携帯サイト(iモード対応コンテンツ)作成における留意点

 アイドレスには携帯電話での参加者もいますから、藩国サイトなどの携帯対応(iモード対応コンテンツ)への配慮は必要です。しかし、パソコンでインターネットを閲覧する以上に、携帯電話はメーカーや機種による機能制限の差が激しいので、作成の際は閲覧する者に優しいデザインを心がけてください。
 以下に、少しでも多くの携帯ユーザーに閲覧してもらうことを目的とした携帯専用サイトを作成する上での留意点を記述します。

★基本文法は大差なし

 携帯サイト用の言語はいろいろありますが、少しでも多くの携帯に対応させることを考えるのであれば、PC用のHTML言語の基本的なタグだけを使うものと考えてかまいません(iモードのC−HTML等)。
 それ以外の言語についても、ゲートウェイサーバーで変換することにより、互換性が与えられるようになっています。

★そんなにデータは読み込めない!

 高性能になったパソコンと異なり、データファイルをそんなに読み込めるものではありません。最新型なら100KBくらいは平気という機種はありますが、大半はその1/10以下が限界。
 1つのページに使用するファイルは、画像も含めて5KB以下に収めましょう。これは2000字程度の大きさですが、携帯電話の画面で苦にならず閲覧できるのは、全角で300字程度といわれています。
 携帯版は、コンテンツもPC向けサイトと比較して、内容を絞った簡潔な記事にすることを考えた方が良いかもしれません。

★画面の大きさを考えよう

 どんなに高性能になっても携帯は携帯。液晶画面の大きさはたかがしれています。
 たくさん表示されるといっても、せいぜい24行、1行あたり12文字です。中には9文字しか表示されない機種もあたりまえに存在しますから、画面をセンタリング機能で真ん中に寄せようと考えた途端にレイアウトは崩れます。

★装飾を凝ろうとは考えない

 CSS(スタイルシート)、CGI、Flash、JavaScriptは利用できない/利用できない機種が多いため、原則として使えないものと考えてください。
 さらに、古い機種では<table>タグも利用できません。携帯画面の大きさも考えて、<table>タグは使用しない方が親切です。

★画像は小さく軽く

 携帯で安心して使用できる画像ファイル形式は、GIFとJPEGだけです。それでも古い機種では閲覧できない可能性があるようですし、PING形式やPNG形式、透過GIF、アニメーションGIFも対応していない機種が多いようです。BMP形式は論外です。

★文字

 文字はShift_JISを使用します。
 以前は、使用すると文字化けなどのトラブルの原因であった半角カナも、現在の携帯なら、まず問題なく使用することが可能です。

★最後に

 現在では、携帯でPC向けサイトのデータを変換して閲覧できるようにするフルブラウザ(DoCoMoの商標。PCサイトビューアー、PCサイトブラウザ等)が登場してきましたが、それでそのままPC用のWebサイトを表示できるわけではないので留意してください。