷っぽいものを描くとそれらしいかもしれません。
ここは迎賓館の室内でも良いかもしれません。
高級(もしくは美術的)なもの、と言う感じが伝われば何でもOKです。
3:食事案内(シェフの話)
ピクシーQ:「さっき食べたご飯も美味しかったねー」
那限逢真:「作ったのは『エイプリル・アップル』って人らしいな」
(使用人の女性:「ミス・エイプリル・アップルに伝えておきます」)
※昼食を思い出してニコニコしているQと、昼食の作成のシェフが誰だったかパンフを見る那限逢真の構図です。
背景は食べたお昼を思い出しているという設定で、何かの料理のイラストにすると面白いかもしれません。
あと、構図的に使用人の女性を入れた方がいい場合もあるかと思ったので、使用人の女性の台詞も入れておきました。
バトルメードのお嬢さんなので、書く際は参考にしてください。
4:利用案内(必要マイルとホテル利用の話)
那限逢真:「それにしても……。迎賓館の使用料、三十マイルもするのか……」
今日子:「ハイマイルのホテルは一泊百マイルよ?」
※パンフレットを見ながらうめく那限逢真と、呆れ顔でツッコム今日子です。
Qを画面に入れる場合、わかってなさそうな顔をさせてください。
場所は中庭ですが、場合によったら紙幣(マイル)が舞っているシーンでも良いかも。
なんというか、マイル難民としての恨みを込めるくらいの気持ちで(マテ
5:訪れる人(黒麒麟藩国藩王、帝國皇帝、共和国藩王でも使えることを紹介)
那限逢真:「どういう人物が来るんだよ……」
今日子:「共和国の藩王も来るわね。あとは帝國の皇帝とか、黒麒麟藩国の藩王とか」
※どこと無く呆れ顔の那限逢真と思案顔(思い出し中)な感じの今日子です。
パンフレットに載っていない情報の話をしているので、パンフレットは持っていなくても構いません。
Qは相変らず解ってません。
6:最後の締め
那限逢真:「貧乏人な一般庶民には縁のなさそうな所だなぁ……」
今日子:「見学だけならパパの許可が出ればタダできるわよ」
※現状の設定文では「5」と一緒の場面になっています。ここの部分は私が迎賓館見学に行った際に
マイルの支払いを言われなかった事からの類推になりますので、
必要なさそうなら削除してください。 構図としては溜息をつきそうな那限逢真と、「ふふん」と言った感じの今日子になります。
Qの立ち位置などは考えていないので、登場させる、させない等はお任せします(もはや遊んでいる感じにしても良いかも?)
■ 3. イラスト担当の技族がネームを起こします。
○主な修正作業
・SSの内容の推敲(主に加筆と文面調整)
こちらはそれほど修正を加えず、セリフや場面の流れはそのままにSSに肉付けをする形で推敲しました。
主にアポロさんにウケた迎賓館使用料で溜息をつくマイル難民の部分と、
個人的に気に入っているお昼での騒動の部分を加筆・調整しました。
当初の出演キャラクターではないのに、見事イラストになった使用人(バトルメード)の女性は、最初にシナリオを作った際にはいませんでした。
お昼の話で『お昼を作ってくれたミス・エイプリル・アップルにお礼を言わせたいな』と思い、その仲介役としてちゃんと設定まで作って登場させました。
(もし設定を知りたいと言う奇特な方がいらっしゃいましたら、文面整えて公開しますのでご一報下さい)
■ 5.紹介まんが完成です。
・誤字、脱字の修正。
欄外のセリフを除き、特にセリフの変更も無かったので特に修正作業はしていません。
誤字、脱字のチェックと修正を行ったのみです。
【感想と反省】
元々、この作品は
セキュリティの案内とセット
で作ったので、実は続き物になっています。
(時間軸的には利用案内の後にセキュリティ案内の話が続くようになっています)
隠し要素として入れてみたものですが、続き物として作ってみると脳内でのイメージが膨らんだので思いの他執筆は楽でした。
苦労したという点では、文字が読めないQの扱いと途中で登場する事になる今日子をどう話に絡めるかと言う所です。
その一端として作ったのがお昼の騒動でしたが、
テンダイスブログの記事でも似たような光景
があったせいか、光景が目に浮かぶようでした。
(注:小説アイドレス、まきの誕生日作戦(1)で、今日子のおやつを食べたQが追われていた場面の事)
あそこのみ、単発のコンセプトがありました。
内容は『あの場面に私がいたらどうしていただろう?』というそのままなものでしたが。
ちなみに、描かれたマンガで個人的に気に入っているのはバトルメードのコマから始まるマイル難民な話の部分です。
ぐったりしている辺りが良い感じです。
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