最も代表的なものが、この砂漠から見た塔の姿だろう。
 舞い上がる砂や蜃気楼が人工物独特のにおいを持った塔に幻想的な色を与え、まるで違うもののように見せる。太陽の輝き方によってはさらに神々しく見せることもあるだろう。
 砂漠という大自然と、塔という発展の象徴が織り成す風景。それが果ての砂漠においてもっとも美しいと評され、それに異を唱えるものはまったくと言っていいほどいない。
 日中に見る塔の景色も素晴らしいのだが、夜に見る場合は格別なものである。ライトアップされた塔が、黒いキャンパスの中でその姿を煌かせるのだ。

TOPページへ