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みなさまをご案内しますね

「語るまでもありませんね、

我らがぽち王女殿下の肖像画にあらせられます」



「その麗しき御姿は、無論私共などとは比べ物にもなりません」



「ちなみにこの肖像画は宰相府玄関に飾られております。
ここでも王女殿下は帝國の象徴であらせられるのです」



宰相府(―ある日の風景―)

ええ皆様、
時にはこんなことも
あるのです。



私達は日々を
ここで過ごします。



生活するというのは、
まさに、
こんな風景の中で生きる、
ということなわけですね。



……いえ、思うところなんて
ありませんよ?本当に。
んん、えへん。


ようこそ、宰相府へ。
これより内部のご案内をさせていただきます。
では、早速参りましょう!

ここは、中央棟一階の玄関です。
目の前にぽち姫の肖像画が飾られていますね。
この階には、玄関のほかに窓口受付と食堂があります。
窓口受付で、用件を仰られてから中へ入りましょう。
中に入ってまっすぐ進めば、食堂です。
食堂は、宰相府に勤める人々全員が食事を取ることのできるよう、 広くなっています。食事は、女官さんやメイドさんのお手製です。メニューも多彩で美味しいです。

次は左棟へ御案内します。
一階は、騎士詰め所と駐車場です。騎士詰め所は、エース番号ごとに部屋があり、 寝室なども完備した普通の家のような雰囲気だそうです。
右棟は、騎士詰め所と厩舎です。厩舎には現在、アヤフジとフジトラという2匹の雷電がいます。ここには許可がないと入れません。

では、中央の大階段を使って二階へ参りましょう。
足元の赤いカーペットは転倒防止用ですよ。
階段は他にも、左右の螺旋階段があります。
エレベーターはないんですけどね…
さて。二階は大ホールと応接室です。 まず大ホールから見てみましょう。
このホールは、宰相府完成当初からありまして、 最も古い部屋の一つです。演説などに使われます。
応接室は、日当たりのよい部屋です。調度も、アンティークなものが多いですね。
左棟二階は、メイド・女官詰め所、会議室、給湯所です。 会議室は、スクリーンとプロジェクターが完備されています。
右棟二階へ参りましょう。 秘書官執務室、オフィス、映写室です。この階で秘書官の方々が仕事されます。
パソコン、印刷機はもちろん、スキャナなどもあります。
映写室では、保管されている映像資料を見ることができます。

では、三階へ参りましょう。
三階は、大浴場です。大理石で出来た大風呂の他、露天風呂、サウナ等完備されています。
実際に入ってみましょうか。 脱衣所の扉を開けてすぐが、大風呂です。床も浴槽も大理石ですよー。つるつる滑るので御注意を。
右の手前の扉がサウナ室です。その横に水風呂がついています。 右手奥がシャワーです。左の扉を開けると、露天風呂です。露天風呂へ行ってみましょう。ここからは、宰相府藩国の眺めがよく見えます。水の塔が綺麗ですね。
次は、左棟三階。印刷室と倉庫です。
印刷室には大きな印刷機が備え付けてあり、
宰相府で使う書類を速く大量に印刷できます。
右棟三階へどうぞ。
秘書官宿泊所、宰相私室です。


さて。これで、宰相府内部は全てです。
いかがでしたか?
お楽しみいただけたなら、幸いです。

ではお疲れ様でした!

宰相府(建物)・概要
構造 三階建て/全三棟
インテリア 宰相が育てた植物で飾られており、
それを生かして陽の光が良く差し込むようにしてある。
左棟 一階:騎士詰め所、駐車場
二階:メイド・女官詰め所、会議室、給湯所
三階:印刷室、倉庫
右棟 一階:騎士詰め所、厩舎
二階:秘書官執務室、オフィス、映写室
三階:秘書官宿泊所、宰相私室
中央 一階:玄関、窓口受付、食堂
二階:大ホール、応接室
三階:大浴場
階段 中央の大階段、左右の螺旋階段が各塔にある。
階段には、転倒防止も兼ねて深い赤のカーペットが敷かれている。
特徴 古い建物ならではの、一つ一つの部屋が広く大きい造り。洋館風で、
事務処理を行う電子機器のための設備も、
景観を損ねぬよう配慮が成されている。
壁紙はベージュを基調に、床は木製やタイルなど、
落ち着いた温かみのある色で内部を統一している。
特筆事項 騎士詰め所:エース番号ごとに部屋があり、普通の家のような雰囲気。

注意!:地下について

「どーも宰相、私室にいらっしゃらない時があるんですよね…」

「いえ、以前泊り込みで書類に判を貰いに行った時の
ことなんですけれども」

「かといって、こっそり出かけた様子もないし…」

「と、いうわけで私、一度今日子さんとQに聞いてみたことが
あるんです」

「なにしろほら、あのお二人は人並み外れて
好奇心がお強い方達でしょう?」

「それで聞いたところによると、
この建物には秘密の通路があるそうなんです」

「地下に延びるその階段と、直接つながっているのは、
なんでも魔術的な意味を持つ、『さかさまの塔』なのだとか」



「本当は、宰相ともあろうお方が魔術師だなんて、
人聞きがよいとは言えません」


→ですから皆様、これから先の話は、くれぐれもご内密に…