帝国文族院

初心者・入門者のためのチュートリアル (著:嘉納@海法よけ藩国)

文族とは

 文族とは、SS(ショートストーリー)やドラマ性のある小説などの文章を書くことで、アイドレスに参加するプレイヤーのことです。
 主に、アイドレス(職業や、施設を指します)を製作する際に、設定を考えて文章にしたり、あるいは特定ゲーム内の情景描写などを描くことでゲームに参加します。

 このチュートリアルでは、二つの読者を想定します。

 1.まったく文章を書いたことがない人
 2・文章を書いたことがあり、書くのが好きだが、何ができるか分からない人

 自分は1に該当すると思う方はそのまま順番に読んでください。
 自分は2だな、と思われた方は「アイドレスでの現在の主な仕事」から読み進めてください

 まず基礎として、文章を書くことが大事です。とりあえず、このチュートリアルを読んだ後、どんなテーマでもかまわないので、3本は書いてみてください。
 それでダメなら他の方のチュートリアルを読んでみてください。テーマを絞り、どんなに短くてもかまわないので、思いついたことを書いてみてください。
 そうしていく内に、それぞれのチュートリアルから、あなたが必要としているものが手に入ると思います。

文族の心得

1:絶対に最後まで書く

 基本的に途中で直すぐらいなら、未完成のままでも書いた方が良いです。
 最悪なのは、書いた文章を提出できないことなのです。

 これに限らず、いったんたち止まって、自分が書いた文章を読み直して、「やっぱり最初からやり直そう」というのはおすすめしません。
 とにかく、書き始めたら途中で「文章がおかしくなった、まとまらなくなった」と思っても、まずは終わりまで書ききることが一番大事です。
 文章の誤字脱字修正は、一度書き終わってから手をつけましょう。できれば、誰かに読んでもらった後の方がよいでしょう。

2:調べる

 自分が書くべきテーマ、モチーフ、題材がわからないときは、まず調べましょう。ネットで調べても問題ないですが、どういうものか(どう使うのか、どういう意味なのか)を調べるときは、面倒でもできるだけ、図書館などでそう言ったテーマなどに関する本を見つけて、読むとよいでしょう。
 自分が文章で描こうとしている物の成り立ちを知るだけで、文章が華やかになります。
 たとえば、船の説明を書くときに、ただ「船の尖端」と書くよりも、“衝角として使われていた”と追記するだけで、読者にイメージを喚起させたりすることができます。
 無名世界観サイトには情報集積場(http://cwtg.jp/wiki1/)がありますので、わからない言葉が出てきたら、まずここで調べてみるとよいでしょう。

3:文章を模写する

 まず、実際に書いてみる前に、何か一つ、好みの本か短編などを、模写してみてください。教科書で取り上げられた古典文学などがおすすめです、文章としてきれいにまとまっているので、写していても負担が少ないと思います。
 芥川龍之介氏の作品は娯楽性も高く、筆写していて面白いと思います。
 句読点を意識して模写すると、文章の呼吸が分かると思われます。文章の呼吸がわかると、他の作品を読んだ際に、分析するのに役立ちます。

4:大まかな流れを作る

 文族として作業を行う際の、簡単な流れを書きます。
 これについては詳細な描写は必要ないので、「誰が何をした」を連続して書くだけで十分です。
 これでまず、自分が書く文章の大体の流れを決めておきます。
 これで、もし途中で文章の流れがおかしくなっても、“次はこうなってるからこうする”など、メモを残しておくと、最後まで書きやすくなります。

5・要点を決める

 上記項目で考えた書きたい文章を4つ、ないし5つぐらいに分解し、どこを盛り上げたいかを考えます。
 盛り上げたいところに印を付けたら、それに向けて文章に役割を振ります。
 起承転結でもいいですが、自分のわかりやすい言葉でメモにしておくと、文章を書く際に習慣が付くと思います。

6・書く

 とりあえず、一日最低1行は、文章を書きましょう。
 たとえ、何も浮かばなくても1行。たった1行でも、書かなければやる気は起こらないので、とにかく1行は絶対に書きましょう。
 これは日記などでもかまいませんので、日々の習慣として心がけましょう。

7・読んでもらう

 誰でもいいから書いた物を読んでもらいましょう。特に感想がもらえなくても、「見せる」という行為1つで、自分の文章の欠点に気が付くときがあります。

 大体必要なのはこれだけです、まずこれだけはやってみてください

8・おまけ 分析する

 好きな本を分析して読むと、作者が作品に対し、どのような流れを使って書いているかが、非常に参考になると思います。
 一度読んだ本や、好きだった本を読んで、どうしてここで盛り上がるのか、伏線はあったのに、どうして気付かなかったのかなどを考えると、色々と参考になると思います。

アイドレスでの現在の主な仕事

1・犬猫おもいで秘宝館での執筆作業

 小笠原ゲームの結果をSSにする作業です。
 手順としては

1・まず、自分を文族として秘宝館に登録する
2・秘宝館に集まった依頼をチェックする
3・小笠原ゲーム参加者から作成指名を受ける
4・受けた依頼を完成させる

 この4つです。

 作品依頼にはおすすめ枠と、指定枠があります。指定枠は特定の人を指名した物で、指名された人物しか依頼を受けることができません。
 おすすめ枠は自由指名ですが、「私、やりたいです」とスタッフに希望を申し出て、スタッフが適正であると判断すればその依頼を受けることが出来ます。
 報酬は依頼形態にかかわらず、どちらもマイルです。

*マイル
 ゲーム中で使用する金券のようなものです。プレイヤーはこれを使用して、ゲームのイベントなどを入手したりする。

2・公共事業を請け負う

 アイドレスのシステムを、より便利にするために、宰相府から行われる依頼です。
 今のところ、族称に関係なく、一番安定した働き口です。

1・ハローワークに登録する
○ハローワーク・公共事業作業応募登録所
【登録場所】http://cwtg.jp/bbs4/wforum.cgi?list=&no=2056&mode=allread&page=0
 まずはここで参加意志を宣言しないと、公共事業に参加することはできません。

2・応募する
3・割り振られた(あるいは、自分で獲得した)仕事を請け負う
 公共事業が無事完了すると、報酬はマイルで支払われます。

3.i言語を取得する

 具体的な作業はまだ出ていませんが、i言語を取得することはこれから先のゲームに大きく役立つと思われます。
 i言語については、テンダイスに掲示された
http://blog.tendice.jp/200803/article_8.html
をまず参照してください。貴方が藩国民なら、練習として藩のデータをi言語化してみるのがよいでしょう。
 これに関しては、筆者はまだ学習中ですので、皆さんにアドバイスはできませんが、一緒に学んでいきたいと思っています。