FAQ

ver1.01
2008/09/05

開発技能と出現時期

Q:
 99式狙撃銃とかは99年に作られたものだと思うのですが、出現時期が2001年になっています。他の武器も、開発と出現時期が2年ほどずれているようです。
 なぜでしょうか?

A:
 ある武器が生産されるようになってから、全部の部隊に行き渡るまでには時間がかかります。

 最鋭の装備は、なかなか手に入らないというわけですね。2年のずれは、それを表現しています。

 開発技能があるような部隊は、優先的に手に入るわけです。

Q:
 初期官給品で、もらえる装備の中に、出現年度的に存在していないものがあります。開発技能が足りない場合、これらはどうなるのでしょうか?

A:
 コンストラクションの初期兵科、ならびにサンプルキャラクターについてはこの制約を受けないものとします。

 設定に厳密にプレイする場合、キャラクターは出現年次(と開発技能修正)に沿ったアイテムしか使うことができません。
 ただし、装備するアイテムがなく、他のプレイヤーの足を引っ張るだけのキャラクターというのもゲームとして悲しいので、初期官給品のルールがあります。初期官給品、サンプルキャラの初期装備は、出現年次の制限を受けません。

 なお初期官給品は、PC用のルールと考えてください。
 九州の全部の人型戦車パイロットが、士魂号M型を配備されているわけではありません。

 設定が必要な場合は、p214にもある通り、5123小隊に、芝村閥が介入した結果や、その他、適当な理由を設定すると良いでしょう。

Q:
 出現年度が足りないけれど、新兵器を使いたい場合には、どうすればいいでしょうか。

A:
 様々な方法があります。

 まずは開発技能を上げること。実際の5121部隊には、舞や岩田、原、森など、開発技能の高い隊員が沢山います。
 開発技能を持つ兵科や、一般絶技の追加技能などで、開発技能を上げることができます。

 5121部隊では、善行隊長が、廃棄直前だった士魂号を政治的手段で奪っています。そのように、特定の兵器をもらうためのセッションを行う、というのもいいでしょう。

 単純に、プレイの時期を、2001年や、さらなる未来に設定する手もあります。

 また、最終的に官給品をどうするかは、SDの裁量です。
 本書収録のリプレイのように、特定の状況を再現するために官給品を調整してもよいでしょう。
 最新鋭の兵器を与えられた実験部隊でもいいですし、逆に、旧式の武器しかもらえない貧乏部隊、というのも面白いでしょう。

 このように装備を調整する場合、あらかじめ、開発技能を持つキャラクターのプレイヤーとは話し合っておくといいでしょう。せっかく、開発技能を取ったのに、セッションでは意味がない、ということになると、報われません。

 Aの魔法陣 ガンパレード篇は、TRPGであり、その目的は楽しむことです。単に勝つことが目的ではありません。
 最新鋭兵器を使うセッションは楽しいですし、逆に、ウォードレスもなく、旧式の歩兵銃一本で、戦闘に放り込まれるセッションにも楽しさがあります。

 出現年度、開発技能は、戦場の推移を表現、シミュレートするルールではありますが、それを使ってどう楽しむかは、SD、プレイヤーの自由です。
 どうかそのことを忘れないで、楽しく遊んでください。

歩兵用火器

Q:99式熱線砲は、阻止線8に対して弾数3にも関わらず範囲攻撃を行うと書かれていません。これは大型弾倉をつけることを前提としてのデータですか?それともエラッタですか?

A:改造前提です。

Q:狙撃技能は500m以上の対象を狙う技能とありますが、狙撃銃で500m以内の敵を狙う場合はどうなるのでしょうか?

A:
問題なく使用できます。

狙撃技能は、まず狙撃銃(狙撃技能を指定する武器)を使用する時の技能として使うことができます。ですから500m以内の敵を狙撃銃で攻撃する場合も使用できます。

それに加えて、遠方からの狙撃にまつわる行動に提出できます(例えば、地図を読んで、狙撃に最適な位置を割り出したりする時などです)。

細かいことを言うと、ゲーム中距離が変わるたびに使用武器技能が変わるとすると処理が煩雑になりすぎますしね。

Q9:
射撃技能の範囲は5m~500mとなっていますが、5m以内の敵には使えるのでしょうか?

A:
使えます。

通常、5m以内の敵に対しては、射撃武器よりも機拳銃、白兵戦の武器を使うことが想定されている、ということです。ですが、ルール上は問題なく、射撃武器も使用することができます。

Q:
零式鳥撃ち銃(一粒弾)、零式鳥撃ち銃(焼夷弾)、97式突撃銃擲弾発射機などは、重量が設定されていませんが、予備弾を購入する場合はどうなるのでしょうか?

A:
発言力、重量共に、基本型の1/10です。

即ち、零式鳥撃ち銃(一粒弾)なら、発言力50、重量3(小数点以下四捨五入)となります。

乗り物

Q:紅天は人型形態を選択することで手持ち武器を使用できますが、航空機形態のメリットはないのでしょうか?(人型だと速度が落ちるとか?)

A:
高度が上げられます。具体的には「判定の修正表」の「敵の上から攻撃している」が取りやすくなります。

Q:装備箇所(砲塔、固定翼、手持ちなど)に空きがある場合、武装追加あるいは砲塔武装追加を取らなくとも、火砲を買うだけで装備させられますか?

A:はい。

Q:武装追加あるいは砲塔武装追加は、装備箇所を消費せずに無理矢理武装をふやすものという理解でよいでしょうか?

例えば、装備箇所のない、95式高機動車に、72式重機関銃(車載)を載せたりすることができるのでしょうか?

A:はい。

Q:72式重機関銃(車載)はヘリ・航空機に、95式対空誘導弾(車載)はヘリに搭載可能ですが、これらは固定翼に搭載する、ということでよいでしょうか?

A:はい。

Q:複数人で扱う乗り物の場合、搭乗者の複数名が<~操縦>や<機関銃>などの技能を持っているとき、ペアリングによってこれらを合計して用いることはできるのでしょうか?

例えば、92式歩兵戦闘車を扱うには<車両運転8>が必要ですが、<車両運転5>を持つPCを2名乗せて動かしたりできるかどうか、です。

A:
「乗員」の欄を見てください。
例えば、92式歩兵戦闘車は、「運、砲、指、他×6」となっています。これは、運転手1名、砲手1名、指揮者1名、他4名という意味です。

この時、運転手は一人なので、運転に関する技能を出せるのも1名です。

砲、砲のように、砲手2名が乗れる場合は、判定の際に火砲の技能を2人分出すことができますが、武器の必要技能を足すことはできません。

Q:
整備車両、工兵車両など、固定装備が『なし』のはずの車両に、固定装備重量があるのは何故でしょうか?

A:
これらは整備、工兵、医療、補給の専用機材を積んでいます。
これらの機材により、各種チェック関係に修正が入るため、誤植ではありません。
これらの重量計算が無い場合、効率良く輸送ができ、その上各種修正値の入る万能車両になる可能性があるため、このような処理としています。

装備の改造

Q:
《センサー強化》《強化スコープ》《電子部品強化》の各効果は重複しますでしょうか?

A:
します。

Q:
《零式鳥撃ち銃》に装備の改造をした場合、改造の範囲はどうなるでしょうか?

A:
銃の本体を改造したことになるので、通常弾・一粒弾、焼夷弾のいずれにも、効果が適用されます。

その他アイテム

Q:
《迷刀鬼しばき》を戦闘中に使う場合、《超高度カトラス》相当とありますが、そうなると、カトラスの十分の一の発言力で、同じ効果のアイテムが手に入ることになります。
問題ないでしょうか?

A:
SDの裁量となります。
呪われた武器なので、大概、ロクでもないことが起きます。原作では刀に魅入られて無差別に・・・

戦争編のゲーム進行

Q:
《雑誌/書籍:事務》や《雑誌/書籍:整備》を、セッション開始前の処理(セットアップ)である「事務・整備チェック前」に使用することは可能でしょうか?

A:ええ

Q:
その場合、「セッション内での部隊の状態」で、例えば戦闘中は使えない、とか、そういうことは起きますでしょうか?

A:
SD次第ですが、私なら全部で使えるようにしますね。

Q:
ルルブによると『90mmQF』は必要技能『砲術8』と記載されていますが、リプレイでは砲術5で使用していました。これは、リプレイでの運用ミスですか?それともエラッタですか?

A:
収録時期のデータのミスですね。現在は修正されています。もうしわけない。

Q.
獲得したアイテム、装備の重量は、常に、キャラクターの合計重量に加算されるのでしょうか。

A.
場合によります。

例えば、特定のアイテムを誰かに受け渡ししたり、車に積んだり、どこか(例えば基地)に置いておいたり捨てたりすることはでき、その場合は、当然、合計重量には含まれません。

とはいえ、あまりに細かいアイテム受け渡し等で、処理が煩雑になる場合は、SDはそうした行動による重量変化を却下して構いません。
ゲーム中に計算するのではなく、あらかじめ計算しておくと良いでしょう。

Q.
誇り高き守護天使の重量が102ですが、大型無線機の重量20が含まれていません。

A.
エラッタです。122になります。