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[No.4222] [固定リンク][非] 臨時魔力変換設備 投稿者:雅戌  投稿日:2017/12/13(Wed) 22:47:10
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燃料を魔力に変換する設備の共通部分です。
評価は8であり、評価8の燃料を魔力評価8に変換する機能を持たせる事を目的にしています。
実際に各国に配置する場合、自国配置用のローカライズ部品をつけ、PC1名の騎士領地に配置する形を想定しています。
(そうでなくても、管理者および魔力使用者はPCまたはACEに限るとした想定です)
TLOなので拡散が行われないための制限が多く実施されており、機材の由来は共和国外(宰相府)のみとしました。

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◎臨時魔力変換設備

〇臨時魔力変換設備とは

●設備の概要
T21の魔法の暴走で国土が荒れ、人もほぼおらず、施設の稼働しない共和国の各国において、
魔力の生産が出来ずに低物理系国家のPCが編成不可能な状態にならないよう、限定的に魔力を確保するための設備。
燃料生産地については(宰相府の)支援を受けて何とか稼働できるため、ここで得られた燃料を用い、魔力を必要量生産する事を目的とする。

●TLOとしての性質を持つ設備である
高物理環境の装備を稼働させるための資源である燃料を低物理域の魔法を発動させるための資源である魔力を生産する設備であるので、
複数物理域技術の混載を行っているので当然ながらTLOであり、非常に危険な設備である。


〇燃料を魔力に変換する

●ここで言う魔力とは何であるか
魔力と呼ばれるもののうち、まだエネルギーとして変換されていない物質としての状態を保ったものを指す。この状態のことを指して魔力媒体や魔力触媒と呼ぶこともある。
『観測によって得られる情報量が多い』『盟約魔法の使用時に、盟約の対象に観測してもらえる物質である』『低物理域環境で維持できる素材でできている』という三つの条件を満たす必要がある。
(この魔力媒体が持つ情報を盟約相手に観測してもらい、その情報をエネルギーに変換して魔法の発動を行ってもらうのが盟約魔法であると言える。この情報量をエネルギーに変換する際に非常に多くのロスが出る)

●ここで言う燃料とはどういったものか
燃料生産施設によって生産され、中〜高物理装備を稼働させるのに使われる資源のことを指す。
オイル、ガス、火薬といった本来的な意味での燃料に加え、蓄積された電気も含まれるが、この設備では主に電気(オイルを使って発電するケースも含む)を用いる。

●燃料から魔力への変換方法
電気によって稼働する機械を使って、魔力として扱われる物品を生産する、という工程を取る。
具体的には、精密作業のできる工業機械を動かして、大小さまざまなサイズの石に、細かい模様を刻む作業を行い、
機械的手段によって、魔力として扱われる物品である『複雑な模様の描かれた石』を生産する。
どう考えてもTLOである。

●微妙に粗のある模様
描かれる模様は国ごと、祀っている神ごと、扱う魔法の種類ごとに別のものとし、総種類数としてはかなり多くなるが、機械作業であるので、同一種類の模様は均一な形をしている。
しかし完全に均一であっては魔力という信仰心の絡む物品として扱うには不安なこともあり、敢えて工作機械の精度を落とし、模様の形に微妙な粗を残している。
個体ごとに模様がほんの僅かずつ異なるというのが、それぞれの品に魔力としての価値を持たせることにつながると考えられるためである。

●消費する燃料に対して得られる魔力量
この設備を稼働させた際、消費した燃料と同じだけの魔力を得る事ができる。
元来、エネルギーの変換にはロスがつきものであり、実際にこの設備の稼働に際して燃料が効率的に使われているといった事実はない。
であれば得られる魔力の量は消費した燃料よりも小さくなってしかるべきであって、本来もっと変換効率は悪くて当然なのだが、
同じ図形を機械的に複製する、という作業工程の概念は低物理域にないものであり、この大量生産能力による複製によって変換効率の高さが維持されている。
この『異なる物理域に概念を持ち込む』事による魔力の安価な大量生産こそが本設備の最も危険な部分であり、TLOである所以と言える。すごくとても危ない。


〇魔力の取り扱いについて

●得られた魔力の取り扱い
この設備によって得られた魔力を扱っていいのはPCのみである。あくまで本来の魔力生産施設が稼働できない事を踏まえた代替措置であるし、
TLOによって生産される工業製品としての魔力などというものは拡散すれば即座に大爆発する物品だからである。
T22において低物理域国家が設定国民を編成しないという事情がなければ、まず作られも使われもしない設備だと言える。
なお、編成においてPCが使わずに余った魔力については、全て砕いて痕跡を残さない。

●盟約相手へのごめんなさい
魔法を使う際、盟約を結んだ相手に向けた呪文詠唱の際に、
「正規の触媒とは異なり、かつほぼ均一化された手段によって作られた魔力を捧げる形となってごめんなさい」
という意味を込めた呪文を追加して唱える事が好ましい。それによって魔法の効果が落ちてもこの場合はやむを得ないだろう。
もちろん、神殿建造時にその旨を含めて神やオーマの長といった盟約相手と相談を済ませられていて、合意がとれているならばこの限りではない。

●作業工程上発生する失敗作の取り扱い
作業工程上、ひび割れや模様の欠けなどで要求品質を満たさなかった『複雑な模様の描かれた石』は、必ず全て破砕して痕跡を残さない。
この破砕作業は1作業単位(2時間程度)ごとに入る休憩時間前の片づけ時に必ず行い、正規品以外の全てが破砕されたことを確認できなければ作業員は休憩に入れない。


〇工場設備とその動力について

●変換設備への電力供給源
本設備は全てが機械とそれに付随するものによって構成されている。
そのため本設備を稼働させるためには動力源として電力供給が必要で、この電力供給源として宰相府の支援物資の一つである燃料を用いる。
T22開始時点の共和国では各国に電力供給のためのケーブル等を再設置する余裕がまだないため、
燃料としてのオイルを使った発電機を用いて動力源として稼働させる事となる。もちろんの事、発電効率としてはよい方ではない。
外部からの送電を必要としない分、本設備のある施設がどことも接続せずに独立して稼働出来る事は、情報漏洩を防ぐ意味において価値がある。

●工作機械設備とその導入経路
本設備を構成する機材の大部分は、魔力需要国内で採取された石材を加工するための工作機械である。
精密機械を生産するための設備と比べればまるで大した技術力を必要とせず、何なら中物理程度の技術でも余裕で実現可能ではあるが、
再現性が高いというのは非常に危険な事を意味するので、使用する機材を共和国内で調達するわけにはいかなかった。
(調達経路から魔力の生産方法を割り出せてしまう危険性があったためである)
結局、燃料同様に宰相府から工作機械一式を本設備用のパッケージとして必要数用意してもらう事となり、
貸し出された機材の情報は極秘とされた。

●設備稼働人員に求められる技術
工作機械を稼働させるための作業人員は当然ながら必要であるのだが、作業機械が(無人化の大きく進んだ)宰相府由来であったことにより、
その必要人数はごく限られたものとなった。機械整備技術も工作技術も必要とはせず、品質管理と情報漏洩対策要員で基本的に事足りてしまったのである。
(整備が必要な際は、宰相府より人員を招いてこれに当たってもらう以外になかった。魔力需要国はどこも低物理国なのだからして)
よって、この施設の稼動人員に求められるのは専門技能でなく、信頼性という評価基準の難しく得難い能力であり、
基本的にその任は各藩国代表によってPCに割り当てられる事となった。

●変換作業後の設備の取り扱い
本設備に使われる機材は宰相府より貸し出されたものである。
そのため、魔力変換を行う期間だけ稼働させた後、全てをそのまま返却する形をとる事となった。
作業終了後、そのままの状態で設備は保管され、宰相府より機材回収のためのチームが到着するまでは、侵入者が出ないよう厳しく管理される。
丁寧に整備をし、綺麗に磨いてお返しする、というのが本来の筋ではあるのだが、
情報漏洩を防ぐ意味でそれは難しく、摩耗した機材を深い御礼と共に引き渡す形しか取れないのは忘れてはいけない恥であろう。


〇魔力の素材となる物資の収集と加工

●素材はただの石である
各藩国それぞれの国土にある石を採集し、素材として用いる。
本来は別に石である必要はなく、粘土でも材木でもよいのだが、土壌汚染環境にあって確実に入手が見込まれ、
かつ消費しても国土にダメージがない物質ということで石材が選ばれている。
サイズとしては最低5cm四方程度の面積が必要であり、加工時に砕けてしまわない程度の弾力性と剛性はないといけない。
素材としてはより大きな、岩と呼べる石が基本となるだろう。これを細かく削っていくのである。

●ウォーターカッターおよびレーザーによる加工
本加工作業において、主に使われるのはウォーターカッターおよびレーザーの2種類。
超高圧状態で噴出された水によって石を切断し、レーザーによってその表面を焼き削って模様を描く形である。
この作業に限らず、使用される石材の種類によって微妙に調整を弄らねばならないので、最初に稼働する際は技術者の立ち合いが不可欠である。

●携行可能なサイズに分割する
岩石サイズの石材を、魔力媒体として携行可能なサイズに裁断、分割する。
そのためにはまず岩石の形状を正四面体かそれに類するものに合わせるため端をウォーターカッターで削り落とし、
それから断面のきれいな部分を均等に切断して均一な形状へと落とし込んでいく。

●表面に模様を削り入れる
適切なサイズへの分割が終わったら、素材表面にレーザーで模様を刻んでいく。
レーザーによって炭化した石材表面をエアーで払い落とし、複雑な模様の形をした溝を石に刻み込むのが本設備の作業の肝と言えるだろう。
この模様の芸術性こそが魔力を生み出すための情報である。

●品質チェックとタグ付け
魔力発生のための模様を刻んだ後、その魔力媒体の品質がしっかり保たれているかをチェックする業務が入る。
模様の工作精度についてはカメラによる機械的なチェックでも行えるのだが、なにぶん神などに捧げる触媒である。
結局は人の目によって問題がないか、作業設定にミスがないかのチェックを入れるのが一番効率がよく、ほぼこのためだけに設備管理者としての人員が求められる。
チェック対象としては、『模様の選択が正しいか』『魔力媒体のサイズ設定が正しいか』『ひび割れなどによって破損する危険がないか』『描かれた模様を見て「良い出来だ」と感じるか』がある。
「良いと感じるか」という主観的な要素がチェックに入る事で、それが信仰によって捧げられるものであるという一線を守る事も目的とされている。
同時に、チェック人員の手と目のカバーできる限りの数しか魔力の生産が行えないという事でもあり、施設の稼働効率を落とすデメリットにも、無限の生産力を許さない制限にもなっている。


〇魔力を持たせるための模様

●見る者を感嘆させる模様
なぜ複雑な模様でなければいけないのかといえば、『観測によって得られる情報量が多い』という必要があるからであるが、
この情報量が多いというのが中々に難物である。単に線の数が多いだけの図形では人は情報量が多いとは取らず、
大部分の線(情報量)を無意味なものとして観測対象から除外してしまうからだ。
観測対象に情報量が多いと認識してもらうためには、使われる線の一本一本の意味を観測対象が認識または想像できうるものでなければならず、
描かれる模様という線の集合は、ある種芸術的な意味合いを持つ。見た者が良いと思える、感嘆できる模様でなければいけないのだ。

●国と信仰対象と使う魔法ごとに変える
石材に刻まれる模様がどういうものであるかは、各国がそれぞれ決めなければならない。
基本的に、『自国の魔法に使われることを意味する模様』『盟約相手である信仰対象を指し示し、その信仰対象が好むと思われる模様』『その魔力を使って発動してほしい魔法の種類に合わせた模様』の3種によって構成され、
その国が信仰する対象の数、および使用する魔法の種類によって模様の種類は増えていく事となる。
使う魔法によって魔力媒体に刻まれた模様が違う、というのは、いわゆる魔法陣を描く際の思想と近いものと言えるだろう。

●盟約相手に一度捧げて見てもらう
本格的に魔力媒体を生産(燃料からの変換)する前に、描く模様が正しく魔力として扱えるかどうか、盟約相手に捧げて見てもらうのが好ましい。
魔力の定義や好みについての考え方に誤解や行き違いがあっては双方にとって得にならないし、事故のものであるためだ。
本来は魔力媒体の材質なども盟約相手ごとに変える方が好ましくはあるはずなので、構成素材が石に限られる点については予め了承を得ておいたほうが安全である。

●定型化にならないために
しっかりと定められた模様を素材に刻んでいく際、その模様の幅や長さなどには、それぞれ微細な誤差、つまりブレを作っておくという設定が行われている。
全く均一の、定型化されきった模様では、いくら芸術的な形をしていても慣れてしまいかねないし、見る者もコピーだとしか感じられなくなる。
僅かずつでもブレを作り、少しずつ違う情報にすることで、それが魔力として扱われるための条件を多く揃える事が目指されている。


〇情報漏洩・拡散への対策

●TLO設備であるという危険性の共有
この設備は高物理技術を使って低物理技術を生み出すという、複数物理域技術の混載を行っているもの、
つまりTLOであるという事実とその危険性について、この設備の設置や管理に携わるものは全て共有しておかなければならない。
もしこの設備で実施されていた魔力量産方法が流出した場合、工業製品として安価に大量生産される魔力によって魔法と科学のバランスはまたしても崩壊するであろうし、
魔力として扱う上で問題のある画一化された情報を観測する事になる盟約相手にも悪影響が出かねない。
それらは裏返りや青い雪といった危険現象を招き得るとても問題のある事象であり、そうならないために本設備の設置や稼働にまつわる情報は非常に厳しい条件で管理されることとなる。
情報収集を目的とするような各藩国の公安系組織であっても、これらの制限を超えて活動する事は許可されていない。

●立ち入りと情報収集の制限
本設備が魔力需要国に導入され、稼動を終えるまでの間、設置個所の周辺への立ち入りが大きく制限される。
直接立ち入らずに機械や魔法などによって間接的に情報を得ようとする行為もこれにあたり、設備の管理者として任命された各国の主要人物(PC)は、設備稼働期間中に十分な監視体制を敷くことが義務付けられている。
監視のための人員確保が難しい情勢においては、侵入・接近が難しい地形に本設備を設置する事で監視の負担を軽減する事となる。
(地下や洞窟内などに設置する事で、警戒地域をその入り口に限定する、などである)

●資材・機材搬入時の情報隠蔽
設備機材を国内に搬入し、設置・導入する際、どうしても輸送等の痕跡というのは残ってしまうし、それらを無理に隠そうとすると人が大量に死ぬ事になってしまう。
全てを隠し切れない場合、どの情報をどう隠すか、という選択が重要であり、この場合は『何を搬入し』『何をしていたか』を重点的に隠すことになる。
「宰相府から何かが運び込まれて、それによって藩国政府が魔力を生成した」という事実そのものは取り立てて問題ないが、
「機械工作によって石に模様を刻み付ける事でそれを魔力として生産している」という事実は公表する事で再現される危険が大きいためだ。
そのため、資材の運搬時はコンテナにしまい込み、開封が行えないようにした状態で行う形をとる。
コンテナの中に何があって、設備の中で何をした結果魔力が手に入るのかについて、関係者以外が知ってはならないのだ。

●設備稼働に関わる人員の厳選
情報漏洩の危険性を下げたいのであれば、そもそも情報に触れられる人数が少ない方が安全ではある。
幸いにして本設備の機材は無人化が進んだ宰相府から一時的に借り受けているものであり、稼動に必要な人間の数はごく少ない。
必要なのは魔力媒体の品質を管理するための人員(作業機材の稼働と停止、設定内容の変更程度の作業も担う)と、人員の出入りを管理する警戒要員ぐらいのもので、
ただ設備を動かすだけであれば関係者は少なくて済む。後はその少数の人員の信頼性がしっかり確認できていればよく、信頼性を期待したいならば確実なのはPCに依頼する事であろう。
基本的には、PCの騎士領地に配置される形をとる。

●魔力生産に関する情報の定期的な削除
外部に漏れる事がほぼないとしても、魔力生産を実際に行うためのデータや実績が機材内や管理記録上に残っていると、それが流出する危険性は残る。
これを防ぐ意味も含めて、設備の稼働停止時や加工内容の変更時など、定められたタイミングにおいて、本加工作業に関するデータは都度消去が行われる。
もし仮に石材加工による魔力生産という仕組みが誰かに知られても、詳しい運用データが漏れていなければ実現のためのハードルが一部残るためだ。

●設備の解体と撤去
本設備によって魔力を生産するのはT22のみ、かつその魔力を使うのはPCまたはACEのみという非常に限定された対象である。
そのため、本設備は長く稼働している必要がなく、役割を終えるタイミングはすぐにやってくる。
役割を果たした設備がそのまま長らく放置されるのでは、情報漏洩の危険性が高まるし、それを防ぐためのコストもかかる一方なので、
必要なだけの魔力が生産出来た時点で、すぐに設備の機能を停止、データを全削除し、これらを輸送可能状態まで解体してコンテナに収納して撤去可能な状態に持っていく事となる。
コンテナに収容された設備機材はそのまま宰相府の人員によって回収されて宰相府に戻されるため、魔力需要国がこれを再現しようとしても真似はできない、という仕組みだ。
宰相府に回収された機材は本件に関するデータを改めて削除された後で、宰相府内での用途にあわせて再度利用される事となる。
(元々、ただの加工作業用の機械であるので、普通の機械工作用に戻すのはそう難しくないと考えられる)

●T23以降の再稼働禁止
大原則として、T23以降に共和国の環境が回復して以降には、本設備が再度利用されるという事はあってはならないため、同系統の施設を共和国各国が独自に設立する事は禁止されている。
魔力は各藩国が持つ魔力生産地によって生産されるべきものだし、その生産は低物理域環境に即したものでなければならないからだ。
高物理技術によって魔力を生産する、などという行いが今後繰り返される事があれば、この技術の拡散の可能性が高まり、それによる爆発の危険性は無視できなくなる。
こんな手段、使わずに済むならそれが一番いいのだ。


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