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芸術区
この区画に入った瞬間、鮮やかな色彩に目を奪われました。
あちこちに不思議な形のオブジェや、画家さん達が絵を描く姿が並んで見えます。
この区画は芸術区と呼ばれ、芸術家達の行き来の大変多い区のようです。
何でもハイマイル区画が近いため、大富豪のお抱え芸術家がよく集まっている区域のようです。そのためでしょうか、ここの人達は一風変わっている人が多いですね。芸術家肌という奴でしょうか。
風除けが立ててあるとは言え、日差しの強い暑い日でも肌を露出して踊っている踊り子達や、楽器を演奏する人達。歌を歌っている人達も大勢います。見れば楽しい、目を閉じてもまた楽しい区画になっているようですね。また出店でも芸術家の卵達が自分達の作品を売っています。画家さんが似顔絵を描いてくれる店もあり、私も旅の記念に一枚描いてもらおうと思いました。
「すみません、絵を描いてもらってもいいですか?」
近くの画家さんに声をかけてみる事にしました。
「はいよ。1枚5マイル」
「ありがとうございます」
画家さんに勧められ、椅子に座りました。
画家さんは鉛筆を使って私の似顔絵を描き始めました。
「出来たよ」
早速絵を見せてもらいました。
? 渡されたスケッチブックの間にメモが一枚挟まっています。
『rk』
「オマケだ。持っていきな」
「ありがとうございます」
何か不思議な気持ちになりながら、次の区域を目指す事となりました。
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