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[No.7531] [固定リンク][非] 掲示板エースゲーム(予定) 投稿者:海法 紀光  投稿日:2015/05/06(Wed) 12:49:04

掲示板使うの久しぶりなんで、ちゃんと動くかどうかのテスト


[No.7532] [固定リンク][非] Aの魔法陣Ver5候補A2版 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 13:18:04

Aの魔法陣 Ver5.0A2 開発レビュー版

成功要素についての変更
・パワー廃止
・タグ廃止
・ダイス廃止 ±10%以下は中間判定
・ダメージの廃止(ゲームオーバーはあってもダメージはない)
・成功要素登録には1つ登録するごとに1つの証券が必要である。キャラクター作成時は1プレイヤーにつき6の証券を持つ。
・成功要素は制作処理を行って登録する。制作処理はゲーム前にしかできず、連続ゲーム時は最初のM*が始まる前でしか行うことができない。
・一つの成功要素は複数の成立要素からなる。

成立要素の種類(SDは増やしても良いが、キャラクター作成前のみ)
・打撃 命中 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール
・回避 運動 速度
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備
注意:以上の内容から組み合わせて選ぶこと。重複しても構わない。

構造体
・構造体とは成功要素を格納する入れ物である。構造体に記された種類、数までしか成功要素を登録することはできない。
・プレイヤーはキャラクター作成時に選択可能な物から好きな構造体を一つ、選択できる。
・構造体によっては成立要素に制限をかけたり、成立要素を2倍にカウントする場合がある。これらは構造体ごとに記述されている。

中立成功要素
・中立成功要素は設定空白ルールに沿って先行者が決めても良い成功要素のこと。
構造体:地域名(中立成功要素ではこれがキャラクター名になる)、歴史、地形、天候、技術(年代)、モブ/小道具 地域名は成功要素一枠。それ以外は成功要素2枠を持つ。
・中立成功要素は便宜上一つのキャラクターとしてデータを持つ。構造体を持ち、成長もする。
・中立成功要素は連続ゲーム間でも1つ作ることができる。制作処理は行うこと。
・中立成功要素はどのプレイヤーも使用することができる。

共用成功要素
・共用成功要素は設定空白ルールに沿って先行者が決めても良い成功要素のこと。プレイヤーの共通設定であり、共用成功要素になる。
・共用成功要素は便宜上一つのキャラクターとしてデータを持つ。構造体を持ち成長もする。
・共用成功要素は連続ゲーム間に1つ作ることができる。制作処理は行うこと。
・共用成功要素はどのプレイヤーも使用することができる。
・共用成功要素はプレイヤーが12の証券を持ち寄って、一キャラクター分(つまり6個)を制作できる。もしくはSDがこれを与えることができる。

制作処理
・最初の2個までは成功要素を自由に設定して良い。1個目はキャラクターの名前が成功要素名になり、2個目はキャラクターの歴史(経歴)になる。(この二つを登録する時も証券は使用する)その成立要素は10であり、これも自由に選択できる。
・3個目以降は以下のルールで登録する。
 1)親である二つの成功要素を選ぶ。
 2)親である二つの成功要素の成立要素を好きに親の成立要素の平均値個選び(端数切り捨て。同じものは選べないが同じ種類の成立要素は選べる)、関係なく自由な成立要素を一つ選ぶ。これらを足して新しい成功要素の成立要素とする。
   2)例:親が10の成立要素と11の成立要素からなる場合、子は親の成立要素の平均である10,5、端数切り捨てで10の成立要素からなる。
 3)成立要素と矛盾しない成功要素名をつける。のちに矛盾するとSDが判定した場合、その成功要素は破棄され、それらを親とする全ての成功要素も破棄される。証券は払い戻されない。

作成済み成功要素
・作成済み成功要素は証券を必要としないで収得できる成功要素である。
・作成済み成功要素をは以下のルールで登録する。
 1)保有する親である二つの成功要素を選ぶ。
 2)親である二つの成功要素の成立要素を好きに選び(同じものは選べないが同じ種類の成立要素は選べる)、足したものと一致する登録済み成功要素は保有できる。

証券の交換
・証券3枚と引き換えに前提変換権利一つを得ることができる。この交換はいつでも可能である。

運命
・運命とはプレイヤーのキャラクターが演じなければいけない内容である。

判定に関して
・成功要素は1プレイヤーで3つまで提出できる。
・RPフェイズのみ。作戦フェイズはない。
・運命を満たしたロールプレイを行わなければならない。満たしていないとそのプレイヤーとキャラクターは次のゲーム以降、参加できなくなる。
・ゲームに影響するRPボーナスはないが、運命を満たし、成功要素を適切に使用したRPをした場合、観衆から声援を得る権利を得る。この判定はSDが行う。声援10人分につき1の証券を得る。
・通過した成立要素の下の成立要素がカウントされ、難易削りに使われる。
・難易は成立要素で示される。 例:打撃4、命中6 など これら全てを上回らねば成功とはみなされない。
・複数の成立要素を同時に満たす成功要素以外は通過しない場合がある。この場合、M*に注意書きとして分離提出を認めないと書く。
・M発表時点で成功しないことが証明された場合、ゲーム不成立とし、ゲームオーバーとなるがプレイヤーが前提変換権利を行使する場合に限り、SDはMを変更する(前提変換)この時にプレイヤーの提案を聞いても良い。
・M*をクリアするごとにSDを含む全てのプレイヤーは証券を一つ得る。

予告
・予告とは成功要素作成前に行われるM*の発表で、使用する成立要素の種類はわかる(数はわからない)SDはこの時点で中立成功要素を埋めても良い


ゲーム手順
予告発表
成功要素作成
M*発表 (もしくは前提変換)
RP
成功要素提出
判定
終了処理

定型文:
・プレイヤーがゲームを始める時
我はこれより、ゲームへの挑戦を請う。
・SDが挑戦に答える時
M*我はこれより、プレイヤーの請願によりてM*より始まるゲームの目的を記述する。
・SDがプレイヤーの勝利を認めたとき
QED M*の解法はかくて示された。
例:
予告:スパーダ6体を撃破する。
中立成功要素
 地形 イタリア中部山間都市パルマダ
 天候 快晴
 風習
 社会
 技術(年代) 1990年
 モブ/小道具 なし

要求成立要素の種類
・打撃 命中 貫通 装甲 回避 耐久
M*スパーダ6体を撃破する。スパーダには現代兵器は一切効かず、ただ刀剣のみが効果を表す。
・右の全部 打撃12 命中16 貫通12 ただし、分離提出は認めない
・右のうちいずれか一つ。《装甲16 回避24 耐久16


[No.7533] [固定リンク][非] 平安サプリ 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 13:20:45

平安サプリ

構造体
・もののふ(装甲 耐久 打撃 貫徹)2倍 (土 水 風 死)収得不可
名前 1枠
歴史 3枠
特技 5枠 
武器 1枠(弓 長物 太刀)
防具 2枠(鎧 盾)
道具 2枠


・姫君(生活 料理 恋愛 治療 整備)2倍
名前 1枠
歴史 3枠
特技 5枠 
武器 1枠(短刀 長刀)
防具 2枠(鎧 盾)
道具 2枠


・博士(分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然)2倍
名前 1枠
歴史 3枠
特技 5枠 
知識 5枠

・妖術師(火 土 水 風 死 生命)2倍 (装甲 耐久 打撃 貫徹)収得不可 
名前 1枠
歴史 3枠
特技 5枠 
妖術 5枠
#この世界の妖術とは洒落である。音が同じ別の言葉に置き換えると実際にそれが変化する。神は紙や髪から変化させることできるし、鮭は酒に変えることができる。横文字は使用できない。

・舎人(回避 運動 速度 器用 偵察)2倍 (装甲 耐久)収得不可
名前 1枠
歴史 3枠
特技 5枠 
武器 1枠(弓 長物 太刀)
道具 4枠(馬以外)

・共用成功要素専用構造体:人騎(装甲 耐久 打撃 貫徹)2倍
名前 1枠
歴史 3枠
機能 5枠 
武器 2枠
防具 2枠
道具 2枠


登録済み成功要素
成功要素名  成立要素
-----道具----- 
軽装服  回避 回避 回避
重装服  装甲 耐久
杖    火 土 水 風 死 生命
筆記具  分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
刀子   打撃 分野知識D自然
戦馬   速度 速度 速度 速度 速度 速度 速度
縄    運動 運動 生活 生活
-----古代----- 
匕首  命中 短射程 短射程
剣   打撃 命中 貫通 短射程
鉞   打撃 打撃 打撃 中射程 中射程
手斧  打撃 命中 短射程 中射程
矛   打撃 打撃 打撃 貫通 中射程
木槌  打撃 打撃 打撃 中射程 中射程
帽子  装甲
短甲  装甲 装甲
-----平安中期以降----- 
長刀  打撃 打撃 命中 命中 中射程
長巻  打撃 打撃 打撃 短射程 中射程
片鎌槍  打撃 貫通 貫通 命中 中射程
垣盾  装甲 装甲 装甲
手盾  装甲 装甲
太刀  打撃 打撃 命中 貫通 短射程
合口  打撃 命中 命中 短射程 中射程
弓   打撃 命中 長射程 長射程 長射程
鉢巻  装甲
胴丸  装甲 装甲
大鎧  装甲 装甲 装甲

運命:(ゲームごとに一つを選択。ランダムでも可。同じものを選ぶごとにより深くなる)
・恋に落ちる
・酒を飲んで失敗する
・仇討ちをする
・裏切る
・食い道楽する
・善をなす
・悪をなす
・裏切られる
・お洒落する
・友情を温める
・妬み、憎しみの感情を募らせる
・生きるために仕事する
・金欲に目がくらむ。大事なものをなくす
・愛欲に目がくらむ。大事なものをなくす
・出世欲に目がくらむ。大事なものをなくす
・知識欲に目がくらむ。大事なものをなくす
・新しい出会い
・別れを経験する
・宗教、哲学的なことを口にする
・制作し、新しい境地に至る


[No.7534] [固定リンク][非] テストゲーム 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 14:27:44

全公開ゲーム
#一括提出のこと。
第1幕(第1連続ゲーム)
M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く 難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)

M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
難易 以下のうち 2つ以上で7以上を通過させること。
・打撃 命中 貫通 長射程 回避 耐久
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備

M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
難易 以下のうち 2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然

M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 命中 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール

妖術で戦う
・火 土 水 風 死 生命 分野知識Aオカルト 

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 回避 速度

M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 命中 短射程
・装甲 回避

妖術で戦う
・火 土 水 風

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 回避

美貌で戦う(このパートのみ。合計10出せばOK)
・生活 恋愛

第1幕終了
ここで成長作業が行える。

第2幕(第2連続ゲーム)
M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
難易 以下のうち 2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 恋愛 生命 治療 整備

M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール

妖術で戦う
・火 死 生命 分野知識Aオカルト 

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 速度

M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 命中
・装甲 回避

妖術で戦う
・土 水 風

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 速度

美貌で戦う(このパートのみ。合計20出せばOK)
・恋愛

M*9 物語は終わる。
難易 なし


[No.7535] [固定リンク][非] 海方博士 投稿者:海法 紀光  投稿日:2015/05/06(Wed) 17:33:27

○キャラクター
構造体:博士
名前:<海方博士>(命中、運動、分野知識B科学1* 分野知識D自然1*、火、生活、回避、速度、恋愛 器用)

歴史:<野山で遊んだ子供時代>(分野知識B科学3* 分野知識D自然3* 生活1 速度2、偵察1)

特技:<サバイバル能力>親:<海方博士><野山で遊んだ子供時代>
(生活2 速度3 分野知識D自然5*)

特技:<危機回避能力>親:<サバイバル能力><野山で遊んだ子供時代>
(速度6,生活4)

特技:<自然との交流>親:<サバイバル能力><危機回避能力>
(生活7,分野知識D自然3*)

歴史:<山犬を見つけて飼う>親:<サバイバル能力><自然との交流>
分野知識D自然6*、速度4

成功要素6個
証券残り0枚
-----------------------------------------------------------
M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く
RP(運命:恋に落ちる)
 少年に両親はなく、老いた男女によって育てられた。元々は高貴な生まれであり、政変によって田舎へ流され、老いた男女は舎人であったと言われるが、少年は、あまり難しいことはわからず、田舎暮らしを楽しんでいた。
 少年は山野をかけめぐった。何もないところに火を熾し、飲める水、食べる実を見分け、何日も山で暮らすことができた。 鳥や獣の跡を追い、ひそかに近づいて、縄で結んだ石を投げてしとめる。とった獲物から皮をなめす技も覚えた。

 ある時、少年は、山の奥で歌声を聞いた。女の歌であった。月の明るい晩にだけ、しめやかに響くその歌は、美しくも儚げに響き、少年の胸に一つの火を点すのだった。
 その火に身を焦がすように、少年は野山を駆け巡った。けれど、いくら捜しても声の主は見つからず、舎人や村人も、それを捜すのは禁忌だと止めた。

 ある時から、その声は消え、少年の胸には、白い灰が残った。

提出:
<海方博士>命中、運動、火、生活,恋愛,器用
<野山で遊んだ子供時代>偵察、生活
合計:
命中、運動、火、生活,恋愛,器用、偵察

M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く
RP:(運命:・善をなす)

 歌声が消えて以来、少年は山より降りて、村で暮らすことが増えた。この頃から、少年は、一匹の山犬を従えるようになったという。
 禁忌の山に出歩き、人に慣れぬ山犬を連れた少年を村人は露骨に避けた。やんごとない生まれであるかもしれない、と思われていなかったら石をもって追い出されていたかもしれない。

 ある干ばつの年だった。
 少年は思った。自分一人ならば山に籠もって湧き水を飲めばいい。けれど水がなければ畑が乾き、畑が乾けば子らが飢える。
 少年は山犬を連れて村を廻った。そして山犬が吠えた所を掘りはじめた。ろくな道具もなく、子供の細腕で井戸が掘れるわけもない。村人は少年に手を貸さず、あざけるものもいた。
 一週間の後に、少年の掘った穴から水が湧いて、村を潤した。
 これまでの態度を裏返すように、村を救った少年を村人はあがめ奉った。

 そんな村人に、少年はなんの感慨も覚えなかった。
 少年にしてみれば、干ばつの徴候も、わき水のありかも、土の堀りかたも、目で見て考えれば簡単にわかることだった。
 野山を駆け巡った経験も、それを無理なく理論に編み上げる心の閃きも、大変に類い希なるものだったが、少年は、少年らしい傲岸さで、そのことに気付かなかったのだ。

 少年の胸は、白く冷たい灰に覆われていたままだった。
 ただ子らが飢えなかったことは、少年の心をかすかに温めた。

提出:
<海方博士>分野知識B科学1* 分野知識D自然1*
<野山で遊んだ子供時代>分野知識B科学3* 分野知識D自然3*
合計:
分野知識B科学4*2=8、分野知識D自然4*2=8

M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
RP:(運命・別れを経験する)

 その日、少年は久々に山にいた。数日前から獣たちの動きが奇妙で、その訳を調べていたのだ。
 どこか遠くで山火事が起きたのだろう、と、少年は判断した。火事に追われた獣が山に入り、それで均衡が崩れたのだと。
 その予測は正しかったが、山火事の原因については間違っていた。

 少年が山で夜を明かそうとしたその日、空から火の雨が降った。
 犬のような甲高い悲鳴をあげた岩が次々と村に降り注ぎ、家を、人を焼いていく様を、少年は山の高みから見つめた。
 反射的に村にとってかえそうとする少年を、山犬が止めた。少年の周りにも、すでに、叫ぶ岩は落ち始めていた。ごうごうと燃えさかる火の間を縫い、少年は山犬と共にひた走る。
 並みの者なら焼け死んでいただろうが、そこは子供の頃からかけまわった山である。少年は、死中に活を見いだしてゆく。
 そうして村から離れるほどに、少年は奇妙な高揚を感じていた。
 ごうごうと燃え上がる焔が、胸の奥を覆っていた灰を吹き飛ばしたかのようだった。
 生死のはざまにて、少年は不意にあの歌声を思い出していた。

提出:
<野山で遊んだ子供時代>分野知識D自然3*、速度2
<山犬を見つけて飼う>分野知識D自然6*、速度4
<危機回避能力>速度6
合計:
速度12,分野知識D自然9*2=18

M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
RP:(運命・悪をなす)

 高揚は一瞬だった。村を出ても、歌声の主は見つからなかった。
 燃えたはずの心に、灰がかぶさってゆく。
 焦燥と鬱屈が重なる中で、いまや青年となった少年は、己を恥じるようになる。
 歌声を見つけたかったなどとは言い訳だ。村に戻るのが怖かったから逃げただけだ。
 臆病で、卑怯で、罪を犯したのだ。

 そう信じた青年は、鬼狩りに身を投じた。

 かつて村を救った天稟は、鬼を狩ることに向けられた。
 青年は武器も持たず、山犬と共に、己を囮にして山を駆けた。
 正気の沙汰ではなかった。あるいは死にたがっていたのかもしれにあ。それでも青年は生き残った。
 地の理を得て罠を仕掛け、己の調合した毒を塗った。鬼の動きを観察し、その習性を理解した。理解が深まるほどに殺す鬼も増えた。

 空から落ちる天狗が化けて鬼になると言われていた。あるいは鬼は天狗に使えるとも。
 かつての少年なら、本当にそうなのか疑い、己の目で確かめようとしただろう。

 けれど青年は、それをしない。白い灰が、分厚く心を、目を覆っていた。
 ただ八本足の鬼どもを傷つけ、傷つけられ、生死の境に立って足掻くその時にだけ、灰が、かすかになびく気がするのだった。

・提出:
<海方博士>分野知識B科学1* 分野知識D自然1* 運動1 回避1、速度1、器用1
<野山で遊んだ子供時代>分野知識B科学3* 分野知識D自然3*
<山犬を見つけて飼う>分野知識D自然6*、速度4

合計:36(知識で戦う)
・分野知識B科学4*2
・分野知識D自然10*2
・運動1
・回避1
・速度5
・器用1

M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
RP(運命:恋に落ちる)

 鬼も味方を守ると青年は知った。傷ついた鬼同士が庇いあい、また、子を殺されて怒り狂う鬼も見た。
 灰に埋もれた青年は構わなかった。弱い鬼で強い鬼を釣れると、それだけを心に留めた。

 そうしてより強い鬼を求め、身の丈を遙かに超えた鬼と出会った時も、青年の心は動かなかった。
 鬼の一撃で、山犬が悲鳴をあげて吹っ飛ぶ。かえす一撃を躱したのは、生き延びようとする意志というよりは、身に染みついた反射だった。
 罠の用意も武器もない。生きて帰る術はない。
 それでも青年の体は勝手に動いた。

 ──生きて帰る術がないのなら死ねばいい。

 ただ一人では死なない。主の覚悟を悟った山犬が悲しげに吠える。

 青年は野山を駆けた。見知らぬ山だったが、木の種類が、草の生え方が道を教えていた。
 雨は降ったばかり。緩んだ地盤。崖。人間一人なら揺るがないが全力の鬼が走れば。
 果たして足下は崩れ、青年は鬼と共に崖下へ落ちて行く。

 生死の境にあって青年の五感が研ぎ澄まされてゆく。
 鬼の目に浮かぶ涙が、はっきりと見えた。ここで死ぬことの悔しさか。あるいは身内を失ったことの嘆きか。
 そして鬼が哭いた。

 ──あぁ、そうだったのか。

 青年は気付く。それは落ちてゆく狭間の、ただの一息。それでも青年の耳は、その声を覚えていた。あの歌を発していた声。
 積もりに積もった灰が吹き飛ばされてゆく。
 青年の目に光が戻る。
 ここで死ぬわけにはいかないと。生きなければならないと。自分も。鬼も。
 その想いは身勝手で愚かなもので、あるいは遅すぎたかもしれないが、それでも青年は生き延びる道を探し始めた。
 一人では無理だ。けれど二人なら。
 青年は大きく口を開けて唄う。あの日聞いた歌を。そうして鬼に向けて手を伸ばす。

 灰の奥にあったもの。少年の時、胸に点った小さな火。
 それはあまりにも幼い恋心だった。

提出:
・美貌で戦う
<海方博士>生活1、恋愛1
<危機回避能力>生活4
<自然との交流>生活7
合計:
生活12,恋愛1


[No.7537] [固定リンク][非] 判定: 海方博士 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 18:19:47

判定:
180声援18証券化

海法:3証券を一回分の前提変換に換えます。 1.幼い頃に鬼も出会っていた。2.鬼のほうもこちらを見ていた(設定空白ルール) 3.歌を歌うことで鬼もそれを知った 4.幼いが一途な恋心と気持ち 5.崖から落ちる間に命を救おうとした 以上から心が通じ合う設定があったとすることで、M*8(もしくはM*5以降全体?)に前提変換をかけて、難易度を下げようとします。

M8は以下に変更された。
M*8 美しい鬼と再び戦い、これと和解する。
難易 美貌で戦う(このパートのみ。合計10出せばOK)
・恋愛


[No.7589] [固定リンク][非] 海方博士(後半) 投稿者:海法 紀光  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:44:30

-------------------------------------------------------------------
・前半結果
M*を5つクリア→証券+5
声援180→証券+18
前提変換一つ使用→証券−3
成功要素4つ追加→証券−4

証券残り:16
-------------------------------------------------------------------
追加成功要素:
歴史:<すさんだ生活とくすぶる思い> 親:<海方博士><山犬を見つけて飼う>
(恋愛2,分野知識D自然7*、生活、器用)

特技:<見透す悲しげな瞳> 親:<海方博士><すさんだ生活とくすぶる思い>
(恋愛4,火、分野知識D自然5*、生活1)

知識:<心と体> 親:<見透す悲しげな瞳><すさんだ生活とくすぶる思い>
(恋愛7、生活2、分野知識D自然3*)

知識:<恋心> 親:<心と体> <自然との交流>
(恋愛8,生活4)
-------------------------------------------------------------------
M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
RP:(運命・宗教、哲学的なことを口にする)

 崖に身をこすり、木の根を掴み、かろうじて勢いを殺しながら青年と鬼は谷底へ転がり落ちた。
 青年は立ち上がる。鬼は……立たない。片足をくじいているのがわかった。
 様子を見ようと近づこうとした青年に、鬼はうなりをあげた。
 両手を開き、害意がないことを示そうとするが、鬼は手を振って青年を退ける。

 ──敵に助けられたくはない、か。

 自分の、人のしてきたことを思えば、鬼が助けを拒むのは自然とも思えた。
 だからといって青年に見捨てる気はなかった。

 森を散策し、長く太い枝を見つけ、切り落とす。片足は無事なようだった。この杖があれば歩けるだろう。ついでに肉も持って帰ろう。
 立てるようになったら、鬼は自分を殺しにくるだろうか。それはそれで仕方が無い。

 兎を狩りながら、青年は、ふと心に引っかかるものを覚えた。興奮した兎たち。数も多すぎる。前にこんなことがあった気がする。

 ──あの日。燃える村。

 不意に脳裏によぎった光景に、青年は杖を持ったまま駆け出す。
 そうする間にも、空が鳴り始めた。
 狗のように吼える岩が幾つも幾つも森へ落ちる。あっという間に、森は火に包まれた。

 ──鬼よ、鬼よ!

 青年は駆けた。
 果たして鬼は、森の中にあぐらをかいて座っていた。そこを死に場所と決めたかのようだった。
 青年は鬼に杖を投げる。
 鬼は、いぶかしげに青年を見るが、それでも杖を取った。
「あっちだ!」
 青年は、まだ火が回っていない道を指す。
 鬼は動かない。
「何をしてる!このまま焼かれたいか!」
 それでも鬼は動かない。

 青年は悩んだ。鬼を見捨てて逃げるとは思いつきもしなかった。
 悩んだ末に、青年は歌った。
 山火事の中、あの日聞いた歌を精一杯の声で、鬼を思う気持ちを載せてただ歌う。
 鬼の目に光が宿る。杖を握って立ち上がる。

 歌は鬼にとって大切なもののようだった。それを歌う自分に鬼は怒っているのだと思った。
 鬼は青年を追う。青年は必死で走りながら、鬼を炎の外へ導く。
「俺が追っている時には、おまえは姿が見えず。おまえが見えてからは俺が逃げてる」
 青年は叫ぶ。
「ままならないもんだなぁ、人と鬼は。でもまぁ悪くない。出会わないよりは、すれちがうほうがいい」
 そう言って青年は笑った。火の粉にむせるほど笑った。

 炎に鬼が迷った時、青年は鬼の手を引いた。
 炎に青年が倒れかけた時、鬼が青年の手を引いた。
 そうして二人は森を駆ける。
 心は軽く、少年の時に戻ったようだった。
「鬼さん、こちら」
 青年はそう小声で囁いた。

提出:
<自然との交流>生活7
<危機回避能力>生活4
<恋心>恋愛8,生活4
合計:
生活15,恋愛8

M*7 再び鬼と戦う
RP:(運命・愛欲に目がくらむ。大事なものをなくす)

 あの少年の時をなぞり直すように、燃えさかる森を青年はひた走る。

 走る間に青年は気付く。鬼にとっても、空から降る岩は敵であるようだった。
 岩が鬼になる。鬼が岩を呼ぶ。
 そうした考えは、愚かな思い違いなのかもしれなかった。

 ──もっと早く気付けばよかったなぁ。

 青年はそう思う。
 もしかしたら、鬼の側でも、人間と岩が組んでると思っているのかもしれない。

 やがて人と鬼は燃える森を抜けた。
 煙と火の粉が舞う中に、人と鬼は向かい合った。
 青年は、両手を挙げる。これで殺されるなら仕方が無い。そう思う。
 鬼は拳を握りしめ、青年を見た。ずいぶん長いこと青年を見ていた。困惑しているようだった。
 その拳がゆっくりと落ちた。
 その時だった。

 森の奥から現れた影。それは矢のように鬼の脇腹に食いついた。
 山犬だった。
 青年は慌てふためいた。やめろと叫ぶ声も出なかった。
 激昂した鬼が、一気に距離を詰める。青年に拳を振り下ろす。
 青年は避けた。気がついたら避けていた。
 罪滅ぼしに死ぬのならともかく。騙し討ちしたと思われて、そのまま殺すのはまっぴらだった。
 体が勝手に刃を握る。
 けれど死にたくない。殺したくない。
 手練れの青年といえど、その迷いを抱えて勝てるはずもない。
 数合目に、鬼の爪が青年の顔をえぐった。片目が弾けるように潰れた。

提出:
知恵と知識で戦う
<野山で遊んだ子供時代>分野知識B科学3* 分野知識D自然3*速度2
<山犬を見つけて飼う>分野知識D自然6*、速度4
<すさんだ生活とくすぶる思い>分野知識D自然7*、器用1
合計:45
分野知識B科学3*2
分野知識D自然16*2
速度6
器用1

M*8 美しい鬼と再び戦い、これと和解する。
RP:(運命・恋に落ちる)

 目をえぐった鬼が動揺した。当てるつもりはなかったかのような、そんな動揺だった。
 青年は顔を押さえながら、大声で山犬に下がれと命じた。
 それを聞いて、鬼もまた動きが止まる。

 焼けた森から灰が舞った。その灰を吹き払うように、青年は力をこめて叫んだ。
「おまえに惚れた」
 言葉は通じなくとも、想いは伝われと、片目で鬼をにらむ。
「ずっと捜していた。やっと会えた。戦いはごめんだ」

 それだけ言ったら体の力が抜けた。思えば、命がけで戦ってすぐ崖に落ちて走り通しだ。
 すうっと気が遠くなりそうなのを、必死にこらえた。

 許してくれとは言わん。殺すなら殺せ。ただおまえに会えてよかった。

 そんなことを言った気がする。あるいは言った気がしただけかもしれない。
 薄れてゆく意識の中で、青年は、確かに、あの日の歌を聴いた。

提出:
<見透す悲しげな瞳>恋愛4
<恋心>恋愛8
合計:
恋愛12

M*9 物語は終わる。
難易 なし

RP:(運命・新しい出会い)

 鬼が山を歩いている。鬼は人を背負っている。

 鬼は大勢人を殺した。人を憎んでもいた。故に、人を許すことも許されることも思いも寄らなかった。
 それゆえに、男が歌を歌った時は、鬼は動転した。
 ずっと昔に出会った少年。けれど、もはや合わせる顔がなかった。それでも離れることはできなかった。
 戦いになっても青年を殺すことはできない。ならば殺されるしかないだろうと思った。この手が目をえぐった時には、深い絶望に落ちた。何もかも終わったと思った。
 鬼の心にも、灰は積もっていたのだ。

 けれどもなぜか。
 こうして鬼も青年も生きている。

 鬼は歌を歌っていた。
 少年が昔聞いた歌とは、わずかに異なる歌だった。

 月は清く、風は静かで、心だけが騒がしいと、その歌は始まる。
 かつて鬼は歌った。
 心が騒がしいのは、この身が独りだから。闇の中に手をさしのべ、触れるものを捜しているから、と。
 今、鬼は歌う。
 心が騒がしいのは、独りではないから。手に手を重ねるあなたがいるから、と。

 静かな歌声が、森を渡る。
 それは風のような歌声だった。
 積もった灰を吹き散らし、燻る想いを煽って炎と化す、そんな歌声だった。


[No.7600] [固定リンク][非] 判定: 海方博士(後半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:22:48

うまくまとめきった。成功。
声援は盛り上がり180を超えた。GET18

QED M*の解法はかくて示された。
おめでとう君の勝利だ。
物語は、終わらない。


[No.7538] [固定リンク][非] 白石参一(前半) 投稿者:白石裕  投稿日:2015/05/06(Wed) 18:37:20

※5/6 19:27修正(登録済み要素の解釈が誤っていたため)

○キャラクター
構造体:もののふ
成功要素1(名前):白石参一(恋愛3、打撃2*、耐久3*、速度2) ※初期登録
成功要素2(歴史):平安武士の三男坊(社会的地位1、生活3、速度1、運動1、生命1、器用1、命中1、耐久1*) ※初期登録
成功要素3(特技):自分の身を立てる為の武芸の冴え(打撃3*、耐久4*、速度3、命中1) 親<白石参一><平安武士の三男坊>
成功要素4(特技):惚れっぽい(恋愛3、生活3、生命2、器用1、運動1、速度1) 親<白石参一><平安武士の三男坊>
成功要素5(特技):底なしの体力と足の速さ(速度6、耐久5*) 親<白石参一><自分の身を立てる為の武芸の冴え>
成功要素6(特技):神速の動き(速度6、打撃5*) 親<白石参一><自分の身を立てる為の武芸の冴え>


成功要素6個
残り証券:0
----

全公開ゲーム
#一括提出のこと。
第1幕(第1連続ゲーム)
M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く 難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)
RP(運命:新しい出会い):
白石参一という少年がいる。平安武士の子供であり、今は安穏としているが、所詮は三男坊である故、いずれは家を出て身一つで証をたてねばならぬ必要があった。
その為にも手に職つけようと武芸を磨き、いずれは鬼でも討ち取って武勲を立て、独立しようとなんとはなしに思っている、浅いのか大物なのかよくわからないのが彼だった。
その時に綺麗なお姫さんの一人でも迎えられたら最高だと思うが未だ運命の出会いというものには縁がない。されども特に気にせず武芸に励んでいる。
そんな彼にも出会いはあったようで、同門の少年達と切磋琢磨する内、気づけば仲間が増えていた。
この時は自分の将来に不安など感じなかった、そう今は

提出:
下記を提出
・<白石参一>(恋愛3、打撃2*、耐久3*、速度2)
・<平安武士の三男坊>(社会的地位1、生活3、速度1、運動1、生命1、器用1、命中1、耐久1*)

上記より命中1、運動1、生命1、生活3、恋愛3、器用1、社会的地位1を満たして成功予定


M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
RP(運命:友情を温める):
同じ志をもつもの達であっても、時にはぶつかることもある。
時には殴り合いの争いになることもあるが、その時勝つのは大抵、彼であった。群を抜いてタフだったのである。
それを見て、大人は子供同士の戯れだと見つつも彼の動きには将来を感じるものがあると見ていた。
だがしかし、子供達にはそんなことは関係ない、ぶつかった後は皆、笑って手を取り合い仲を深めた。

提出:
下記を提出
・<白石参一>(恋愛3、打撃2*、耐久3*、速度2)
・<自分の身を立てる為の武芸の冴え>(打撃3*、耐久4*、速度3、命中1)

上記より打撃5×2=10、耐久7×2=14で成功予定


M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
RP(運命:別れを経験する):
―――それは唐突にやってきた。
天より降り立った"ソレ"は男も女も地位も何も関係なく、全てを等しく焼きはらいにかかった。
為すすべもなく燃え上がる故郷、白石は何もわからず、ただ逃げ惑うことしかできなかった。
そこで彼は失った。親も友も故郷も何もかも。残ったのは自分だけ、ただそれだけであった。

提出:
下記を提出
・<白石参一>(恋愛3、打撃2*、耐久3*、速度2)
・<底なしの体力と足の速さ>(速度6、耐久5*) 親<白石参一><自分の身を立てる為の武芸の冴え>
・<神速の動き>(速度6、打撃5*) 親<白石参一><自分の身を立てる為の武芸の冴え>
上記より耐久8×2=16、速度14で成功予定


M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
RP(善をなす):
故郷を失ってしばらく後、アレが鬼だということを知った。
幼き日の自分はなんと浅はかな夢を見ていたんだろうと悲嘆にくれた。
しかしそれでもこのままではいられぬ。鍛錬を重ね、あの時故郷を襲った鬼を討つまでは皆に申し訳がたたないと思った。

そうして彼は鬼を討つ者になった。

これまで何体の鬼を討ったかはもう覚えていない。
故郷を滅ぼした鬼がどうなったかはわからない、ただ鬼を討たねば人が、村が、国が消える。それは阻止せねばならないと思った。
それはきっとおそらく善なのだと思う。だから今日も拳を振るっている。

提出:
下記を提出(近接戦で戦う)
・<白石参一>(恋愛3、打撃2*、耐久3*、速度2)
・<自分の身を立てる為の武芸の冴え>(打撃3*、耐久4*、速度3、命中1)
・<神速の動き>(速度6、打撃5*) 親<白石参一><自分の身を立てる為の武芸の冴え>

上記より、打撃10×2=20、命中1、耐久7×2=14の合計34(20+1+14)で成功予定


M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
RP(恋におちる):
鬼を討ち続ける、ただそれだけの日々。精神は擦り切れ疲労も濃い。
今となっては何時かは思い出せないが、ある時、何時もの様に鬼の相手をしていると、
ふとした拍子に鬼の顔が見えた。

綺麗だと思った。思ってしまった。

そんなことを思ってしまったらもう拳は振るえない。もつれあった彼と鬼は一緒に崖から落ちた。
崖から落ちながら彼は今迄のことを思い出していた…

提出:
下記を提出(美貌で戦う)
・<白石参一>(恋愛3、打撃2*、耐久3*、速度2)
・<平安武士の三男坊>(社会的地位1、生活3、速度1、運動1、生命1、器用1、命中1、耐久1*)
・<惚れっぽい>(恋愛3、生活3、生命2、器用1、運動1、速度1)

上記より、恋愛6、生活6の合計12で成功予定



第1幕終了
ここで成長作業が行える。


[No.7541] [固定リンク][非] 判定: 白石参一(前半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 20:17:09

成功。
声援20 証券2 GET


[No.7555] [固定リンク][非] 白石参一(後半) 投稿者:白石裕  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:14:45



後半戦(前半M*×5クリア+声援2で証券+7)

○キャラクター
構造体:もののふ
成功要素1(名前):白石参一(恋愛3、打撃2*、耐久3*、速度2) ※初期登録
成功要素2(歴史):平安武士の三男坊(社会的地位1、生活3、速度1、運動1、生命1、器用1、命中1、耐久1*) ※初期登録
成功要素3(特技):自分の身を立てる為の武芸の冴え(打撃3*、耐久4*、速度3、命中1) 親<白石参一><平安武士の三男坊>
成功要素4(特技):惚れっぽい(恋愛3、生活3、生命2、器用1、運動1、速度1) 親<白石参一><平安武士の三男坊>
成功要素5(特技):底なしの体力と足の速さ(速度6、耐久5*) 親<白石参一><自分の身を立てる為の武芸の冴え>
成功要素6(特技):神速の動き(速度6、打撃5*) 親<白石参一><自分の身を立てる為の武芸の冴え>

証券4を使って成功要素を4つ登録します
成功要素7(歴史):鬼を討つ者(打撃5*、耐久6*) 親<白石参一><自分の身を立てる為の武芸の冴え>
成功要素8(歴史):綺麗な鬼に出会った(恋愛7、生活3、生命1) 親<白石参一><惚れっぽい>
成功要素9(特技):赤裸々な告白(恋愛11、生命1) 親<惚れっぽい><綺麗な鬼に出会った>
成功要素10(道具):形見の腕飾り(恋愛8、生活2、生命1) 親<白石参一><綺麗な鬼に出会った>


成功要素10個
残り証券:3
----


第2幕(第2連続ゲーム)
M*6 美しい鬼と協力して脱出する。

RP(運命:生きるために仕事する):
………
……


意識が覚醒する。自分はどうやら生き残ってしまったらしい。
隣にはあの綺麗な鬼が横たわっている。素早く息を確認し、生きていることを確認。
安心している自分に気付いて自分を殺したくなる…ひとまずは意識の外にやり、どうやってこの崖を抜けようか思案する。

そうしていると鬼も意識を取り戻したようだ。半覚醒状態なのかおぼろげに辺りを見回している。正直あぶなっかしい。

「寝ぼけているな。どこか怪我しているところがあったら言え」
「…この崖を脱出する。生き残る為に協力が必要だ。」

有無を言わさず、一方的に語りかける。下手にやりとりをして意識してしまうのが怖かった。
正直な所、生き残る為なんてのは方便だ。しかし初めて自分は鬼を殺したくないと思ってしまった体のいい言い訳だった。
鬼は優秀だった。これならそれほどかからずに岸を抜けることができるだろう。

鬼は自分が如何に多くの同胞を殺したかを語ってきた。何故?とも
自分もそれに応えた。故郷が鬼によって滅ぼされたこと、人が襲われるから鬼を討っていること
鬼には鬼の言い分があった。自分には自分の言い分があった。
それはお互いに許容できるものではなかったが、少なくとも同じ、考え行動する人であることはお互いに知った。

そうこうしているうちに岸を抜ける。ここからならば仲間と合流できるだろう。

「ここまでだな。正直助かった。もう会わないことを祈る」
自分に嘘をついた。鬼は何か言いかけていたが、何も言わず去っていった。

後悔だけが残った。

提出:
下記を提出します
・<平安武士の三男坊>(社会的地位1、生活3、速度1、運動1、生命1、器用1、命中1、耐久1*)
・<惚れっぽい>(恋愛3、生活3、生命2、器用1、運動1、速度1)
・<綺麗な鬼に出会った>(恋愛7、生活3、生命1)

上記で恋愛10、生活9、生命4で合計23で成功予定


M*7 再び鬼と戦う

RP(運命:悪をなす):
あの鬼と別れてしばらく、自分はまた鬼との闘いに身を投じている。あれから自分を鬼の命を取れなくなった。
もはや何の為に戦っているのか、これは本当に善だったのか、自分は悪をなしていたのではないか?
もうよくわからない。

しかしそれでも続けていれば会える気がしたのだ

会って何を話すのか?そんなのは何もわからない。それでも鬼に…彼女に会えるならどうでも良かった。
既に自分は壊れているのだろう。それでもかまわない。ただその時が来るまで拳を振るい続ける

提出(近接戦で戦う):
下記を提出します
・<自分の身を立てる為の武芸の冴え>(打撃3*、耐久4*、速度3、命中1)
・<神速の動き>(速度6、打撃5*)
・<鬼を討つ者>(打撃5*、耐久6*)

上記で打撃13×2=26、耐久10×2=20の合計46(26+20)で成功予定


M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
RP(運命:恋におちる):

「また会ったな。会わないことを祈っていたが」

嘘だ。正直嬉しくてたまらない。きっと彼女は自分を殺すだろう。
それでいい。もう自分は鬼の命を取れない。壊れている。

「これで最後だ。存分にやろう」

戦いが始まる。彼女はさらに強くなっていた。
ほどなくして、自分は致命傷を受ける

「君は綺麗だなぁ…やるよ。敵のものなんていらんだろうが戦利品だよ。とっとけ」
形見になるであろう腕飾りを渡す。なんとなく証を持っていて欲しかった。

「君ももうやめよう。俺は疲れた。戦いはもういい…」

彼女はなにか言ってるがもう聞こえない。意識が消えていく…


提出(美貌で戦う(このパートのみ。合計20出せばOK)):
※RP補足:自分の命を差し出して、彼女の鬼としての生(人と争う)を殺す(やめさせる)ようにします
下記を提出します
・<綺麗な鬼に出会った>(恋愛7、生活3、生命1)
・<赤裸々な告白>(恋愛11、生命1)
・<形見の腕飾り>(恋愛8、生活2、生命1)

上記で恋愛26で成功予定


M*9 物語は終わる。
難易 なし

RP(運命:別れを経験する):
あの戦いから暫く、小高い丘に1つの墓が立っている。
墓には腕飾りが飾られ、花が供えられていた…


ゲームおわり


[No.7580] [固定リンク][非] 判定: 白石参一(後半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:04:36

成功。美しい終わりで声援50
GET5証券


[No.7539] [固定リンク][非] 四部四郎(前半) 投稿者:444  投稿日:2015/05/06(Wed) 18:54:56

・もののふ(装甲 耐久 打撃 貫通)2倍 (土 水 風 死)収得不可
名前 1枠
 四部四郎(生活2 耐久4 器用 偵察 社会的地位2)
歴史 3枠
 *親:なし
 もののふの生まれ(打撃2 貫通 耐久2 運動 装甲 命中 短射程 火)
特技 5枠 
 *親:四部四郎+もののふの生まれ+打撃
 戦闘技術(基礎)(打撃3 貫通 命中 短射程 装甲 運動 火 耐久2)
 *親:四部四郎+もののふの生まれ+耐久
 頑健な肉体(耐久7、装甲、運動、生活2)
武器 1枠(弓 長物 太刀)
 (作成済)太刀  打撃 打撃 命中 貫通 短射程
防具 2枠(鎧 盾)
 (作成済)胴丸  装甲 装甲
道具 2枠


頑強な肉体を持った少年武者。
武家の名門一族の四男として生まれた。
将来は立派なもののふとなり、一族を支えようとしていたが、
その一族は鬼の襲来で多くが死んだ。
一族の復讐と最後の意地をかけて鬼と戦う。


共用成功要素
地域名:相模国(恋愛×4 生活6)
歴史
地形
天候
技術(年代)
モブ/小道具
 *親なし
 四部一族(社会地位10)


M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く 難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)

運命:食い道楽する

山をかけていた。刀代わりに棒を振り回しながら。
俺は四部四郎。四男だけどこれでも立派なもののふの生まれ。
大人になったら立派なもののふとして戦に出るんだ。
そして兄者や父上たちをお助けするんだ。
そのために刀や馬の練習も積んでいる。

こうして山をかけているんだって、
うん、訓練だ。こ、これも体を鍛えるためなんだからな!
決して、あそこの木になってる実がそろそろ熟れてるからじゃないんだからな!
……あ、鳥がたかってやがる! こらー、どけー!

俺は明日と未来を信じていた。
そう、あの日が来るまでは……





 歴史:もののふの生まれ:命中
 歴史:もののふの生まれ:運動
 歴史:もののふの生まれ:火
 名前:四部四郎:生活2
 名前:四部四郎:器用
 名前:四部四郎:偵察
 歴史:もののふの生まれ:社会地位2



M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
難易 以下のうち 2つ以上で7以上を通過させること。
・打撃 命中 貫通 長射程 回避 耐久
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備

運命:制作し、新しい境地に至る


「セイッ! セイッ!」

いつもの山の中。刀を振る。刀を振る。
……だけど、これで強くなれるのだろうか。

さっき兄上と稽古をした。
兄上の剣は目にも留まらず、俺は何度も打たれるがままだった。
いっそ開き直って、打たれながらも突進して押し倒そうとしたものの、
ひらりとかわされてぶざまに転げる有様だ。

兄上にはそれだけ打たれて向かってこられる頑丈な体も取りえだって言ってたけど、
きっと皮肉だ。
……もっと修行しなくちゃ。
刀を振るう……でもこれで本当に強くなれるのかな。
兄上たちのように……。

そんな考え事をしてるから、気がつかなかったんだろう。
どこからか悲鳴と、近くから獣の声が聞こえた。
振り向く。……暴れ猪だ! 間に合わない!

俺は吹き飛ばされた。
……意識が遠くなる。
……視界の端で、向きなおってくる猪が見えた。
……もう一度突撃を食らえば死ぬ……。

刀を握り締める。
立ち上がれ……その体が取りえなんだろう……!

技なんかない。どうせ俺には正面からぶつかるしかできないんだから……!

……その日の夕食は猪で、兄貴たちも俺を誉めてくれた。





特技:戦闘技術(基礎):打撃×3(もののふでさらに2倍):6
武器:太刀:打撃×2(もののふでさらに2倍):4
=10

特技:戦闘技術(基礎):装甲(もののふでさらに2倍):2
特技:頑健な肉体:耐久7(もののふでさらに2倍):14
=16






M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
難易 以下のうち 2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然

 
運命:酒を飲んで失敗する


今日はめでたい日。兄上の婚姻の日だ。
相手はこの地の有力者の娘。以前に一度だけ会ったことがある。……美しい娘だった。
……そんな日だからだろうか、呑みなれぬ酒もたっぷりと呑んでしまった。
そして、いつのまにか眠り込んでしまった。

……それが悪かったのだろう。

目が覚めたときは全てが真っ赤だった。

後になればわかる。それは鬼たちだ。
卑劣な鬼たちは、祝いの日を狙い、この地の武家である四部一族を狙ってきたのだ。

鬼どもにせめて一太刀……そう切りつけようとするも、酒のせいでまともに動けない。
脚がもつれ、倒れた。目の前に刃が迫る。

「……兄、上……?」

目の前には兄上の背中。そして体を貫通する鬼の刃……。

声を上げ、突撃しようとする俺を兄上が止める。
兄上の最後の声が。

今は退け。兵を集め、この悪鬼どもを倒すのだ……。


……俺は逃げた。
戦うために。
鬼たちを一匹残らず殺しつくすために。

 名前:四部四郎:耐久×4(もののふでさらに2倍)=8
 特技頑健な肉体:耐久×7(もののふでさらに2倍)=14
=22


 名前:四部四郎:社会的地位×2
 モブ/小道具四部一族:社会地位×10
=12






M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 命中 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール


運命:仇討ちをする



「我が名は四部四郎。鬼どもよ、俺がいる限り
 まだ四部一族は負けてはおらぬ……!」

あれから一年、俺は一族とともに鬼と戦い続けた。
鬼の襲撃から逃れた一族は少なく、鬼との戦いでさらに数を減らしていった。
……これが、最後の戦になるかもしれない。

「俺があの蜘蛛鬼を相手する! お前たちは他の鬼を!」

蜘蛛鬼と切り結ぶ。
だが、俺の剣技は未だ未熟。とても熟練のものとは言えぬ。
そして蜘蛛の足は刀一本で相手をするには多すぎる。
鬼の脚が刀をすり抜け、肉体を貫通する。
常人なら死に至る一撃。だが……

「捕まえたぞ……!」

一族が、血が与えてくれた頑丈な肉体。
そして復讐の執念が鬼を捕らえた。

「蜘蛛鬼が首、四部四郎が討ち取ったり……!」




 戦闘技術(基礎):打撃×3(もののふでさらに2倍):6
 戦闘技術(基礎):命中:1
 戦闘技術(基礎):貫通(もののふでさらに2倍):2
 戦闘技術(基礎):短射程:1
10

 四部四郎:耐久×5(もののふでさらに2倍):10
 戦闘技術(基礎):耐久×2(もののふでさらに2倍):4
 頑健な肉体;耐久×7(もののふでさらに2倍):14
 頑健な肉体:装甲:1
 戦闘技術(基礎):装甲:1

30



M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。

美貌で戦う(このパートのみ。合計10出せばOK)
・生活 恋愛

運命:恋に落ちる

戦は続く。傷を押さえながら、俺は鬼どもの住みかに足を進めた。
……ここもかつては人が住んでいた村。
鬼たちも同じように飯をたき、家に住み、群れて生活をしている。

……だからなんだというのだ。
戦は始まったのだ。戦わねばならぬ。俺たちか、やつらが死に絶えるまで。

そのときだ、鬼の家の中から飛び出す影があった。

女だ。美しい。
だが額には角。鬼だ。
殺さなければならない。

だが、俺の剣が鈍ったのは傷のせいだろうか。
それとも、その鬼が誰かの形見のように大切に角を首から下げていただろうか。
着物を着たその鬼の姿が、この地にいた人間の娘や妻たちのようだったからだろうか。
……それとも、義姉になるはずだった人に、今はいないあの人に、似ていたからだろうか。


鬼の動きは人のものではない。
動きを鈍らせなければ……。
そして俺は結論を先延ばしにすると、近くにある崖へと戦場を移した。

所詮は女、戦慣れしていなかったのだろう。
いくら優れた速度を持っていても足場が万全でなければその力を発揮しきれぬ。
俺が爪を弾いたとき、バランスを崩し、崖から落ちていった。

だが、それで終わりではなかった。
戦いの余波で、俺の足元も崩れる。
普段通りならとっさに飛びのけたのだろう。

だが、俺は傷を負っていた。
……そして、崖から宙に身を放り出されながらも、
憎しみの目を……美しい目を俺から離さない、あの鬼に見とれてしまっていた。

だから……俺の体も宙に吸い込まれていった……。


名前:四部四郎:生活2
特技:頑健な肉体:生活2
地域名:相模国:生活6
地域名:恋愛:4
=14


[No.7542] [固定リンク][非] 判定: 四部四郎(前半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 20:18:49

成功。声援26 証券2GET


[No.7551] [固定リンク][非] 四部四郎(後半) 投稿者:444  投稿日:2015/05/06(Wed) 21:59:00

・もののふ(装甲 耐久 打撃 貫通)2倍 (土 水 風 死)収得不可
名前 1枠
 四部四郎(生活2 耐久4 器用 偵察 社会的地位2)
歴史 3枠
 *親:なし
 もののふの生まれ(打撃2 貫通 耐久2 運動 装甲 命中 短射程 火)
特技 5枠 
 *親:四部四郎+もののふの生まれ+打撃
 戦闘技術(基礎)(打撃3 貫通 命中 短射程 装甲 運動 火 耐久2)
 *親:四部四郎+もののふの生まれ+耐久
 頑健な肉体(耐久7、装甲、運動、生活2)
武器 1枠(弓 長物 太刀)
 (作成済)太刀  打撃 打撃 命中 貫通 短射程
防具 2枠(鎧 盾)
 (作成済)胴丸  装甲 装甲
道具 2枠

証券:2+7−1=8個

新構造体
特技
 *親:戦闘技術(基礎)+もののふの生まれ+打撃
 刀術(打撃6 貫通2 命中1 短射程2)


共用成功要素
地域名:相模国(恋愛4 生活6)
歴史 2枠
 *親:相模国+四部一族*恋愛
 平安時代:(恋愛5 生活6)
 *親:平安時代+和歌
 男女の恋愛:(恋愛12)
地形 2枠
天候 2枠
技術(年代) 2枠
 *親:相模国*平安時代*恋愛
 和歌(恋愛10 生活1)
モブ/小道具 2枠
 *親なし
 四部一族(社会地位10)

証券:4−3=1個

新規構造体
歴史
 *親:相模国+四部一族*恋愛
 平安時代:(恋愛5 生活6)
 *親:平安時代+和歌
 男女の恋愛:(恋愛12)
技術(年代)
 *親:相模国*平安時代*恋愛
 和歌(恋愛10 生活1)

第2幕(第2連続ゲーム)
M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
難易 以下のうち 2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 恋愛 生命 治療 整備


運命:愛欲に目がくらむ。大事なものをなくす

「*/**//****/***」

声が聞こえる。

目を開ける。視界がかすむ、だが、そこには、忘れようもない顔があった。

「ああ……義姉上、そこにおられたのですか……」

「//*/*///*/*」

よく聞こえない。だがきれいな声だ。
ならばお返しをしなければ。

「――――――。……ははは、下手糞な和歌ですが、
 昔、あなたの姿を人目みたときに作っていたものです。
 兄上にはないしょに……ッ!?」

石が飛んできた。痛い。

正気に返った。

「……鬼、か」

ここは崖の底。

そして目の前には鬼。……だが、敵ではない。
鬼は紛れもない仇だ。
だが、この鬼は、崖から落下したときのものだろう、
足が曲がってはならぬ方向に曲がっている。
もはや戦闘能力はない。

俺も怪我がひどいが、手足はいまのところ動く。
鬼の手の届かぬ距離、位置から刀で切れば労せず殺せることだろう。

刀を抜く。

鬼が足を引きずりながら腕だけで後ずさろうとする。
だが、それをやめた。

その場にふみとどまり、首を上げた。
この喉を掻ききって見せろ、と。

震えながら。
形見だろう。誰かの角を握りしめながら……。

「…………」

刀を振りかぶる。

殺すのか? 相手がもはや闘う力を持たぬ、女であっても……。

「…………」

刀を下ろす。

……そして、手を差し伸べた。

「*/*/*****//*/」

「何を言っておるのかわからぬ。
 ……俺では崖の上に登る道がわからぬ。案内しろ。
 その代わり運んで行ってやる」

鬼をかつぎ、俺は移動した。

……鬼は、無防備な俺を殺そうとはしなかった。

……殺そうとしたのなら、道連れに殺してやれたものを。

そして俺は、崖の上で鬼を置き去りに、逃げるように立ち去った。
運がよければ仲間の鬼に見つかるだろう。

……俺は、何をやっているんだ……兄上……!



 平安時代:(恋愛5 生活6)
 男女の恋愛:(恋愛12)
 和歌(恋愛10 生活1)
=34



M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール

運命:仇討ちをする

これが最後の戦い……そう思うのも何度目だろうか。
だが、今度こそ最後であろう。
もはや味方は数えるほどしかいない。

だがそれは鬼たちも同じこと。
あちらの数ももはやわずか……ならば何を迷うものか。
我らの死と引き換えに、この地から鬼を打ち払うのだ。

「皆、聞け! 鬼どもに踏みにじられた命のために!
 共に鬼と戦い、息絶えた勇士たちのために!
 そして、明日を生きる子供たちのために、我らは勝つ!
 ……行くぞ、今日を最後に、この地に安息をもたらすのだ!」

もはやお互いに策もない。
正面からぶつかり合い、殺しあった。

俺も手当たり次第に切り伏せ、そして切りつけられた。
気づいたときには満身創痍であり、もう俺しかいなかった。
共に闘った仲間たちも、憎い鬼たちも。

……彼女以外は。




 特技:戦闘技術(基礎):打撃3(もののふでさらに2倍):6
 特技:刀術:打撃6(もののふでさらに2倍):12
 特技:戦闘技術(基礎):貫通(もののふでさらに2倍):2
 特技:刀術:貫通2(もののふでさらに2倍):4
 特技:戦闘技術(基礎):短射程:1
 特技:刀術:短射程2:2
=27


 特技:戦闘技術(基礎):装甲(もののふでさらに2倍):2
 特技:頑健な肉体:装甲(もののふでさらに2倍):2
 特技:戦闘技術(基礎):耐久2(もののふでさらに2倍):4
 特技:頑健な肉体:耐久7(もののふでさらに2倍):14
=18

27+18=45

・もののふ(装甲 耐久 打撃 貫通)2倍
 戦闘技術(基礎)(打撃3 貫通 命中 短射程 装甲 運動 火 耐久2)
 頑健な肉体(耐久7、装甲、運動、生活2)
 刀術(打撃6 貫通2 命中1 短射程2)


M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。

美貌で戦う(このパートのみ。合計20出せばOK)
・恋愛

運命:別れを経験する

その着物と爪を血に染めて、彼女はそこにいた。

「久しぶりだな」

前に見たときから、忘れようとしても忘れられぬその姿。
その瞳にもはや怒りの色はない。……あるのは、絶望。

「……みんな、死んだ。これで戦は終わりだ。お前が死に、俺が死ねば……」

そうだ。義務を果たせ。仇を討て。

「ならば、死ぬのが俺だけでも構わぬであろう」

何を言うのだ。

彼女の瞳が、困惑に揺れる。

「鬼はもはやお前だけだ。……後は消え行くのみ。
 山の奥へと消えるがいい……そうすれば、人も追わぬであろう」

共に闘った皆の死を無駄にするつもりか!
この鬼は人ではない。命をすする爪を持っているのだ!
殺さなければならない!

「……ああ、うるさいな」

刀を放り投げる。

「気が済むのなら俺を殺すがいい。
 だが、もう人は殺すな。……戦いは終わったのだ」

彼女の瞳が俺を見る。

「……最後に一つだけ。―――――」

彼女に歌を、残す。そして……



 平安時代:(恋愛5 生活6)
 男女の恋愛:(恋愛12)
 和歌(恋愛10 生活1)
=27

M*9 物語は終わる。
難易 なし

運命:裏切る


そして俺は一人残された。

……彼女は俺を殺さなかった。
それが何を思ってかはわからない。
だが、これ以上人を殺さなければいい。
そう思った。

「さて、ならやることは一つ……」

兄上、一族のみんな、共に闘った仲間たち……
俺はみんなを裏切った。

だから、報いるのならばこれしかない。

刀を拾う。

そして俺は、それを己の腹に突き立てた……。

……意識が遠くなる。

ああ、兄上、そんなに怒らないでください。
すぐそちらに詫びに行きますから……。


[No.7582] [固定リンク][非] 判定: 四部四郎(後半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:06:35

おお。444文才ある。
声援50 GET5
成功した。高く評価する。


[No.7540] [固定リンク][非] 鷺鳴佑(前半) 投稿者:鷺坂祐介@天領  投稿日:2015/05/06(Wed) 20:13:59

プレイヤー:伯牙
証券:6

◎キャラクター
構造体:舎人

・作成処理
 登録(証券1):名前:<鷺嗚佑>回避4* 運動* 偵察* 風 器用* 社会地位 生活)
 登録(証券1):歴史:<長く続く舎人の家系>(打撃2 短射程 命中 分野知識D自然4 速度2*)
 登録(証券1):特技:<身体能力を活かした山駆け>(速度2* 回避4* 分野知識D自然5):親1<鷺鳴佑> 親2<長く続く舎人の家系>
 登録(証券1):特技:<速さを活かした体術>(速度2* 回避5* 分野知識D自然3 器用*):親1<鷺嗚佑> 親2<身体能力を活かした山駆け>

*は提出時2倍

舎人(回避 運動 速度 器用 偵察)2倍 (装甲 耐久)収得不可
名前 1枠
<鷺嗚佑>(回避4* 運動* 偵察* 風 器用* 社会地位 生活)

歴史 3枠
<長く続く舎人の家系>(打撃2 短射程 命中 分野知識D自然4 速度2*)

特技 5枠
<身体能力を活かした山駆け>(速度2* 回避4* 分野知識D自然5)
<速さを活かした体術>(速度2* 回避5* 分野知識D自然3 器用*)

武器 1枠(弓 長物 太刀)

道具 4枠(馬以外)

/*/

M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く

◎RP(運命:新しい出会い)

(父さまに言われていた)

「佑よ。鷺鳴の里に伝わる代々と継がれる技。いつかは私を超えるのだ。」

(その言葉は実はあんまりよくわからない。父さまは一番なんだ。
 けど、外で運動するのはすごく大好きだし、稽古も強くなれるから好き。
 父さまは邪鬼の討伐にも参加するって言ってた。
 鬼は怖いけど僕も将来は強い父さまの様になれたらいいな。
 だから今は頑張って山で稽古に励むんだ!)

少年が毎日山にかける姿を里の人々は暖かく見ていた。

ある夏の日。少年は一人で山をかけていた。
器用に木々を抜け、あまり来ることはない場所に出た。
少年の前に見たことのない子どもが姿をあらわす。
家の者と自分と動植物以外にこの山には来ないはず。
恐怖と興味の間で、興味が勝ち声をかける。

「何をしているの?」
「ここで稽古をしているの。君は?」
「僕もだよ。」

それから彼らは度々山のある場所で稽古をすることになった。
お互いの素性を知らぬまま。

◎提出
<鷺嗚佑>(回避4* 運動* 偵察* 風 器用* 社会地位 生活)
<長く続く舎人の家系>(打撃2 短射程 命中 分野知識D自然4 速度2)

運動2 命中 風 偵察2 器用 社会地位 生活

/*/

M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く

RP(運命:友情を温める)

「はっ!せいっっ!!」

山を下りながら同門の同年代の少年を次々に手合っては倒していく。
ほぼ住処と言っていいほど知り尽くした山中で木から木に飛び移り、
獣道をかき分けながら進んでいく姿はまさに山風。
この調子で行けばおおよそ3時間の行程を2時間で突っ切って里まで戻れるだろう。

「きっついけど、それでも行けるっ。」

ギャッ!

慣れた足で山道を駆け下りていく中でおかしな物音を聞いた。
(何だろう、イノシシでもない。)
時間はまだある。

「気になることは放っておけないよね。」

木の幹に手をかけぐっと方向転換をし、音の方向に向かった。
(嫌な感じがする。けど確かめないと。)

木の陰から見るとそこには異形の猪に似た物がいた。
何かを咀嚼している。口からは自分の着ているものと同じ同門であることがわかる刺繍がある服。
そして、傍らには未だ見たことのないが父より聞いている鬼と呼ばれるものによく似たものの首。
異形の猪。これはよくないものだ。邪まに侵された鬼よりも。

パキ。

恐ろしさに後ずさった足が小枝を踏んだ。
猪が来る。

−−−−

夢中になって逃げた。
出来るだけ場所を選び、里の者に会わないように。
猪の突進をからがら避け、木々に体を傷つけながら走った。
猪は頭は良くなかったようだ。
逃げている間に谷に落ち、そのまま大岩に頭をぶつけた。
生死の確認はできなかった。
里に戻り仔細を話し、よくやったと褒められた。
でも。

「僕は結局弱いままなんだよ。」

今はもういない。
よく二人で稽古した場所で、小さいころにしか会うことができなかった不思議な友人へ向けてつぶやく。
彼ならば、あの強い彼ならば、怖がらず倒すことができたのだろうか。
もしかしたら会えるかもしれないと思った彼に話しかけた。

翌日、少年だった子どもは山から去り、里の中で重用されることとなった。
あの猪と出会った日から邪悪なるものを屠る任を持つ者として。


◎提出
<長く続く舎人の家系>(打撃2 短射程 命中 分野知識D自然4 速度2*)
<身体能力を活かした山駆け>(速度2* 回避4* 分野知識D自然5)
<速さを活かした体術>(速度2* 回避5* 分野知識D自然3 器用*)

回避18、分野知識D自然12

/*/

M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く

RP(運命:妬み、憎しみの感情を募らせる)

その日、空が暗かった。
日中というのに夕暮れを思わす様相の空を見上げていた。
うすら寒い感覚。よくないものがくる。
その予感は的中した。

人ではない人型。
それが里で暴力という嵐をまき散らす。
それに向かう父親が最後に言った言葉。

「お前は。生き延びるんだ。」

意味が分からず自分も行くと動いた瞬間、何かが付き人の首をはねた。
本能だった。良くないもの。邪。
一瞬見ただけでは分からなかった。母の腕だ、祖父の足だ。

「おおおおおおぉおおおお!!」

泣いていたのか、怒っていたのかが分からない。
にくい、憎い、悪い。
その感情だけが胸を、足を、腕を動かしていた。

それを制したのは父だった。
顔を殴られ、はっとした。

「お前は。生き延びるんだ。」

そう言い、父はそれに向かっていった。
邪鬼と呼ばれている。人でない人型に。

一緒に行くとなぜ言えなかったのか。
任を果たせず、恩を返せず、自分は男ではなかったのか。

−−−−

夢中で山を駆けた。
子どもの頃に来ていた場所。
全てを捨てて、生き、恥ながら夢中で逃げた。

手が赤くにじんでいる。もはや誰の血なのか分からなかった。


◎提出
<長く続く舎人の家系>(打撃2 短射程 命中 分野知識D自然4 速度2*)
<身体能力を活かした山駆け>(速度2* 回避4* 分野知識D自然5)
<速さを活かした体術>(速度2* 回避5* 分野知識D自然3 器用*)

速度12、分野知識D自然12

/*/

M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う

RP(運命:別れを経験する)

何度も夢に出る。
あの時の光景。父や母の死に顔。赤い記憶。
にくい、憎い、悪い。

あの時の記憶に後押されるように、この一年屠る術を磨いてきた。
人、邪悪、そして鬼。
あの後悔を消すことはできない。
出来ないが、塗り替えることはきっとできる。

目の前の洞窟には蜘蛛に似た邪悪がいる。
討伐隊の隊員が周りを囲んでいる。

「行くぞ。」

あの時の弱い自分に別れを告げる時だ。
手に力がこもる。

ここまで来る間にだいぶ弱らせられた。
だから、山中からこの洞窟まで追い詰めた。
周りの地形はよく把握している。

「逃げ休むのはここだよな。あいつの弱点も研究した。いやあいつらのだ。」

通常の土蜘蛛とは違う異形のそれは、足を振り回し、人をつぶそうと、刺し殺そうとしてくる。
弱っている分かわしやすい、洞窟という狭い場所であることも動きを制限している。
好手は打たせない。

「これでもう、終わりだ。」

弱かった自分がそこにいた気がした。

◎提出
・知恵と知識で戦う
<長く続く舎人の家系>(打撃2 短射程 命中 分野知識D自然4 速度2*)
<身体能力を活かした山駆け>(速度2* 回避4* 分野知識D自然5)
<速さを活かした体術>(速度2* 回避5* 分野知識D自然3 器用*)

分野知識D自然12、速度12、回避18、器用2 計44

/*/

M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる

RP(運命:友情を温める)

大蜘蛛を倒し、歓喜に沸く洞窟内。
死傷者が出たが、無事に手当ても済み、皆が都へと帰ろうと準備をしている。

外の空気を吸うために洞窟から出た時、視線を感じた。
刺すような、氷のような気配を持つような気がした。
山を少し登る。すぐ横目に崖が見える。

「ここにいた鬼を倒したのはお前か?」

問われ、声が聞こえた先を見る。
月に照らされた人型が見える。立ち姿が美しい、違うのは声にこもる殺意。

「異形の土蜘蛛ならば。」

返答した瞬間に拳が飛んでくる。
何とかいなすが、回し蹴り、突き、といった休みのない連続攻撃に回避に専念するしかなかった。

「急…に…なんなんだ!」

躱しながら、こちらも反撃にでる。
しかし、相手は無言。そのままこちら向こうの攻防が続く。

一進一退の打ち合いの中、なぜか懐かしい気持ちを覚え、頭を振る。
相手もおかしい、同じように何かを訝しんでいる。

「あの土蜘蛛に、何があると、言うのか!」
「あれ自体ではない、あれがおかしくなった原因だ!しかし、もうそれも分からない。お前のせいでな!!」

問いかけたことで怒りを覚えなおしたらしく、攻撃が激しくなる。
反撃を行い崖までの距離を稼ぐがあと一歩、避ければ、落ちる。

お互いが退かぬ中で打ち出した拳。
おそらく相手の必殺、そしてこちらの必殺。
それが交差し、お互いそれをいなす。

そして、記憶がフラッシュバックする。

「君は!?」「お前は?!」

落下する2つの影が月に照らされていた。


◎提出
・近接戦で戦う
<長く続く舎人の家系>(打撃2 短射程 命中 分野知識D自然4 速度2*)
<身体能力を活かした山駆け>(速度2* 回避4* 分野知識D自然5)
<速さを活かした体術>(速度2* 回避5* 分野知識D自然3 器用*)

打撃2、短射程、命中、回避18 計22


[No.7543] [固定リンク][非] 判定: 鷺鳴佑(前半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 20:20:28

成功 声援40 証券4GET


[No.7544] [固定リンク][非] 前提変換申請 投稿者:鷺坂祐介@天領  投稿日:2015/05/06(Wed) 20:36:54

証券3枚を消費して以下の前提変換を申請します。

前提変換
1.お互いが子供のころに稽古していた友人だと分かった
2.動物や鬼を異形に変える何かがこの山にある。(設定の空白より)
3.里を襲った鬼も異形であり、鬼の方も大切な人を異形の猪に殺されている(設定の空白)
4.本当に復讐するものは一致している

以上より、
M*6以降に前提変換をかけて山を脱出せずに共闘する方向で難易度低下を狙います。


[No.7545] [固定リンク][非] 前提変換 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 20:45:06

> 証券3枚を消費して以下の前提変換を申請します。
>
> 前提変換
> 1.お互いが子供のころに稽古していた友人だと分かった
> 2.動物や鬼を異形に変える何かがこの山にある。(設定の空白より)
> 3.里を襲った鬼も異形であり、鬼の方も大切な人を異形の猪に殺されている(設定の空白)
> 4.本当に復讐するものは一致している
>
> 以上より、
> M*6以降に前提変換をかけて山を脱出せずに共闘する方向で難易度低下を狙います。

前提変換は1つのM*にしかかからない。

M*6 美しい鬼と一旦協力する
難易 以下のうち 2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 運動 生命 治療 整備


[No.7588] [固定リンク][非] 鷺鳴佑(後半) 投稿者:鷺坂祐介@天領  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:33:16

プレイヤー:伯牙
証券:8
・初期作成6→2→前半終了時点11→8


◎キャラクター
構造体:舎人

・作成処理
 登録(証券1):特技:<武闘術:回避>(速度4* 回避8*):親1<身体能力を活かした山駆け> 親2<速さを活かした体術>
 登録(証券1):歴史:<妖しの退治士>(運動2* 器用* 速度4* 回避4* 生活):親1<鷺嗚佑> 親2<武闘術:回避>
 登録(証券1):道具:<独自で集めた退治道具>(運動3* 速度5* 生活2 器用* 知識分野B科学):親1<鷺嗚佑> 親2<妖しの退治士>
 登録(証券1):特技:<武闘術:対邪戦>(速度9* 運動2* 知識分野B科学 知識分野C社会):親1<妖しの退治士> 親2<独自で集めた退治道具>
 登録(証券1):道具:<素早い動きに耐えうる靴>(速度7* 運動3* 回避3*):親1<武闘術:対邪戦> 親2<武闘術:回避>
 登録(証券1):道具:<動きやすい退治装束>(運動6* 生活2 回避3* 器用* 風):親1<素早い動きに耐えうる靴> 親2<独自で集めた退治道具>
 登録(証券1):特技:<回避を起点とする格闘武術>(打撃2 短射程 命中 貫通 回避7*):親1<武闘術:回避> 親2<長く続く舎人の家系>
 登録(証券1):歴史:<初代退治士:鷺鳴流>(打撃2 短射程 命中 貫通 回避7* 社会地位):親1<妖しの退治士> 親2<回避を起点とする格闘武術>

*は提出時2倍

舎人(回避 運動 速度 器用 偵察)2倍 (装甲 耐久)収得不可
名前 1枠
<鷺嗚佑>(回避4* 運動* 偵察* 風 器用* 社会地位 生活)

歴史 3枠
<長く続く舎人の家系>(打撃2 短射程 命中 分野知識D自然4 速度2*)
<妖しの退治士>(運動2* 器用* 速度4* 回避4* 生活)
<初代退治士:鷺鳴流>(打撃2 短射程 命中 貫通 回避7* 社会地位)

特技 5枠
<身体能力を活かした山駆け>(速度2* 回避4* 分野知識D自然5)
<速さを活かした体術>(速度2* 回避5* 分野知識D自然3 器用*)
<武闘術:回避>(速度4* 回避8*)
<武闘術:対邪戦>(速度9* 運動2* 知識分野B科学 知識分野C社会)
<回避を起点とする格闘武術>(打撃2 短射程 命中 貫通 回避7*)

武器 1枠(弓 長物 太刀)

道具 4枠(馬以外)
<独自で集めた退治道具>(運動3* 速度5* 生活2 器用* 知識分野B科学)
<素早い動きに耐えうる靴>(速度7* 運動3* 回避3*)
<動きやすい退治装束>(運動6* 生活2 回避3* 器用* 風)

/*/

我はこれより、ゲームへの挑戦を請う。

M*6 美しい鬼と一旦協力する

RP(運命:友情を温める)

目を覚ますと月が頭上を照らしていた。

(鬼と自分と崖から落ちたはず…)

起き上がりあたりを見渡すと先ほど戦っていた鬼がこちらを見ていた。
少年時代の記憶と照らし合わせ彼をじっくり見るとどことなく似ている気もする。

「お前は、あの山の君なのか?」「君は、あの山で一緒にいた君かい?」

お互いに思っていたことは同じだったらしい。
今までの経緯を話し、現在の状況を伝える。おかしな猪を見たこと、故郷が異形の邪鬼に襲われたこと。
異形を追いながら、今こうして退治士として生きていること。
そして今日、異形の土蜘蛛の話を聞き、退治しに来たこと。

彼は彼で、鬼の里に起きた異変について語った。
兄が異形の何かに殺されたこと、里の鬼が異形と化したこと。
鬼の里もその異形の鬼に殺されたこと。
この山にその原因があるだろうこと。

瞬間、一緒に稽古したあの頃と変わらないように懐かしさを感じる。

「ならば、僕らの目的は一緒だ。」
「もう道を違えている。種も違う。」
「だけど、それでも。今日だけは。」

彼は月を見上げ、何かを思う。

「…夜が明けたら、山を探す。それまでは休む。」
「なら、野営の準備をしないと。」

こうして、旧友と共に邪を打つことになった。


◎提出
<独自で集めた退治道具>(運動3* 速度5* 生活2 器用* 知識分野B科学)
<素早い動きに耐えうる靴>(速度7* 運動3* 回避3*)
<動きやすい退治装束>(運動6* 生活2 回避3* 器用* 風)

運動32 生活4

/*/

M*7 再び鬼と戦う

RP(運命:善をなす)

朝焼けが見え始めたころ、山を移動し始めた。
土蜘蛛の洞窟に戻り、中を探索する。
彼が土蜘蛛がいた洞窟の奥に何かがあるのを見つけた。

奥には殺された禍々しい姿の土蜘蛛が倒れていた。
その傍に何やら黒々としたものが刺さっている。
戦った時には見えなかったが、どうやら死んでから中から出てきたようだ。

「もっと山の深くに行けば、何かわかるか…。」

洞窟を出て山の奥へ行く、ぞわぞわするものが広がっている。
唐突に、それは空から降ってきた。

来る。

二人は大きな一撃を避け、すぐに攻撃に移る。
それは異形の形をした鬼。あの時の。鬼。

ぞわぞわする気持ちから、がむしゃらに攻撃をする。

「おおおおおぉぉぉおおお!!」

攻撃した瞬間、敵の攻撃が顔の横に、例の黒い何かが。
死を覚悟した。

死は来なかった。

友人の胸にそれが刺さっている。
友人は鬼の腕をつかんで離さない。

「今だっ…。元凶は…、こいつだ!!!」

後悔をしてはいけない、自分は退治士なの、だから。
友人を早く助けなければ。

必殺の拳を鬼へ放つ。

◎提出
・近接戦で戦う
<回避を起点とする格闘武術>(打撃2 短射程 命中 貫通 回避7*)
<武闘術:回避>(速度4* 回避8*)
<初代退治士:鷺鳴流>(打撃2 短射程 命中 貫通 回避7* 社会地位)

回避44 打撃4 貫通2 短射程2 計52

/*/

M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。

RP(運命:裏切る)

邪鬼の首が落ち、その巨体が崩れる。
友人は苦しみに耐えている。
すぐに黒いものを取ろうとするが、既に遅かった。
黒いものは見当たらず、友人が首を振る。

「遅かったようだ…。俺を…、殺すんだ…。」

首を振る。
何か、何か方法があるはずだ。
色々な知識を、色々な技術を、僕は覚えてきたはずだ。

「同族を、殺すような化けものには…。なりたくない…。」

道具を取り出す。
僕は、邪悪なものだけを、どうにか。出来るはずだろう…!

「友人よ。…頼む…。」

彼が涙を流しながら、僕に襲い掛かってくる。
僕は…、殺す方法しか…、知らないのか…。

友人を殺すことしか…。

◎提出
知恵と知識で戦う
<武闘術:対邪戦>(速度9* 運動2* 知識分野B科学 知識分野C社会)
<独自で集めた退治道具>(運動3* 速度5* 生活2 器用* 知識分野B科学)
<素早い動きに耐えうる靴>(速度7* 運動3* 回避3*)

知識分野B科学2 知識分野C社会 速度42 計45


/*/

M*9 物語は終わる。

RP(運命:別れを経験する)

月が再び頭上を照らす。

あの時と変われてなかった。
僕はあの時と一緒だった。

もっと、強くならなければ。
僕は、もっとたくさんの人を鬼を友人を。
守らなければ。

小さな墓と手向けられた小さな花に、月光が、落ちる。


[No.7599] [固定リンク][非] 判定: 鷺鳴佑(後半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:20:42

お。前提変換ではどうなるかと思ったが、うまくやったね。
成功
声援50 GET5


[No.7546] [固定リンク][非] 投石(前半) 投稿者:高原  投稿日:2015/05/06(Wed) 20:54:11

※*は構造体の効果で2倍になる成立要素。!は取得の際に新しく足した成立要素です

キャラクター
・舎人(回避 運動 速度 器用 偵察)2倍 (装甲 耐久)収得不可
名前:<投石(なげいし)>(命中1 短射程2 *運動1 生活1 料理1 *器用2 *偵察2)

歴史:<木を遊び道具に山で育った>(*回避5 *速度3 土2) 

特技:<動体視力と周囲の地形を活かした身軽な動き>親:<投石(なげいし)>+<木を遊び道具に山で育った> (*運動1 *速度3 土2 *器用2 *偵察2 !分野知識D自然1)

特技:<避ける際に蹴りを入れる>親:<投石(なげいし)>+<木を遊び道具に山で育った> (!打撃1 *運動1 短射程2 *回避5 *速度2)

道具:<軽装服>親:<投石(なげいし)>+<木を遊び道具に山で育った>(*回避3) 

証券残り2枚

中立成功要素
地域名:<相模国>(恋愛2 土8)
歴史:<平安時代>(恋愛6 生活4)
地形:
天候:
技術(年代):<恋歌を諳んじる>親:<相模国>+<平安時代> (!生命1 恋愛8 生活2)
モブ/小道具:

証券残り3枚

M*1

運命:・愛欲に目がくらむ。大事なものをなくす
成功要素:
名前:<投石(なげいし)>命中1 運動1* 生活1 料理1 *器用2 *偵察2
歴史:<木を遊び道具に山で育った>土2
命中1・運動1*2=2・土2・生活1・料理1・器用2*2=4・偵察2*2=4 を提出します

RP:
投石と呼ばれる男は貧相矮躯な身体に対して異様なまでに手足の太い少年だった。
奇妙なもので石を投げさせればよく当たり、壁を越えよと言われればするするとよじ登る。
ついには二親も元の名前を忘れて投石と呼ぶようになる始末。
そんな子であるから学ぶというか座ることすら嫌がっては都の外の山へと走り、毎日のように木を渡って遊んでいた。
食べられそうな木の実を砕いては粉にして、灰汁を抜きがりがりと食べ、また走り回った。手足の太さは毎日の木登りと山駆けのたまものである
ある日の事。いつものように山を駆けまわっていた投石は、川に水を汲みに来ていたどこぞの娘を見てひえあ、と叫び声を上げる。
女など興味がなかったが好みのど真ん中であったのだろう。近くで見ようと木を渡ろうとした投石は、うっかりと足を滑らせずんでんころりとおっこちた。
あまりの音に、娘はたまらず逃げ出す。あああ惜しいことをした、と嘆く投石。
その晩家に帰ると投石は珍しく父親に話を持ち掛けた。

「父上よ、きれいなおなごを自分のものにするにはどうすればいいのだろう」
「偉くなれば大体の事は何とかなる」
「本当か!」
「そうだな。人々の頭を痛める鬼を倒せば手柄ともなろう」
「鬼というと、噂には聞いておりますが相当なのですか」
「相当であろうな」

明らかに良くは知らない風の父親の戯言であったが、投石は考え込む
その次の日から比較的だが勉学を始めた投石を見て、父親は三日ほど寝込んだ。
投石は純粋だった。だが、きれいな女という今までの人生にないそれは、彼にとって最も大事だったはずの自由を失わせるに十分たる理由だったのだ。
鬼の被害が彼の元に来るのは、まだ先の話である。

M*2
運命:裏切られる
成功要素:
名前:<投石(なげいし)>*器用2 *偵察2
特技:<動体視力と周囲の地形を活かした身軽な動き>*器用2 *偵察2
器用4*2=8 偵察4*2=8 でクリアとなります。

RP:
山遊び、山遊び、時々勉強な日々を送るようになった投石であったが、早々手柄が舞い込んでくるわけでもない。
あれ以来綺麗な娘は見かけないし、真面目に家を出奔しようか、と考えていたころの話。

「おい投石よ、あの木の一番上にある花を取ってこれるか。出来たら上等な布をやるぞ」

何度か話したことのある男が、そう持ち掛けてきた。
訳もない。ひょいひょいと木を登ると咲いていた花に手を掛けようとする。
ひゅん、と後ろで音がした。咄嗟に身をよじり、矢が眼前を通り過ぎる。

「ちっ、避けたか」
「何をしやがるこの野郎!」

頭に血がかあっ、と上った。きええ、と奇声を上げるとそのまま木から飛び降りて蹴りを放つ。
足が男の顔に綺麗にめり込む。たまらず倒れた。

「こら、お前ら何をしておるか!」

木の持ち主がやってくるまで喧嘩は続いた。とうに男は倒れていたが、放っておいて走り出す。
後後の事になるが話を持ち掛けてきた男は「花の咲いた木の持ち主を貶めよ」と主人に命じられ、投石に近づいたらしい。
この一件を見ていた木の持ち主は「あれだけの身のこなし、早々はないのだから何か役に立つといいものだが」と呟いたという。

M*3 
運命:新しい出会い
成功要素:
歴史:<木を遊び道具に山で育った>*速度3 土2 
特技:<動体視力と周囲の地形を活かした身軽な動き>*速度3 土2
地域名:<相模国>土8)
速度6*2=12 土12 でクリアとなります。

RP:
その日はある日、突然にやってきた。
朝餉を食べて家を出て、仕事へ向かおうとしたところで、空から何か降ってきたのだ。
吹き飛んだ時に気絶したのか、気づいたら土の山に背中から埋もれていた。石にぶつかっていたらと思うと、ぞっとする。
そんな震えもすぐに忘れた。見上げれば巨大な八本足の何かがこちらを、ぎょろりと見下ろす。
もっと恐ろしかったのはその上にいた人のような鬼だった。白く、赤い目をしている。その眼もこちらを見た。身体が震える。

「うわあああああああああ」

腹の底から叫び声を上げて走り出した。その後ろで何かが壊された音がする。周りを見れば、家も、塀も、見知った連中も。皆燃えている。
無我夢中でその中を走った。道を駆け、川を越え、山を走る、走る、走る。
振り返れば、つい今朝あった故郷がきれいさっぱり無くなっていた。
チクショウ、どうしてこうなった。俺はえらくなって綺麗な娘をはべらせたいだけだったのに。
何でだ。何であの時の娘に瓜二つの顔立ちが、鬼みたいな姿して街を襲ってきやがる。
こんな出会いは望んじゃいないぞ。

M*4
運命:生きるために仕事する
知恵と知識で戦う を選択。
成功要素:
歴史:<木を遊び道具に山で育った>回避5 *速度3 
特技:<動体視力と周囲の地形を活かした身軽な動き>*運動1 *速度3 *器用2 !分野知識D自然1
特技:<避ける際に蹴りを入れる>*運動1 *回避5 *速度2
回避10*2=20 運動2*2=4 速度8*2=16 器用2*2=4 分野知識D自然1で合計45になります。

RP:
燃え残った山にこもりながら数日。別の土地に行くにしてもあの八本足を何とかせにゃあ気が済まない、となった。
投石は山中を駆けまわって罠を作っていた。

「狩りには餌がいる。その餌は…俺しかいないか」

くっくっく、と気持ち悪い笑い声をあげる。何か仕事行かなくて良くなったら急に昔の気分に戻ってきた。
勝手知ったる近隣の山中と己の手足が、最後の武器となるだろう。

「何でそんな事を考えたんだ俺!」
後ろに現れた八本足から必死に逃げる。いくつかの脚でこちらを捉えようとどーんどーん、と突き立てられるのを必死に避けていく。
まだか、まだ着かんのか。
息が上がり始めた。もうそろそろ捕まっても罰は当たらない気がしてきた。
もう少し、真剣にお参りしておけばよかった。普段は全く信じていないくせにこんな時だけ神に頼りたくなる。
ついに足が止まる。目前には崖。追いついてきた八本足が、前足を振り上げる。
「今じゃオラァ!」
最後の体力を使って跳ぶ。前足が突き刺さるのを寸前で避けると、そのまま仕込みの罠に蹴りをかました。
次の瞬間、数日かけて積まれていた地面の岩が崩れ始め、そのまま八本足ごとがけ下へと落ちていく。
「ざまあみさらせ、やられたらやり返すのがこの投石様じゃ!」
必死に残された岩を登りながら、息を切らせた投石優越感に浸っていた。その後ろに迫る影。

M*5
運命:恋に落ちる
接近戦で戦う、を選択
成功要素:
名前:<投石(なげいし)>命中1 短射程2
歴史:<木を遊び道具に山で育った>*回避5
特技:<避ける際に蹴りを入れる>親:<投石(なげいし)>+<木を遊び道具に山で育った>!打撃1 短射程2 *回避5
打撃1+命中1+短射程4+回避10*2=26でクリアになります。

RP:
「おおおおおお!?」
危うく殺されるところだった。無様に避けなければさっきまでいた岩のように頭が砕けていただろう。
(あの細い腕で岩を砕くのか!見とれてる場合じゃねえぞこりゃ)
とはいえ策はない。いやついさっきまで策を巡らせていたのに、すぐ策が出てくるはずもない。
(一か八か、崖に蹴り落とすしかない。勿体ないが、凄く勿体ないが!)
小柄な体を更に縮め、荒れる息を必死に整えながら足を動かす。
鬼が手を振るえば岩が、土が砕け跳ぶ。当たればそこまでだ。
身体を振り子のように振って狙いをそらす。飛び跳ねて相手をおびき寄せる。あと五歩、四歩、三歩、二歩、一歩。
「おおおおどっそい!」
一撃を避けてそのままの勢いで、身体ごと回し蹴りを放つ。間違いなく捉えた。これで落とせる―


ぶにょん

「あっ」

脚から柔らかい感触が伝わった瞬間、着地が頭から消えて足が滑った。
真っ逆さまに落ちる。くそ、やっぱいい女だ。
鬼なのに、あの娘の顔によく似ていて―。


[No.7557] [固定リンク][非] 判定: 投石(前半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:32:41

おお。舎人で成功するとは・・・
声援40 証券+4GET


[No.7577] [固定リンク][非] 前提変換申請 投稿者:高原  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:02:28

M*8に証券3枚を使用して前提変換2つを申請します。
・少年時代に視た初恋の女性の面影を女の鬼に見た
・戦ってみてやっぱり惚れてしまった
・恋の歌っぽいの歌っているのを聞かれた
以上を持って恋愛をもって、自分が土下座して相手が根負けするまで押せ押せで口説き倒すことで難易度に前提変換をかけたいです。
よろしくお願いします。


[No.7584] [固定リンク][非] Re: 前提変換申請 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:09:39

前提変換:
M*8 美しい鬼を口説く。
難易 口説く(合計10出せばOK)
・恋愛


[No.7592] [固定リンク][非] 投石(後半) 投稿者:高原  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:53:55

※*は構造体の効果で2倍になる成立要素。!は取得の際に新しく足した成立要素です

キャラクター
・舎人(回避 運動 速度 器用 偵察)2倍 (装甲 耐久)収得不可
名前:<投石(なげいし)>(命中1 短射程2 *運動1 生活1 料理1 *器用2 *偵察2)

歴史:<木を遊び道具に山で育った>(*回避5 *速度3 土2) 

特技:<動体視力と周囲の地形を活かした身軽な動き>親:<投石(なげいし)>+<木を遊び道具に山で育った> (*運動1 *速度3 土2 *器用2 *偵察2 !分野知識D自然1)

特技:<避ける際に蹴りを入れる>親:<投石(なげいし)>+<木を遊び道具に山で育った> (!打撃1 *運動1 短射程2 *回避5 *速度2)

道具:<軽装服>親:<投石(なげいし)>+<木を遊び道具に山で育った>(*回避3) 

-成長による追加分-

特技:<身に着けている物を器用に外して軽くなり速度を上げる>親:<木を遊び道具に山で育った>+<動体視力と周囲の地形を活かした身軽な動き>(*速度6 *器用4 !分野知識B科学1)

特技:<自分の愛のために肉体の限界を超えた走り>親:<動体視力と周囲の地形を活かした身軽な動き>+<身に着けている物を器用に外して軽くなり速度を上げる>(*運動1 *速度9 土1 !恋愛1)

特技:<土下座しながらの命がけの口説き>親:<平安時代>+<恋歌を諳んじる>(!生命1 恋愛10)

-ここまで-

証券残り5枚

中立成功要素
地域名:<相模国>(恋愛2 土8)
歴史:<平安時代>(恋愛6 生活4)
地形:
天候:
技術(年代):<恋歌を諳んじる>親:<相模国>+<平安時代> (!生命1 恋愛8 生活2)
モブ/小道具:

証券残り3枚


M*6
運命:善をなす
成功要素
地域名:<相模国>恋愛2
歴史:<平安時代>恋愛6 生活4
技術(年代):<恋歌を諳んじる>親:<相模国>+<平安時代> !生命1 恋愛8 生活2
生命1+恋愛16+生活6で23になります。
RP:
結論から言うと無事だった。蹴り飛ばした鬼も無事だった。頭を抱える。
殺されかけたのはさておき、倒れて動かない相手をそのままにするのも寝覚めが悪い。
(姿は娘だしなあ…)
白い髪と赤い目と一撃必殺さえなければ、即契りを申し込みたいくらいなのだが。
(故郷を滅ぼされた憎しみはどこへ行った俺)
ついさっきまで狂気のように走ってた自分が視たら蹴り飛ばしにくるかもしれんな、と思う。
見るだけなら、そこいらの娘のように寝ている顔を見ると、ふと一つの歌が頭によぎった
「いとせめて こいひしきときは むば玉の よるの衣を 返してぞきる…だっけか」
誰の歌だったかは忘れたが、確か恋の歌だった気がする。誰に聞いたんだっけか。
視線を感じる。いつの間にか娘の鬼が起きていた。襲ってくる気配はない。
手を突いたまま動かない。立とうとして立てないらしい。
「足か」
こう見えて足には詳しい。落ちた時にくじいたかしたのだろう。鬼に背中を向けてかがむ。
どうしてなのかは自分でも判らないが、こうしたいと思ったのだ。どさり、と重さが背中にかかる。

どうやら崖の下でもだいぶ下に落ちたらしい。
「参ったな」
そのつぶやきに答えたのは、ごごご、という岩の下からの轟音だった。

M*7
運命:仇討ちをする
知恵と知識で戦う、を選択。
成功要素
特技:<動体視力と周囲の地形を活かした身軽な動き>親:<投石(なげいし)>+<木を遊び道具に山で育った>*運動1 *速度3 *器用2 !分野知識D自然1
特技:<身に着けている物を器用に外して軽くなり速度を上げる>親:<木を遊び道具に山で育った>+<動体視力と周囲の地形を活かした身軽な動き>*速度6 *器用4 !分野知識B科学1
特技:<自分の愛のために肉体の限界を超えた走り>親:<動体視力と周囲の地形を活かした身軽な動き>+<身に着けている物を器用に外して軽くなり速度を上げる>*速度9
運動2+速度36+器用12+分野知識B科学1+分野知識D自然1 合計で52になります。
RP:
岩から出てきたのはあの八本足の物だった。どうやら叩き落としただけではくたばっていなかったらしい。
何事か背中の鬼が呼びかけるが、八本足は留まるどころかさらに暴れ始めた。自身の上に乗った岩を吹き飛ばすように動きまくる。
「聞く耳持たずか」
落とされた時に、どこか打って我を忘れたのだろうか。とりあえず逃げることにした。
背中からどすどすどすと先ほどまでお馴染みだった音が聞こえてくる。狭い中をご苦労にも追ってきているのだ。
ちらり、と遠くを見る。わずかに崖が低くなっている場所が見えてきた。あそこから上に逃げることができれば…。
「いいか、判るか判らんがあそこから上に上がるんだ!」
低くなっているところを走りながら指さす。その間にも二人分の重量で先ほどよりも遅い分追いつかれそうだ。
「俺の足ぃ、がんばれやぁあああああああああああ!」
ぎゅ、と背中の重さが増したように感じる。
すると、今までにない速度で足が動き始めた。何だこれは。疲れていないときでもこんなに早く走ったことはない。
「イ、エ、アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
邪魔だ。背負っている鬼以外の全てのものを外して走る。少しでも早く!早く!!早く!!!
その勢いのまま目前に見えた大岩を踏み台にして、人生で最大の跳躍をする。
崖の、上に、届いた。
草むらを転がっていく。下からは八本足の物らしき叫び声が聞こえてきた。
「あの大岩にぶつかったか。はは、これで皆の仇も取れたか」
―満足か?
ああ、と答えようとして。その言葉が鬼が掛けてきたものだと気付いた。

M*8
運命:裏切る。
成功要素
特技:<土下座しながらの命がけの口説き>親:<平安時代>+<恋歌を諳んじる>恋愛10
地域名:<相模国>恋愛2
前提変換(http://cwtg.jp/bbs3/nisetre.cgi?no=7584)により、難易度は10。恋愛12で成功します。
RP:
「お前、喋れたのか」
「勝手に喋れないと思っていたのか」
思ってました。いや言葉が通じる奴は普通最初に何か言うだろう。
「満足か、仇が取れて」
もちろんだ、と言えるのか。俺は―。
「いいや、満足してないさ」
「そうか、なら」
すぅ、と目を細め、腕を振り上げる鬼。
横薙に振られたそれは、しかし空を切る。
何故なら―、その前に俺が土下座していたからだ。
「惚れたので、是非嫁に来てください」
「―は?」
呆れた声を、続いて辛辣な声と凶悪な腕が飛んできた。
「馬鹿な事を。同胞と故郷を滅ぼされ、憎しみに滾っていただろうが」
だが、そこまで言われた男は横っ飛びに転がりながら腕を避け、何とさらに土下座を重ねた。
「普通はそうだろう!だが俺は、俺は、あんたを見た時からどうにも好いて好いてたまらんのじゃ!」
「馬鹿か!本物の阿呆か!」
再び腕が振るわれる。腕の力で後ろに跳ねてから三度土下座の姿勢を取る。決して微動だにしない。
「馬鹿と言われようが阿呆と罵られようが、ここで退くわけにはいかん!死んだ皆を裏切ろうが、あんたの考えをどう裏切ろうが、俺は、今!この世に生まれてきてからの全てを賭けて土下座して口説いている!!」
「大馬鹿か!」
三度振るわれる腕。地面と共に上空へと吹き飛ぶも空中で姿勢を整え、そのままいい音をさせて土下座。
「俺は本気だ!嫁になってくれ!!」
その後、三日三晩の間山からは何かを砕く音と何事か騒ぐ声が聞こえたが、いつの間にか鎮まったとか。

M*9
運命:酒を飲んで失敗する。
RP:
「―という話があってな。その後も歳を取らず美しい嫁を貰った男は」
「おう与太話も大概にしろよ爺さん。鬼が攻めてきたとかその辺の話はどうなったんだよ!」
「ふぉふぉふぉ、いやまあその辺は別の誰かが語る話じゃよ」
「酒奢ったら世に出てない話をするとか言っただろうが。くそ、やはり騙されたか…」
「ま、年長者の言葉は貴重じゃぞ。酒を奢るくらいは安いもんじゃ」
相手の男はもうおらず、怒りながら去っていく。
「何じゃ、気が短い―」
ゴッ、という音と共に老人の頭に鉄拳が落とされる。余りの音に男は思わず振り向いた。
「酒、飲みすぎ!」
そこには、娘かと思われる女性に引きずられていく老人の姿があった。でかいたんこぶがある。
奇妙に思えたのは、その女性が角を隠すような頭飾りをしていたことだったろうか

「―まさかな」

浮かんだ考えを振り払い、男は去って行った。


[No.7598] [固定リンク][非] 判定: 投石(後半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:19:40

おお。さすが。面白いじゃん。
声援50 GET5 成功した。


[No.7547] [固定リンク][非] 越前忠(前半) 投稿者:セントラル越前  投稿日:2015/05/06(Wed) 21:06:42

■妖術師(火 土 水 風 死 生命)2倍 (装甲 耐久 打撃 貫徹)収得不可 
▼名前 1枠/1枠
○越前 忠(火2 土2 水2 風2 偵察1 分野知識Aオカルト1)

▼歴史 1枠/3枠
○寺生まれ(命中1 回避1 運動1 死1 生命1 生活1 恋愛1 社会地位2 分野知識D自然1)



▼特技 2枠/5枠
○山篭り(回避1 運動1 火1 土1 水1 風1 生活2 偵察1 社会地位1 分野知識Aオカルト1)
 親:平均:10/追加:生活
   越前 忠(火1 土1 水1 風1 偵察1 分野知識Aオカルト1)
   寺生まれ(回避1 運動1 生活1 社会地位1)

○口八丁(命中1 回避1 生活3 恋愛3 社会地位2 分野知識B社会1 分野知識D自然1)
 親:平均:11/追加:分野知識B社会
   転厄利益(生活2 恋愛2)
   寺生まれ(命中1 回避1 生活1 恋愛1 社会地位2 分野知識D自然1)


▼妖術 2枠/5枠
○厄払い(火2 土2 水2 風2 生活1 恋愛1 分野知識Aオカルト1)
 親:平均:10/追加:恋愛
   越前 忠(火2 土2 水2 風2 分野知識Aオカルト1)
   寺生まれ(生活1)

○転厄利益(火2 土2 水2 風2 生活2 恋愛2)
 親:平均:11/追加:恋愛
   山篭り(火1 土1 水1 風1 生活2)
   厄払い(火1 土1 水1 風1 恋愛1)


▼取得した登録済み成功要素
○杖(火1 土1 水1 風1 死1 生命1)
 親:越前 忠(火1 土1 水1 風1)
   寺生まれ(死1 生命1)
○縄(運動2 生活2)
 親:寺生まれ(運動1 生活1)
   山篭り(運動1 生活2)


第1幕(第1連続ゲーム)
M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く 難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)

○越前 忠(火2 土2 水2 風2 偵察1 分野知識Aオカルト1)
○寺生まれ(命中1 回避1 運動1 死1 生命1 生活1 恋愛1 社会地位2 分野知識D自然1)

運命:知識欲に目がくらむ。大事なものをなくす

/*/

相模国のある山寺に一人の少年がいた。
名を忠といい、預けられた寺の手伝いなどをして暮らしていたが、なかなか賢く目端の利く子供だとして寺の坊主たちにも可愛がられていた。

親は既に亡く、聞くところによれば父は越前国でみなもとのなにがしという武家に仕えていたものの悪事に手を染めたため首を切られ、身重の母は遠く相模国まで流れたところで忠を産んで息絶えたらしい。
見たことの無い両親の事など記憶にあるはずもなく、遺されたのは父が決めた忠という名と、母の残した琥珀の御守りだけであった。
物心の着いた頃には彼の家とは寺であり、父は寺主の老いた僧侶であり、兄弟は坊主であった。
朝は誰よりも早く起き、山門からの長い階段の掃除と炊事、時に兄弟たちに混ざって経を学ぶこともあれば、叱られて蔵に閉じ込められることもあった。
母や姉、妹というものは山のふもとのことであり、時折寺の使いで村に降りた時には母に手を引かれて歩く童を目にすることもあったが、はて自分自身の母とは、己を抱く前に河を渡ったのだろうと思うと、どこか遠く隔たりがあるように感じていた。

齢十の頃になると、いずれは彼自身も出家して同じ道を歩むものと期待されているのだとおぼろげに感じるようになった。
いよいよ体のつくりもしっかりとしてくると、あるとき山に出て薪を集めている折に一人の山伏に呼び止められた。

「おい、そこの小童」
「……俺のことですか」
「そうだ。ここにお前以外の小童がいるものか。我の事を知っているか」
「いいえ、行者様」
「そうか、まあ良い。だが我はお前を知っているぞ、忠よ。お前の母の頼みを受け、遠く越前からこの山の寺まで介添を勤めたのはこの我よ」
ぐわっはっは、と笑う山伏だが、ふと忠の瞳を見つめた。
「元はお前が十になるまで恙無く過せるように見守るとの約束であったが、お前には妖術の才覚があるようだ。よき師にめぐり合えばいずれ優れた使い手になれるであろう。妖術を知っているか?」
「はい。いいえ、あまり知りません」
「そうであろう。寺主に禁じられているからな。……驚くことはない。我はお前を見守ってきたのだ。お前のことはよく知っているのだぞ」
山伏はそこまで言うと大きな石に腰をかけ、続けた。
「妖術は善く使えば人を助け、悪しく使えば容易に人を害するものだ。寺主もお前の才覚には気付いているが、迷っているのだ」
「迷う?」
「そうだ。歳を重ねた僧も時に迷う。お前を妖術の道に導けば、お前の僧としての道を閉ざすことになる。……だが、それを決めるのはお前だ」
山伏は何ごとかをつぶやくと、腰掛けた石が突如として立派な腰掛に変化した。
「妖術を使えば、こういうことも出来る。新たな知識は新たな力になり、お前を阻む敵を破る助けとなるだろう。だが、お前はやがてあの寺を離れる宿命を受けることになる」

いつの間にか獣の声が途絶え、静謐の中に山伏の声だけが響く。
「……選ぶ時が来たのだ。忠よ」
「俺は……」
忠は山伏の腰掛ける席に目をやった。
妖術を身に着ければ新しいことを知ることができる。新しいことが出来るようになる。そして自分にはその才覚がある。
『宿命』ということばの響きには少し物怖じをしたが、しかしそれは忠を留めるほどのものではなかった。

「俺に妖術を教えてください、行者様」


/*/




M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
難易 以下のうち 2つ以上で7以上を通過させること。
・火 土 水 風 死 生命

○越前 忠(火2 土2 水2 風2 偵察1 分野知識Aオカルト1)
○厄払い(火2 土2 水2 風2 生活1 恋愛1 分野知識Aオカルト1)
○杖(火1 土1 水1 風1 死1 生命1)
◆合計(2倍):火10 土10 水10 風10 死2 生命2


運命:善をなす

/*/
忠が妖術の道に入り3年が過ぎた。
寺の掃除は続けているが、僧に混じって経を読むことはなくなり、代わりに山伏からの教えを享ける時間が増えた。

忠が好んで学ぶ術は厄払いの術だった。
四相をよく見つめて災いの根から逸らすのだ、とは山伏の教えだが、修行中であるうちは気象・天象・地象を動かすことは禁じられていた。

「そのような術は扱いが難しく、厄を逸らすこと自体が別の厄となるのだ。そのようなものは坊主の祈祷に任せればよい」
「そうはおっしゃいますが、師よ。替わりに授かるのが女除けや女“寄せ”であるのはどういうことでしょうか」
「よいか忠よ。天と地のまじないごとは坊主に任せるのが確かだが、こと人の相によるものは妖術師の領分であるぞ。天と地の相と同じように、人の相もまた難しく、いたずらに変えられるものではないのだ」
「そのようなお考えが師にもあったのですね」
「お前は我のことを何だと思っているのか」
「いえ。師の武勇伝は都の貴族から金子を受け取ってまじないを施す話がほとんどでしたので……」
「う、うむ。そういうこともある、いやあった。……とにかく、人の相もまた動かすことが別の厄となることが多い。術を施すときは心することだ」


山伏は「慣れる頃が一番危ないのだ。特に妖術はな」と事あるごとに説くが、幼い頃に寺主の老いた僧から受けた教えもまた忠の中に根を張っていた。
かつて兄弟だった僧たちからは白い目で見られることもあったが、新たな力に確かな手ごたえを感じる忠はその事をあまり気に留めないようにしていた。


さらに時が過ぎると山伏より杖を授けられ、修行として村や町に降りて難を抱えた人々に術を施すようになった。
師の教えを守って天気の様相を動かすことはしなかったが、十に満たない童が無事に育つよう厄払いの術を請われることが多かった。
そのような時は決まって童の母親から手厚い感謝の言葉を受けるのであったが、母を知らぬ忠にはその気持ちの全てを理解することは出来ず、ただ心のどこかに何か凝りのようなものを感じていた。
ただやがて、すぐにそれを忘れるようになった。


「厄を払ってくださる若い行者様がおられる」という噂は次第に周囲に広がっていったが、それが逆に僧たちの癪に障る結果となっていることに、忠はまだ気づかない。


/*/




M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
難易 以下のうち 2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然

○越前 忠(火2 土2 水2 風2 偵察1 分野知識Aオカルト1)
○厄払い(火2 土2 水2 風2 生活1 恋愛1 分野知識Aオカルト1)
○転厄利益(火2 土2 水2 風2 生活2 恋愛2)
◆合計(2倍):土12 水12 風12

運命:別れを経験する

/*/

さらに年月が経ち、忠も成年となった。
その頃になると師である山伏も忠のことを一人前と認めるようになったが、老僧であった寺主もますます老いて、やがて責務を兄弟だった僧の誰かに替わるのも遠くないように思われた。
……妖術師の道に入ったあの日に言われた宿命の日が近いのかも知れない。

だが、異変は思っていたよりも早く訪れることになる。


山に篭り厳しい修行を己の身に科した結果新たな術を見極めた忠が師の元に戻ろうとした夜、突如として天より数多の火が降り注いだ。
吼え猛る狗のような音を撒き散らしながら降り注いだ火が森を焼きはじめると、忠はすぐに術を使い、“焼く”を“躍”として空高く飛び上がった。
眼下に飛び込んできたのは、炎が山を焼き、田畑を焼き、村を焼き、人を焼き、そして寺を焼く光景であった。

あまりの光景に叫び声をあげたまま山の中腹の広場に降り立つと、まさに師もまた同じくその場に舞い降りてくる頃であった。
「師よ!師よ!一体何が!焼けて、山が!人も!」
「うるさいぞ、落ち着け!我にも分からん!」
山伏が忠の両腕を掴み、そのまま無理やり地面に対座させる。
「天のことは坊主に任せていたが、どこぞの誰かが何か下手を打ったのやも知れぬ。だがもはやそれを窺い知る術は無い」
「しかし!いえ、こうしている間にも寺が、村が!」
「だから落ち着けと言っておる!……こうなっては妖術師が一人二人居てもどうこうできる問題ではない。お前はここから逃れろ」
山伏は肩に下げていた荷袋を降ろし、忠に押し付けて抱えさせた。
荷袋には煤と、何か赤黒いものが染み付いていた。
「師よ、これは」
「寺は真っ先にやられた。我が駆けつけたときには生きている者はもう誰もおらなんだ。寺主もな……お前の荷袋だけは守りきったようだが」
「なん……そんな、まさか」
「落ち着けと言っている。妖術師は常に冷静に、常に災いを逸らすことを考えなければならん。その事を教え切れなかったのが残念でならぬ」
「師……師は!師は一緒ではないのですか!?」
「我はほれ、何だ。ここの寺にはそれなりに借りがあってな。あの八本足の奴に一度蹴りを入れてこなければ去るものも去れぬ」
「そんな……」
「忠よ、お前はまだ若いし、伸びしろがある。今はここを逃れ、生き延びよ」
「……」
「前から一度言おうと思っていたが、お前親に似てきたな。口元は父親似だが、目は母親譲りだ。……達者で過ごせよ」

もっと前に気付くべきだったのだ、なぜこの山伏がこの寺に留まっていたのか。
もっと前に聞くべきだったのだ、自分の身を託したという母がどのような人だったのか。

だが、もう時間は残されていない。

鬨の声とともに飛び去る山伏を引き止めることも出来ずにいた忠だが、近くまで火の手が迫っていることに気づくと慌てて立ち上がった。
抱きかかえていた荷袋を取り落としそうになるが、必死に抱きかかえたまま周りの炎を跳躍力に変えて、そのまま遠く知らない場所にまで飛び去っていった。


/*/


M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。
妖術で戦う
・火 土 水 風 死 生命 分野知識Aオカルト

○越前 忠(火2 土2 水2 風2 偵察1 分野知識Aオカルト1)
○厄払い(火2 土2 水2 風2 生活1 恋愛1 分野知識Aオカルト1)
○転厄利益(火2 土2 水2 風2 生活2 恋愛2)
◆合計(2倍):火12 土12 水12 風12 分野知識Aオカルト2=50

運命:仇討ちをする

/*/

あれからどれだけ経っただろうか。
厄(八九)を払って急場(九八)をしのぎ、死地(七)からも逃れ山麓(三六)に落ち延びてからの記憶は曖昧だった。
その後あちこちを回り師である山伏の消息はついに得られなかった。
だが、代わりに山に出没するという土蜘蛛の存在を突き止めることができた。
師が去り際に言っていた『八本足』……あるいは仇なのか。
「生き延びろ」と師は言い残したが、忠は何もしないではいられなかった。
あるいは何をすればよいのかも分からなかったのかも知れぬ。
師から授けられた杖と腹ごしらえの麦飯のにぎりを持ち、忠はその山へと向かった。


決着は思いのほかあっけなかった。
現れた土蜘蛛はすぐさま忠への襲い掛かってきたが、彼が足元に敷いた九曜の紋章についに触れることができなかったのだ。
八の足と九曜が合わされば「やく」すなわち「厄」であり、それを「益」に転じることで土蜘蛛に攻撃を返して利とする。これが術の正体だった。
土蜘蛛が自ら足を落として「七の足」に転ずればあるいは術を破ることができたのかも知れない。
だがついにそれは叶わず、最後には巨体で押しつぶそうとしたところで近くの木が深々と突き刺さり、自滅する形で戦いの幕を閉じたのだった。

「こんな……」
鬼を倒してからも、忠はしばらくその場を動くことが出来なかった。

こんな物なのか。
土蜘蛛とやらはこんな青二才の術で倒されるほどのものなのか。
自分の力はこんなにたやすく鬼を屠ることができるのか。
師である山伏はこんな鬼に敗れたのか。
家族であった寺の僧たちや師である山伏を害した鬼を、あっけなく倒せてよかったのか。

呆然としながら、震える自分の手を眺めた。
ひとつだけ気づいたことがある。
「何かを害そうとすると、こんなにたやすく出来てしまうのか……」

それは父代わりである老僧と師である山伏が結局教えこむことができなかったことでもあった。


/*/




M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。
美貌で戦う(このパートのみ。合計10出せばOK)
・生活 恋愛

○転厄利益(火2 土2 水2 風2 生活2 恋愛2)
○縄(運動2 生活2)
○口八丁(命中1 回避1 生活3 恋愛3 社会地位2 分野知識B社会1 分野知識D自然1)
◆合計:生活7 恋愛5=12

運命:恋に落ちる

/*/
「見つけたぞ。貴様だな」
何をするでもなく、とりあえず村に戻ろうと山道を降りていたところで何者かに呼び止められた。
異様な気配を感じながら振り返ると、息が止まった。



そこには女が立っていた。
背の頃合は男よりも高く、すらりと伸びた四肢からは締まった肉がのぞく。
噂に聞く京の貴族の美姫よりもなお、異貌ともいえる美しい女の額には、人にはあらざる角が一対生えていた。
「鬼……か」
「いかにも、妖術師」
角の生えた女が抜き身の匕首を取り出す。
鈍く光る刃先が妙に真新しいな、と忠は場違いな感想を持った。
「土蜘蛛を殺したのはお前だな」
「いかにも、俺だ。……鬼の仇討ちか」
何故か分からないが笑いがこみ上げてくる。
「何が…何がおかしい」
「……すまんな、いや。分からん。俺もさっき仇討ちを済ませたところだが、もう順番が回ってきたのか」
「減らず口を……! 貴様は殺す。肉を裂いて殺す。肉を裂き腸を引きずり出して殺す」
「恐ろしい所業だな。……名を名乗れ。仇討ちならば名乗りを上げるのが礼儀だろう」
「私は…… ッ! 妖術師相手に名など名乗るものか!」
「チッ……」
名前さえ分かれば術がかけられる。自然と名を守るのが妖術師の戦いであるが、この鬼はその辺りをわきまえているようだ。
やりづらいが、まだやりようはある。
「これ以上の問答は無用だ。死ね!」
匕首を握り締めて飛び掛ってくる女に向けて術を放つ。
「“刃”を“葉”に!」
すばやく術を放つ。刹那、鬼の手元から青々とした葉がばさばさと音を立てて舞い、同時に匕首の刃先が消えた。
だが、
「そのまま死ねッ!」
「しまっ……これが!」
狙いか!
と、最後まで言い切ることは出来なかった。
武器を失った鬼はそのままの勢いで忠にぶつかると、忠もろとも山道の向こうの崖の下に身を躍らせた。
匕首で切り殺すのでなく、はじめから崖から突き落として殺すつもりだったのだ。恐ろしい宣言も、それをごまかすための方便。
(言葉の操りかたは、あるいは妖術師よりも妖術師らしいな)
忠は関心したが、そのまま落下死するわけにもいかない。
落ちながらも咄嗟に荷袋の口を開いて術を放つ。
「“縄”を“上”へ!そして“麦”を“縛”に!」
「させるか!」

その時、いくつかのことが同時に起きた。
術を使わせまいと落ちながらも鬼が忠に組み付く。
術を受けた縄がひとりでに天に伸びたかと思うと、そのまま太い木の幹に縛り付けられる。
縄の反対側が忠に絡まって縛り付ける。
……彼に組み付いた鬼ごと。


















「……おい」
「なんだ」

崖にぶら下がった何かの塊が揺れる。
「顔が近い」
「黙れ」
縄に術をかけて落下を防ぐ。そこまでは問題がなかった。
組み付いてきた鬼ごと縛り付けられてしまったため、向かい合って密着したまま蓑虫のようにぶら下がる羽目になってしまったのだ。

「くっ、まるで動かん…!匕首さえあれば縄を切って貴様を殺せるのに!」
「あ、こら動くな」

鬼が身じろぎすると塊がゆらゆら揺れる。
鬼が悔しがる一方で、忠は非常に気まずい思いをしていた。
額に角が生えているとはいえ女、それも美人である。
母もなく、寺で育ち、周りが僧や山伏だけだった忠には色々限界だった。
何せ女にあまり免疫が無いのである。
やわらかいしあったかいし、あ、まつげ長いんだな、とか思ってどきどきしてしまってもやむを得ないだろう。
#筆者は全力で彼を擁護したい。読者はどうだろうか?

「やめろ、不埒物め! この上辱めるつもりか!」
「待て、誤解だ。いや不可抗力だ」
「くっ、仇討ちのつもりがこのような目に合わされるとは……殺せ!いっそ殺せ!早く!」
「やめろ揺らすな!体を押し付けるな!頼むやめろ、やめてくれ」

崖にぶら下がった塊状の何かは、そのまましばらくの間、ゆらゆらと揺れて続けていた……


/*/


[No.7559] [固定リンク][非] 判定: 越前忠(前半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:34:15

力作だねえ。妖術師だし。声援50 証券+5
成功


[No.7606] [固定リンク][非] 越前忠(後半) 投稿者:セントラル越前  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:46:18

■妖術師(火 土 水 風 死 生命)2倍 (装甲 耐久 打撃 貫徹)収得不可 
残り証券:5
▼名前 1枠/1枠
○越前 忠(火2 土2 水2 風2 偵察1 分野知識Aオカルト1)

▼歴史 3枠/3枠
○寺生まれ(命中1 回避1 運動1 死1 生命1 生活1 恋愛1 社会地位2 分野知識D自然1)

●炎の記憶(火5 土1 風1 死2 生命1 分野知識Aオカルト1 分野知識D自然1)
 親:平均:11/追加:死
   寺生まれ(死1 生命1 分野知識D自然1)
   火難変換の妖術(火5 土1 風1 分野知識Aオカルト1)

●恋に落ちる音がした(生活5 恋愛6 分野知識B社会1 分野知識D自然1)
 親:平均:12/追加:恋愛
   口八丁(生活3 恋愛3 分野知識B社会1 分野知識D自然1)
   転厄利益(生活2 恋愛2)



▼特技 2枠/5枠
○山篭り(回避1 運動1 火1 土1 水1 風1 生活2 偵察1 社会地位1 分野知識Aオカルト1)
 親:平均:10/追加:生活
   越前 忠(火1 土1 水1 風1 偵察1 分野知識Aオカルト1)
   寺生まれ(回避1 運動1 生活1 社会地位1)

○口八丁(命中1 回避1 生活3 恋愛3 社会地位2 分野知識B社会1 分野知識D自然1)
 親:平均:11/追加:分野知識B社会
   転厄利益(生活2 恋愛2)
   寺生まれ(命中1 回避1 生活1 恋愛1 社会地位2 分野知識D自然1)



▼妖術 5枠/5枠
○厄払い(火2 土2 水2 風2 生活1 恋愛1 分野知識Aオカルト1)
 親:平均:10/追加:恋愛
   越前 忠(火2 土2 水2 風2 分野知識Aオカルト1)
   寺生まれ(生活1)

○転厄利益(火2 土2 水2 風2 生活2 恋愛2)
 親:平均:11/追加:恋愛
   山篭り(火1 土1 水1 風1 生活2)
   厄払い(火1 土1 水1 風1 恋愛1)

●師匠直伝・人の相を操る術(死1 生命1 恋愛10)
 親:平均:11/追加:恋愛
   寺生まれ(死1 生命1)
   恋に落ちる音がした(恋愛9)

●火難変換の妖術(火5 土2 水2 風2 分野知識Aオカルト1)
 親:平均:11/追加:火
   転厄利益(火2 土1 水1 風1)
   厄払い(火2 土1 水1 風1 分野知識Aオカルト1)

●花火の妖術(火11 分野知識Aオカルト1 分野知識D自然1)
 親:平均:12/追加:火
   火難変換の妖術(火5 分野知識Aオカルト1)
   炎の記憶(火5 分野知識D自然1)



▼取得した登録済み成功要素
○杖(火1 土1 水1 風1 死1 生命1)
 親:越前 忠(火1 土1 水1 風1)
   寺生まれ(死1 生命1)
○縄(運動2 生活2)
 親:寺生まれ(運動1 生活1)
   山篭り(運動1 生活2)


■中立成功要素(残り初期証券:3)
▼地域名
●相模国(火1 土1 水1 風1 死2 生命2 生活2)

▼歴史
●平安時代(恋愛6 生活4)

▼地形
▼天候
▼技術(年代)

▼モブ/小道具
●美しい鬼(死2 生命2 恋愛7)
 親:平均:10/追加:恋愛
   相模国(死2 生命2)
   平安時代(恋愛6)


第2幕(第2連続ゲーム)
M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
難易 以下のうち 2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 恋愛 生命 治療 整備

●美しい鬼(死2 生命2 恋愛7)
○寺生まれ(命中1 回避1 運動1 死1 生命1 生活1 恋愛1 社会地位2 分野知識D自然1)
●恋に落ちる音がした(生活5 恋愛6 分野知識B社会1 分野知識D自然1)
◆合計:生命3 生活6 恋愛14=合計23

運命:友情を温める

/*/

そしてしばらくの後。
いい加減揺られるのにも飽きたのか、それとも半ば諦めてきたのか、美しい鬼が気だるげに語りだした。
「……おい、妖術師」
「なんだ」
「提案だが、ここは協力してこの状況を脱しないか」
「良いのか?俺を殺すんじゃなかったのか」
「それはそうだが……見ていて、その、段々哀れになってきた」
「……」
「ああー、もう!とっととこの状況を脱出するぞ!」

そういうことになった。


「で、妖術師よ。お前の術では抜け出せんのか」
「抜けられるならばとうに抜けておる。術を使って縛ったものは、術を使わねば解けんのだ」
「刃物を生み出して、それで切ればよいではないか。貴様の片手は空いているのであろう」
「そんなものは無い。そうそう生み出せるものでも無いのだぞ……いや、待て。鬼よ、匕首の鞘があるだろう。まだ持っているか?」
「あるぞ。といっても体に挟まっているが」
「動くなと言うに……この堅いのがそうか」
「うむ。そっちのほうだ」
「……これなら行けるかも知れん」
「本当か!」
「試してみよう。…“鞘”を“昇”へ!」
術を放った瞬間、匕首の鞘が突如として天に昇り始める。
ぴったりと密着して鞘を挟む二人の体も合わせて持ち上がりはじめ、やがて崖の頂上にまで届くほどになった。
鬼が崖に足を伸ばして体を引き寄せると、忠が落ちていた葉を一枚手に取って体を縛り付けていた縄に当てる。
「“葉”よ、“破”に!」
その瞬間青白い光が辺りを覆ったかと思うと縄が解かれ、再び崖に落ちないよう、二人して地面に転がった。

/*/

M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。
妖術で戦う
・火 死 生命 分野知識Aオカルト
●火難変換の妖術(火5 土2 水2 風2 分野知識Aオカルト1)
●炎の記憶(火5 土1 風1 死2 生命1 分野知識Aオカルト1 分野知識D自然1)
●花火の妖術(火11 分野知識Aオカルト1 分野知識D自然1)
◆合計(2倍):火42 死4 生命2 分野知識Aオカルト1=合計49

運命:制作し、新しい境地に至る

/*/

どちらからともなく、笑い声が響く。
「ああー、やっと解放された。一時はどうなるかと思ったが」
「それはこちらの台詞だ、鬼よ。……それで、どうするんだ」
「……」
「脱出は出来た。協力は終わりだ。それで? 次はどうするんだ」
「そう、そうだな……」
眉間に皺を寄せて考える鬼。
元が美しいだけに、そのようなそぶりも絵になるものだった。
「やはり、もう一度だな」
「……そうか。まあ、そうなるだろうな」

二人が同時に立ち上がり、間合いを開く。
「まあ、何か変な事になったが、妖術師よ。お前はそんなに悪い奴じゃなさそうだったな」
「それはどうも。……どこからでも来いよ」

両手を広げる忠に向けて、鬼は鋭い歯をむいて笑った。
「……行くぞ!」

刹那、鬼は地面を蹴り風のように駆け出すと忠に向けて拳を放ち、すぐに飛び上がって離れた。
見れば、拳を止めるように突き出された忠の腕が炎に包まれて煙が上がっている。
「“俺”に“炎”を。……難を『寄せる』術が身を守る役に立つとはな」
「貴様、正気か!?」
「そう……そうだな。もう壊れているのかも知れん。あの日、火の雨が降って、山と村、寺も全て焼けた時にな。
目をつぶるたびに、あの時飛び上がって見た地獄の光景が思い浮かぶんだ」
忠がおもむろに腕を振ると、上っていた煙が全て炎へと変わり、辺りにある焼け残りの木々に燃え映りだした。
「一体何を!?」
「“煙”を“炎”に。お前も見ていただろう? こんな感じに、全部、全部燃えてしまった」
木々から立ち上った煙が再び炎に変わり、忠の記憶を再現するかのように辺りを覆う。
「くっ……なんて奴だ」
鬼の顔が苦しそうにゆがむ。
「熱かろう。これだけの炎なれば、鬼も人も炭に変えてしまうだろうな」
忠が左手を鬼に向けてかざし、更なる術の行使を始める。
「や、やめ…」




「“火”を“花”に」


あたりはまるで炎のような赤い花に包まれた。


/*/


M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。
美貌で戦う(このパートのみ。合計20出せばOK)
・恋愛
●美しい鬼(死2 生命2 恋愛7)
●恋に落ちる音がした(生活5 恋愛6 分野知識B社会1 分野知識D自然1)
●師匠直伝・人の相を操る術(死1 生命1 恋愛10)

運命:恋に落ちる

/*/

あっけに取られながらあたりを見回す鬼。
先ほどの地獄絵図が嘘であったかのように、辺りは色鮮やかな花で包まれていた。
「貴様、一体何を……」
「この花は全部お前にやる」
「は?」
「今回は赤い花しか出来なかったが、次は別の色の花にしてみようか。どんな花が好きなんだ?」
「え、いや」
「それとも、こんなにうるさい花は好きではないか?それであれば別の花にしてみよう。焼け残りのくすぶった原っぱを全部花にしてお前に贈りたい、受け取ってもらえないか」



『師よ。人の相を操る術を使えば、好いた女を自分のものにできるのですか?』
『なんだお前、そんなことを考えていたのか。いいか、術で結んだものは術で解かれてしまう。術で繋ぎとめた心なんか誰かの術ですぐ取られてしまうぞ』
『で、では、師の言う人の相を操る術とは……』
『忠よ。自分の好いた女を落とすときは、花だ。花を贈れ。沢山あればいいが、中にはそんなに沢山いらないという女もいる。相手の様子を見るんだぞ。花を贈ったあとは言葉だ。心のこもった言葉を贈れば、女は死ぬ。死なない奴は訓練された妖術師だ。あきらめろ。これが我の“人の相を操る術”であるぞ』


/*/

M*9 物語は終わる。
難易 なし

運命:制作し、新しい境地に至る

/*/
火の雨で焼け落ちた山が一夜にして花で満たされたという話はすぐに村々に知れ渡った。
一体何が起きたのかとざわめく人々の噂は、やがて花法師という物語へと変わっていく。
鬼を従えた徳の高い法師が、世を渡り歩きながら焼け野原を花で満たしていくのだという。
実際のところは、さて……


今日のところはこれにてお開き。
また次回のお楽しみに。

/*/


[No.7609] [固定リンク][非] 判定: 越前忠(後半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:57:35

成功。まあ、大変だよねRP
30声援。 3証券GET


[No.7548] [固定リンク][非] 雨飾 雫(前半) 投稿者:藻女@神聖巫連盟  投稿日:2015/05/06(Wed) 21:17:40

・姫君(生活 料理 恋愛 治療 整備)2倍
名前 
【雨飾 雫:分野知識B科学、分野知識D自然×2、器用、運動、速度、水、生活、恋愛×2】
歴史 
【雨の巫女:分野知識B科学、分野知識D自然×2、速度、水、社会地位、恋愛×3、命中】
【天候予測:分野知識B科学×2、分野知識D自然×4、器用、運動、速度×3】
【信仰心:水×2、恋愛×6、分野知識B科学、分野知識D自然、社会地位】
特技 
【自然観察:分野知識B科学、分野知識D自然×6、速度×4】
【空を見る:分野知識B科学×3、分野知識D自然×8、器用】
道具 2枠
【戦馬 速度×7】
成功要素7個
証券残り0枚
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第1幕(第1連続ゲーム)
M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く 難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命)

 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)
RP(運命:宗教、哲学的なことを口にする)
新しいおうちに連れてきた人はお前はもっと高みを目指すといいと言って私を置いて帰っていきました。
それからというもの私は高い所ってどこだろうと空を見上げていました。
空は雲が姿かたちを刻々と変えたり、白や青や橙や黒に色を変えたり、星々で飾られたりと綺麗でした。
そんな日が幾日が続いた日の事、突然雨が降ってきました。
驚いていると歓声が聞こえます。
聞くところによると旱が続き困っていたところ雨が降って喜んでいるという事です。
そうか、あの人がいっていた高い所って雨の事か。
お山に登って雨が降っている所をもっと近くで見たいとねだったのだけど、最近は怪しい者もあらわれると言いますと連れて行

ってもらえず、代わりに雨の神様やあやかしの事を記した書物を取り寄せてくれました。
それからは雨の神様を慕うようになり、巫女になって雨の神様に仕えるんだと一生懸命勉強するようになりました。

提出:
【雨飾 雫:分野知識B科学、分野知識D自然×2、器用、運動、速度、水、生活、恋愛×2】
【雨の巫女:分野知識B科学、分野知識D自然×2、速度、水、社会地位、恋愛×3、命中】
合計:命中、運動、水×2生活、恋愛×5、器用、社会地位
-----------------------------------------------------------
M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
難易 以下のうち 2つ以上で7以上を通過させること。
・打撃 命中 貫通 長射程 回避 耐久
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備

RP(運命:宗教、哲学的なことを口にする)
雨の神様に仕えるためと勉学に励んでいた少女でしたが、どうすれば巫女になれるのか知りませんでした。
ただ相手の事をよく知ることが出来ればきっと大丈夫と誰に言われるでもなく思い込んで、雲の流れの見方、風や季節の移り変

わりでどういう事が起きやすくなるのか。
空の移り変わりがどういう意味を伝えているのか読み取れるように勉強を続け、空の様子を見るだけで素早く天気を予想する事も出来るようになりました。
けれども雨の巫女としては認めてもらえません。
それでも毎晩祈りをささげて自分の思いを伝えていました。お慕いしていますと
提出:
【空を見る:分野知識B科学×3、分野知識D自然×8、器用】
【信仰心:水×2、恋愛×6、分野知識B科学、分野知識D自然、社会地位】
合計:分野知識D自然×9恋愛×12(6が姫君の効果より2倍となる)
-----------------------------------------------------------

M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
難易 以下のうち 2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然
RP(運命:宗教、哲学的なことを口にする)
いくら勉強しても全く近づけない。
せめて神様が祀られている所でお祈りしたいと思いました。
幸いお堂の場所は簡単に調べはついていましたし、ある日こっそりと抜け出してお堂に向かいました。
一生懸命お祈りをしていると外で大きな音が聞こえました。
何事かと外を見ると夜中にも関わらず炎で赤く染まっています。
私がかってに抜け出たからだ、いやそんなわけがないとぐるぐるしながらも火から逃げるように馬を懸命に走らせました。

提出:
【天候予測:分野知識B科学×2、分野知識D自然×4、器用、運動、速度×3】
【自然観察:分野知識B科学、分野知識D自然×6、速度×4】
【戦馬 速度×7】
合計:分野知識D自然×10、速度×14
-----------------------------------------------------------
M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。
RP(運命:宗教、哲学的なことを口にする)
その晩は山頂近くで震えているうちに眠ってしまいました。
村をの方角を見るとただ煙が上っているだけです。
一晩経って落ち着いた私はこれも神様の思し召し。
生きたからにはきっと私にもまだ出来る事があるからだと麓へ戻ろうとすると昨日私がお祈りをしていたお堂を荒らす蜘蛛みたいな妖がいました。
思わず駆け出したくなったけれど、単純な力で勝てるはずはありません。
敵を知り己を知り、それで足りないなら天の利、地の利を生かして勝つんだと冷静に何か使えるものがないか見回すと昨晩の衝撃のせいで岩が崩れかけています。
上手くおびき寄せて倒すことが出来れば勝てるかもしれない。
どうせこのままでは見つかるのも時間の問題です。
それなら一撃挑もうと手ごろな石を蜘蛛めがけて投げつけました。
小さいからか、木々が邪魔で走りにくかったせいかなんとかおびき寄せる事は出来ました。
けれど押し倒そうとしても倒せません。
思わず岩によじ登り逃げたけれどもう逃げ場所がありません。
蜘蛛は岩を揺らして私を落とそうとしてきます。
懸命にしがみついていたけれど、とうとう岩と一緒に倒れてしまいました。
あぁ私は死んでしまうと思ったけれどいつまで経っても蜘蛛が来るようすがありません。
恐る恐る目を開けると蜘蛛は岩が倒れる時に直撃を受けたのか動きません。
勝てたと喜ぶよりも安心のあまりそのまま眠ってしまいました。

提出:
【天候予測:分野知識B科学×2、分野知識D自然×4、器用、運動、速度×3】
【自然観察:分野知識B科学、分野知識D自然×6、速度×4】
【空を見る:分野知識B科学×3、分野知識D自然×8、器用】
合計:分野知識B科学×6、分野知識D自然×18、器用×2、運動、速度×7
-----------------------------------------------------------
M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。
美貌で戦う(このパートのみ。合計10出せばOK)
RP(運命:新しい出会い)
八脚型鬼が一体付近の探索から戻ってきていない。
付近に人里もないはずなのにいったい何があったのかと探しに来たところ岩の下敷きになっていた。
いくらバカでも自分からそんな事するのだろうかと辺りを見渡すと人間のちびが一匹倒れている。
こんな所で寝ているなら放っておいても長くはないだろうがどうしたものかと拾い上げると目が覚めたのかじたばたと暴れている。
いくら人間がか弱いと言ってもここまで弱いものなのかと思いながらもこの生き物が可愛く思ってしまった。
一匹くらいならこっそりと飼えるだろうと山を下りていると今度は指を噛みついてきた。
痛みは大した事がないけれど、指の力が抜けて落してしまい怪我をさせたらダメだと庇おうとしたものの一緒に崖から落ちてしまいました。

提出:
【信仰心:水×2、恋愛×6、分野知識B科学、分野知識D自然、社会地位】
合計:恋愛×12(6が姫君の効果より2倍となる)
-----------------------------------------------------------


[No.7560] [固定リンク][非] Re: 雨飾 雫(前半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:38:21

おお。見事、見事
声援40 証券+4 成功


[No.7571] [固定リンク][非] M*7 再び鬼と戦うの前提変換申請 投稿者:藻女@神聖巫連盟  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:53:43

証券3枚を消費して以下の前提変換を申請します。

前提変換
1鬼は崖から落ちる時の衝撃で負傷を負っている
2明らかに戦士ではなく戦闘能力もなさそうな少女を殺すのに躊躇している
3崖から落ちた時地面ではなくて地下を走っている洞窟まで落ちたとし、洞窟の中では巨大な体で戦うのは向いていません。

M*7 再び鬼と戦うの難易度低減を狙います


[No.7575] [固定リンク][非] Re: M*7 再び鬼と戦うの前提変換申請 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:00:17

前提変換:

M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール

妖術で戦う
・火 死 生命 分野知識Aオカルト 

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 速度


[No.7591] [固定リンク][非] 雨飾 雫(後半) 投稿者:藻女@神聖巫連盟  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:46:53

・姫君(生活 料理 恋愛 治療 整備)2倍
名前 
【雨飾 雫:分野知識B科学、分野知識D自然×2、器用、運動、速度、水、生活、恋愛×2】
歴史 
【雨の巫女:分野知識B科学、分野知識D自然×2、速度、水、社会地位、恋愛×3、命中】
【天候予測:分野知識B科学×2、分野知識D自然×4、器用、運動、速度×3】
【信仰心:水×2、恋愛×6、分野知識B科学、分野知識D自然、社会地位】
特技 
【自然観察:分野知識B科学、分野知識D自然×6、速度×4】
【空を見る:分野知識B科学×3、分野知識D自然×8、器用】
道具 2枠
【戦馬 速度×7】喪失中
成功要素7個
証券残り1枚
-----------------------------------------------------------
第2幕(第2連続ゲーム)
M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
難易 以下のうち 2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 恋愛 生命 治療 整備
RP(運命:友情を温める)
少女は気が付くと洞窟の中に落ちていました。
巨人の手から逃げようと崖に身を投じたところまでは覚えているけれど、どうやら地面までどころか地下に広がっていた洞窟にまで落ちたようです。
巨人はどこに行ったのかと辺りをうかがうと少女の下に倒れています。
偶然なのか、庇われたのかわからないけれど、落ちてきた穴は巨人よりも高い所にあります。
どちらもきっと自力では抜け出ることが出来ない身だと思った少女は巨人に言いました
「あなたが何ものか知りません、私の言葉がわかるのかすらわかりません。もしかしたら戦わなければいけない敵同士なのかもしれません。ですが、ここで戦ったとしても無事に脱出できるかわかりません。出口を見つけるまででかまいませんから協力しませんか?」
少女の言葉が通じたのか巨人は少女を連れて出口を探し始めました。
少女が風の流れを読み、少女が歩けない所は巨人に助けを借りながら歩いているととうとう出口の光を見つける事が出来ました。
提出:
【雨飾 雫:分野知識B科学、分野知識D自然×2、器用、運動、速度、水、生活、恋愛×2】
【雨の巫女:分野知識B科学、分野知識D自然×2、速度、水、社会地位、恋愛×3、命中】
【信仰心:水×2、恋愛×6、分野知識B科学、分野知識D自然、社会地位】
合計:生活×2(1が姫君の効果より2倍となる)、恋愛×22(11が姫君の効果より2倍となる)
-----------------------------------------------------------
前提変換結果:http://cwtg.jp/bbs3/nisetre.cgi?no=7575

M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール

妖術で戦う
・火 死 生命 分野知識Aオカルト 

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 速度
RP(運命:裏切られる)
「出口も見えてきました。協力もここまでです。戦わなければいけないなら戦いましょう、けれど、そうでないなら私の手をとって一緒に外へいきましょう」
少女は声を掛けました。ですが巨人は首振り少女から距離を取りました。
「そうですか、それでは鬼さんが私を捕まえたなら私の負けです。捕まえられずに諦めたら私の勝ちです。」
そういって少女は駆け出しました。
洞窟の中は狭く、少女を捕えようとしては鍾乳石や岩にぶつかる鬼と洞窟の隙間を巧みに使って逃げ回る少女。
それはまるで鬼ごっこです。
提出:
【天候予測:分野知識B科学×2、分野知識D自然×4、器用、運動、速度×3】
【信仰心:水×2、恋愛×6、分野知識B科学、分野知識D自然、社会地位】
【自然観察:分野知識B科学、分野知識D自然×6、速度×4】
合計:分野知識B科学×4、分野知識D自然×11、器用、運動、速度×7
-----------------------------------------------------------
M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
美貌で戦う(このパートのみ。合計20出せばOK)
・恋愛
RP(運命:友情を温める)
最初のうちは倒さないといけないと思って走りまわっていた少女も鬼ごっこが楽しくなってきました。
今まで友達と遊んだ経験がなく、遠くで子ども達が遊び回る声を聴くくらいしかしてこなかった少女にとってはじめての遊びだったのです。
目的を忘れて無邪気に走り回るうちにいつのまにか追いかけられなくなった事に気が付いた少女は巨人の元へ来ました。
「追いかけられないなら今回の勝負はあなたの負け、あなたの鬼はここまでです。今度やる時は私が鬼をやってあげるからまた鬼ごっこしましょ」
そういって鬼であったものを鬼ではないと否定しました。
提出:
【雨飾 雫:分野知識B科学、分野知識D自然×2、器用、運動、速度、水、生活、恋愛×2】
【信仰心:水×2、恋愛×6、分野知識B科学、分野知識D自然、社会地位】
【雨の巫女:分野知識B科学、分野知識D自然×2、速度、水、社会地位、恋愛×3、命中】
合計:恋愛×22(11が姫君の効果より2倍となる)
-----------------------------------------------------------
M*9 物語は終わる。
難易 なし
RP(運命:友情を温める)
鬼としての自分を否定され、少女の友として生きる事になった巨人はまた別の物語を紡ぐ事になりますが、それはまた別の物語。
ここは少女は終生の友を得る事になりましたで終えるとしましょう。めでたしめでたし


[No.7602] [固定リンク][非] 判定 雨飾 雫(後半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:26:45

成功した。
うまくまとまってよかったよかった。
声援50 GET5


[No.7549] [固定リンク][非] 奥羽紅(前半) 投稿者:奥羽りんく  投稿日:2015/05/06(Wed) 21:19:08

○キャラクター
構造体:姫君
名前:【奥羽紅(おううのくれない)】 / 成立要素 恋愛1* 生活1* 料理2* 治療2* 器用1 命中1 運動1 火1
歴史:【自然の護り手】 / 成立要素 分野知識D自然7 速度3
特技:【料理上手】(親:奥羽紅/自然の護り手) / 成立要素 恋愛2* 速度3 料理2* 分野知識D自然3 器用1
特技:【花嫁修業と書いて乙女心と読む】(親:自然の護り手/料理上手) / 成立要素 恋愛3* 料理4* 速度4
特技:【風読み】(親:料理上手/花嫁修業と書いて乙女心と読む) / 成立要素 分野知識D自然3 速度7 器用1 回避1
特技:【素早い身のこなし】(親:風読み/料理上手) / 成立要素 速度9 回避2 器用1

成功要素6個
証券残り0枚

---------------------------------------------------------------

M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く

提出:【奥羽紅】火 恋愛 生活 料理 器用 命中 運動

RP【運命:生きるために仕事する】
紅は、本当ならどこにでもいるような姫君だった。
家柄だけは古く、貴族の末席に名を連ねてこそいたが、所詮没落の一途をたどる田舎貴族、収入などないに等しく日々なんとか生活していくのだけがやっとであった。
紅が物心ついた時には、山野を巡って糧を得たり獲物をしとめ、その地を守るのが生業となっていた。
紅の家は、古くは京の南方を守護する一族だったという。名に込められた色がその名残だった。
紅自身、年頃の娘らしくは見えない。日々生き抜くために磨いた生活の術だけはどんどんと上達していった。
その身ごなしも含めて生来器用な性質であった。
自然を友とし、日々を生きる。それが紅の日常だった。
父と母は既に亡い。当時唯一家に残っていた仕丁に聞けば古いお役目に身命を賭して挑み、帰らなかったのだという。
『旦那様と北の方様は、八つ足の鬼に挑みなさったんですよ』
そう、優しい顔で話してくれたその仕丁も数年前に死んだ。残ったのは紅ひとり。
(馬鹿だな)
と紅は両親に対してそれだけを思っていた。
鬼を倒すだなんてお役目を、生きてはたせるわけがなかったろうに。
おかげで紅に残されたのはボロボロの家と貴族の血筋、そして父母がつけてくれた名前だけだ。
(それでもやらなきゃならなかった、か)
政府の勅命であった、という。
幸か不幸か、紅にその命が下されることは今のところない。大方、すでに絶えたと見做されているのだろう。
しかし、血筋故か紅にも視えるものはある。山野をかける途中で見つけた黒い影を短刀を振ることで散らせた。
ついでに猪も仕留める。これでしばし糊口をしのげるだろう。
猪を捌きながら紅の思考はつらつらと流れていく。
(世の姫君たちは雅に歌でも交わしているのだろうか。こんなししの血を浴びることもなく…ああ、私だって恋くらい)
ついついため息が出る。近くに住む人々はよくしてくれている。生きてゆけているだけマシなのかもしれない。
けれど紅だっていっぱしの乙女だった。父母が健在で世が世であれば、すでに結婚していたかもしれないような歳の。
父母は珍しくも恋愛結婚をしたという。
家族のいない紅にとって、想像すらできない夢物語でしかないけれど。
(詮無きことを思っても仕方がない)
まずは仕事だ。生きるために。紅はひとつ首を振ると立ち上がった。


M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 

提出:【自然の護り手】分野知識D自然7
   【料理上手】分野知識D自然3 料理2*
   【花嫁修業と書いて乙女心と読む】料理4*
合計:分野知識D自然10 料理12(2倍済)

RP【運命:新しい出会い】
今日は山野でとれたものを使って料理をしてほしいという依頼が来ていた。
街ではあまり見慣れないものを使うからか、時折このような依頼が来ることがあった。
先だってとらえた牡丹肉と、山野で見つけた恵みをもって依頼された屋敷へ向かう。
「申し訳ありません、取次を。紅、参りました」
話は通っていたためすんなりと屋敷へ通される。
紅の住むボロ屋敷とは違い、たいそう立派な屋敷であった。
この屋敷の主人は何かと紅を気にかけてくれているようで、すでに何度かこういったこともしている。
その度に一緒の食事に誘われて、なんだかんだと話をするのだ。
父母と誼があったのだという。
故のない施しを紅が突っぱねて以来、こうして調理を依頼してくる屋敷の主人には感謝している。
行く当てのない花嫁修業も、稼ぎの一種となっているのだからあなどれない。
貴族の子女が自ら料理など、と言われるかもしれないが遠い記憶の中で父母と笑い合っていた時も母は自ら料理をふるまっていてくれたように思う。
そんな郷愁の念とささやかな願望からふと紅の意識を呼び覚ましたのは、ふわりと香った梅の香だった。
この屋敷に梅花の香を好むものはいなかったように記憶している。
さらにいうなら、この香りは人工の物ではなくもっと自然な…

そこまで考えたところで渡り廊下からこちらを見ている視線とかち合った。
見知らぬ、けれどとても美しい公達…が紅を見つめている。
わけのわからない胸騒ぎを覚えて胸元を抑えていると、ふいと視線が外された。
「あ…」
と言う間もなく彼の姿が屋敷の奥に消える。
「…今の、方は…」
鎮まらない動悸はこれから起こる予兆の前触れなのか、はたまた別の何かなのか、今の紅にわかるはずもなかった。


M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く

提出:【自然の護り手】分野知識D自然7 速度3
   【風読み】分野知識D自然3 速度7
   【料理上手】分野知識D自然3 速度3
合計:分野知識D自然13 速度13

RP【運命:妬み、憎しみの感情を募らせる】
それから数日は何事もなく過ぎた。
いつものように山野をかけているとざわざわと落ち着かない感じがして不意に辺りを見回した。
「なにか…何?」
落ち着かないのは紅だけではなく、動物、昆虫、はては植物に至るまでざわついているように感じる。
ピィ、と高く鳶が鳴いた。
「上!」
紅がはっとして天を仰ぐ。
「あれは…」
真っ赤に燃える星のような何かが次々と降ってくるのが視えた。
あれは、星ではない。
あれは。
あれは。
「鬼…!」
父から一度だけ聞いたことのあったそれ。
赤く燃える星のごとく天より振り来るもの。
あれが、紅の父と母の命を奪ったものである…!
目の前が炎とは別の何かで真っ赤に燃えるようだった。
山野を抜け、街へとかける。
今度もまた、奪うのか…!
私から、暖かい場所を奪うのか…!!
憎しみ、というものが腹の底から這い上ってくるようだった。

――駆けた先で見たものは、すでに鬼によって蹂躙されつくした街だった何か。

間に合わなかった。
ぎり、と唇をかみしめた。
最早ここに生きているものなどいはしない。
ざり、ざり、と音がする。
街を焼き尽くした鬼が、最後の生命を認めて、集ってきているようだった。
ここで一人勝算もなくやられてたまるか!
紅は踵を返すと山の中へと駆けだした。
幸いにも、紅の速度に鬼はついてこられないようだった。
鬼が追い付かないうちに山へ身を隠す。
あいつらを殺す。殺す。
そのためには準備が必要だ。
山の中で身を隠しながら準備をしなければならない。
幸い、山野で生きる術は心得ている。食料を手に入れつつ攻撃の準備を整えることはできるだろう。
「待っていろ…鬼め!」
一度だけ振り返った紅の目には憎しみが確かに宿っていた。


M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う

→知恵と知識で戦う
提出:【自然の護り手】分野知識D自然7 速度3
   【風読み】分野知識D自然3 速度7 器用1 回避1
   【素早い身のこなし】速度9 器用1 回避2
合計:分野知識D自然10+速度19+器用2+回避3=34

RP【運命:仇討ちをする】
紅の視線の先には、八つ足の鬼がいる。
紅の陽動に、まんまとかかった一匹の鬼が。
木の上で息をひそめて、紅はにやりと唇をゆがめた。
かけられるだけの罠は、そこかしこに張り巡らせておいたのだ。
「いざ、お覚悟…!」
復讐の、幕は切って落とされた。
この地の護り手を生業にしていたのは伊達ではない。
そして毎日山野を巡っていたのも伊達ではない。
紅はあまり意識しているわけではなかったが、経験はなによりも優秀な武器となる。
紅がぎりぎり通り抜けられるくらいに密集した木立。
嵌ると抜けることの難しい沼。
そして、一見平らに見えて落とし穴のような段差のある小さな崖。
そういった地形を利用した罠を、紅はこの舞台に作った。
あとは、自らを囮に鬼を罠にかけるだけである。
この体格差ではまともに戦って勝つのは難しいと踏んだ紅の一世一代の大勝負であった。

「もうすぐ、雨が降る」
風の匂いを感じてちらりと紅は空を見上げた。
相手の脚が届くギリギリの距離を走り続け、自分の書けた罠を避け、鬼の攻撃を避ける。
雨が降る前に決着をつけなければ体力の消耗が激しく、勝率が下がってしまうだろう。
焦りは禁物だ。
ここに来るまでの間に鬼もだいぶ消耗している。
最後の罠はこの先だった。
ふらりと足がよろめく。
鬼がチャンスとばかりに前足を振りかぶるが、なんとか身をかわした。
「あと、一歩…!」
そして、鬼がついにそこへ足を踏み入れた。
火打石が火花を放ちそして、油の満ちた穴へと落ちた八つ足の鬼は醜悪な悲鳴を上げながら轟々と燃え盛る炎に飲み込まれていった。


M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる

→美貌で戦う
提出:【奥羽紅】恋愛1* 生活1*
   【料理上手】恋愛2* 生活1*
   【花嫁修業と書いて乙女心と読む】恋愛3*
合計:恋愛12+生活4=16(2倍済)

RP【運命:恋に落ちる】
振ってきた雨が、紅の肩を濡らした。
燃え尽きた鬼がくすぶっているのもこれで消火されるだろう。
読みが当たったことにほっと息をついて肩から力を抜いた瞬間、ガキンと反射的に短刀を抜いていた。
「防がれるとは思わなんだ」
聞いたことのない声が耳のすぐ横で響く。
ぎりぎりと押されていた刀がすっと降ろされた。
思わずよろめいた体を、支える腕がある。
「なにを…っ」
言いかけた言葉が口の中で立ち消える。
布を被った男が、紅を支えていた。
柔らかい感触が、唇に触れている。
「無礼者」
紅はぱん、と男の頬をはる。
男は何が楽しいのかくく、と喉を鳴らしていた。
「気が強いのも良い」
思わず眉をひそめる。
声に聞き覚えはなかったが、その姿を、紅は確かにどこかで見たことがあった。
紅が布に手を伸ばすと、男は抵抗することもなくその頭からするりと布が落ちて顔があらわになる。
「あなたは…」
間違いなく、いつか屋敷で見かけたあの美しい公達だった。
遠目ではわからなかった角が、彼の正体を暗示してはいたけれど紅はとっさに動くことができなかった。
「鬼……?」
呆然と呟くが、実感ができない。
なぜ、どうして、と言う言葉がぐるぐると頭を回る。
男も紅を見つめたまま、動こうとはしなかった。
その瞳に吸い込まれるような心地がして、くらりと眩暈がする。
「あの時の料理は美味だった」
「え」
あまりにも唐突な言葉に紅が思わず男を突き飛ばして距離を取る。
「あれをもう食えぬのはもったいないことだと思うていた」
「なに、を」
この男は何を言っているのか。
街を滅ぼすようなことをしたのは鬼ではないのか。
「おまえは何を言っている!」
「惚れた、と言うておる」
「は」
今度こそ固まった。
何を勝手なことを、と言う気持ちが膨れ上がった。
「俺のものにならぬか」
だから、その言葉を聞いた瞬間。
紅は衝動的に駆け出していた。
「お前の物になるくらいなら!」
この先には崖があることを知っている。
「こんな命、捨ててやる!」
ためらいもなく飛び降りた。
最後に見た男の顔が驚愕の色を帯びているのを見て、少しだけ溜飲が下がった。
「ほんに気の強い」
そして、紅は。気を失う直前呆れたような男の声を聞いた気がした。


[No.7561] [固定リンク][非] 判定: 奥羽紅(前半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:39:52

これもいいね。声援40 証券4GET 成功
がんばった。


[No.7576] [固定リンク][非] 前提変換申請 投稿者:奥羽りんく  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:00:45

> これもいいね。声援40 証券4GET 成功
> がんばった。
ありがとうございます! 後半もクリアするために前提変換をお願いします。

前提変換
・美貌の鬼は紅に一目惚れをしている。
・紅も美貌の鬼に一目惚れしている。
・崖から落ちた後、紅と鬼は一緒に行動している。
・襲ってきたのは、美貌の鬼にとっても都合の悪い「はぐれ」の鬼であるため、共闘して倒すことに問題はない。

とした場合、M*7の難易度はどうなるでしょうか。
よろしくお願いします。


[No.7579] [固定リンク][非] Re: 前提変換申請 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:03:08

前提変換:
M*7 共闘して再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール

妖術で戦う
・火 死 生命 分野知識Aオカルト 

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 速度


[No.7593] [固定リンク][非] 奥羽紅(後半) 投稿者:奥羽りんく  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:56:49

○キャラクター
構造体:姫君
名前:【奥羽紅(おううのくれない)】 / 成立要素10 恋愛1* 生活1* 料理2* 治療2* 器用1 命中1 運動1 火1
歴史:【自然の護り手】 / 成立要素10 分野知識D自然7 速度3
特技:【料理上手】(親:奥羽紅/自然の護り手) / 成立要素11 恋愛2* 速度3 料理2* 分野知識D自然3 器用1
特技:【花嫁修業と書いて乙女心と読む】(親:自然の護り手/料理上手) / 成立要素11 恋愛3* 料理4* 速度4
特技:【風読み】(親:料理上手/花嫁修業と書いて乙女心と読む) / 成立要素12 分野知識D自然3 速度7 器用1 回避1
特技:【素早い身のこなし】(親:風読み/料理上手) / 成立要素12 速度9 回避2 器用1
--------------------------------------
↓ここから先、新規追加しました。

歴史:【近所の薬師代わり】(親:奥羽紅/花嫁修業と書いて乙女心と読む) / 成立要素11 恋愛4* 治療3* 生活1* 器用1 料理1*
特技:【応急手当】(親:近所の薬師代わり/料理上手) / 成立要素12 恋愛6* 治療4* 分野知識D自然2
歴史:【薬草を売って小銭稼ぎ】(親:近所の薬師代わり/応急手当) / 成立要素12 恋愛2* 治療8* 分野知識D自然2 
--------------------------------------

成功要素9個
証券残り3枚(6-6+5+4-3-3)

---------------------------------------------------------------

M*6 美しい鬼と協力して脱出する。

提出:【近所の薬師代わり】恋愛4* 治療3*
   【応急手当】恋愛6* 治療4*
   【薬草を売って小銭稼ぎ】恋愛2* 治療8*

RP【運命:恋に落ちる】
紅が目を覚ますと、目の前にはあの男がいた。
「気が付いたか」
「…なぜ、助けた」
思ったよりかすれた声が出た。
死んだつもりだったが、こうして生きながらえているということはこの鬼が紅を助けたのだろう。
崖から飛び降りたのは衝動的なことだった。
男から言われた言葉が屈辱的だったからではない。
その言葉に一瞬でも喜んでしまった自分がいたことが許せなかった。
「言うたであろ。惚れた故だ」
「……そう、か」
「惚れた女を目の前で死なせる奴はおらぬ」
惚れた、と男がいう。紅はそうか、と思った。
そうか、これが『恋』か、と。
憎しみに目が眩んでいた。
だからすぐにはわからなかった。
そして自分を許せなかった。
それを告げてもなお、男は紅に変わらず告げたのだ。
彼は彼女に恋をした、と。
あまりにもてらいなく男がいうので。
紅もうっかり自分を認める事を許してしまった。

――私も、あの屋敷でひとめ見たときからあなたに恋をしていたのだ。

と。

「ありが、とう」
素直に、礼の言葉が口をついた。
湧きあがる衝動に身を任せてしまったが、父母からもらった大切な命である。
簡単に投げ出すのはよくない事だった。
男はふ、と笑うと紅の頭をゆるくなでた。
「ひとまず休め。回復したら移動する。怪我の手当てはしておこう」
「いい。目が覚めたら自分でできる…花嫁修業の一環で…覚えた…」
「ははは。花嫁修業か。それは良い」
その手つきがあまりに優しいから。
紅はゆっくりと目を閉じた。
男は笑っているけれど、本当のことなのだ。
いつか、いつか好きな人と結婚する日を夢見て一生懸命小銭を貯めているうちに、まるで薬師のように周囲から扱われることも増えていた。
「あなたがけがをしても…私が手当てして…」
うとうととしながらつぶやいた言葉は、男に届いただろうか。
額に落ちた温もりに、紅はそっと微笑んだ。


M*7 共闘して再び鬼と戦う
→知恵と知識で戦う
提出:【奥羽紅】器用1 運動1
   【風読み】分野知識D自然3 速度7 器用1
   【素早い身のこなし】速度9 器用1
合計:器用3+運動1+速度16+分野知識D自然3=23

RP【運命:別れを経験する】
崖の下から脱出し、紅と男が並んで歩いていた時のことである。
二人仲良く、とまでは行かないがそれなりに互いの人となりもわかったためか最初に会った時の事が嘘のように雰囲気は和やかだ。
その和やかな雰囲気を壊すかのように横合いの木立から飛び出してきた影。
二人はすぐさま臨戦態勢を取った。
「あれは…」
「はぐれか…!」
舌打ちせんばかりの男に紅も表情を引き締める。
黒い気配をまとったそれは、目の前の男のような鬼とはまた違い欠片も理性的な気配を感じない。
「おい。あれは滅するぞ」
男としても捨て置けなかったのだろう。同族かと思ったが男のしかめっ面がそれを否定している。
紅はひとつ頷くと男の前に出て囮を買って出た。
「おい!」
「私は腕力がない。私がこいつの気を引くから、あなたがやってくれ」
止める声を振り切って、はぐれ鬼の横をすり抜ける。
「こっちだ」
背中に短剣で一太刀浴びせ、すぐさま後ろにさがる。
はぐれ鬼は切られたことが気に入らなかったのか、紅に向き直った。
「いまだ!」
紅が叫ぶより早く、どう、とはぐれ鬼の体が崩れ落ちた。
それこそ男が一刀の元に切り伏せたのだろう。
太刀を鞘に納め、男はほっと息をついた。
「無茶をする」
「信じていたから」
何でもない事のように言う紅を見てもう一度深くため息を吐くと男は表情を険しくした。
「しかしはぐれが出たとは…おい。俺は行かねばならぬところができた」
「……」
紅に否やはない。なぜならもともと、敵同士のようなものだ。
わざわざそう告げるだけ、親切というものだ。
だが、ひとつだけ紅にも納得できぬことがある。
だから、紅は少しだけ背筋を伸ばして男に告げた。
「私は、相模国、奥羽紅と申しまする。命救って頂いた由、改めて感謝申し上げまする」
「おまえ…」
男が呆然と紅を見やる。
けれど紅は意に介さず続けた。
「本来であれば、我ら再びまみえぬのが最良と存じてはおりますが、もしも再びまみえた時にはあなた様の名をいただきとうございます」
ふわりと笑い、男が何かを言う前に紅はその場を走り去る。
鬼と人、戦うしかない運命だとしてももう一度会うことを信じて紅は別れを選んだ。


M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
→美貌で戦う
提出:【料理上手】恋愛2*
   【近所の薬師代わり】恋愛4*
   【応急手当】恋愛6*
合計:恋愛24(2倍済)

RP【運命:恋に落ちる】
紅が、ここに居を構えたのはしばらく前のことになる。
あの男と別れたあとしばらくは放浪していたが、さすがに路銀も心もとない。
たまたま立ち寄った村で薬草を見つけ、空き家を借り小銭を稼いでいるうちに村の人に頼みこまれて村の薬師代わりになってしまっていた。
まあ、いまさらどこに行く当てがあるでもなしいいか、と言う気持ちで日々を過ごしている。
毎日作る薬膳料理も近所の奥方たちに好評だ。
本当に食べてほしい人は今ここにいないけれど、と思考が沈んだところでにわかに外が騒がしくなった。
何かあったのだろうか。
訝しく思いながら外に出ると慌てた様子の村人が、けが人がいることを教えてくれた。
慌てて家にとって返し応急手当の道具をもってけが人のもとへ駆けつける。
けが人を見た瞬間、紅の手から道具がころりと転げ落ちる。
目を見開いた。
「紅、今、戻った」
一言ずつ区切るように告げた男が微笑んでこちらをみている。
彼の頭に布はなく、あの時あった角もない。
「ああ…なんて…なんてことを…」
「俺は一度死んだのだ。恋に殺された。だが後悔などしておらぬ」
紅は立っていることもできずに男のそばにくずおれた。
「俺は、お前に逢いに来たのだ。笑って出迎えてはくれぬのか?」
「そんな酷いけがをして、どうして笑って出迎えられましょう」
涙が止まらない紅を困ったように抱きしめて、男は言う。
「お前の覚悟に心臓の止まる心地がしたのだ。こうして帰ってきたのだから、許せ」
「本当に、なんて人…!」
後悔の微塵もない顔で言われてしまえば、紅が怒りつづけるのも無理な話だった。
けがの手当てを手早く済ませ、傷に障らないように抱きしめる。
「おかえりなさい」
「約束を果たそう。お前に俺の名を告げよう。俺の名は――」
紅の耳元でささやかれたそれは、酷く甘く響いて、紅の心臓をも止めてしまう心地だった。



M*9 物語は終わる。
RP【運命:食い道楽する】
互いの名を捨て、新たに二人で始めた生活は慎ましやかながらも穏やかなものだった。
村人たちには戦に出ていた旦那が戻ってきたものとして受け入れられ、このままきっと平和な日々が続くのだろう。
「旦那様、つまみぐいはいけませぬ!」
「固いことを言うな。美味いのだから仕方なかろう」
この夫婦はまたやっていると通りがかった村人は肩を竦めた。
妻の料理に胃袋を掴まれている旦那はいつもこうして叱られているのだ。
「いつまでもそうしておりますと、夕餉はなしにいたしますよ」
「すまぬ! 悪かった! このとおりだ」
そうは言っても、妻も妻で旦那に惚れ込んでいるのだから仕方ない。
旦那の好物を毎日せっせと拵えては嬉しそうに笑う妻と、そんな妻を片時も離さない旦那というこの夫婦は、仲睦まじくいつまでも幸せに暮らしたとさ。


[No.7603] [固定リンク][非] 判定: 奥羽紅(後半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:27:21

お見事。
成功した。声援56 GET5


[No.7550] [固定リンク][非] 庚御前(前半)修正済み 投稿者:ソーニャ  投稿日:2015/05/06(Wed) 21:45:36

現在修正作業中です。

「我はこれより、ゲームへの挑戦を請う。」よろしくお願いします。

第1幕(第1連続ゲーム)


自キャラ(構造体:姫):証券6/6
※(恋愛 料理 生活 治療 整備)2倍 
名前1:庚御前{かのえごぜん}(命中1 器用1 生活3* 恋愛3* 社会的地位1 分野知識D自然1)10
歴史3:異国の血筋(打撃1 運動1 治療2* 料理1* 回避1 生命1 耐久1 貫通1 ダメージコントロール1)10
     戦馬を手懐ける:親1<庚御前>親2<異国の血筋>(恋愛2* 生活2* 器用2  治療2* 整備1 耐久2)11
特技5:猪狩り:親1<庚御前>親2<異国の血筋>(速度6 運動1 回避3 分野知識D自然1)11
    :縄仕掛け:親1<猪狩り>親2<戦馬を手懐ける>:(器用2 回避4 運動3 分野知識D自然3)12
    :速馬:親1<猪狩り>親2<戦馬を手懐ける>:(速度5 運動3 回避4)12
      
武器1:(長刀 短刀)
防具2:(鎧 盾)
道具2:戦馬速度6
     縄 運動2 生活2

M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く
難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)

運命:新しい出会い

【成功要素提出】
庚御前{かのえごぜん}(命中1 器用1 生活3* 恋愛3* 社会的地位1 分野知識D自然1)10
異国の血筋(打撃1 運動1 治療2* 料理1* 回避1 生命1 耐久1 貫通1 ダメージコントロール1)10


【RP】
むかしむかし、相模のとある里。
武士(もののふ)の家に村人が一人の童女をつれてやってきました。
「お武家様、おられますか」
「なんぞ、どうした野菜なら今間におうとる」
「いえいえ、それが面妖な童女がおりまして見てくださりませぬか」
「はてはて、面妖とは?」
武士は村人に連れられた童女を見て目を見開きます。
「なるほど確かに、瞳が青で髪が金となしかし肌は透き通るように白い」
「へぇ、どこからやってきたのかうちの畑を荒らしておりましたもので捕まえた次第ですだ」
「ふむ、それは災難であったな、おおかた孤児かなにかであろう、近頃鬼や天狗がどこそこに現れて暴れておるという」
「ははぁ、将門様の祟りのようなものでしょうか」
「これこれ、めったなことは言うでない」
武士はしばし童女を眺めて考えます。不思議な青をたたえた瞳がまるで勾玉のように美しく見えました。
「あいわかった、なればこの童女は私が預かろう」
「ありがとうございますだ」
こうして童女は武士が預かることとなりました。
「そなた、名前はなんという」
「・・・・・」
童女は何事か呪文のような言葉を口にしましたが武士には伝わりません。
「ふむ、発音しにくいし長いのぅ、ではおぬし、庚(かのえ)と名乗るがよい」
「か、の、え」
童女は首をかしげたあと、かみしめるようにつぶやいて首を二度縦にふりました。
「よし、そなたは今日からワシの娘じゃ、まずは飯でも食おうか」
武士は大声で笑いながら、童女を屋敷へと招きいれたのでした。


/*/

M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
難易 以下のうち 2つ以上で7以上を通過させること。
・打撃 命中 貫通 長射程 回避 耐久
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備

運命:新しい出会い

【成功要素提出】
庚御前{かのえごぜん}(命中1 器用1 生活3* 恋愛3* 社会的地位1 分野知識D自然1)10

戦馬を手懐ける:親1<庚御前>親2<異国の血筋>(恋愛2* 生活2* 器用2  治療2* 整備1 耐久2)11

猪狩り:親1<庚御前>親2<異国の血筋>(速度1 運動3 回避4 分野知識D自然1)11

生活10 恋愛10 合計10

【RP】
それから、数年経ちました。
武士の家で育てられた童女は長い金髪に青い瞳が見目麗しく相模でも評判の美人に成長したのですが
「ふーむ、育て方を間違えてしまったわい」
「父上! 罠に猪がはまりました!」
なんともおてんばな女性になってしまいました。
家に来た頃は言葉も満足に話せぬ有様でしたが、武士が熱心に教え聞かせると見る間に上達し読み書きもこなしてみせました。また、同じ年頃の子供に比べて背が伸びるのも速かったため、戯れに教えた武芸や狩りもあっと言う間に覚えてしまいました。
今日もこうして野山を駆け回って猪狩りをしている始末。男であれば跡取りとしてこのうえないのですが、女としてはあまりに粗忽で周囲からは鬼女と陰口をたたかれているとも耳にします。
そこで、武士は一計を案じました。
兼ねてより、馬が欲しいとねだる庚に、それはそれは見事な軍馬をあてがいました。
しかしこの軍馬、気性が荒いことで知らぬものはないほどの暴れ馬です。
「これを見事乗りこなさねば、武芸や狩に出ることを禁ずる」
しかし、庚、鼻息をたてる馬に近づき半刻ばかり也を見て回った後、馬の背に鞍を乗せるとこともなげにまたがってしまいました。武士はいったいどういうことだと驚きを隠せません。
「父上、この馬のお尻に棘が刺さっておりました。どうやらこれが原因だったようです」
鐙でおなかを蹴って馬に合図を送るとさもそれが当然のように馬は力強く走り始めました。
後に庚御前として騎馬武者姿に描かれる馬とはこうして出会ったのです。


/*/

M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
難易 以下のうち 2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然

運命:別れを経験する

【成功要素提出】

猪狩り:親1<庚御前>親2<異国の血筋>(速度6 運動1 回避3 分野知識D自然1)11
縄仕掛け:親1<猪狩り>親2<戦馬を手懐ける>:(器用2 回避4 運動3 分野知識D自然3)12
速馬:親1<猪狩り>親2<戦馬を手懐ける>:(速度5 運動3 回避4)12

速度11 回避11

【RP】
別れはあまりに唐突でした。ある夜のこと、夜空に大きな炎とともにいくつもの鬼たちが振って来たのです。鬼たちは家屋敷に身をつけて周り逃げ惑う人々に次々と襲い掛かります。牛や鶏などの家畜が逃げ出しますがどうもそれには関心がない様子です。
 鬼の姿はまるで蜘蛛のような形のものや山ほど大きなものなど猪とは比べ物にならないほど獰猛そうです。悲鳴と、破壊の音が鳴り響きます。
「庚よ、おぬしは相模の大将の元へ行くのじゃ」
「いやです、私も父上と戦います!」
「ならぬ、おぬしは鬼達の正体を教えねばならぬ!」
「しかしそれでは父上が!」
「ええい、分らぬやつめ」
父と共に戦おうということを聞かない庚の戦馬を武士は蹴りました。いななきと共に戦馬は里の向こう側へと駆けて行きます。
「父上、父上!」
戦馬を制しようとしますが、馬はいうことを聞かずにただただ、走り続けました。


/*/

M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 回避 速度

運命:仇討ちをする

【成功要素提出】
猪狩り:親1<庚御前>親2<異国の血筋>(速度1 運動3 回避4 分野知識D自然1)11

縄仕掛け:親1<猪狩り>親2<戦馬を手懐ける>:(器用2 回避4 運動3 分野知識D自然3)12

速馬:親1<猪狩り>親2<戦馬を手懐ける>:(速度5 運動3 回避4)12

分野知識D自然 器用 運動 回避 速度 合計35


【RP】
相模の大将の元へと走った庚は、討伐隊と共に里へ戻りました。山のふもとから煙の立ち上る無残な里の姿に憤りを覚えましたが、ぐっとこらえて鬼達の様子を探ります。どうやら蜘蛛のような形をした鬼が生き残りの人間がいないか探しているようです。縄を張る仕掛けを作り、討伐隊に森で待ち伏せをしてもらうように頼んで戦馬と共に蜘蛛のような鬼の前に躍り出ます。
「われこそは庚御前、わが父の仇を討ちに参ったいざ尋常に勝負せよ!」
蜘蛛が何もいわずに襲い掛かってきます。庚は向き直り再び森の中に引き返しジグザグに走ります。蜘蛛は八本の手足を器用に動かして追いかけますが、先日の追撃を振りきった駿馬にはかないません。
 森の奥まで引き込んだところで猪用の仕掛け罠の一つにはまって動きを止めたようです。すかさず、馬に携えていた網縄を撒き散らかして脚に絡みつかせます。もがけばもがくほど網に絡まって動きが鈍くなります。討伐隊と共にこれを畳み掛ける様に切付けてついに一体の鬼を倒したのでした。
「父上・・・」


/*/

M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。

美貌で戦う(このパートのみ。合計10出せばOK)
・生活 恋愛

運命:新しい出会い

【成功要素提出】
庚御前{かのえごぜん}(命中1 器用1 生活3* 恋愛3* 社会的地位1 分野知識D自然1)10

生活 恋愛 2倍により合計12

【RP】
鬼を倒し里に戻るとあたりは一面焼け野原でした。
何人かの村人が生き残っておびえていました。
そして、残念なことに父である武士が討ち死にしている姿を見つけました。
討伐隊と手分けして供養を行い生き残った村人たちを彼らに預け何もかもが終わった後、庚は一人岸壁でさめざめと泣いていました。
「お前か、土蜘蛛を倒したのは」
声に振り向くと、長身の男が立っています。いでたちは角の生えた兜のようなものに、黒光りする甲を随所にあしらっているそんな様子でした。そして、その兜の隙間からのぞく髪は金色で、瞳は庚と同じ青をたたえていました。
「馬鹿な、まさかお前」
先に反応したのは男の方でした。その表情に焦りとも驚きともとれる表情を宿しています。
庚は大声で叫びながら男に殴りかかりました。
「まて、まて、おぬし我々の・・・・」
そのまま体当たりして庚と男はがけの下へと落ちていきました。

/*/


[No.7573] [固定リンク][非] 判定: 庚御前(前半)修正済み 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:55:15

はい。成功
声援40 証券4GET
成功


[No.7594] [固定リンク][非] 前提変換申請 投稿者:ソーニャ  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:58:39

前提変換を申請します 証券3枚消費

M*7に前提変換を行います。

M4のロールより
討伐隊と共に敵のおびき寄せや罠や仕掛けを改良しより巧妙なものにします。

相模の大将の元へと走った庚は、討伐隊と共に里へ戻りました。山のふもとから煙の立ち上る無残な里の姿に憤りを覚えましたが、ぐっとこらえて鬼達の様子を探ります。どうやら蜘蛛のような形をした鬼が生き残りの人間がいないか探しているようです。縄を張る仕掛けを作り、討伐隊に森で待ち伏せをしてもらうように頼んで戦馬と共に蜘蛛のような鬼の前に躍り出ます。
「われこそは庚御前、わが父の仇を討ちに参ったいざ尋常に勝負せよ!」
蜘蛛が何もいわずに襲い掛かってきます。庚は向き直り再び森の中に引き返しジグザグに走ります。蜘蛛は八本の手足を器用に動かして追いかけますが、先日の追撃を振りきった駿馬にはかないません。
 森の奥まで引き込んだところで猪用の仕掛け罠の一つにはまって動きを止めたようです。すかさず、馬に携えていた網縄を撒き散らかして脚に絡みつかせます。もがけばもがくほど網に絡まって動きが鈍くなります。討伐隊と共にこれを畳み掛ける様に切付けてついに一体の鬼を倒したのでした。


[No.7596] [固定リンク][非] Re: 前提変換申請 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:17:05

前提変換
M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール

妖術で戦う
・火 死 生命 分野知識Aオカルト 

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 速度


[No.7616] [固定リンク][非] 庚御膳(後半) 投稿者:ソーニャ  投稿日:2015/05/07(Thu) 11:18:58

第二幕 提出します

成長申請
自キャラ(構造体:姫):証券6/6+7/9(新規登録4 前提変換)
※(恋愛 料理 生活 治療 整備)2倍 
名前1:庚御前{かのえごぜん}(命中1 器用1 生活3* 恋愛3* 社会的地位1 分野知識D自然1)10
歴史3:異国の血筋(打撃1 運動1 治療2* 料理1* 回避1 生命1 耐久1 貫通1 ダメージコントロール1)10
     戦馬を手懐ける:親1<庚御前>親2<異国の血筋>(恋愛2* 生活2* 器用2  治療2* 整備1 耐久2)11
     美丈夫と呼ばれる:親1<戦馬を手懐ける11>親2<猪狩り11>(恋愛6* 分類知識D自然分野1 速度1 運動1 器用1)12
特技5:猪狩り:親1<庚御前>親2<異国の血筋>(速度1 運動3 回避4 分野知識D自然1)11
    :縄仕掛け:親1<猪狩り>親2<戦馬を手懐ける>:(器用2 回避4 運動3 分野知識D自然3)12
    :速馬:親1<猪狩り>親2<戦馬を手懐ける>:(速度5 運動3 回避4)12
    :火攻め親1<縄仕掛け>親2 <美丈夫と呼ばれる>:(分類知識D自然2 運動5 器用6)13
    :陽動:親1<縄仕掛け>親2<速馬>:(速度8 器用4 運動1)13
武器1:(長刀 短刀)
防具2:(鎧 盾)
道具2:戦馬速度6
     縄 運動2 生活2

中立成功要素
地名:相模の森:(分類知識D自然10)


第2幕(第2連続ゲーム)
M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
難易 以下のうち 2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 恋愛 生命 治療 整備

異国の血筋(打撃1 運動1 治療2* 料理1* 回避1 生命1 耐久1 貫通1 ダメージコントロール1)10
戦馬を手懐ける:親1<庚御前>親2<異国の血筋>(恋愛2* 生活2* 器用2  治療2* 整備1 耐久2)11
美丈夫と呼ばれる:親1<戦馬を手懐ける11>親2<猪狩り11>(恋愛6* 分類知識D自然分野1 速度1 運動1 器用1)12

恋愛16 整備2 治療8 生命1 生活4 合計31

運命:友情を温める

暗闇の中誰かの呼ぶ声がします。
目を開けると、鬼の男が目の前で声をかけ続けていました。
「しっかりしろ、聞こえるか?」
怒りで体を起こそうとしますが体が痛くて動けません。
「意識はあるようだな。そなた、何故敵方におるのだ?」
「敵とは、私たちのことか」
「いかにも、我々は迫害の末流浪の民となった一族、その青い瞳と金の髪はその証ぞ」
「そんなこと、知らない。私は父上にられたあなたたちは父上を殺したのよ」
「あのもの達が何なのかは私にもわからぬ。だが、われ等の一族の拠り所を築くのに手を貸すと約束したのだ。もっとも、一族はいまや私一人となってしまったがな」
庚の脳裏に幼き日、何かから逃げ出して里に迷い込んだことを思い出します。
「まぁよい、それよりもここをどうにかして脱出せねばならぬ」
「ここは?」
「崖下にあった洞だお前を引っ張って泳ぐのに難儀した」
「何故、助けたの?」
「久しぶりに同胞を見つけたのだ。うれしかったのさ」
「・・・・」
庚はどうにか体を起こしました。よくよく見れば、男も腕に怪我をしている様子です。
懐から手ぬぐいを取り出して傷口に巻きました。
「おぬし、どういう風の吹き回しか?」
「貸し借りはなしよ、この洞は私の遊び場よ。歩けるようになったら出口に案内するわ」
よろめく庚の肩を抱いてと男鬼は出口へと向かっていきました。
無言で歩く庚でしたが、どこか懐かしい記憶が呼び起こされるそんな気がしたのでした。


M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。(前提変換により難易度30)

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 速度

成功要素提出
火攻め親1<縄仕掛け>親2 <美丈夫と呼ばれる>:(分類知識D自然2 運動5 器用6)13
陽動:親1<縄仕掛け>親2<速馬>:(速度8 器用4 運動1)13
相模の国:(分類知識D自然10)

合計36

運命:生きるために仕事する


洞を抜け、庚と男鬼は再び対峙しました。
「おぬし、私と一緒に来ぬか」
「できないわ、私はあなたたちのことを許せそうにないから」
「そうか」
「不思議なものね、里でも私は鬼女と呼ばれていたわ。まさか本当に鬼だとは思わなかったわ」
「因果なものだな、われ等も人であるのになりの違いで蔑まれ追い立てられてきた」
「でも、今更鬼にはなれないわ」
「私もそうだな」
馬のいななきが聞こえ戦馬が庚の元に駆けつけました。それと同時に男鬼は一言
「曇り蜘蛛」
曇り空から糸を垂らしながら一体の大鬼が姿を現します。
「庚御前! 無事であったか、者ども矢を放て」
戦馬と共に相模の大将の一団が参上しました。
蜘蛛は男鬼を飲み込んで庚たちに襲い掛かってきました。
「後退じゃ、森で仕留める!」
兵達は、矢を射掛けながら森へ森へと下がります。蜘蛛は矢をもろともせずに突進みます。
「先の戦い見事であった、女だてらにあっぱれぞ」
相模の大将が庚に声をかけます。
「おぬしがおらぬ間に新しい罠を張っておったら向こうからやってきおったわい。今度は根絶やしにしてくれようぞ」
「しかし罠だけではすぐに網を断ちきるやもしれません」
「それがしに考えがござる共に参られよ」

森の中に入ると兵たちはちりぢりになって隠れふせる。蜘蛛は探し回り森の奥へ踏み込む、さきほどと違い深い落とし穴や落石を利用した罠で蜘蛛の動きを徐々にさえぎる。徐々に蜘蛛がいらだった様子を見せ始めた。ほら貝の音が森に響き渡ったのはそんな時だった。
蜘蛛の四方八方から火の手があがり勢いを増して行く。火攻めだ。
行き場に窮した蜘蛛はやがて自ら谷底へと身を投げた。
山が燃える。




M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。

美貌で戦う(このパートのみ。合計20出せばOK)
・恋愛

成功要素
戦馬を手懐ける:親1<庚御前>親2<異国の血筋>(恋愛2* 生活2* 器用2  治療2* 整備1 耐久2)11
     美丈夫と呼ばれる:親1<戦馬を手懐ける11>親2<猪狩り11>(恋愛6* 分類知識D自然分野1 速度1 運動1 器用1)
庚御前{かのえごぜん}(命中1 器用1 生活3* 恋愛3* 社会的地位1 分野知識D自然1)10

恋愛22(2倍修正済み)

運命:恋に落ちる

里も燃え、山も燃え、後には何も残らなかった。勝ち鬨の声をあげる一団をよそに、庚は去って行った。
 脚の向いた先は洞の中。
「今なら簡単に殺せるぞ」
蜘蛛の残骸とそこからはいずり出た深手の男が一人。
「そうねここは一つ鬼らしく噛み殺してあげましょう」
庚は男鬼の髪に歯を立てて引きちぎる
「髪殺した」
言葉は力をもって男の髪をすべて散らしました。
「そうか、そなたもまたわが同胞か」
庚は笑いました。
「私にはもう何もないわ」
「そうか、俺にも何もない」
二人は顔を合わせて笑いました。
「どうする」
「そうね、旅に出ようと思うの私を疎まず迎え入れてくれる場所を探すわ」
「そうか、いいことだ」
「あなたも一緒に来る?」
「何故だ?」
「久しぶりに、同胞をみつけたの、うれしくってね」
「そうか、ならば仕方ない」

後に、戦馬と共に諸国を漫遊した庚御膳の隣には巨躯の僧兵がつき従ったと伝えられています。これはそのなれそめの物語でございました。

M*9 物語は終わる。
難易 なし


[No.7623] [固定リンク][非] 判定:庚御膳(後半) 投稿者:高原(SD)  投稿日:2015/05/09(Sat) 21:42:57

・ダイス廃止 ±10%以下は中間判定
により、M*8の判定は中間判定となります。
ゲーム終了です。お疲れ様でした。

RPは大変面白かったので、次回も楽しみにしております。


[No.7552] [固定リンク][非] 申(前半) 投稿者:田中申@akiharu国  投稿日:2015/05/06(Wed) 21:59:54

○キャラクター
構造体:博士
成功要素1(名前):申(運動1、生活1、料理1、恋愛6、器用1)※初期登録
成功要素2(歴史):鬼から知恵や知識を授かった猿(命中1、速度2、土1、分野知識B科学1*、分野知識C社会1*、分野知識D自然4*)※初期登録
成功要素3(歴史):恋煩いで森の中、鬼を追いかけた(速度2、恋愛6、分野知識D自然3*)親<申><鬼から知恵と知識を授かった猿>
成功要素4(特技):恋愛力(恋愛11)親<申><恋煩いで森の中、鬼を追いかけた>
成功要素5(特技):枝のしなりを利用した高速ブラキエーション(速度4、分野知識D自然7*)親<鬼から知恵や知識を授かった猿><恋煩いで森の中、鬼を追いかけた>
成功要素6(特技):高速ブラキエーションからの大跳躍してショートカット(速度6、分野知識D自然6*)親<恋煩いで森の中、鬼を追いかけた><枝のしなりを利用した高速ブラキエーション>

成功要素6個
証券残り0枚


第1幕(第1連続ゲーム)
M*1
鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く
RP(運命:新しい出会い):
昔むかし、あるところに猿たちが森の中におった。
猿たちは平和に暮らしておった。
そこに毛皮を着た、たいそう大きな娘鬼がやってきたそうな。
群れの猿たちが娘鬼のあまりの大きさに逃げ出しおった。
ところが一匹の猿が振り返ると娘鬼が泣いておった。
娘鬼は猿と友達になりたかったのじゃ。
娘鬼「うちの名前は坤(ひつじさる)。あんたの名前も教えてください」
申「わしには名前がないんじゃ」
猿は坤と友達になり、申(さる)という名前をもらい、いろいろ教えてくれたそうな。

提出:
下記を提出
・<申>(運動1、生活1、料理1、恋愛6、器用1)
・<鬼から知恵や知識を授かった猿>(命中1、速度2、土1、分野知識B科学1*、分野知識C社会1*、分野知識D自然4*)
上記より命中1、運動1、土1、生活1、料理1、恋愛1、器用1を満たして成功予定


M*2
のちの活躍を予感させるような出来事を描く
RP(運命:恋に落ちる):
申「わしゃ、おみゃーさんといっしょになりとうなった。結婚しとくれ」
坤「それはできません。鬼の掟で猿とはいっしょになれんのよ」
坤は何度も断ったが、頑固な申は言うことをききゃーせん。
逃げても逃げても申は追いかけてきおった。
坤「わかりました。いっしょになりましょう」
根負けした坤は、申と結婚することを約束したそうな。

提出:
下記を提出
・<恋煩いで森の中、鬼を追いかけた>(速度2、恋愛6、分野知識D自然3*)
・<恋愛力>(恋愛11)
・<高速ブラキエーションからの大跳躍してショートカット>(速度6、分野知識D自然6*)
上記より速度2+6=8、恋愛6+11=17、分野知識D自然(3+6)×2=18で成功予定


M*3
天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
RP(運命:別れを経験する):
それを聞いた鬼の母はたいそう怒った。
母鬼「どこの馬の骨とも分からん猿に、うちの娘はやらんぞ」
母鬼に故郷を荒らされた、猿たちは隣の山の森まで逃げ出したそうな。
猿「おみゃーさんが鬼と付き合うからこんなことになるんじゃ」
申「そんなあ」
猿「ここにも鬼がやってくるかもしれん。おみゃーさんが鬼を退治するまで帰ってきちゃならん」
申は猿たちの群れから追い出されたそうな。

提出:
下記を提出
・<恋煩いで森の中、鬼を追いかけた>(速度2、恋愛6、分野知識D自然3*)
・<枝のしなりを利用した高速ブラキエーション>(速度4、分野知識D自然7*)
・<高速ブラキエーションからの大跳躍してショートカット>(速度6、分野知識D自然6*)
上記より速度2+4+6=12、分野知識D自然16×2=32、合計44で成功予定


M*4
復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
RP(運命:生きるために仕事する):
申「おみゃーさんに恨みはないが、こーせんとわしゃ帰られへんのじゃ。勘弁せえ」
母鬼「猿が鬼に勝てると? ガハハ! 笑わせてくれるな」
母鬼は申を追い払おうとした。
すると申は枝から枝へ跳んでいった。
とがった枝がしなりで母鬼の方へ戻ってきて
母鬼「痛い!」
申「どーじゃ。早く降参さんと穴だらけになるぞ」
母鬼「なにを!」
母鬼が追いかければ追いかけるほど、枝が刺さっていきます。
しだいに母鬼は痛みで根をあげました。
母鬼「もう降参じゃ。わしゃ出て行くから許しておくれ」
申「出て行くなら文句はないぞ」
母鬼は出ていったそうな。

パート:知恵と知識で戦う
提出:
・<鬼から知恵や知識を授かった猿>(命中1、速度2、土1、分野知識B科学1*、分野知識C社会1*、分野知識D自然4*)
・<枝のしなりを利用した高速ブラキエーション>(速度4、分野知識D自然7*)
・<高速ブラキエーションからの大跳躍してショートカット>(速度6、分野知識D自然6*)
上記より速度2+4+6=12、分野知識B科学1×2=2、分野知識C社会1×2=2、分野知識D自然(4+7+6)×2=34、合計40で成功予定


M*5
美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
RP(運命:仇討ちをする):
傷つけられた母鬼を見た坤は怒った。
坤「うちのおっかあに何する」
坤は何度も殴りました。
申「悪かった、悪かった。何度でもおみゃーさんの気が済むまでぶってかまわん」
何度も何度も坤は申を殴りました。
殴りつかれた坤は疲れ果て、崖から落ちそうになりました。
申「おみゃーさん、あぶないぞ!」
申は坤をつかみました。
しかし申の力では大きな鬼は持ち上げられません。
二人はいっしょに崖に落ちていったそうな。

パート:美貌で戦う
提出:
・<申>(運動1、生活1、料理1、恋愛6、器用1)
・<恋煩いで森の中、鬼を追いかけた>(速度2、恋愛6、分野知識D自然3*)
・<恋愛力>(恋愛11)
上記より生活1、恋愛6+6+11=23、合計24で成功予定


[No.7564] [固定リンク][非] 判定: 申(前半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:43:30

ユーモラスでいいね。
声援40 証券4GET 成功


[No.7572] [固定リンク][非] 前提変換申請 投稿者:田中申@akiharu国  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:53:49

証券3枚を消費して以下の前提変換を申請します。

前提変換
1.娘鬼の名前、坤(ひつじさる)は裏鬼門を意味する。
2.坤が来ている毛皮は羊の毛皮である。
3.羊の毛皮を脱ぐと、坤は「ひつじさる」でなくなり、ただの「さる」になる。
4.「さる」は裏鬼門ではないので、鬼ではなくなる。つまり、鬼社会では社会的に死に、猿社会で迎えられるようになる。

以上よりM*8に前提変換をかけて申とさるが猿社会で結ばれる方向で難易度低下を狙います。


[No.7574] [固定リンク][非] Re: 前提変換申請 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:58:43

おお。
なんか面白い
前提変換した。
M*8 美しい鬼と再び戦い、これと和合する。
難易 
知恵と知識で和解
・分野知識C社会5


[No.7587] [固定リンク][非] 申(後半) 投稿者:田中申@akiharu国  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:31:11

○キャラクター
構造体:博士
成功要素1(名前):申(運動1、生活1、料理1、恋愛6、器用1)※初期登録
成功要素2(歴史):鬼から知恵や知識を授かった猿(命中1、速度2、土1、分野知識B科学1*、分野知識C社会1*、分野知識D自然4*)※初期登録
成功要素3(歴史):恋煩いで森の中、鬼を追いかけた(速度2、恋愛6、分野知識D自然3*)親<申><鬼から知恵と知識を授かった猿>
成功要素4(特技):恋愛力(恋愛11)親<申><恋煩いで森の中、鬼を追いかけた>
成功要素5(特技):枝のしなりを利用した高速ブラキエーション(速度4、分野知識D自然7*)親<鬼から知恵や知識を授かった猿><恋煩いで森の中、鬼を追いかけた>
成功要素6(特技):高速ブラキエーションからの大跳躍してショートカット(速度6、分野知識D自然6*)親<恋煩いで森の中、鬼を追いかけた><枝のしなりを利用した高速ブラキエーション>

証券3を使って成功要素を3つ登録します
成功要素7(知識):山の三次元地図(分野知識D自然12*)親<枝のしなりを利用した高速ブラキエーション><高速ブラキエーションからの大跳躍してショートカット>
成功要素8(知識):猿社会のしきたり(分野知識C社会1*、分野知識D自然10*)親<鬼から知恵と知識を授かった猿><山の三次元地図>
成功要素9(知識):鬼社会のしきたり(分野知識C社会2*、分野知識D自然9*)親<鬼から知恵と知識を授かった猿><猿社会のしきたり>

成功要素9個
証券残り3枚


第2幕(第2連続ゲーム)
M*6
美しい鬼と協力して脱出する。
RP(生きるために仕事する):
坤「ここは?」
申「谷じゃ。幸い底まで落ちとらんぞ。おみゃーさんが死んだらおっかあも心配する。一緒に上に上がるぞ」
坤「こんな崖、また足をすべらせて落ちてしまいやせんか?」
申「安心せい。落ちるときに崖がどうなっとるか、ちゃーんと見てきた。わしの歩く通りについていけば大丈夫じゃ」
坤「そういって裏切らんか?」
申「わしゃ今でもおみゃーさんのこと好いとっと。わしが裏切ったら、岩でも投げつけてかまわんぞ」
二人は崖を登っていきました。

提出:
下記を提出
・<申>(運動1、生活1、料理1、恋愛6、器用1)
・<恋煩いで森の中、鬼を追いかけた>(速度2、恋愛6、分野知識D自然3*)
・<恋愛力>(恋愛11)
上記より生活1、恋愛6+6+11=23、合計24で成功予定


M*7
再び鬼と戦う
RP(生きるために仕事する):
崖を登りきると、そこには傷の癒えた母鬼がおった。
母鬼「娘を谷底に落そうとするとは許せん奴じゃ」
怒った母鬼は、二人の言うことも聞かず、申を追いかけてきおった。
仕方なく坤も母鬼といっしょに申を追いかけた。
申は二人の鬼を傷つけんよう、すばやく逃げ回った。
しだいに鬼たちは疲れて追いかけんようなった。

パート:知恵と知識で戦う
提出:
下記を提出
・<鬼から知恵や知識を授かった猿>(命中1、速度2、土1、分野知識B科学1*、分野知識C社会1*、分野知識D自然4*)
・<山の三次元地図>(分野知識D自然12*)
・<猿社会のしきたり>(分野知識C社会1*、分野知識D自然10*)
上記より速度2、分野知識B科学1×2=2、分野知識C社会(1+1)×2=4、分野知識D自然(4+12+10)×2=52、合計60で成功予定


M*8
美しい鬼と再び戦い、これと和合する
RP(別れを経験する):
申は倒れた二人に近づいてこう言った。
申「すまんのう。わしゃどうしてもこの娘と結婚したいんじゃ。どうか許してくだされ」
母鬼「だめじゃ、だめじゃ。鬼は猿といっしょになれんのじゃ」
鬼の掟で言い争う二人に坤はこう言った。
坤「おっかあ、うちはこの男に結婚したいと思う」
そう言って、坤は羊の毛皮を脱いだ。
するとどうしたことじゃろう。
娘鬼はみるみるうちに姿を変え、猿になってしもうた。
母鬼「わかった。わしの娘はもう死んだ。猿が猿と結婚したいというんなら好きにするがええ」
そう言って、母鬼は去ってたったそうな。

提出:
下記を提出
・<鬼から知恵や知識を授かった猿>(命中1、速度2、土1、分野知識B科学1*、分野知識C社会1*、分野知識D自然4*)
・<猿社会のしきたり>(分野知識C社会1*、分野知識D自然10*)
・<鬼社会のしきたり>(分野知識C社会2*、分野知識D自然9*)
上記より(1+1+2)×2=8で成功予定

M*9
物語は終わる。
RP(新しい出会い):
こうして二人は結婚し、子をなしたそうな。
子「おぎゃー、おぎゃー」
申「よしよし、ええ子じゃ」
めでたし、めでたし。


[No.7597] [固定リンク][非] 判定 申(後半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:18:07

めでたしめでたし。
変則球ながらなかなか。
声援40 GET4


[No.7553] [固定リンク][非] 秋原涼春(前半) 投稿者:涼原秋春@akiharu国  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:08:55


・もののふ(装甲 耐久 打撃 貫徹)2倍 (土 水 風 死)収得不可
現在残り証券0

名前 1枠
【秋原涼朝】 初期登録
 (装甲* 耐久2* 打撃* 命中 貫徹* 短射程 運動 偵察)
歴史 3枠
【やんごとなき一族】 初期登録
 (分野知識C社会2 生活3 恋愛2 器用 社会地位2)
【武家の生まれ】 親:【秋原涼朝】【やんごとなき一族】
 (装甲* 耐久2* 打撃2* 貫徹* 生活2 器用 社会地位2)
特技 5枠 
【近接戦闘】 親:【秋原涼朝】【武家の生まれ】 
 (打撃4* 貫徹2* 命中 運動 装甲* 耐久* 短射程)
【耐久力】 親:【秋原涼朝】【武家の生まれ】 
 (耐久4* 装甲2* 生活3 運動)
【肉斬骨断】 親:【近接戦闘】【耐久力】
 (装甲4* 打撃4* 貫徹2* 命中)
武器 1枠(弓 長物 太刀)
【太刀】(作成済) 親:【秋原涼朝】【武家の生まれ】 
 (打撃2* 命中 貫通* 短射程)
防具 2枠(鎧 盾)
【大鎧】(作成済) 親:【耐久力】【肉斬骨断】
 (装甲3*)
【鉢巻】(作成済) 親:【耐久力】【肉斬骨断】
 (装甲*)
道具 2枠
【縄】(作成済み) 親:【武家の生まれ】【耐久力】
 (生活2 運動2)


中立成功要素(現在残り証券2)
地域名 1枠
【相模国】 初期登録
 (水 生活2 恋愛7)
歴史 2枠
【秋原家】 初期登録
 (社会地位10)
【相模の気風】 親:【相模国】【秋原家】
 (恋愛8 生活3)
地形 2枠
天候 2枠
技術(年代) 2枠
【和歌による求婚】 親:【秋原家】【相模の気風】 
 (恋愛8 社会地位3)
モブ/小道具 2枠


/*/

○M*1
RP(運命:宗教、哲学的なことを口にする)

 相模国という国がある。清らかな水に恵まれ、活気溢れる地方であった。
 その活力を示すように男女間の交流盛んであり、現代においても、残された恋文の数々が当時の気風を伝えている。
 この国の実質的支配を行っていたのが秋原氏である。清和源氏の流れを汲むこの武家は、その血筋に違わず確固たる地位を築き上げていた。
 その嫡子に、涼朝<すずとも>という人物がいた。
 秋原太郎涼朝。この歴史書ではほぼ触れられぬ人物は、類稀なる武の才を発揮したと伝えられ、また相模の住人の例に違わず涼やかな美貌をしていたとされる。
 ……ただし、その人物像は、多少世間とずれていた、とも言われる。
 こんなエピソードがある。
 幼少時、父に連れられ狩りに出た涼朝。その後の武勇の片鱗を見せるがごとくそれをこなすが、狩った獲物を手に、彼は問うた。
「おれは今一つのいのちを奪った。だが父上。いのちはかけがえのないものではないのか。それを身勝手に奪うのは悪ではないのか」
 彼の父は困った顔をし、子を諭す。
「息子よ。人と禽獣の命は違う。強きものが弱きものを狩り、食らう。これは自然の摂理。善悪ではない」
「では父上」
 息子は父の目を真っ直ぐに見つめ、問うた。
「鬼が人を狩るのも摂理であり、善悪ではないのか」
 父は絶句する。確かにそうなる。そうなってしまう。
 だがそれを認めてはならない。鬼が人を狩ることを是とするわけにはならない。
 ――故に。
「それは違う。鬼は狩ることを許された強者に非ず。人は狩られるだけの弱者に非ず。故に鬼の行いは摂理を乱す悪行である」
「なるほど」
 この父の言葉に納得したか、涼朝は頷いた。
 ……ただし、続けるように、こう言ったとされる。
「――では、この世は今、理が合っておらぬのだな」

提出:
【秋原涼朝】
 (装甲* 耐久2* 打撃* 命中 貫徹* 短射程 運動 偵察)
【武家の生まれ】 
 (装甲* 耐久2* 打撃2* 貫徹* 生活2 器用 社会地位2)
【相模国】
 (水 生活2 恋愛7)

 命中、運動/水/生活、器用、偵察、社会地位 でクリア

○M*2
RP(運命:宗教、哲学的なことを口にする)
 それから幾らかの年月が過ぎた。
 合理にこだわる涼朝の気性は幼少時から変わることなく、家人をして何を考えているのかわからぬと言われることしばしばであった。
 数えにして15の年にはこんな記録が残っている。
 散歩に出るとだけ言い残し、春の野山に散歩に行った涼朝。
 だが数刻後、彼はその着物を血塗れにして帰宅したのだ。
 魂消る家人に、彼は怪我はないので案ずるな、と返したのだった。
 そう、その血は返り血。
 何があったかと問うと、ついつい山の奥まで踏み入れた彼は、冬眠明けの熊に遭遇。だが顔色一つ変えずにこれを太刀で斬り殺したという。
 話を最後まで聞いた家人は、さすが秋原の嫡男、これからが期待できる、などと口々に褒めそやしたが、彼は難しい表情のまま。
 こう、呟いたとされる。
「……やはり、理が合わぬ」
 何故か。
「あの熊は子を守ろうとしていただけだ。おれがその棲家に入り込んだのが悪いのだ」
 一息。
「だが、おれは熊を斬った。己を守るためにな。これは悪行ではないのか。自然の摂理ではなかろう」
 無論、その言葉を是とする者はいない。大人しく熊に殺されるのが正しいなどと誰が言えようか。
「この世は歪だ。理の合わぬことばかりだ。このおれ自身も」
 溜め息混じりに。
「――理の合う決着とは、何処に」
 その問に答える者は、いない。

提出:
【秋原涼朝】
 (装甲* 耐久2* 打撃* 命中 貫徹* 短射程 運動 偵察)
【武家の生まれ】 
 (装甲* 耐久2* 打撃2* 貫徹* 生活2 器用 社会地位2)
【近接戦闘】 親:【秋原涼朝】【武家の生まれ】 
 (打撃4* 貫徹2* 命中 装甲* 耐久* 短射程)

 打撃7×2=14 貫徹4×2=8 でクリア

○M*3
RP(運命:別れを経験する)
 涼朝、数えにして18の夏の日であった。
 その日、相模は地獄と化した。
 天より降り来る災厄は家々を焼き、砕き、逃げ惑う人々を巨大な人型の怪物――鬼が狩っていった。
 遠国の出来事とされていた鬼の襲来が、彼の目にも現実のものとなったのだ。
 秋原の屋敷も例外なく、その被害に遭っている。
 両親も、兄弟も、従者も、誰一人生き残らなかった。
 だが、涼朝は生き残った。屋敷でただ一人。
 もちろん、彼が類稀なる武勇の者であったというのは理由の一つである。
 だが、それだけで、この運命の日を生き残れるわけがない。
 明暗を分けたのは、彼が秋原の嫡男であったという、そんなつまらない理由だ。
 この地を治めていた一族に恩義を感じていた人々が、せめて一人だけでもと、脱出に尽力したのだ。
 そう、彼一人生き残るために、多くの人々が死んだ。
 人徳者でもなんでもない、ただ刀を振り回すだけしかできない。何を考えているのかわからぬとされる男のために。
 だが彼も、これだけは理解していた。
 死んだのは、ここで死んでいいような人々ではなかったと。
 それを失わせた鬼の振る舞いは、決して理に合わぬ出来事だと。
 ――ならば。
「帳尻を、合わせる必要がある」
 炎の中、白刃だけが煌めいていた。

提出:
【武家の生まれ】 
 (装甲* 耐久2* 打撃2* 貫徹* 生活2 器用 社会地位2)
【耐久力】 親:【秋原涼朝】【武家の生まれ】 
 (耐久4* 装甲2* 生活3 運動)
【秋原家】
 (社会地位10)

 耐久6×2=12 社会地位12 でクリア

M*4 近接戦で戦う
RP(運命:仇討ちをする)
 その後しばらくの間、涼朝の足取りは途絶える。
 無理もない、鬼によってもたらされた荒廃により、当時何が起きていたかの公的記録を残すのは困難であった。
 だが、相模周辺に鬼斬りの武者伝説は多く残されている。
 無論、他国から救援にやって来た武者であったことも多かろうが、涼朝が為した逸話が一切無いというのも不自然であろう。
 秋原一族が滅びてから数年。仇討ちのためとはいえ、その間にいったいどれだけの鬼を斬ってきたのだろうか。
 彼の名が再び現れるのは、土蜘蛛退治の伝説である。
 土蜘蛛とは、8本の脚を持つ異形の鬼。
 その脚を巧みに操り悪路を走破し、手向かう相手には粘着性の糸を吐きかけ、動きを封じてから殺したという。
 では、涼朝はこの怪物を如何に討ったのか。
 文字にすると簡単である。
 ――彼は、己が食い殺される寸前まで構えを解いていた。
 そう、手向かうから糸で動きを封じられるのである。ならば、太刀が届く間合いまで誘き寄せればよい。
 言うのは易し、行うは難し。
 土蜘蛛の牙が、爪が迫り、あるいは肉に食い込むその中を顔色一つ変えずに機を伺う胆力。
 そして機を逃さず一刀両断にする技量がそれには必要だ。
 到底普通の武者に成し得る所業ではない。
 この逸話に、珍しく彼の名が記されているのはそんな理由であろう。

提出:
【近接戦闘】 親:【秋原涼朝】【武家の生まれ】 
 (打撃4* 貫徹2* 命中 装甲* 耐久* 短射程)
【耐久力】 親:【秋原涼朝】【武家の生まれ】 
 (耐久4* 装甲2* 生活3 運動)
【肉斬骨断】 親:【近接戦闘】【耐久力】
 (装甲4* 打撃4* 貫徹2* 命中)

 打撃8×2=16
 貫徹4×2= 8
 装甲7×2=14
 耐久6×2=12

 合計50でクリア

○M*5 美貌で戦う
RP(運命:新しい出会い)
 その日も、涼朝は鬼を一人斬った。
 あれから何体も鬼を斬ってきた。
 だが問題は、いったいどれだけ鬼を斬れば、理が合うのか。
 殺した数だけ殺し返せば、それで理が合うのか。
 それで帳尻は本当に合っているのか。
 斬っても迷いは晴れず、だがその刃が鈍ることはない。
 しかしながら、その日はもう一人、鬼が出た。
 背の丈は涼朝より頭一つ半ほど低い。肉付きはほっそりとし、膂力があるようには見えない。
(子鬼か)
 涼朝の脳裏に、いつぞやの熊の親子がよぎる。
 だから問うたのだろうか。
「鬼よ。何故おれに刃を向ける」
 答えを期待していたわけではない。だが、短刀を構えた子鬼は、震える声で。
「お前が……お前があにさまを殺したからだ!!」
 女の、声であった。
「ふむ。仇討ちか。だがお前たちも随分とおれたち人間を殺しているだろう」
 声に絆されたか、間の抜けた発言であった。
 幾分変わった男であったが、やはり涼朝も恋愛に闊達な相模に生まれた男であったということだろうか。
「それがどうした! これは戦争なんだ! 殺し殺されるは当然だろう!」
 まるで理に合わぬ答え。当然のことであればわざわざ仇討ちするのもおかしな話だ。
 だがその理不尽さこそが、逆に涼朝の視界を晴らしていく。
 ああ――これは、鬼ではない。ただの女だ。
 人だからこそ、理不尽なことを言うのだ。
 そう思えば、鬼の恐ろしき姿と見えていたものは、ただの変わった出で立ちではないか。
 奇妙な色の肌と思っていたのは、肌に張り付くような素材で出来た異国の装束。
 おどろおどろしい顔と思っていたのは、ただの仮面。
 ――おれは、何を見ていたのだろうか。
「なるほど。おれが仇討ちのために鬼を斬るのが許されるのならば、お前が仇討ちのためにおれを斬るのも道理」
 武家としてではなく、やんごとなき家のものとして、涼やかに笑った。
「ば、ばかにしているのか!!」
 太刀を抜かぬ涼朝の様子に、怒り心頭に発した女は、腰だめに短刀を構えて飛び込んできた。
「いいや。理が合った、と思っただけだ」
 涼朝の論理は、女には届かない。
「ただ、安々と殺せるほど、おれも甘くはないが」
 女の手首を、涼朝が取った。柔の技だ。
 暴れる女。うまくそれを御する涼春。後世の者が見れば、それは手を取り合って踊っているように見えたかもしれない。
 ――足を滑らせて、崖から二人が諸共に落ちるまでは。
 落ちていくその刹那の間。
 空を舞っているような浮遊感の中。
 涼春は、仮面の下の素顔を見た。
「ああ――やはり。鬼では、無い……」
 そのまま、意識は闇へと落ちた。

提出:
【やんごとなき一族】 初期登録
 (分野知識C社会2 生活3 恋愛2 器用 社会地位2)
【耐久力】 親:【秋原涼朝】【武家の生まれ】 
 (耐久4* 装甲2* 生活3 運動)
【相模国】
 (水 生活2 恋愛7)

 恋愛9生活9 合計18でクリア


[No.7565] [固定リンク][非] 判定: 秋原涼春(前半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:44:40

おお。うまいじゃん
成功 声援48(もののふでなかったら50は超えてたね)
証券4GET


[No.7595] [固定リンク][非] 判定: 秋原涼春(後半) 投稿者:涼原秋春@akiharu国  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:10:04

前提変換・成長はありません。

○M*6
RP(運命:善をなす)

 ――水の音がする。
 涼朝が目を開ければ、一寸先も見えぬような暗闇の中。
 背中には、ごつごつとした感触を覚える。
 洞窟の中であろうか。
 確かに、あの崖下の潮の流れからすれば、漂着してもおかしくはない。
 だが、それにしては乾いた場所にいるのが不思議だ。
 身を起こし、周囲を探る。すると、さほど遠からぬ場所に、光が見える。
 外への出口ではない。しかし、松明よりも明るく見える。
 座り込んでいても埒が明かない。ひとまず光の方へと向かうと、やはりというべきか、そこには鬼……いや、女がいた。
 くじいたのか、片方の脚だけ投げ出し、怪しげな狐火を不安そうに眺めている。
「お前がおれを助けたのか」
 その声で、ようやく涼朝に気づいたのか、女は身を竦めた。
「ち、違う! お前が勝手に助かったんだ!」
「そうか。だが助かった以上はお前が助けたようなものだな」
 そう。殺すつもりであれば水の中に放り込んだままにしておけばよかったのだ。
 それをわざわざ引きずり上げた者がいる。足を挫いたのはその時か、あるいはその前からだったのか。
 いずれにせよ、借りを作ったことになる。
 で、あれば、帳尻を合わせる必要があるだろう。
 涼朝は女をひょいと抱え上げると、その背におぶった。
「ちょ、ちょっと待て! いきなり何をするんだ!!」
 女の体重は思ったよりも軽く、肉付きも悪い。
 鬼は人を喰っているのだからもっと肉付きがよいものだと信じていた涼朝の読みは外れていた。
 ぽかぽかと頭を叩かれるが、まるで痛くない。やはり鬼ではなく、女だ。
「暴れると落ちるぞ」
 そう言うと、ようやく女の抵抗は弱まった。
「私をどこへ連れて行く気だ!」
「外だ」
「えっ」
 簡潔なその言葉が、しかし予想外であったようで、女は絶句する。
「もう一度言う。外だ。それ以外に行く場所もなかろう」
「そんなの……お前一人で行けばいいじゃないか!」
「理由は簡単だ」
 諭すように。
「お前が持っているその狐火。それがなければ暗闇の中を歩くことになる。出られるものも出られん」
「それなら……これだけ奪っていけば――」
 その先を言うのを封じるように。
「第一、おれは暗闇の中に、怪我をした女一人置いていくことが正しいとは思えない」
 それ以上言葉は要らなかった。
 二人共黙りこくったまま、涼朝の足は進む。
 狐火が照らす先に待つものは、何か。

提出:
【相模国】
 (水 生活2 恋愛7)
【相模の気風】 親:【相模国】【秋原家】
 (恋愛8 生活3)
【耐久力】 親:【秋原涼朝】【武家の生まれ】 
 (耐久4* 装甲2* 生活3 運動)) 

 恋愛15 生活8 合計23でクリア



○M*7 近接戦で戦う
RP(運命:悪をなす)

 洞窟を抜けるのと、狐火が消えるのは、ほぼ同時だった。
 狐火と言えど本質的には松明と大差なく、時が経てば燃え尽きるということか。
 だが、鬼の持ち物について思案している時間はさほど無かった。
 目の前に、もう一人の鬼がいる。
 いや、一人というよりは一体、だろうか。
 その背丈は人のそれの数倍であり、女のように人と同種であるようには見えない。
「××××××××××××××××××!」
 涼朝の背で、女が叫ぶ。その意味は解らない。鬼の言葉であるのだろう。
 出迎えに対する呼びかけ。だがそれに対して返ってきたのは。
「■■■■■■■■■■■■■■■■!」
 女諸共に涼朝を叩き潰そうとする、鬼の一撃だった。
 涼朝はすんでのところでこれを避けたが、女を背負ったままではいずれ死ぬ。
 絶望に染まった瞳でわめき続ける女を岩陰に下ろすと、太刀を抜いた。
 女を優先して鬼が退くことも涼朝は期待していたが、そうはならなかった。
 鬼は戦闘を優先し、女を巻き込むことへの躊躇が一切見られない攻撃を放ち続ける。
 女は岩陰から動けない。
 ならば、涼朝が派手に動けば、女が死ぬ。
 だからどうした。
 土蜘蛛の事例を出すまでもない、涼朝にとってはいつものこと。
 彼のいくさはいつも同じ。
 対手の攻撃を引き出し、それが己を落命させる寸前で斬って落とす。
 いかに強大であろうと、これで斃れぬ鬼はなし。
 今回も、例外ではなかった。
 違いがあったとすれば、鬼が人と変わらぬ存在と知ってしまったこと。
 己ごと殺そうとした鬼であろうとも、その死に際し涙を流す女を見て、涼朝は呟いた。
「――おれは、悪を為した」

提出:
【近接戦闘】 親:【秋原涼朝】【武家の生まれ】 
 (打撃4* 貫徹2* 命中 装甲* 耐久* 短射程)
【耐久力】 親:【秋原涼朝】【武家の生まれ】 
 (耐久4* 装甲2* 生活3 運動)
【肉斬骨断】 親:【近接戦闘】【耐久力】
 (装甲4* 打撃4* 貫徹2* 命中)

 打撃8×2=16
 貫徹4×2= 8
 装甲7×2=14
 耐久6×2=12

 合計50でクリア

○M*8 美貌で戦う

RP(運命:恋に落ちる)

 女は言う。お前のせいだ、と。
 涼朝は言う。そうなのだろうな、と。
 女は泣き腫らした顔で、短刀を再び構えた。
 だがその足はまだ治っていない。涼朝にその刃は届かない。
「お前のせいで、私は帰る場所を失った!」
 先程の鬼とのやりとりで、事態が変わってしまったのだろう。
 女の蒼い目は、今や絶望に濁っている。
「本国はっ……私が、お前にっ……汚されたと判断した……! 私はもう……帰れない……!」
 なるほど。そういうことであったか。涼朝は得心する。
 人の側でも、女が鬼に連れ去られた後に帰ってきたならば、鬼の子を孕まされたと判断する。
 実際、そうなっていた事例も数知れない。立場が違うだけで、思うことは同じということか。
 ――鬼は、涼朝から帰る場所を奪い去った。
 ――涼朝は、女から帰る場所を奪い去った。
 帳尻は、合った。
 だが、それだけだ。この後、二人で殺し合えば、またどちらかが欠け、理は合わなくなる。
 ――理の合う決着は、どこに。
「おれは、鬼を殺そうと思う」
 ゆらりと、涼朝は女へと歩み寄る。
「私は、お前を殺す!!」
 女が飛び出す。
 刃は――届いた。
「あっ……えっ……!?」
 女自身も当たるとは思わなかったのか、その声は驚愕に満ちて。
 だが。
「悪いな。浅い」
 涼春が言うように、短刀が刺さったのは脇腹。適切な処置をすればまだ助かる範囲だ。
 刃が逸れた理由は簡単だ。
 正しく短刀を向ける前に、女は涼朝に抱きしめられていた。
 そのままの姿勢で、耳元に囁く。
「鬼を殺す前に、問おうと思う。お前の名は?」
「……□□□□……」
 思わず女がその答えを返したことに満足し、涼朝は歌を詠む。
 女は知っていただろうか。この時代、相模を含むこの国では、名を問い、歌を贈ることは求婚であったということを。
 鬼は故郷に帰れず、ここで死んだ。
 ここにはただ、女がいただけだった。

提出:
【相模国】
 (水 生活2 恋愛7)
【相模の気風】 親:【相模国】【秋原家】
 (恋愛8 生活3)
【和歌による求婚】 親:【秋原家】【相模の気風】 
 (恋愛8 社会地位3)

 恋愛23でクリア


○M*9

RP(運命:愛欲に目がくらむ。大事なものをなくす)
 歴史書において、この数年後、相模国の戦乱は終結を見る。
 しかし、秋原涼朝の武功は、この激動の数年において一切語られていない。
 彼ほどの武者が何一つその影を見せないということに疑義を示すものも多く、その理由は謎に包まれている。
 だが、ここに一つ、推測の材料がある。
 復興を遂げた相模。その辺境に、秋原家もまた再興を遂げた。
 ただし、その家系図において涼朝の妻の名は記されず、他にも一切の記録が残っていない。
 秋原太郎涼朝という不世出の武者が突如その力を捨ててしまった理由。
 ――彼の中で、納得の行く理合は成ったのだ。

<完>


[No.7605] [固定リンク][非] 判定: 判定: 秋原涼春(後半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:31:10

おお。すごいすごい。前提変換なし、成長なしときたか。
中立成功要素つよし。
成功した。 声援80 GET8
武功隔絶と認む。


[No.7554] [固定リンク][非] アカネ(前半) 投稿者:結城由羅  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:13:30

「我はこれより、ゲームへの挑戦を請う。」よろしくお願いします。

第1幕(第1連続ゲーム)

中立成功要素(構造体):証券3/6
地域名:相模(分野知識D自然10)
歴史2:
 鬼の動向調査のための忍びの里(社会地位1 生活5 治療2 分野知識D自然2)
地形2:
 避難所としての施療院(生活6 治療2 分野知識D自然2)(親:相模+鬼の動向調査のための忍びの里)
天候2:
技術(年代)2:
モブ/小道具2:

自キャラ(構造体:舎人):証券3/6
※(回避 運動 速度 器用 偵察)2倍 (装甲 耐久)収得不可
名前1:アカネ(速度6* 回避*1 器用1* 運動1* 火1)
歴史3:
 忍びの里の養い子(生活2 回避1* 偵察1* 恋愛5 命中1)
 里での修行(偵察1* 回避2* 運動2* 速度5*)(親:アカネ+忍びの里の養い子)
特技5: 
武器1:/弓 長物 太刀
道具4:/馬以外
縄(運動2 生活2)(親:忍びの里の養い子+里での修行/登録済み成功要素)
軽装服(回避*3)(親:忍びの里の養い子+里での修行/登録済み成功要素)

/*/

M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く
難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)

運命:生きるために仕事する

【成功要素提出】

鬼の動向調査のための忍びの里(中立)より、社会地位1
アカネより、運動1*、火1、器用1*
忍びの里の養い子より、命中1、生活2、偵察1*、恋愛5
【RP】

 その里は奥深い山の中にひっそりと作られた。作ったのは、京より派遣されたという年老いた男だった。彼は、空より降り来て世を騒がしている「鬼」というものの動向を探るための斥候を育て上げるという任務を託されていた。
 彼はあちこちの村から、戦いで親を失った子供たちを集めた。戦火は徐々に拡大しており、皮肉なことに孤児たちを集めるのに苦労はしなかった。
 アカネという娘も、そんな子供たちのひとりだった。
 多くの子供の中から選ばれるにも、才能は必要だった。アカネはその生まれつきの素早さを認められた。長老と呼ばれるようになった里の長は、彼女の目は炎を宿している、とも言って笑った。アカネには何のことかわからなかったけれど。
 里での修行はきつかったが、逃げ出したとしてどこへ行く当てとてない。アカネは里での暮らしにもやがて慣れていき、12を過ぎる頃には簡単な偵察任務もこなせるようになっていった。それは、本格的なものに比べればまだ訓練に毛が生えたようなものだったけれど、アカネにとっては、ここで暮らしていっていいのだ、という許可を得る行為とも言えるものだった。
 彼女はそうして相模の山々を駆け、地形や気候、動植物の分布などの知識をその体で覚えていった。
 そんな彼女の友達は、同じ時期に拾われてきた一人の少年――シオンだった。彼女より弱弱しいシオンは、しかし優しい性格で、辛いことがあった日には彼女を慰めてくれるのだった。
「これ、お守り」
 子供たちの間でお守りを作って送り合うという儀式が流行った時、彼はアカネに手作りのお守りをくれた。アカネも喜んでお返しのお守りを作って渡し、以来ずっと身に着けるようになった。

/*/

M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
難易 以下のうち 2つ以上で7以上を通過させること。
・打撃 命中 貫通 長射程 回避 耐久
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備

運命:別れを経験する

【成功要素提出】

相模(中立)より、分野知識D自然10
里での修行より、回避2*(2倍評価で4)
軽装服より、回避3*(2倍評価で6)

【RP】

 そして、そんな日々を過ごすしていたある日、彼女は重要拠点と見られる場所の特定任務を命じられた。この任務をこなすことができれば、彼女は一人前と認められる。気分は逸った。
 親友の少年、シオンも班の一員だった。危険もあるということで微かに震えていたが、アカネが肩に手を置くと気丈に微笑んで見せた。
「絶対、僕が君を守るからね」
「ばっか、私があんたを守ってやるわよ」
 アカネはなんだか恥ずかしくなって、彼の背中を叩いたのだった。

 作戦は……作戦自体は成功だった。無事に拠点を発見し、場所を報告することができた。
 途中、奇襲を受けたが、彼女は軽装服でうまく攻撃をやり過ごし、その隙に仲間が何とか返り討ちにしてくれた。
 だが、その時……
「危ないっ!」
 シオンがアカネを後ろから襲おうとした敵ともみ合いながら川に落ちて行き、そして、見つからなかった。
「なんで、なんで……弱いくせに!!!」
 彼女は三日三晩泣き明かした。

/*/

M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
難易 以下のうち 2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然

運命:裏切られる

【成功要素提出】

相模(中立)より、分野知識D自然10
鬼の動向調査のための忍びの里(中立)より、分野知識D自然2
アカネより、速度6*(2倍評価で12)

【RP】

 年月が過ぎれば傷も癒えるものである。あるいは、鈍い痛みも気にならなくなる。
 アカネも成長し、娘と呼べる年になった。年も18、番茶も出花……という言い回しはこの当時はなかっただろうが、この年齢の女性というのは花が咲くように美しく開くものである。アカネも例外ではなく、里の青年たちの中には言い寄ってくる者もあった。
「ごめんなさい。今は任務のことしか考えられなくて」
 しかし、祭りで踊ろうと誘われても、彼女は胸元の隠しに潜ませたお守りに手をやって首を振るのだった。
(なぜかしら、私どうしてもシオンが死んだとは思えないの)

 祭りの夜、煩わしい誘いを断り続けたアカネは、ひとり里の外れまで来てしまっていた。
 違和感に空を仰ぎ見れば、天からキラキラと何かが落ちてくる。
 美しい……でもそれはとても禍々しい美しさで……それが異形をしていることにはっと気が付いた。
「敵襲!!!!」
 大声を上げて、鬼の襲来を里の皆へ伝えながら走った。数が多すぎる。逃げなければ!
 だが、それも遅すぎた。祭りという隙を狙って村の中央へ降り立った鬼たちは、そこへ集っていた里の人々を無造作に狩り始めていた。
 一部はそれでも武器を取り、果敢に立ち向かっている。
「まさか、シオン! お前か! 裏切ったのか?!」
 悲鳴のような誰何が、森の端で立ちすくんでいたアカネの耳を打った。
 異形の群れの中に、人型の美しい鬼が佇んでいた。篝火に照らし出された顔には、確かに見覚えが……まさか、まさか。
「……何のことだ?」
 能面のような美貌がそう呟いて、腕にした太刀を振るう。仲間の首が落ち、血が噴き出す瞬間、顔を上げた鬼と目があった。
 その瞬間、アカネは弾かれるように逃げ出した。
 嘘、嘘、嘘、そんな、シオンがまさか……っ!
 後ろから鬼たちが追ってくる。しかし、この山はアカネにとって庭のようなものだ。生来の足の速さで森を駆け抜け、敵を振り切ったのだった。

 アカネは混乱したまましばらく森を彷徨った。
 鬼たちが引き上げて、もう戻ってこないことを遠くから確認してから、ようやく村に戻る。
 誰も、生き残っていなかった。
 涙は、出なかった。
 アカネはただ黙々と亡骸を集め、穴に埋めた。死体の多くは戦闘やその後しばらくの野ざらしで欠損していた。鬼が食ったのか、それとも獣たちか。アカネにはわからなかった。
 建物の一部は破壊されずに残っており、中でも避難所として里の外れに建てられていた施療院は中も荒らされていなかった。備蓄食料もあったので、アカネはそこに寝泊まりした。
 死体が片付くと、ようやくアカネは崩れ落ちて泣いた。彼女にとって、里の皆は家族も同然だった。厳しかったけれど優しくもあった師匠たち、一緒に修行した友人たち。彼らの笑顔や照れ顔、懐かしい顔が浮かんでは消えていった。
「どうして……」
 ひとつだけ胸にしこりのように残っている言葉。仲間が敵の鬼を呼んだ。
 シオン。
 その名前の少年は死んだのではなかったか。
 名を呼ばれた鬼も、知らぬと答えていた。
 だが、しかし……
「あれは、シオンだった……」
 成長したと言っても、その顔を彼女が見忘れるはずがなかった。一番、大事だったともだち。
「でも、なんで、シオンが……」
 確かめなければならない。
 確かめて、そしてどうするのか……里の皆の仇を、シオンを殺すのか…心が定まらぬまま、アカネは里を離れた。

/*/

M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 回避 速度

運命:仇討ちをする

【成功要素提出】

相模(中立)より、分野知識D自然10
里での修行より、運動2*(2倍評価で4)、回避2*(2倍評価で4)、速度5*(2倍評価で10)
アカネより、速度6*(2倍評価で12)、回避*1(2倍評価で2)、器用1*(2倍評価で2)、運動1*(2倍評価で2)
合計46

【RP】

 その土蜘蛛を見つけたのは、昔アカネたちが修行した峡谷だった。
「間違いない、あの土蜘蛛だわ……」
 里を襲った鬼たちの一部だ。なぜ、土蜘蛛だけがここにいるのかはわからなかったが、チャンスだと思った。
 地の利を生かして狭い場所に追い込めば、あの脚は身動きが取れなくなるだろう。
 アカネは素早い動きで陽動をかけながら、予め見繕っておいた岩の裂け目に土蜘蛛を追い込んでいった。
「ここは、みんなと何度も遊んだのよ!」
 タツ、そして、セイ、友人の懐かしい顔が浮かぶ。この裂け目にはまって泣いてたのはチサだったっけ……?
「みんなの恨み! 受け取りなさい!」
 土蜘蛛が岩の裂け目にはまって身動きが取れなくなったところに、止めを刺す。
 キシャアアア!
 と、細い断末魔の悲鳴が上がって、消えた。

/*/

M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。

美貌で戦う(このパートのみ。合計10出せばOK)
・生活 恋愛

運命:恋に落ちる

【成功要素提出】

鬼の動向調査のための忍びの里(中立)より、生活4
避難所としての施療院より、生活6
里での修行より、生活2、恋愛5

合計17

【RP】

「ボクの土蜘蛛になんてことをしてくれるんだい?」
 後ろからかけられた声は妙に平坦だった。ぎょっとして振り返り、そして固まる。里を襲った美しい鬼がそこにいた。
「シオン!」
 アカネの声に、鬼が眉を顰める。
「その名前、前も聞いた気はするけど、誰のことだい?」
「あなたは、シオンじゃないの?!」
 悲鳴のように問う。が、鬼はつまらなそうに首を振った。
「ボクの名前は、ヒケンタイ・ベータ。シオンというのは知らないよ……」
 言いながら、腰の太刀を抜き放つ。
 アカネは飛び退りながら、なおも声をかけ続けた。
「私、アカネよ。覚えてないの? ねえ、昔、里で一緒に遊んだでしょう?」
「知らない、と、言ってる……!」
 振るわれた太刀に、アカネの服の前が切り裂かれて、胸が露わになる。そこに、お守りが舞った。
「……なぜ、お前が、それを持ってる……」
 目を見開き、一瞬、動きが止まった鬼の胸元に飛び込んで、押し倒す。揉み合い、転げまわった先は、崖だった。
「うっわっ……落ち、落ちる……」
「離せっ!」
 もみ合いながら二人は崖下の滝壺への落ちていった。

 昔は良く飛び込みをしたものだった。シオンは怖がって飛び込もうとしなかったっけ……
 修行で散々飛び込んだ場所である。川のほとりで意識を取り戻したのはアカネが先だった。
 見回せば、少し離れた場所に、鬼も流れ着いていた。
 迷うことなく担ぎ上げて、施療院へ運ぶ。一応軽く拘束はしてから、濡れた服を脱がした。
 その手が止まる。
「お守り……やっぱり、シオン……!」
 服の下につけられていたお守りは、自分と御揃いのもので、アカネの目からぽろぽろと涙が零れた。
「あれ……ボク……ここは、どこ……?」
 目を開けた鬼がぼんやりとアカネを見上げていた。
「あれ?……アカネ?」
「……!!! 私が、わかるの?!」
 アカネが肩を掴んで揺するのに、シオンが目を回す。
「え、あ、やっぱり、アカネなんだ……きれいになったね」
「ばかっ! シオンのばかっ!」
 泣きながら抱き付いてくるアカネを、シオンは困ったように抱きしめた。

/*/

第1幕終了


[No.7566] [固定リンク][非] 判定: アカネ(前半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:45:33

もっとBLでいいのに
声援40 証券4GET
よくできました。


[No.7568] [固定リンク][非] 前提変換申請(修正2) 投稿者:結城由羅  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:50:02

> もっとBLでいいのに

BLで良かったんですか…次は頑張ります(何を)

> 声援40 証券4GET
> よくできました。

ありがとうございます。「M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。」について証券3を消費し、前提変換申請させていただきます。

1.美貌の鬼は幼馴染のシオンである
2.敵に捕まったシオンは洗脳・改造されて鬼となっていた(設定申請)
3.洗脳は完全ではなく思い出のお守りは持ち続けていた
4.滝壺に落ちたショックで洗脳は解けつつある
5.洗脳・改造のコアは首の後ろにつけられた呪具で壊れかけている(設定申請)

愛の力で呪いを解こうとします。

よろしくお願いします。


[No.7601] [固定リンク][非] Re: 前提変換申請(修正2) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:26:00

前提変換
M*8 美しい鬼の呪いを解く。
難易 いずれかで12
・恋愛 生命 整備 打撃


[No.7607] [固定リンク][非] 後半提出 投稿者:結城由羅  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:47:39

よろしくお願いしますm(__)m

第2幕(第2連続ゲーム)

以下のように、成長申請をおこないます。

中立成功要素(構造体):証券4/6
地域名:相模(分野知識D自然10)
歴史2:
 鬼の動向調査のための忍びの里(社会地位1 生活5 治療2 分野知識D自然2)
地形2:
 避難所としての施療院(生活6 治療2 分野知識D自然2)(親:相模+鬼の動向調査のための忍びの里)
天候2:
技術(年代)2:
モブ/小道具2:
 非常用の治療器具(生活6 治療4)(親:鬼の動向調査のための忍びの里+避難所としての施療院)

自キャラ(構造体:舎人):証券5/6
※(回避 運動 速度 器用 偵察)2倍 (装甲 耐久)収得不可
名前1:アカネ(速度6* 回避*1 器用1* 運動1* 火1)
歴史3:
 忍びの里の養い子(生活2 回避1* 偵察1* 恋愛5 命中1)
 里での修行(偵察1* 回避2* 運動2* 速度5*)(親:アカネ+忍びの里の養い子)
特技5:
 愛の口づけ(恋愛10)(親:忍びの里の養い子+思い出のお守り)
武器1:/弓 長物 太刀
道具4:/馬以外
 思い出のお守り(恋愛6 生活2 回避2*)(親:アカネ+忍びの里の養い子)
 縄(運動2 生活2)(親:忍びの里の養い子+里での修行/登録済み成功要素)
 軽装服(回避*3)(親:忍びの里の養い子+里での修行/登録済み成功要素)

/*/

M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
難易 以下のうち 2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 恋愛 生命 治療 整備

運命:友情を温める

【成功要素提出】

避難所としての施療院より、生活6、治療2
非常用の治療器具より、生活6、治療4
忍びの里の養い子より、生活2、恋愛5
合計:25

【RP】

「ここにいるのは危ない。早く逃げた方がいい」
 シオンはそう言った。
「あなたを置いてはいけないわ」
 アカネが首を振るのを、シオンが寂しげに見つめる。
「アカネ、ボクが一番危ないんだ。今は、昔のことを思い出せてるけど、いつまた前のようになってしまうかわからない。そうしたら、また君を襲って……今度こそ、君を殺してしまう。それは嫌なんだ」
「そんなのいやよ、どうにかならないの?」
 シオンは考え込んでいた。
「何かをされた覚えはあるんだ……捕まって、真っ白な部屋で四角い台に載せられて……ううっ!」
 ひどく傷むというように、シオンは頭を押さえた。
「崖から落ちた時の怪我もあるのよ。今は治療に専念しましょう。ね?」
「だけど、ともかく、ここからは離れた方がいい。あいつらがボクを探しにくるかもしれない」
 懐かしい少年の表情のまま、不安そうに言い募るので、アカネは頷いた。

 里の長老が知り合いだったと言っていた有力者を訪ねてみることにして、アカネたちは里を出た。
 いくらか行ったところで、まだ体が本調子ではないシオンの具合が悪くなり、彼女たちは野営をすることにした。
「すまない……」
 申し訳なさそうにするシオンに、アカネが微笑みかける。
「いいのよ。なんだか、昔を思い出すわ。あなた、暗いところが苦手で、野営も嫌いだったわよね」
「いつのことを言ってるんだよ。ボクはもう暗闇なんか怖くないよ」
 口を尖らせるシオンにアカネはころころと笑った。

 簡易食糧による食事も済んだところで、さて、とおもむろにシオンの体を調べ始める。
 アカネは施療院を探し回って、非常用の治療器具を掘り出してきた。簡単な呪いの除去もできる優れものだ。除去できないまでも、呪いの元を調べる程度のことはできる。
 もしかして、と、シオンの体のあちこちに翳してみれば、首のあたりで反応があった。
「シオン、何か首の後ろについてるわ……」
 え? とシオンが恐る恐る触れる。金属質の丸いものがそこに埋もれていた。
「なるほど、これを取ってしまえば、もしかして……」
 今にもぎ取らんとするシオンの手をアカネが慌てて抑える。
「待って、結構深くまで埋まってるみたい。無理に引きはがそうとしたら首の骨が折れるかも……」
 切除するにしても出血が心配だ。
「何かの文様が刻まれた宝石みたいなものが嵌ってるわ……もしかしたら、これを」
 その宝石に触れた瞬間、どくんと不気味にそれが光った。

/*/

M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。

運命:制作し、新しい境地に至る

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 速度

【成功要素提出】

相模(中立)より、分野知識D自然10
里での修行より、運動2*(2倍評価で4)、回避2*(2倍評価で4)、速度5*(2倍評価で10)
アカネより、速度6*(2倍評価で12)、回避*1(2倍評価で2)、器用1*(2倍評価で2)、運動1*(2倍評価で2)
合計46

【RP】

 ぐおおおお!
 と、異形の叫びがシオンの口から迸った。
 アカネを振りほどくようにして立ち上がり、そして、再び襲い掛かってくる。
 だが、すでにアカネは飛び退った後だった。
 シオンの動きは鈍い。
 ただ、暴走しているのか、濃い紫の瘴気のようなものが体に纏わりつき、見る見る鬼化が進んでいっている。
「シオン! 目を覚まして!」
 周囲に目を走らせ、状況を確認する。周りは森。逃げ込めば、判断力が低下している今の状態であれば、弱るまで引き回せるのではないか。
 弱ったところで、取り押さえる。
 アカネはそう決断すると、森の中へ飛び込んだ。

 があと叫びながら追ってくる鬼を、その攻撃を避けながら、引き離し過ぎないようにしながら、慎重に身動きの取れなくなる木々の密集地へと誘導する。
「うがああああっ!」
 腕を蔓に取られ、足を根に取られ、もがきながらも野太く膨れ上がった腕で数本の木々をなぎ倒す。
「あれが当たったらひとたまりもないわね……」
 だが、アカネがすかさず木々の合間に縄を打ち、手足の動きを封じて行くのに従って、その動きもやがて止まった。
 それはさながら木々と蔓と縄で磔になったかのようだった。
「……何とか、なったようね」
 夢中でやったとはいえ、中々の出来映えであった。

/*/

前提変換にて、

M*8 美しい鬼の呪いを解く。
難易 いずれかで12
・恋愛 生命 整備 打撃

運命:宗教、哲学的なことを口にする

【成功要素提出】

忍びの里の養い子より、恋愛5
愛の口づけより、恋愛10
思い出のお守りより、恋愛6
合計:21

【RP】

 アカネが身動きの取れなくなった鬼の元へ近づいていく。と、鬼がぐるぐると唸り声を上げた。
 だが、それ以上は動けないようである。
「ね、私、聞いたことがあるの。愛は魔術だって。多分、長老が言ってたのかな。もう覚えてないけど。ね、もし、愛が魔術で、それで呪いが解けるなら、試してみてもいいかな……」
 アカネの頬を涙が伝う。
 血走った鬼の目に、微かに動揺が走ったように見えたのは、希望が見せた幻覚だったろうか。
「お守り、ずっと持っててくれたんだよね」
 服が剥げた鬼の胸からも、いまだ外れずにぶら下がっているお守りにそっと指で触れる。
「私もずっと持ってたんだよ」
 胸の隠しから御揃いのお守りを取り出し、そっと唇で触れる。
 そのまま、伸び上がって鬼の目を覗き込んだ。ああ、心が揺れている。きっともう少しだ。
 不思議な確信と共に、アカネは優しく鬼の唇に自分のそれを重ねた。
 その刹那、七色の光が、弾けて2人を包んだのだった。

M*9 物語は終わる。
難易 なし

運命:恋に落ちる

【RP】

 気が付けば、朝が来ていた。
 横には、服も髪もずたずたになった、青年が倒れている。
 自分も随分とひどい有様だった。
 青年の目が薄らと開いた。
 アカネを顔を見て、気が抜けたように笑う。
「アカネ……ありがとう……」
 その笑顔が水っぽく歪んだ。ぐすぐすと洟を啜りながら、涙が次から次に溢れてくるのを止められない。
「ばか、シオンのばか……」
 ただそれだけを繰り返しながら泣きじゃくっていると、体を起こしたシオンが近寄ってきてアカネを起こすようにして、抱きしめた。
「ありがとう……アカネのおかげでボク、戻って来れたよ。本当にありがとう」
「もう、もう、いなくなっちゃダメだからね……」
 その胸を拗ねたようにポカポカと叩くと、青年は柔らかく微笑んで頷いた。
「うん、もう、どこへも行かないよ」

 めでたしめでたし。


[No.7608] [固定リンク][非] 判定: 後半提出 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:53:32

時間超過だけどがんばったがんばった。
成功。
声援30 GET3


[No.7556] [固定リンク][非] 九郎(前半) 投稿者:玄霧弦耶@玄霧藩国  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:28:54

○キャラクター

構造体:妖術師(火 土 水 風 死 生命)2倍 (装甲 耐久 打撃 貫徹)収得不可 

名前 1枠 【九郎】/命中、運動、水3*、料理、生活3、器用:要素10

歴史 3枠 【妖術師の祖父に育てられる】/水1*、生命4*、分野知識D自然4、社会的地位:要素10
      【家族に憧れて育つ】/料理、生活3、社会的地位、恋愛、生命4:要素11 ※親:【家事全般】【妖術師の祖父に育てられる】

特技 5枠 【家事全般】/生活3、分野知識D自然3、生命3*、恋愛2:要素11 ※親:【九郎】【妖術師の祖父に育てられる】

妖術 5枠 【霧は錐であり、錐は桐でもある】/水4*、風1*、生活2、分野知識D自然4:要素11 ※親:【九郎】【妖術師の祖父に育てられる】
      【燃える木は萌える木であり、逆も又なる】/生命7*、火1*、分野知識D自然4:要素12 ※親:【家族に憧れて育つ】【家事全般】

#*が付いているものは二倍とする
#この世界の妖術とは洒落である。音が同じ別の言葉に置き換えると実際にそれが変化する。神は紙や髪から変化させることできるし、鮭は酒に変えることができる。横文字は使用できない。

成功要素6、残り証券0。

-------------------------------------------

M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く
RP(運命:新しい出会い)

 ある山に、妖術を使うとされる老人と、年の頃なら7か8あたりの子がいた。
 その子の名を、九郎という。姓はなかった。

 子供ながらに類稀なる妖術の素養を見せ、自らも山の恵みを操る妖術を使う老人は、この子を大層可愛がりながら育てていた。
 とはいえこの老人、様々な知識はあるが、身の回りのことはからきしで、殆どのことは九郎が取り仕切っていた。
 麓の村人は様々な噂を囃し立てたが、老人は黙して語らず、また、時折、様々な山の恵みを持って降りてくる老人に直接聞く者はおらず、子供等は怖がって近づきもしなかった。
 
 そんな経緯から、山に入る人は少なく、九郎には友が居なかった。
 いや、人の友が居なかったと言うべきだろう。野兎や野鳥は九郎の良い遊び相手になり、川の魚は泳ぎを教え、水や木は山の知恵を教えてくれた。
 彼らは九郎の大事な友であったが、やはりというか、人である九郎は、人を欲した。
 ただ、老人に「わしにも人の子の友や、家族が欲しい」と言ったときの、あの悲しそうな顔は、もう見たくなかった。

 そんな心を胸に秘め、何時ものように、祖父の食事を作るための薪を拾いに行ったとき。

 九郎は角の生えた子供と出会った。


提出:

名前 【九郎】/命中、運動、水3*、料理、生活3、器用:要素10
歴史 【妖術師の祖父に育てられる】/水1*、生命4*、分野知識D自然4、社会的地位:要素10

以上を提出。
命中、運動、水、料理、生活、器用、社会的地位で条件を満たしクリア。

/*/

M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く
RP(運命:友情を温める)

 九郎は、己が目を疑った。
 こんな所で、自分と同じような年頃の子供を見るのは初めてだったのだ。
 村の子供ではないだろう。着ている物もなんだか違う気がする。

 角の生えた子供のほうも、こちらを見て驚いているようだったが、そんなことはどうでもよかった。
 これは天恵であり天啓なのだ。今言わねば後悔する。

 「おい、おまえ!わ、わしの友にならんか!」

 自分でも驚くぐらいの声が出た。周りに居た鳥や獣が一斉に逃げる音が響く。
 言われた側も、驚いて固まっているようだったが、暫くすると、こくりと頷いた。

 九郎は頭の毛の先まで痺れるほど喜び、思わず友となった子の手をとり、山を駆け巡った。

 野山で取れる恵みを口にし、木に登り、川で泳ぎ、存分に遊んだ。
 水(すい)を錘(すい)にし、張りのある糸を針のある糸にし、釣りの真似事もした。
 角の生えた子供が、自分の妖術に驚き、目を丸くしたのに気を良くし、色々見せてやった。
 自分の全てを見せることが出来るものが、老人以外にも出来た。これが、九郎には大層うれしかった。

 夕暮れになり、明日もここで会う約束をして分かれるまでの、何もかもが楽しかった。


 帰って老人に食事の準備を忘れたことを詫び、友が出来たことを話すと老人は言った。
 それは、鬼の子だ。よいか、九郎よ。今日のことは忘れなさい、と。


 老人は、鬼とはとても恐ろしいものだと言った。
 九郎には、それが判らなかった。あの子供が鬼だったとして、ちいとも恐ろしくは無かったのだ。
 明日、また遊んで、そのときに聞いてみよう。九郎はそう思い、老人に謝りながら、眠った。


提出:

名前 【九郎】/命中、運動、水3*、料理、生活3、器用:要素10
歴史 【妖術師の祖父に育てられる】/水1*、生命4*、分野知識D自然4、社会的地位:要素10
妖術 【霧は錐であり、錐は桐でもある】/水4*、風1*、生活2、分野知識D自然4:要素11 ※親:【九郎】【妖術師の祖父に育てられる】

以上を提出。
生命が合計14、分野知識D自然が合計8で条件クリア。※水も合計16あるので差し替えてクリア可能

/*/

M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
RP:(運命:別れを経験する)

 その日の夜遅く。身の毛も凍るような恐ろしい遠吠えで、九郎は目を覚ました。
 慌てて老人の下に向かうと、厳しい顔をした老人が、見たこともない物を用意しながら、言った。
 九郎よ、鬼だ。鬼がお前を探しておる。と。

 鬼と聞いて、九朗は新しく出来た友を思い浮かべたが、今も聞こえる恐ろしい遠吠えの主とは、とても思えなかった。

 そんな考えを察したか、老人が続けて言う。
 あれは、幼子をかどかわした者への威嚇なのだ。今からお前を取って食うぞ、とな。さあ、早く逃げなさい。と。

 九郎はとたんに恐ろしくなって泣きそうになったが、ぐっと堪え、こう言った。

 「じいさまは、じいさまはどうするのだ」

 その言葉を聴いた老人は、今まで通りの優しい顔を向け、九郎をそっと撫でた。

 それだけだった。

 そこからのことは、九郎はよく覚えていない。
 じいさまに連れられて山を走って逃げた気もするし、何かに追われ、一人で逃げた気もする。
 得意の妖術で、桐を霧に変えたり、萌えた草木を燃えた草木に変えて逃げたような覚えもある。
 庭のような山の中を必死に駆けた覚えもあるし、谷底の川に飛び込んだような覚えもある。

 ただ、九郎が気付いたときには、山からも麓の村からも遠く離れた川縁に倒れこんでおり、山も村も綺麗さっぱりと何も無くなっていた。


提出:

歴史 【妖術師の祖父に育てられる】/水1*、生命4*、分野知識D自然4、社会的地位:要素10
妖術 【霧は錐であり、錐は桐でもある】/水4*、風1*、生活2、分野知識D自然4:要素11 ※親:【九郎】【妖術師の祖父に育てられる】
   【燃える木は萌える木であり、逆も又なる】/生命7*、火1*、分野知識D自然4:要素12 ※親:【家族に憧れて育つ】【家事全般】

以上を提出。
生命が合計22、分野知識D自然が合計12で条件クリア。

/*/

M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
RP:(運命:仇討ちをする)

 あの悪夢のような夜からおよそ10年がたった。

 子供であった九郎も青年となり、青年となった九郎は、鬼を退治して回った。
 優しかったじいさまの仇討ちでもあったが、生きるため、というのもあった。

 山の中で老人に育てられた九郎には、身の回りの世話と妖術以外の業はなく、糊口を凌ぐためには、必然的にそうなったのだ。

 「どこぞのお貴族にでも拾われれば、もう少し違っただろうなあ」

 などと、ありえない事を口にしながら、九郎は鬼を退治する。
 あの時遊んだ子供がこの鬼かも知れない、とは思わなかった。
 出会えば、きっと判る。出会えば、そのとき考えよう。

 そう、自分を誤魔化しながら、鬼を退治する。
 大きな鬼を、小さな鬼を。腕の多い鬼を、足の多い鬼を。
 一人しかいない家族を消し去った鬼を。

 退治して、退治して、そして、ついに今。あの何もなくなった山の中で。
 あの夜と同じ遠吠えをする鬼の目に水を変えた錘をぶつけ、桐を変えた錐を、首に突き刺した。巨体がゆっくりと崩れ落ちてゆく。
 地面は罅だらけであり、お互いが流した血が小さな川にすら見える程。
 気付けば、体のどこにも怪我をしていないところは無い程の激戦だったようだ。

 「やあ、この傷(きず)は生酢(きず)だ、ずいぶんとずぶ濡れになってしまった」

 そういって酢が染みる体をひとふるいすると、傷だらけだった体のどこにも傷はなくなっている。
 毎度の事ながら、妖術と言うものは恐ろしいものだ、と、血の気が失せ、どこか冷静になった頭で九郎は考えた。
 失った血までは戻らないとはいえ、これではどちらが化け物なのか判らない。

 「もしかしたら、自分こそ鬼で、かどかわしたもの、とは、じいさまだったのかもなあ」

 今しがた、仇であるはずの鬼を倒したところでそんなことを考える自分がとたんにおかしくなり、九郎は呵呵と笑った。


提出:

歴史 【妖術師の祖父に育てられる】/水1*、生命4*、分野知識D自然4、社会的地位:要素10
妖術 【霧は錐であり、錐は桐でもある】/水4*、風1*、生活2、分野知識D自然4:要素11 ※親:【九郎】【妖術師の祖父に育てられる】
   【燃える木は萌える木であり、逆も又なる】/生命7*、火1*、分野知識D自然4:要素12 ※親:【家族に憧れて育つ】【家事全般】

以上を提出。
生命が合計22、水が合計10、風が合計2、火が合計2で36で、4種以上合計30以上の条件クリア

/*/

M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
RP(運命:恋に落ちる)

 倒れ付した土蜘蛛のそばで狂ったように笑う九郎の後ろから、何者かが近づく。
 足音を殺し、にじり寄る。笑い狂う九郎の首元めがけ、手に持ったもので切りつけようとし―――

 「それ以上近づかぬほうが良い。この地は血と混ざる、足をとられるぞ」

 笑ったままそんなことをいい、振り向いた九郎の顔が、とたんに凍り付いたように固まる。

 目の前に居るのは、美しい一匹の鬼。
 濡れたような髪の、美しい女の鬼であったが、九郎の脳裏には、あの日、山を駆け回った子供の姿が重なった。

 無言でたたずむ鬼に、思わず九郎は言ってしまった。

 「お、おい、おまえ。わしの――」

 言い切る前に、美しい鬼は切りかかる。まるでその先を聞きたくないといわんばかりに。

 「ま、まて、おまえ、おまえは――」

 がむしゃらに切りかかる鬼の刃物をよたよたと避けながらも、意識を切り替えて、九郎は告げる。

 「その刃は葉だ。そんな葉っぱでなにをする」

 とたんに、鬼の手に握られた刃が葉に変わる。
 愕然としながらも、何かを思い出したように、美しい鬼は泣き崩れた。
 思わず抱きとめに九郎が走るが、そのとき、二人を巻き込むように、地割れが裂けた。


 地滑りがおき、諸共、崖を落ちていく。
 落ちながら、泣き崩れる鬼を抱きとめる。鬼も、人と変わらぬ暖かさだった。


 九郎は思う。
 嗚呼、この十年あまりの自分は。
 じいさまが居なくなって、山の友も、こやつも居なくなり。
 家族が、友が欲しくて、駄々をこねていただけではないのだろうか。

 そして。

 あの時は唯の友だと思っていたが、中々どうして。
 これは噂に聞く、一目惚れというヤツか。
 そういえば、こいつのためにメシを作ってやったことだけは、なかったなぁ。

 どこかのんきにそんなことを考えながら、谷底の川へと落ちていくのであった。


提出:

名前 【九郎】/命中、運動、水3*、料理、生活3、器用:要素10
歴史 【家族に憧れて育つ】/料理、生活3、社会的地位、恋愛、生命4:要素11 ※親:【家事全般】【妖術師の祖父に育てられる】
特技 【家事全般】/生活3、分野知識D自然3、生命3*、恋愛2:要素11 ※親:【九郎】【妖術師の祖父に育てられる】

以上を提出。

生活が合計9、恋愛が合計3で計12、10以上なので条件クリア。


以上となります。判定宜しくお願いします。


[No.7567] [固定リンク][非] 判定: 九郎(前半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:46:33

がんばった。
声援44 証券GET4 成功


[No.7581] [固定リンク][非] 前提変換希望 投稿者:玄霧弦耶@玄霧藩国  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:06:19

> がんばった。
> 声援44 証券GET4 成功

M5までクリアと声援で証券9枚GET。


証券3枚を消費して以下の前提変換を申請します。


前提変換
1.お互いが子供のころに遊んだ友だということに気付いている
2.美しい鬼は、土蜘蛛の娘である(設定空白より)
3.子供の頃の九郎は気付いてなかったが、鬼のほうは仄かな恋心を抱いていた(ので、あの夜親が怒り狂い襲い掛かっていた)(設定空白より)
4.九郎も美しい鬼も、お互いがお互いの仇に成ってしまったが、昔の感情から、お互い攻撃するのにためらいを感じている(ここまでの流れより)
5.泣き崩れたときに思わず抱きとめ、九郎も自分の複雑な気持ちに気付き始めている
6.九郎はここまで女性と触れ合うのは初めてなので、結構本気で惚れなおしている

以上のことから、改めて対話しなおし、殺してしまうのではなく、惚れたことを伝え、和解するように方針を切ります。

上記を前提変換として、M8の難易度低下を狙います。

宜しくお願いします。


[No.7585] [固定リンク][非] Re: 前提変換希望 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:11:13

前提変換
M*8 美しい鬼と再び戦い、和解する。
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 命中
・装甲 回避

妖術で戦う
・土 水 風

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 速度

美貌で戦う(このパートのみ。合計12出せばOK)
・恋愛


[No.7610] [固定リンク][非] 九郎(後半) 投稿者:玄霧弦耶@玄霧藩国  投稿日:2015/05/07(Thu) 01:01:01

後半提出です。よろしくお願いします。


○キャラクター

構造体:妖術師(火 土 水 風 死 生命)2倍 (装甲 耐久 打撃 貫徹)収得不可 

名前 1枠 【九郎】/命中、運動、水3*、料理、生活3、器用:要素10

歴史 3枠 【妖術師の祖父に育てられる】/水1*、生命4*、分野知識D自然4、社会的地位:要素10
      【家族に憧れて育つ】/料理、生活3、社会的地位、恋愛、生命4:要素11 ※親:【家事全般】【妖術師の祖父に育てられる】
      【女性に免疫が無い環境で育った】/恋愛4、生活6、料理、社会的地位:要素12 ※親:【家族に憧れて育つ】【家事全般】 ★

特技 5枠 【家事全般】/生活3、分野知識D自然3、生命3*、恋愛2:要素11 ※親:【九郎】【妖術師の祖父に育てられる】
      【野外生活】/生活6、生命6*:要素12 ※親:【女性に免疫が無い環境で育った】【燃える木は萌える木であり、逆も又成る】 ★
      【本音でものを言う】/恋愛6、生活6 :要素12 ※親:【女性に免疫が無い環境で育った】【家族に憧れて育つ】 ★

妖術 5枠 【霧は錐であり、錐は桐でもある】/水4*、風1*、生活2、分野知識D自然4:要素11 ※親:【九郎】【妖術師の祖父に育てられる】
      【燃える木は萌える木であり、逆も又成る】/生命7*、火1*、分野知識D自然4:要素12 ※親:【家族に憧れて育つ】【家事全般】
      【自然は死前である】生命6*、死*、火*、生活、分野知識D自然4:要素13 ※親:【燃える木は萌える木であり、逆も又成る】【野外生活】 ★

#*が付いているものは二倍とする
#★は後半時に成長したものとする
#この世界の妖術とは洒落である。音が同じ別の言葉に置き換えると実際にそれが変化する。神は紙や髪から変化させることできるし、鮭は酒に変えることができる。横文字は使用できない。

成功要素6、残り証券0。
→M5までクリア+声援44で証券9
→前提変換で3枚消費し、成長に4枚消費、残り2枚

-------------------------------------------


M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
RP:(運命:宗教、哲学的なことを口にする)

 額を水滴が穿つ感覚に目をしかめながら、頭を起こす。
 どうやら、谷底に落ちたまま水流に揉まれ、地底湖のようなところに流れ着いたらしい。
 自分の記憶を思い返しても、こんな場所はない。

 さて、どうしたものか、と考えていると、隣で同じように倒れていたらしい鬼が、身じろぎをして体を起こした。

 「おお、無事だったか。落ちたときはまたお前を失うのか、と肝が冷えたぞ」

 ぼんやりとした顔をしていた鬼は、その言葉に一度たおやかに微笑んだ後、意識がはっきりしたのか、身構え、後ずさる。
 大きな戸惑いと、小さな敵意と、その他様々な感情が入り混じったような目を向けている。

 「ああ・・・その。なんだ。あれは、お前の、父だったか」

 言われた鬼は、目尻に涙をためながら、一度だけ頷いた。
 やはりそうか、と九郎はため息を一つつく。判ってはいたのだ。

 「俺もな、たった一人の家族をな、お前の父上に消された」

 食われたか、殺されたかは知らんが、俺を逃がしてじいさまは居なくなった。
 そう続けた九郎の言葉に、鬼が体を強張らせる。相変わらず、戸惑いと敵意を感じるがそこに悲しみが強くなった気がする。

 「あー、だからまあ・・・なんだ、その、な。泣くな。美しい顔が台無しだ」

 告げられた言葉の意味を一瞬理解できなかったのか、鬼は九郎を睨む。
 そして、意味に気付き、目尻の涙をぼろぼろとこぼしながら、わんわんと泣いた
 九郎に泣いた女を宥める術等無いが、とりあえず先ほど体が動いたように抱きとめた所、何度も殴られた。

 そういえば、遥か昔にじいさまが言っていた気がする。
 女と言うものは複雑怪奇な物だと。理解しようとするのは深淵を覗くような物であり、理解したと思ってもそれはまったく違う物なのだと。

 これが都で言う所の哲学と言うやつか。などと思いながら、九郎は言う。

 「ひとまずはここから出るべきだろうよ。動けぬようなら抱えていくが、よいか?」

 その後、また殴られるも、実際に動けないらしく、結局九郎が抱えて進むことになった。
 何度も殴られながらも、鬼と触れ合う九郎の心は、どこか温かくなっていく。

 「やはり、鬼も人も、温かさは変わらんものだな」

 そんなことをつい言ってしまい、叩く力が強くなったり弱くなったりするのを感じ、九郎はまた、笑った。



提出:


歴史 【女性に免疫が無い環境で育った】/恋愛4、生活6、料理、社会的地位:要素12 ※親:【家族に憧れて育つ】【家事全般】 ★
特技 【野外生活】/生活5、生命6*、死1*:要素12 ※親:【女性に免疫が無い環境で育った】【燃える木は萌える木であり、逆も又成る】 ★
   【本音でものを言う】/恋愛6、生活6 :要素12 ※親:【女性に免疫が無い環境で育った】【家族に憧れて育つ】 ★

以上を提出。
生命が合計12、生活が合計17、恋愛が合計10で、2種以上合計20以上の条件クリア

/*/


M*7 再び鬼と戦う
RP:(運命:悪をなす)

 その後、何度か殴られながらも九郎は進み、地上へと戻る。
 抱えていた鬼を降ろしてやり、肩を回していると、鬼が後ろから襲い掛かってくる。

 殺意と迷いの混じったその攻撃を背中で受けながら、九郎は振り向く。

 「・・・やはり、やりあわねばならんか?」

 鬼は涙をためながら頷いた。
 貴方様は父の仇です。と呟き、悲しげな顔でどこかで拾ったのだろう、とがった石を突き立ててくる。

 九郎はそれを、再び受けた。
 石とはいえ、鬼の力にかかれば、人の肌くらいは容易に切り裂く。
 肩口に刺さった石をゆっくりと引き抜きながら、九郎は告げる。

 「この傷はただの生酢となる。わしには、傷は付かんのだ」

 その言葉の通り、先ほどまであった背中の傷も、肩口の傷も、消えている。

 「それでもよければ、いくらでもわしを斬りつけるが良い」

 鬼は泣きながら、何度も石で、爪で、九郎を斬り付ける。
 その度に九郎はあえて受け、血を滲ませつつも、呟く毎に、傷は消えていく。



 ―――どれほどそうしていただろうか。

 次第に、鬼の攻撃は切り付けから叩きつけに。それも、幼子が駄々をこねるような様子で九郎の胸を叩く。

 何故、父を殺したのが貴方様なのか。
 何故、父は貴方様の祖父を殺したのか。
 何故、私達はあの日出会ってしまったのか。

 何故、何故、と泣きながら、鬼が拳を力なく叩きつける。
 九郎はそれを受け止めながら考える。
 大分血も流れている。頭は朦朧とするが、やけにすっきりとした部分もある。

 「気は、済んだか。心は、晴れたか?」

 鬼は、相変わらず幼子のように泣きじゃくりながら、頭を振る。

 「すまぬな。この命はまだくれてやることは出来んのだ」

 意を決し、抱きとめ、あやすように背中を撫でる。

 「再び会ってからは、泣かせてばかりだな。わしは、とんだ極悪人だ」

 それでも、言わねばならぬことがある。
 九郎は、その言葉を告げる為、大きく息を吸った。


提出:



特技 【野外生活】/生活5、生命6*、死1*:要素12 ※親:【女性に免疫が無い環境で育った】【燃える木は萌える木であり、逆も又成る】 ★
妖術 【燃える木は萌える木であり、逆も又成る】/生命7*、火1*、分野知識D自然4:要素12 ※親:【家族に憧れて育つ】【家事全般】
   【自然は死前である】生命6*、火1*、生活、分野知識Aオカルト1、分野知識D自然4:要素13 ※親:【燃える木は萌える木であり、逆も又成る】【野外生活】 ★

以上を提出。
生命が合計38、死が合計2、火が合計4、分野知識Aオカルトが合計1で、合計45。4種以上合計40以上の条件クリア

/*/


M*8 美しい鬼と再び戦い、和解する。 #前提変換で「美貌で戦う」の難易度は恋愛で12に変更
RP:(運命:恋に落ちる)

 背中に回していた手を緩め、鬼の肩をつかみ、鬼の目をじっと見る。
 既に泣き止み始めていた鬼と目が合い、そらされる。

 気にせず、叫ぶ。

 「お前がわしの事をどう思っておるかは判らんが、わしはお前に惚れておる」

 鬼の首がすごい勢いでこちらに向き、再び目が合った。

 「急なことですまんが、お前の答えが聞きたい」

 鬼の視線が泳ぎ始める。
 九郎はまっすぐ見つめたまま鬼の言葉を待つ。
 暫く目線を行ったりきたりさせていた鬼が、蚊の鳴くような声で言った。

 何時からですか、と。

 間髪いれず、九郎は答える。

 「つい先ほど、久方ぶりに会い、抱きとめたときだ」

 途端に、鬼が睨みつけてくる。
 恨みがましい声で、つい先ほどですか。と問う鬼に、九郎はそうだ、と返す。
 
 「子供の頃はお前は大事な友と思っていたが、再びあって考えが変わった。お前は美しい」

 続けて告げる九郎の言葉に、鬼の目尻が少しだけ泣きそうに下がる。
 鬼が、言う。貴方様はずるいです、と。
 私は10年も前からなのですよ、と。

 九郎には、何故、鬼が睨みつけたのか、何故泣きそうになったかは判らない。
 が、言葉の意味は判った。

 「そうか。ならば、改めて言おう。お前、わしの嫁になってくれんか」

 鬼は再び俯きながら呟いた。
 私は、家事などしたことありませんよ、と。
 九郎は言う。そんな物、わしは子供の頃から成れておる。
 鬼が口を尖らせながら呟く。私は、可愛げなどないですよ、と。
 九朗は笑いながら言う。そういうところが愛おしいのではないか、と。
 
 鬼が顔を上げて言う。では、私は貴方様に何をすればよいのですか、と。

 九郎は、鬼を抱きとめながら言う。

 「お前は、わしと共に生き、家族を作って欲しい。わしは、それが子供の頃から一番欲しかったのだ」


提出:


歴史 【女性に免疫が無い環境で育った】/恋愛4、生活6、料理、社会的地位:要素12 ※親:【家族に憧れて育つ】【家事全般】 ★
特技 【家事全般】/生活3、分野知識D自然3、生命3*、恋愛2:要素11 ※親:【九郎】【妖術師の祖父に育てられる】
   【本音でものを言う】/恋愛6、生活6 :要素12 ※親:【女性に免疫が無い環境で育った】【家族に憧れて育つ】 ★

以上を提出。
恋愛が合計12。 前提変換で下がった難易度が12出せばOKのため、条件クリア。

/*/


M*9 物語は終わる。
RP:(運命:善をなす)

 その後の二人がどうなったかを、詳しく書くのはここでは控えさせていただく。
 鬼と人の生活の珍道中があったかも知れぬし、鬼と人との悲恋となったのかも知れぬ。
 もしかすると、九郎は本当に鬼の子であり、鬼の物語になっているのかも知れぬ。

 だが、それら全ては決まっていない。起こりえるかも知れないし、起こらないかも知れない。

 なので、今回の場合はこう締めさせていただく。


 ―――こうして、鬼と人は憎しみあうのをやめ、手を取り合いました。
    やがて手を取り合った鬼と人は夫婦となり、子供に囲まれ、幸せに暮らしましたとさ。
    めでたしめでたし。


/*/


以上となります。よろしくお願いします。


[No.7611] [固定リンク][非] 判定: 九郎(後半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/07(Thu) 01:02:36

はい。成功
がんばった。
声援29 GET2


[No.7558] [固定リンク][非] 酒和(全部) 投稿者:シュワ  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:33:18

M*1からM*9までを一括して投稿させて頂きます。



○構造体:舎人(回避 運動 速度 器用 偵察)2倍 (装甲 耐久)収得不可
・名前 :<酒和10>(打撃1命中1,貫通1,短射程1,回避1*,運動1*,生活1,恋愛1,器用1*,分野別知識D

自然1)
・歴史1:<野山で育つ10>(命中1,回避1*,速度3*,器用1*,生活1,恋愛1,分野別知識D自然1,治療2)
・歴史2:<野山での狩猟活動11>(命中2,回避2*,速度3*,分野別知識3)→親:<酒和10><野山で育つ10


・歴史3:<長い独り身11>(生活3,恋愛3,分野別知識D自然2,治療3)→親:<酒和10><野山で育つ10>
・特技1:<狩人11>(命中3,回避2*,器用1*,分野別知識D自然5)→親<野山で育つ10><野山での狩猟活

動11>
・特技2:<罠師12>(回避5*,分野別知識D自然5)→親<狩人11><野山での狩猟活動11>

☆PC作成段階で証券を6枚使用。(残り0枚)
☆特技3以降は、M*6開始前にM*5で得た証券を使用して取得する。(残り2枚)

・特技3:<結婚活動11>(生活4,恋愛4,治療3)→親:<長い独り身11><野山で育つ10>
・特技4:<鬼狩人12>(回避8*,分野別知識D自然4)→親<狩人11><罠師12>
・特技5:<見切り13>(回避13*)→親<鬼狩人12><罠師12>


○中立成功要素
・地域名:<相模10>
・歴史:<異種婚姻譚10>(恋愛10)
・地形:
・天候:
・技術(年代):<平安>
・モブ/小道具:<桜の花びら10>(恋愛10)



○M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く
・RP(運命:生きるために仕事する)
 その男は孤独であった。生まれてすぐに山に捨てられた身を山に住む猟師に拾われて育ったのである。
 猟師は無駄なことを話さない性質の人間で、麓の人々との接触も物々交換の際に最小限に行う程度であったのであ

る。
 猟師は拾った子に酒和と名づけた、単に自分の好きな酒にちなんでつけたのであろう。
 そんな猟師であるから子とまともな交流などはせず、自分の狩猟技術を叩き込むだけの日々が続いた。
 猟師の狩る獲物は鹿や猪が主なものであったが、時折、群れからはぐれたと思われる鬼も狩っていた。
 付近の住民との交流が途絶えないのもこのおかげだったと思われる。
 その様な環境で育った酒和なのだから自然に対する知識や実の動かし方も自然と身に着けたていったのである。
 酒和と呼ばれる男が人の身体能力を凌ぐ鬼と戦う術を見に付けたのも自然の成り行きであった。
 
・成功要素提出
<酒和>から(命中1,運動1*,生活1,器用1*)
<野山で育つ>から(命中1,器用1*)
合計:命中2,運動2,生活1,器用4 →難易度クリア



○M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く

・RP(運命:宗教、哲学的なことを口にする)
 酒和が猟師の共をして、自ら囮になり罠をもってはぐれ鬼を狩った時の事である。
 仕留めた鬼の死体を地侍に渡して検分を行っていたときに、死体を検めている者が猟師をバカにするような事を言

ったのである「罠にはめて嬲り殺したか、なんと卑怯な」と、その時に酒和はこう言った「野鳥や兎、鹿に猪などと

同様にござる。それらを狩るのに刃物を用いるでしょうか?」と、それに対して地侍たちは笑い声を上げて同意した

が酒和の口の中では『鬼と人も同じ様なものだろう?』と続いていたのであった。
 しかし、その評判により貴人の目にとまった酒和は舎人として召抱えられたのである。

・成功要素提出
<酒和>から(回避1*器用1*)
<野山で育つ10>から(回避1*,器用1*)
<罠師12>から(回避5*,器用1*)
合計:回避14,器用8 →難易度クリア



○M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く

・RP(運命:別れを経験する)
 無口な猟師との生活を惜しむ間もなく、天より鬼が降ってきた。
 仕え始めた貴人の家も焼かれ、付近の村々も鬼により支配されていった。
 山で鍛えた足や土地勘のおかげで難を逃れた酒和が猟師の住む小屋に辿り着いた時に見たものは、鬼により遊び半

分に殺された猟師の遺体であった。
 不器用で無口な猟師であったが、酒和にとってはただ一人家族と呼べる存在を失ったのである・・・

・成功要素提出
<野山で育つ>から(速度3*,分野別知識D自然3)
<野山での狩猟活動>から(速度3*,分野別知識D自然3)
<狩人>から(分野別知識D自然5)
合計:速度12,分野別知識D自然11 →難易度クリア



○M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う→知恵と知識で戦う

・RP(運命:妬み、憎しみの感情を募らせる)
 家族を失った酒和は鬼に対して復讐に出た。
 自分の庭ともいえる山に縦横無尽に罠を設置して、そこに鬼をおびき寄せたのである。
 土蜘蛛と呼ばれる八脚の鬼は、ギリギリまで身を晒して誘き寄せる酒和を追いかけ続けたが捕らえられずに誘導さ

れた罠にはまったのである。
 ただ一度の罠では土蜘蛛を仕留められなかったが、幾度もそれを続けて、土蜘蛛が気がついたときには逃げる事も

叶わない状態に追いつめ、ついには弱りきった土蜘蛛に止めをさしたのである。

・成功要素提出
<野山での狩猟活動>から(回避2*,速度3*,分野別知識3)
<狩人>から(回避2*,器用1*,分野別知識D自然5) 
<罠師>から(回避5*,分野別知識D自然5)
合計:回避18,速度6,器用2,分野別知識D自然13
  →18+6+2+13=39 →難易度クリア



M:5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる→ 近接戦で戦う

・RP(運命:新しい出会い)
 土蜘蛛を仕留め、山を降りようとしたときに酒和は一体の美しい女鬼と遭遇した。
 普段は山に篭り、女というものを滅多に見なかった酒和は、その女鬼の美しさに目を奪われ、呆けてしまった。
 なにせ酒和はいい年をして、実は恋愛と言うものに強い憧れを抱いていたのである。
 しかし、そんな事は酒和の一方通行で女鬼は酒和の腰からぶら下がった土蜘蛛の頭部を見ると叫びながら襲い掛か

ってきた。
 虚をつかれ、更に既に山に仕込んだ罠は使い果たした酒和は、身をもって女鬼を崖に誘き寄せ突き落とした、『ま

ぁ、こんな美人と一緒に死ぬならいいかな?』と思って体当たりをした酒和も共に崖の下に姿を消したのである・・



・成功要素提出
<酒和>から(打撃1,命中1,短射程1,回避1*)
<狩人>から(命中3,回避2*)
<罠師>から(回避5*)
合計:打撃1,命中4,短射程1,回避16
  →1+4+1+16=22 →難易度クリア



第二幕開始
→第一幕で取得した証券を使用して下記の成功要素登録を行う。
・特技3:<結婚活動11>(生活4,恋愛4,治療3)→親:<長い独り身11><野山で育つ10>
・特技4:<鬼狩人12>(回避8*,分野別知識D自然4)→親<狩人11><罠師12>
・特技5:<見切り13>(回避13*)→親<鬼狩人12><罠師12>



○M:6 美しい鬼と協力して脱出する。
・RP(運命:友情を温める)
 崖に落ちて気を失った酒和が、目覚めて初めて見たものは木にぶら下がって地面に叩きつけられるのを免れた我が

身と川原に打ち付けられて身動きが取れなくなった女鬼だった。
 女鬼に近づくと薄っすらと目を明けて酒和を見たがすぐに気を失った。
 女鬼の美しさに既に心を奪われつつあった酒和は女鬼に治療を施し、食料や休める場所の確保に奔走した。
 目を覚ました女鬼に土蜘蛛の頭部を渡して共に弔い、手当てを続けながら自分の猟師も殺されたのでこれで終わり

にしようと提案した、その後に「そういう訳で水に流して嫁に来い」と婚活を続けるもフラれ続けるのであった。
 しかし、そんな日々も長くは続かず女鬼の体が動くようになる日が来たのである。

・成功要素提出
<野山で育つ10>から(生活1,恋愛1,治療2)
<長い独り身11>から(生活3,恋愛3,治療3)
<結婚活動11>から(生活4,恋愛4,治療3)
合計:生活7、恋愛7、治療8
  →7+7+8=22 →難易度クリア



○M*7 再び鬼と戦う→近接戦で戦う
・RP(運命:友情を温める2回目)
 長い交渉の果てに『我々の部族では女より弱い男など認めない』と言質を取った酒和は「じゃあ、ワシが勝てば嫁

になってもらおう」と女鬼と戦うことになった。
 戦いは一方的に女鬼が攻める展開だったが酒和はただひたすらに回避に努めたのである。
 もとより身を囮にして鬼達を狩り続けた酒和であるが、女鬼の攻撃は今までのどの鬼よりも鋭いものであった。
 だからこそ酒和はただ一撃に賭けたのである、最も隙が出来た時に言い訳の出来ない一撃を入れる為に避け続けて

その時を待つと。
 そうして、その時がついに来て酒和の一撃が女鬼に振り下ろされた。
 だが、女鬼が目にしたものは目の前で止まった酒和の拳であった。

・成功要素提出
<酒和10>(打撃1,貫通1,短射程1,回避1*)
<鬼狩人12>(回避8*,)
<見切り>(回避13*)
合計:回避44、打撃1、貫通1、短射程1
  →44+1+1+1=47 →難易度クリア



☆M*5終了段階で3証券分以上の声援を頂けて前提変換が可能であれば下記の判定をお願いします。

1.治療は熱心に行っていて、女鬼も恩を感じている
2.寸止めではあったが女鬼も酒和に対して内心では敗北を認めている
3.土蜘蛛を共に弔った事で怨みは晴れている



○M*8 美貌で戦う(このパートのみ。合計20出せばOK)
・RP(運命:恋に落ちる)
 勝負に勝ったと主張する酒和とそれを認めようとはしない女鬼ではあったが、言い争ううちにこの地に住む人が語

る異種婚姻譚を思い出した。
 その時、ちょうど一陣の風がピンク色の花びらが舞った。暦は既に初夏に近いが、暖かくなるのが遅い山奥では今が桜の花が咲く時期だったのである。
 そして、真剣そうな顔で口説き続ける酒和を見て、不覚にも胸が高まってしまったのである。

・成功要素提出
<結婚活動11>から(恋愛4)
<異種婚姻譚>(恋愛10)
<桜の花びら>(恋愛10)
合計:恋愛24 →難易度クリア


○M*9 物語は終わる。
・RP(運命:愛欲に目がくらむ。大事なものをなくす)
 その後の酒和と女鬼の行方は諸説ある。
 「今生では結ばれることが無いとともに心中を図った」
 「民衆に見つかり女鬼は殺された」
 「結局、2人は殺しあうことになった」
 様々な説はあるが、民衆の中で最も人気があるのが下記の説である。

 「鬼と人との間に生まれた子が後に、貴人に仕えて鬼との戦いで活躍をした」

 /*/
 酒和:「という、話を考えたんだけどどうだろう?」
 女鬼:「詰まらない事言ってないで、狩りに言って来い!来月には生まれるんだから物入りなんだよ!」
 /*/


[No.7569] [固定リンク][非] 判定 酒和(全部) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:51:21

すげえ、シュワやりやがった
声援280 証券28GET 成功
武功隔絶と認む


[No.7563] [固定リンク][非] 高村結(前半) 投稿者:クレール  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:41:04

○キャラクター
構造体:妖術師 (火 土 水 風 死 生命)2倍 (装甲 耐久 打撃 貫徹)収得不可 

名前:<高村結>(命中 生活 運動 社会地位 水3 風3)

歴史:<山岳信仰の一族>(生活 運動 恋愛 器用 火2 生命2 土 死)

特技:<面で顔を隠している>(生活2 恋愛2 器用 火2 生命2 死 土)
親……<高村結><山岳信仰の一族>+恋愛

特技:<実は男装の女性>(生活3 恋愛3 生命5)
親……<顔を隠している><山岳信仰の一族>+生命

妖術:<鎮守の森の術>(水3 風3 生命2 土2 器用)
親……<高村結><山岳信仰の一族>+土

登録済み成功要素:
杖    火 土 水 風 死 生命 (<高村結>+<山岳信仰の一族>より)
縄    運動 運動 生活 生活 (<高村結>+<山岳信仰の一族>より)

---------------------------------------
M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く
RP(運命:宗教、哲学的なことを口にする)

私の故郷は、京から離れた、山奥にある隠れ里だった。
勾配の激しい地形のため、田畑を耕す余裕は余りなく、私たちの一族は特殊な技能を朝廷に買われることで、糊口をしのいできた。
山に住むとされる古き神々を信仰し、その力を借りて振るわれる妖しの術。
これを用いて民にあだなす鬼を打ち払うことが、一族の仕事だった。

物心つくころからそれを祖父らに言い聞かされ、
月の満ち欠けの巡りで数えるほど長く家をあける親や大人達の土産話を聞く度に、
私もいつかはこの仕事を手伝うことになるのだろうと、子供ながらにその運命を理解していた。

隠とも書かれる鬼。人の姿すら忘れて欲望のままに民を虐げるものたち。
彼らと、私と、政を行う貴族たちに、どれほどの隔たりがあるかなど、この頃は知る由もなく、
無邪気に野山を駆け回って同郷の子供たちと遊び、年上の者に憧れ、
ときには大人達から神々の教えと世の作法を学んでいた。

/*/

提出成功要素:
<高村結>(命中 生活 運動 社会地位 水2 風2 土2)
<山岳信仰の一族>(生活 運動 恋愛 器用 火2 生命2 死2)

抽出:命中 運動2 生命4 生活4 恋愛 器用 社会地位
(生命は妖術師のため2倍カウント)

---------------------------------------
M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
RP(運命:新しい出会い)

妖しの術をふるう一族とはいえ、その才は人によって異なる。
術を身の内に起こして武勇に長けるもの、物見に長けるもの、日常に潜む儀式の看破に長けるもの…。
その中でも私は身の回りを操る術の取り扱いに長けていた。
それを知るきっかけは、修行のために、ぐずつく空模様の中、夜の山に登っていたときのことだった。
山の魔に必要以上に魅入られないよう、仮面を被り、皆同じ装束で山道を登る。
修行のための杖をつき、いつもの獣道を通り頂に登る道程で、
闇の中とはいえ楽な行程に油断をしていた私は、先日の雨でぬかるんでいた場所に足を滑らせてしまった。

あまりの出来事に驚いて目を瞑っていたが、気がつくと私は何かの上に飛び込んでいたようだった。
おそるおそる目を開けると、それは不自然なほど多くの、山のように盛られた枯葉だった。
これがなければ、私は固い地面に打ち付けられ、短い命を山に還していただろう。
そして、その枯葉の山の麓には、白い山犬が、私を見つめていた。
私よりも大きな体躯の山犬であるにもかかわらず、私は不思議と恐怖を感じることなく見ていると、
しばらくして山犬は姿を消してしまった。

日が昇り、怪我のないことを確認して下山し、
行方不明となった私の帰還を喜ぶ大人達に自分が生き延びた顛末を報告すると、
大人達は感心した様子で、私が山の神に愛され、力をかしてくださったのだと教えてくれた。
枯葉はつむじ風が山中の枯葉をかき集めたもので、山を下るまで再び雨が降らなかったのも神の加護であり、
そしてその山犬は、その山の神の眷属か化身であろうと。

しかし、どれだけ再会を願い、御礼を述べようと山を登っても、その山犬と出会うことはなかった。そう、あの日までは。


/*/

提出成功要素:
<高村結>(命中 生活 運動 社会地位 水3 風3)
杖    火 土 水 風 死 生命 (<高村結>+<山岳信仰の一族>より)

抽出:水8 風8 (妖術師のため2倍カウント)

---------------------------------------
M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
RP(運命:別れを経験する)

あの滑落から数年後、修行として一人山に登っていると、西の空から赤く燃えるものが里めがけて降り注いだ。
慌てて下山したときには、もう全てが手遅れだった。
村には大きな穴が開き、そこから湧き出す鬼達が里の者どもを襲っていた。
わずかに応戦する者もいるが、力ある者はほとんどが里から出払っており、勝ち目は皆無だった。
隠れながら家に戻ると、唯一、祖父だけがかろうじて生きていた。
祖父はか細い声で私に逃げるよう伝えると、最後の息を引き取る。
突然の身内と同胞の死の衝撃に、私はただ、言葉に従うほかなかった。
急ぎ山に戻り、山林の奥深くまで分け入るところで、髪を1束切って土に埋め、神に祈る。

−かみまもる、しんじゅのもりの、ちんじゅのもりよ、もりをばもりて、われをもまもれ−
(神守る、神授の森の鎮守の杜よ、森をば守て、我をも護れ)

この祈りに応えるように、木々がざわめき、霧が立ち込め始める。
森の領域をそのまま結界とする守りの妖術だ。
これを時間稼ぎに、秘密の抜け道から里を離れることにしたのだった。

術を完成させ、顔を上げると、そこには、あのときの白い山犬がいた。
山犬は目があうと背を向け、抜け道がある方角へ走ろうとして私のほうを振り向く。
まるで、案内と護衛をしてくれているようだった。私はそれに従い、山を駆ける。
しかし、抜け道の出口までは、その山犬が同行することはなかった。
気がつけば、いつのまにか姿を消していた山犬。
もう見えぬその姿に、依然とは違う喪失感を覚える。
私はそこで初めて、二度と里に戻れないのだと実感したのだった。

/*/

提出成功要素:
<高村結>(命中 生活 運動 社会地位 水3 風3)
<鎮守の森の術>(水3 風3 生命2 土2 器用)
杖    火 土 水 風 死 生命 (<高村結>+<山岳信仰の一族>より)

抽出:水14 風14 (妖術師のため2倍カウント)

---------------------------------------
M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
RP:(生きるために仕事する)
それからしばらくのことは、余り覚えていない。
なんとか京にたどり着くも、外に出ていた一族の者にも再会できず、
最後の生き残りという二つ名を抱いて、朝廷お抱えの術士の末席に身を寄せることとなった。
それからは、目的もなく、いや、幼心に抱いた未来を歪に叶える形で、私は鬼との戦いに身を投じた。
妖術がなんたるかを学び、星の満ち欠けや暦を学び、大陸の儒学や御仏の教えを学び。
京に立ち込める暗雲を払い、あるいは権謀術策に絡めとられる貴族達を同属の怨念や呪いから守り……。

そうして、自らの腕を磨きながらも眼は曇りゆく私に、ある風のうわさが耳に入る。
私の里が滅びたころより、突如として土蜘蛛が現れ、その脅威が京に迫っていると。
その言葉を聴いて、私の中に今までにない感情が芽生えた。
今の私の力なら、あの時と違う結果を得られるのではないだろうか。
里で命を落とした者たちの無念を晴らし、供養できるのではないだろうか。

それが復讐というものだと知ったのは、単身京を離れ、件の土蜘蛛と滅びし故郷の近くで対峙したその時であった。
目を背けたくなるほどの暴威を目前に、私はあらかじめ切り落とした髪と、草木の種を周囲に撒く。
あの時はただ逃げるためだけだったこの術で、お前を討つ。
京で学んだ学問を礎とした私の妖術の腕は里にいた頃の比ではないのだから。
−鎮守の杜よ 銛ともなりて 怨敵を討て!−

草木の種からいびつにねじれた蔦や樹木が沸き立ち、土蜘蛛の8つの脚を貫く。
しかし、その気持ちは、どこか晴れやらぬものであった。

/*/

提出成功要素:
<高村結>(命中 生活 運動 社会地位 水3 風3)
<鎮守の森の術>(水3 風3 生命2 土2 器用)
杖    火 土 水 風 死 生命 (<高村結>+<山岳信仰の一族>より)

抽出:火2 土6 水14 風14 生命6 死2(妖術師のため2倍カウント)

---------------------------------------
M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
RP:(恋に落ちる)

晴れやらぬ気持ちの中、京に帰る前にせめて故郷をもう一度目にしようと、山に登る。
頂まであともう少しというところで、恐ろしい出会いがあった。
それは夜の闇のように黒い毛皮に覆われた山犬であった。
その存在に気づいたのは、既に咽喉笛にその牙が突き立てられようとする直後。
咄嗟に身をかわすも体勢を崩し、そのまま押さえ込まれてしまう。
押さえ込むその姿は、黒の衣を纏う美丈夫の姿であった。

その口から語られるのは、土蜘蛛を討った私への怨嗟。
その言葉の隅々に獣のうなり声が混ざり、その本性は山犬のそれであることを伺わせる。
恨みの声の言葉をよそに、私はかつて失っていた心の高鳴りを感じていた。

その感情は確実に、死の恐怖・奇襲への驚きとが混ざりあってはいただろう。
しかし、襲われる直前のその姿は故郷で見た山の神の化身のようであったし、
また、生き残りという二つ名で朝廷でも孤独を強いられていた私にとって、
人の身がこれほど近くにあること自体が緊張せざるを得なかった。

何も言葉を返せずにいると、またもや山犬に転じた鬼の牙が首を噛み砕こうと迫ってくる。
感情よりも生存本能が、咄嗟に首をよじりながら反撃を試み、距離をとろうとする。
その試みは半ば成功する。しかし、その牙は顔を隠す仮面を砕き、
再び私を捉えようと振られた四肢の爪は私の衣服を切り裂き、私の正体を露にした。

「そなた、女であったか…。」
愕然とする鬼。そして私は長く隠していた素性を見破られたことにあせり、後ずさりする。
しかし、そこに大地はなかった。

十数年ぶりの浮遊感。
悲鳴をかみ殺し、腰に下げた縄を、崖から生える樹木に巻きつけようと振り回す。
しかし巻きついたのは、驚いた様子で私の様子を伺う崖上の鬼の脚であり、
鬼のほうも何が起きたのかわからぬ様子で、そのまま私のほうに接近、もとい共に転落していくのだった。


/*/
パート選択:美貌で戦う

提出成功要素:
特技:<面で顔を隠している>(生活2 恋愛2 器用 火2 生命2 死 土)
特技:<実は男装の女性>(生活3 恋愛3 生命5)
縄    運動 運動 生活 生活 (<高村結>+<山岳信仰の一族>より)

抽出:生活7 恋愛5


[No.7570] [固定リンク][非] 判定: 高村結(前半) 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 22:52:09

クレールのは見やすくていいね。
成功。声援40 証券4GET


[No.7590] [固定リンク][非] 前提変換申請 投稿者:クレール  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:46:43

> クレールのは見やすくていいね。

ありがとうございます。時間をかけて練った甲斐がありました。

> 成功。声援40 証券4GET

つきましては、証券3を用いて、
「M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。」の前提変換を申請します。
ちょっと長くなりますが…

・山犬(狼)は山の神に属する(M*2RPより)
 →故郷の山犬と、鬼の山犬は兄弟神。
  →高村結のことと彼女の故郷の話を鬼も知っている。
   →しかしM*5で復讐しにいった妖術師が高村結だとは気づいていない。

・故郷は鬼に滅ぼされた
 →実際には鬼に扮した朝廷の手の者によって滅ぼされた
  →美しい鬼の山犬はそのために朝廷にあだなす鬼となった。

・復讐の相手として土蜘蛛を倒したが、高村の心は晴れない。
 →そもそも高村は本心として復讐をしたいとは考えていない。

・高村結は山犬と縁がある(M*2RP参照)
 →山犬とオカルト的に繋がりがあり、彼らに好かれやすい宿命を持つ。

以上から、
・自らが高村結であることを明かし(M*6のRPで予定)、復讐をやめて、同胞を弔いながら二人で遠くで静かに暮らそうと提案する。

ことで、生命を奪うのではなく、鬼としての存在を社会的に殺すという形で平和的解決を狙う前提変換を行います。


[No.7604] [固定リンク][非] Re: 前提変換申請 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/07(Thu) 00:29:42

M*8 美しい鬼と和解する。
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで合計20以上を通過させること。

話し合い
・分野知識C社会 社会地位


[No.7578] [固定リンク][非] 古村 三土 投稿者:琥村@リワマヒ国  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:03:06

構造体:妖術師 
成功要素1
名前【古村 三土】 
分野知識D自然3、器用3、回避2、運動2、

成功要素2
歴史【妖術師の弟子】
水*、土3*、生命2*、恋愛、生活、偵察、命中、

成功要素3 (親:成功要素 1と2)
歴史:【妖術師としての訓練】  
土4*、生命2*、運動、恋愛、分野知識D自然3、

成功要素4 (親:成功要素1と3)
妖術:【土の初級術】 
土5*、分野知識D自然6

成功要素5 (親:成功要素3と4)
特技:【地形掌握】
土3* 分野知識D自然9



第1幕(第1連続ゲーム)
M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く 難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)
運命 ・生きるために仕事する

提出成功要素

名前【古村 三土】 
分野知識D自然3、器用3、回避2、運動2、
歴史【妖術師の弟子】
水*、土3*、生命2*、恋愛、生活、偵察、命中

古村は物心ついたころから妖術師の師と山奥の庵で2人暮らしであった。妖術を習いながら生活し、時折師について人里へ下り、術を用いて仕事をなし、見返りに生活に必要なものを報酬として得てまた庵に戻る、その繰り返し。 暮らしに不満はない。術の鍛錬は、厳しくともやりがいと達成感をもたらしてくれたし、そもそもほかの生き方をよく知らない。
 師は土を使った術を得意とし、土と4本の木の枝に髪を合わせて作った式神(土の四木髪)で、ある時は人には難しい重労働をこなし、ある時は鬼を退治していた。古村の歳が10を過ぎ、術をうまく扱えるようになったころには仕事の手伝いをすることも増えた。といっても、危ない仕事は準備の手伝いくらいしかさせてもらえなかったが。
仕事を手伝うようになって数年歳月が過ぎたが、田舎の山奥故、大きな変化も特になかった。なぜか手伝い始めてすぐのころよりも、準備の手伝いだけしかさせてもらえない仕事が増えたのが、幼心に少し不満だった。



M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
難易 以下のうち 2つ以上で7以上を通過させること。
・打撃 命中 貫通 長射程 回避 耐久
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備
運命 ・新しい出会い

提出成功要素

妖術:【土の初級術】:土5*、分野知識D自然6

特技:【地形掌握】:土3* 分野知識D自然9


簡単な仕事は一人で任されるようになってしばらくしてからのこと、とある村の上流にある川の堤防の補強を任された。
人の手でもできることだが、雨の季節が近く、早く済ませるためにわざわざ依頼されたもので、術を使って土を盛るだけの簡単な仕事のはずだった。予定外の大雨さえなければ。
 気が付いたのは到着する1刻ほど前だったろうか。遠方に見える巨大な雲。いやな予感がした古村は足を速めたが、現場に着くころには前も見えないくらいの激しい雨が降り始めていた。大急ぎで式神を組み、補強を始めたが、降り注ぐ雨はあっという間に補強した土を洗い流していく。このままだと補強どころか完全に決壊し、が危険になる。焦る古村の前にいくつもの影が現れ、堤防の補強を始めた。「手伝う、急いで!」姿も見えないような激しい雨の中、影のうち1人の叫ぶ、澄んだきれいな声だけが妙にはっきりと聞こえた。
 結局川の氾濫を抑え込み、堤防の補強を終えたのは夜も更けてからになった。「ありがとう、助かった。」作業を終え、古村がそう伝えると、影たちは気にするなとでもいうように手を振り、去っていった。

夜が明け、村を訪れると、師の姿があった。大雨を予感し、慌てて駆け付けたのだという。他の人に手伝ってもらったと伝えたが、昨日川の上流を訪れたものなどいないと、村人に変な顔をされた。何にせよ、あれだけの大雨の中、事を成し遂げたのだから誇ってよい、と師に褒められ、村人にも厚く感謝をされた。
結局、影のことは気になったが、たまたまほかの村のものや旅の一団がいたのかもしれない、会うことがあれば礼をしようと思いつつ、師とともに村を後にした。




M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
難易 以下のうち 2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然
運命 ・別れを経験する

提出成功要素
妖術:【土の初級術】:土5*、分野知識D自然6
特技:【地形掌握】:土3* 分野知識D自然9

それは突然だった。夕方に一人、式神を作る練習をしながら師の帰りを待っていると大きな音と振動が庵を揺らした。何事かと外に飛び出すと、空に見慣れぬ影が浮かんでいる。鳥にしては大きすぎるその影は見る間に地に近づき、轟音と地響きと主に着地した。そのまま周りのなにもかもを壊す勢いで暴れ始める8つ足の影。とっさのことに頭が回らずにいる古村のもとに一つの影が飛び込んできた。「逃げなさい…早くっ!」ふらふらになった師が古村にそう伝える。「師匠!?いったい何が。」その姿に驚き、駆け寄るそばから、ぼろぼろと師の姿が崩れ始めた。土を使った師の式神?本人の意思でなくこのような崩れ方をするということは、師自身は…。そこまでしか考えられなかった。近づいてきた大きな影がこちらを向き、咆哮をあげたのだ。
そこから先はあっという間だった。暴れまわる8つ足に追われ、あまりのことに頭がついて行かず、ただひたすら見知った山を駆け下り、息が続く限り走った。息が切れ、足が止まった後、振り返るとただ赤く燃える山が見えた。


M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。

妖術で戦う
・火 土 水 風 死 生命 分野知識Aオカルト 

運命 ・妬み、憎しみの感情を募らせる

提出
歴史【妖術師の弟子】
水*、土3*、生命2*、恋愛、生活、偵察、命中、

歴史:【妖術師としての訓練】  
土4*、生命2*、運動、分野知識D自然3、

妖術:【土の初級術】 
土5*、分野知識D自然6

一夜ですべてを失くしてしまった。仕事で訪れたことのある村にたどり着き、身を寄せた古村は、呆然としていた。なぜこんなことになったのか。仕事が原因で鬼の恨みを買った?ありえぬ話ではない。空から鬼が降るなどと聞いたことはないが、少なくとも仕事で鬼を退治したことがある以上、恨みを買っている可能性はある。それはある意味当然のことかもしれない。
とはいえ…。とはいえ、だ。 師は厳しくもあったが、優しい人であった。初めて術ができた時、仕事をうまくこなした時、褒めてもらったことは今も覚えている。少なくともあの人は、いい人だった。己の中の黒い感情を見たら、あの人はいい顔をしないだろうが、このままではいられない。危険な仕事は手伝いばかりだったが、どう術を使うかは知っている。ならば、あとはどうやるか、だ。

山の地形は知り尽くしている。身を隠しやすい場所も隠しにくい場所も、どの道がどこへ向かうのか。焼けたところはあれど、木も残っている。それらを最大限に利用し、敵を襲う。奇襲に声を上げる暇もなく倒れ行く鬼を見ても、黒い感情はまだ心の中に大きく残ったままだった。



M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。
知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 回避

運命 ・仇討ちをする

名前【古村 三土】 
分野知識D自然3、器用3、回避2、運動2、

妖術:【土の初級術】 
土5*、分野知識D自然6

特技:【地形掌握】
土3* 分野知識D自然9


槌を装備した式神が、最後の8つ足の鬼を殺した瞬間、後ろに気配を感じた。そこにいたのは見たこともないような美しい、鬼。動かなくなった8つ足を見た次の瞬間、すさまじい斬撃が襲ってきた。よけれたのは、運か、それとも別の何かの加護だろうか。接近されたまま、術も使えず応戦する。こいつを殺せば復讐は完了する、そう思うが、地形を最大限に生かしても耐えしのぐことしかできない。このままでは遠からず、鬼の爪に切り裂かれるだろう。意を決し、狙いの場所まで相手を誘い込む。
切り立った崖の上、追い詰められた振りをして相手を睨みつける。相手がとどめの一撃を叩き込もうとした瞬間、自ら崖の向こうに踏み出す古村。意表を突かれた鬼が隙を見せた瞬間、相手の腕をつかんで崖下に引きずり込む。相手が狙いに気づいた時には、すでにバランスは完全に崩れ、谷底へと落ち始めていた。あとは…崖から生えている枝、この山に育った自分だからこそ知っているその命綱に捕まることができれば。
しかし、古村が伸ばした手は届かなかった。一人では死なぬとばかりに鬼が彼の服をつかんでいる。その眼は己と同じ黒い感情が宿っていた。自分と同じ眼をした鬼とともに、暗闇の中に落ちていった。


[No.7583] [固定リンク][非] 判定: 古村 三土 投稿者:芝村  投稿日:2015/05/06(Wed) 23:07:40

いいね。
声援30 GET3声援
成功


[No.7621] [固定リンク][非] 前提変換申請 投稿者:琥村@リワマヒ国  投稿日:2015/05/09(Sat) 19:12:13

証券を3枚消費し、前提変換を申請します。
現在の状況と、場所が自分のよく知る山であることを最大限に利用して、
以下の前提変換をM*7にかけて難易度の低減を狙います。

・相手の機動力や身体能力を生かしにくい場所を利用して戦闘を行う。
・崖から落ちた際に鬼は怪我を負っている。
・式神で相手の死角に回り込むように動かし、常に2対1になるように位置取るように動く。

よろしくお願いします。


[No.7627] [固定リンク][非] Re: 前提変換申請 投稿者:高原(SD)  投稿日:2015/05/09(Sat) 22:39:07

前提変換
M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計25以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール

妖術で戦う
・火 死 生命 分野知識Aオカルト 

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 速度


[No.7637] [固定リンク][非] 古村 三土 後半 投稿者:琥村@リワマヒ国  投稿日:2015/05/10(Sun) 08:20:24

構造体:妖術師 
成功要素1
名前【古村 三土】 
分野知識D自然3、器用3、回避2、運動2、

成功要素2
歴史【妖術師の弟子】
水*、土3*、生命2*、恋愛、生活、偵察、命中、

成功要素3 (親:成功要素 1と2)
歴史:【妖術師としての訓練】  
土4*、生命2*、運動、恋愛、分野知識D自然3、

成功要素4 (親:成功要素1と3)
妖術:【土の初級術】 
土5*、分野知識D自然6

成功要素5 (親:成功要素3と4)
特技:【地形掌握】
土3* 分野知識D自然9

/*/

成長作業で以下の要素を作成します。


成功要素6 (親:成功要素2と3)
妖術【土の応用術】
土6* 生命4* 風1*

成功要素7 (親:成功要素4と6)
妖術【土の高等術】
土11* 水1*

成功要素8 (親:成功要素6と7)
妖術【土の禁術】
土10* 風1* ダメージコントロール1

成功要素9 (親:成功要素1と5)
特技【地形利用】
運動2 分野知識B科学 分野知識D自然9



中立成功要素
成功要素1
地域名【相模国】
生活10

成功要素2
歴史【平安時代】
 分野知識B科学2 分野知識C社会4 分野知識D自然4



/*/

M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
難易 以下のうち 2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 恋愛 生命 治療 整備

運命 宗教、哲学的なことを口にする。

提出成功要素
歴史【妖術師の弟子】
水*、土3*、生命2*、恋愛、生活、偵察、命中、

妖術【土の応用術】
土6* 生命4* 風1*

地域名【相模国】
生活10

「お前は、もう少し上手くやりなさい」苦笑いをしているような、だがどこか優しい顔をした師匠がそう言ってこちらを見ている。どういうことかを問うと師は「私は失敗してしまったから」と答えた。「しかし、生きていると失敗はつきものでは?」そういうと、師は困った顔して「そうなんだけどね、それでもいつもそれでいいというわけとでもない」「今はダメでも次こそは、次がダメでの次の次こそは、だよ」と噛んで含めるように言い、応援しているよと手を振った。

次の瞬間、流れる水の音に現実に引き戻された。疲労と痛みにうめきながら体を起こすと、月明かりの中すぐ近くで同じように体を起こそうとする鬼の姿があった。どうやら落ちた後、そろって川に流された後、崖の横腹にできた洞穴に投げ出されたらしい。
ひとまず状況を冷静に分析する。自分に大きなけがはないらしい、対して相手は運が悪かったようだ、片腕が見ただけでわかるほど腫れている。周辺の状況ははっきりとは分からないが、明るくなってから術で工夫すればなんとか脱出はできるかもしれない。
しかし、まずは目の前でいまにも襲い掛かってきそうな鬼をどうにかしなければならない。自分と違って脱出手段を持っていなさそうだが、嫌がらせに道連れにするくらいはやれるだろうし、実際そんなことを考えているようだ。少し考えて口を開く。

「あー、なんだ。一時休戦にしないか?共倒れも、どうしてもしたいというわけではないだろう」
警戒するようにこちらをにらみつけているが、襲い掛かってくる様子はないのでそのまま続ける。
「おとなしくして脱出に協力してくれれば、お前もつれて上に戻る。決着はそのあとで改めてつけよう」
そういって反応を待つ。

そういえばそもそも言葉は通じるのだろうか、間抜けにも話しかけた後そんなことを考えていると、
「わかった。」
と、短い返事があった。

そのまま離れて座り込み、会話もないまま日が昇るまで待ち、術用の黄色い花を樹に変えて崖上までの道とした。

崖を登り切った後、すぐに戦うわけにもいかず、何とも気まずい時間が流れかけたが、「明日の夜だ」鬼はそう言い残し、姿を消した。

/*/


M*7 再び鬼と戦う (前提変換後)
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計25以上を通過させること。

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 速度

運命 仇討ちをする。

提出成功要素

名前【古村 三土】 
分野知識D自然3、器用3、回避2、運動2、

特技【地形利用】
運動2 分野知識B科学 分野知識D自然9

歴史【平安時代】
 分野知識B科学2 分野知識C社会4 分野知識D自然4


約束した刻限、庵のあった場所を訪れると、鬼は姿を現した。会話もなく始まる戦い。怪我の影響はあるはずなのに、鬼の攻撃は鋭かった。しかし、先の戦いとは大きく違う点がある。突発的に始まった前回と違い、今回は相手を知り、対策を考えてきている。戦い始めてすぐに、相手が動きづらくなるよう、焼け残っていた森に誘い込み、あらかじめ用意した木と髪で素早く式神召喚。応戦させつつ、死角に回るように動く。それでも、まだ有利とまではいかないが、互角の戦いを演じることができた。落下では大きな怪我がなかったとはいえ、無傷だったわけではない。動き続けるうちに体が悲鳴を上げ始める。加えて基礎体力も鬼と人では大きく違うらしい、怪我をしてなおすさまじい動きを見せる鬼に、古村は少しずつ押されていた。それでも師の仇を討つ、そう思い、静かに覚悟を決めた。


M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。

妖術で戦う
・土 水 風

運命 ・仇討ちをする

提出成功要素

名前【古村 三土】 
分野知識D自然3、器用3、回避2、運動2、

妖術【土の高等術】
土11* 水1*

妖術【土の禁術】
土10* 風1* ダメージコントロール1


必死に敵の動きについていっていたが、やがて決定的な瞬間が訪れた。敵の攻撃をさばききれず、式神が大きく吹き飛ばされる。出来た隙は致命的で次の瞬間、鬼の眼が古村を捉える。放たれる今までで最も鋭い一撃。かわすことはできないだろう。そう判断し、左腕を強引に前に出して受ける。

鬼の爪に切り裂かれ中に飛ばされる、腕。

そのままとどめを刺そうと爪を構えた鬼の眼が大きく見開かれる。

古村の眼は、鬼を見ていなかった。焼けるような痛みに耐え、とどめの一撃を放とうとする鬼を視界の端にとらえながら、彼が意識を向けていたのは、切り飛ばされ、宙を舞う腕。己の腕、【古村 三土】の一部を、その名にある通りの土とし、拳に握りこまれた木と髪によって式神へと姿を変え、鬼を貫いていた。


すべてが終わり改めて見ると、鬼は美しく、とても人を襲うようには見えなかった。
「なぜ、襲ってきた?」
気が付くとそんな言葉が口から出ていた。

鬼は、最初は黙ったままだったが、うちに溜めていたものがあったらしく、ポツリポツリと話し始めた。遠くの山奥に暮らしていたこと、ふもとで暮らす人間の数が増えて山奥にも人手が入り始めたこと、人と敵対する気はなかったが近年増えた鬼の被害のせいか人間が過剰に鬼を敵視してきたこと、身を守るために応戦したが結局山を追われて生きるために仲間とともにここまで来たこと。

逃げた先で師と鉢合わせたので身を守ろうとした結果…というのが事の顛末。このあたりには人の全く入らない山も多い。話し合いさえしていれば、そもそも争う必要もなかったわけだ。上手くやりなさい、か。確かにもっとやりようがあったかもしれない。

話を終えた後、これで休める、そういって目を閉じた鬼はとても穏やかな顔をしていた。

いま自分はどんな顔をしているのだろうか。苦い気持ちでそんなことを考えた。

M*9 物語は終わる。
難易 なし
運命・生きるために仕事をする。

その後、相模の国には一人で鬼の群れを退治した隻腕の妖術師のうわさが広がった。評判を聞いて遠方からも鬼の討伐依頼が来たが、その妖術師が受けた依頼のほとんどで討伐しきれず、追い払う程度に留まったという。それを見た人々は討伐に失敗した、大したことはない、と評したが、本人がそれをどう思っていたのかはわからない。


[No.7655] [固定リンク][非] 判定:古村 三土 後半 投稿者:高原(SD)  投稿日:2015/05/10(Sun) 15:59:03

何とも言えないもの悲しさを感じさせます。成功しました。
声援22、証券2枚になります


[No.7614] [固定リンク][非] 大神、前後一括 投稿者:大神  投稿日:2015/05/07(Thu) 04:49:45

構造体
・妖術師(火 土 水 風 死 生命)2倍 (装甲 耐久 打撃 貫徹)収得不可 
名前 1枠
・大神重信:火2*、土2*、水2*、風2*、死*、生命*
歴史 3枠
・狼の眷属:火2*、土2*、水*、風*、死2*、生命2*
特技 5枠
妖術 5枠
・兎(大神重信、狼の眷属):土4*、水4*、風3*
・月夜見(大神重信、兎)土4*、水4*、風3*
・鴉:(大神重信、狼の眷属):火4*、死4*、生命3*
・天照(大神重信、鴉):火4*、死4*、生命3*

中立成功要素
地域名 1枠
・相模国:恋愛、生活8、分野知識Aオカルト
歴史 2枠
・狩猟:分野知識D自然6、器用、運動、速度、偵察
地形 2枠
・山林(狩猟、相模国):自然7、器用、運動、速度、偵察
天候 2枠
技術(年代) 2枠
・自然との共存(山林、狩猟):自然11
・野営技能(狩猟、相模国):生活10、器用
モブ/小道具 2枠
・忘形見の小刀(相模国、狩猟):恋愛、生活9、器用

全公開ゲーム
#一括提出のこと。
第1幕(第1連続ゲーム)
M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く 難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)

RP
・別れを経験する

我は名を重信。
狼の眷属、大神一族が末裔であり、天照に連なる者である。
日々をその術の鍛錬と、日々の糧としての狩猟に費やしているが、近頃は星を見るのが仕事と言う官僚が、勅命にて我らの山に入り、何やら観測をしているようだ。
今日も今日とて、星を眺める大人達の横で、暇そうな少女が一人。
名も聞いていないが、どうやら官僚の娘のようである。
暇そうなので、狩に使う罠を作りがてら、山の話などをしてやると大層喜んでいた。
山を去るときなどは、手頃な短刀を一つ置き土産にとくれたが、使いやすいものの、装飾過多で落ち着かぬ。
そう、後にこの装飾が意味を為すとは・・・。

成功要素
・大神重信:火2*、土2*、水2*、風2*、死*、生命*
・忘形見の小刀(相模国、狩猟):恋愛、生活9、器用
・山林(狩猟、相模国):自然7、器用、運動、速度、偵察

運動、風、生活、恋愛、器用、偵察。クリア

M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
難易 以下のうち 2つ以上で7以上を通過させること。
・打撃 命中 貫通 長射程 回避 耐久
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備

RP
・制作し、新しい境地に至る

さて、狩猟ばかりではただの狩人である。
まぁ、それはそれで良いのだが、やはり大神一族としては術にも通じねばならぬ。
無秩序かつ不節制に振るわれるそれは滅びを呼ぶので、体系化が大事との事である。
成人の課題は、氏族に新たなる術を生み出すことであるが、既に父祖より賜っている
術は、鴉と天照である。
面白みのない正攻法は好まぬ我は、敢えて逆を攻めてみた。日に対し月である。
術を披露したところ、そう来たかと、氏族の大人どもはやんややんやの宴会を始めた。
どうでもいいが、単に宴会の口実に、仰々しい儀式もあったものであると思う。

成功要素
・月夜見(大神重信、兎)土4*、水4*、風3*

土8、水8。クリア

M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
難易 以下のうち 2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然

RP
・善をなす

ある日、程よい陽気に昼寝を勘案していた所、天より轟音響き渡る。
そう言えば、かつて山にて星を眺めていた者共が、天狗がどうのと言っていた気がしたが、これの事かと得心が行く。いや、それどころでもないのだが。
氏族の集会所に顔を出してみると、天狗より鬼が出たとのこと。意味がわからぬが、やたらデカイのが集落に向かっているので一旦集落を放棄して、山奥に引っ込もうとの事である。そして誰が時間を稼ぐか、との話である。
ならばと、我が術を以って志願。アッサリと任命された。
もう少し考えても良いとは思う。
さて、狩りたての兎を此処に。疾(兎)く唾寄身(月夜見)よ、闇夜をここに。
うわ、失敗した。いや、術は成功すれども、唾は次から止めておこう。
こうして我々は、闇夜に乗じ、集落を破棄して鬼の目より離脱したのであった。

成功要素
・兎(大神重信、狼の眷属):土4*、水4*、風3*
・月夜見(大神重信、兎)土4*、水4*、風3*

土16、水16、風12。クリア

M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 回避 速度

RP
・友情を温める

はてさて、やたらデカイ鬼から逃れて山奥に引っ込み、問題がある。
この辺は今ひとつ大きな獲物が獲れないのである。
どうしたものか考えあぐねていると、フラフラと歩く、珍妙な蜘蛛の妖怪を発見。珍妙繋がりで、デカイやつの仲間に違いあるまいと、食べ物の恨み晴らすべく罠を張ってみた。
呆気なく掛かった。なんだ詰まらぬ。
よくよく話を聞いてみると、デカイのが暴れすぎて、蜘蛛の妖怪も食い扶持に困っているとのことである。
ならばと試しに弓を教えてやったところ、なかなか筋が良い。小さき獲物も良く当てる。
困ったときはお互い様と、矢と弓を分けてやり、この者については食べ物の恨みを免ずる事と相成った。良きかな、良きかな。

成功要素
・狩猟:分野知識D自然6、器用、運動、速度、偵察
・山林(狩猟、相模国):自然7、器用、運動、速度、偵察
・自然との共存(山林、狩猟):自然11

分野知識D自然24、器用2、運動2、速度2:30。クリア

M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。

妖術で戦う
・火 土 水 風

RP
・新しい出会い

ある日、山奥に進みて狩場を開拓するに、一人で星を眺める者と出会う。
何でも、鬼は天狗より出ずるが、天狗も何がしかから出ずるものとの事。道理である。
成る程なと思いて雨の降る中帰路に着くに、人間大の美しき蟷螂現る。意味が分からぬ。
なんでもこの蟷螂は蜘蛛の親友にて、我の事を、友を奪いし仇だと申す。話は聞いてもらえそうに無いので、その辺の無数の雨砂木(兎)で翻弄してやり、手頃な崖に落としたところを、適当な枯巣(鴉)に騎乗して拾ってやる。
空中ならば流石に大人しかろうというもので。あれ、なんでこの蟷螂暴れるかな。
不 時 着。

成功要素
・兎(大神重信、狼の眷属):土4*、水4*、風3*
・鴉:(大神重信、狼の眷属):火4*、死4*、生命3*

火8、土8、水8、風6:30。クリア

第1幕終了
ここで成長作業が行える。

パス

第2幕(第2連続ゲーム)
M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
難易 以下のうち 2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 恋愛 生命 治療 整備

RP
・別れを経験する

不時着は何度やっても痛いものである。
やはり、鴉に乗ろうというのが間違いなのか。
などと自問自答していると、美しき蟷螂が目を覚ました。いや、目はずっと開いているので、動き出した。
一先ず腹拵えかと、誰ぞ狩人が、その辺に仕掛けていた罠にかかりし雉を、愛用の装飾過多な小刀で捌いて、飯とする。
蟷螂氏、小刀の装飾を見て、星見司の紋章だのうんたらかんたら言い始め、ようとしたものの、空腹に負けたか、雉に手を伸ばし、生で食い始めた。もう好きにしてくれである。
そうこうしているうちに夜も明けてきたので、蟷螂氏に蜘蛛の縄張りを教えてやり、別れを告げる。
やはり寝床は家に限る。

成功要素
・相模国:恋愛、生活8、分野知識Aオカルト
・野営技能(狩猟、相模国):生活10、器用
・忘形見の小刀(相模国、狩猟):恋愛、生活9、器用

恋愛2、生活27:29。クリア

M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。

妖術で戦う
・火 死 生命 分野知識Aオカルト 

RP
・友情を温める

数日の後、蟷螂氏は無事に蜘蛛の旦那に会えただろうかと、蜘蛛の旦那の縄張りに顔を出してみた。
どうやらまだ会えていないらしい。あ、蟷螂氏に教えた蜘蛛の旦那の縄張りの方角を間違えていた。
実に悪いことをした。
などと自らの迂闊さを改めていると、蜘蛛の旦那、我らの術に興味があるので手合わせを願いたいとの事。
我としても、ここの所、術の鍛錬が今ひとつ行えていないので快諾し、天照が輝きなども一つ、見せてやることに。
結論として、やはり鴉は乗るものではないと思う。
調子に乗って騎乗したはいいが、蜘蛛の糸に鴉が捕まり、不時着である。尻が痛い。
そしてこの時、懐より落ちし装飾過多な短刀を見た蜘蛛の旦那、鬼の故郷で見た事のある紋章と、同じでは無いが似ている、どうやら鬼の故郷と相模国、星を見る者において何がしかの関連があるやも、との事であった。曰く付きというものである。

成功要素
・鴉:(大神重信、狼の眷属):火4*、死4*、生命3*
・天照(大神重信、鴉):火4*、死4*、生命3*
・相模国:恋愛、生活8、分野知識Aオカルト

火16、死16、生命12、分野知識Aオカルト1:45。クリア

M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。

妖術で戦う
・土 水 風

RP
・宗教、哲学的なことを口にする。

さて、間違えた道を教えた蟷螂氏、二つ山向こうで捕捉。かくかくしかじか。
蟷螂氏、怒る。平謝りに謝る我。
許さぬと鎌首もたげる蟷螂氏、月夜見、兎、あの手この手で逃げ回る我。
我を追いかけ回しつつ、蟷螂氏の吐露する蜘蛛の旦那との種族の壁を越えた友情と、蜘蛛の旦那を心配して夜も眠れぬ心情を聞くにあたり、ならば蜘蛛になってみるかと打診。変則的なれど、蟷螂を窯霧からの雲の蜘蛛である。
蟷螂氏、姿変われど、蜘蛛の旦那は私の事を分かってくれるであろうか、私は私であり続けられるのだろうかと申す。
そこで言ってやったのが、「蟷螂を信じる
蜘蛛を信じろ」である。自分でも何を言っているのかよく分からない。
蟷螂氏、浪漫であるなと納得して術を受ける。いや、意味が分からないが、もう我は突っ込まないぞ。

成功要素
・大神重信:火2*、土2*、水2*、風2*、死*、生命*
・兎(大神重信、狼の眷属):土4*、水4*、風3*
・月夜見(大神重信、兎)土4*、水4*、風3*

土20、水20、風16:56。クリア

M*9 物語は終わる。
難易 なし
RP
・新しい出会い

さて、蜘蛛となりし蟷螂氏、鬼の元締めは宇宙人、なるものだと語って、蜘蛛の旦那の元へ去っていった。
宇宙人、いかなる者か。気にはなる。
そこで、兎を中に入れた陣を書き、召喚してみることに。
「兎中陣によりて召喚す。出でよ、宇宙人。」
用意した酒と肴は、宇宙人とやらの口に合うであろうか・・・。


[No.7620] [固定リンク][非] 判定:大神、前後一括 投稿者:高原(SD)  投稿日:2015/05/09(Sat) 16:11:05

M*1、難易達成に必要な
命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)
のうち、命中が登録された成功要素、中立成功要素内にありません。
ゲーム不成立になります。


[No.7632] [固定リンク][非] 再挑戦:大神 投稿者:大神  投稿日:2015/05/10(Sun) 01:17:14

構造体
・妖術師(火 土 水 風 死 生命)2倍 (装甲 耐久 打撃 貫徹)収得不可 
名前 1枠
・大神重信:火2*、土2*、水2*、風2*、生命*、命中
歴史 3枠
・狼の眷属:火2*、土2*、水*、風*、死2*、生命2*
特技 5枠
妖術 5枠
・兎(大神重信、狼の眷属):土4*、水4*、風3*
・月夜見(大神重信、兎)土4*、水4*、風3*
・鴉:(大神重信、狼の眷属):火4*、死3*、生命3*、土*
・天照(狼の眷属、鴉):火4*、死4*、生命3*

中立成功要素
地域名 1枠
・相模国:恋愛、生活8、分野知識Aオカルト
歴史 2枠
・狩猟:分野知識D自然6、器用、運動、速度、偵察
地形 2枠
・山林(狩猟、相模国):自然7、器用、運動、速度、偵察
天候 2枠
技術(年代) 2枠
・自然との共存(山林、狩猟):自然11
・野営技能(狩猟、相模国):生活10、器用
モブ/小道具 2枠
・忘形見の小刀(相模国、狩猟):恋愛、生活9、器用

全公開ゲーム
#一括提出のこと。
第1幕(第1連続ゲーム)
M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く 難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)

RP
・別れを経験する

我は名を重信。
狼の眷属、大神一族が末裔であり、天照に連なる者である。
日々をその術の鍛錬と、日々の糧としての狩猟に費やしているが、近頃は星を見るのが仕事と言う官僚が、勅命にて我らの山に入り、何やら観測をしているようだ。
今日も今日とて、星を眺める大人達の横で、暇そうな少女が一人。
名も聞いていないが、どうやら官僚の娘のようである。
暇そうなので、狩に使う罠を作りがてら、山の話などをしてやると大層喜んでいた。
山を去るときなどは、手頃な短刀を一つ置き土産にとくれたが、使いやすいものの、装飾過多で落ち着かぬ。
そう、後にこの装飾が意味を為すとは・・・。

成功要素
・大神重信:火2*、土2*、水2*、風2*、生命*、命中
・忘形見の小刀(相模国、狩猟):恋愛、生活9、器用
・山林(狩猟、相模国):自然7、器用、運動、速度、偵察

命中、運動、風、生活、恋愛、器用、偵察。クリア

M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
難易 以下のうち 2つ以上で7以上を通過させること。
・打撃 命中 貫通 長射程 回避 耐久
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備

RP
・制作し、新しい境地に至る

さて、狩猟ばかりではただの狩人である。
まぁ、それはそれで良いのだが、やはり大神一族としては術にも通じねばならぬ。
無秩序かつ不節制に振るわれるそれは滅びを呼ぶので、体系化が大事との事である。
成人の課題は、氏族に新たなる術を生み出すことであるが、既に父祖より賜っている
術は、鴉と天照である。
面白みのない正攻法は好まぬ我は、敢えて逆を攻めてみた。日に対し月である。
術を披露したところ、そう来たかと、氏族の大人どもはやんややんやの宴会を始めた。
どうでもいいが、単に宴会の口実に、仰々しい儀式もあったものであると思う。

成功要素
・月夜見(大神重信、兎)土4*、水4*、風3*

土8、水8。クリア

M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
難易 以下のうち 2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然

RP
・善をなす

ある日、程よい陽気に昼寝を勘案していた所、天より轟音響き渡る。
そう言えば、かつて山にて星を眺めていた者共が、天狗がどうのと言っていた気がしたが、これの事かと得心が行く。いや、それどころでもないのだが。
氏族の集会所に顔を出してみると、天狗より鬼が出たとのこと。意味がわからぬが、やたらデカイのが集落に向かっているので一旦集落を放棄して、山奥に引っ込もうとの事である。そして誰が時間を稼ぐか、との話である。
ならばと、我が術を以って志願。アッサリと任命された。
もう少し考えても良いとは思う。
さて、狩りたての兎を此処に。疾(兎)く唾寄身(月夜見)よ、闇夜をここに。
うわ、失敗した。いや、術は成功すれども、唾は次から止めておこう。
こうして我々は、闇夜に乗じ、集落を破棄して鬼の目より離脱したのであった。

成功要素
・兎(大神重信、狼の眷属):土4*、水4*、風3*
・月夜見(大神重信、兎)土4*、水4*、風3*

土16、水16、風12。クリア

M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 回避 速度

RP
・友情を温める

はてさて、やたらデカイ鬼から逃れて山奥に引っ込み、問題がある。
この辺は今ひとつ大きな獲物が獲れないのである。
どうしたものか考えあぐねていると、フラフラと歩く、珍妙な蜘蛛の妖怪を発見。珍妙繋がりで、デカイやつの仲間に違いあるまいと、食べ物の恨み晴らすべく罠を張ってみた。
呆気なく掛かった。なんだ詰まらぬ。
よくよく話を聞いてみると、デカイのが暴れすぎて、蜘蛛の妖怪も食い扶持に困っているとのことである。
ならばと試しに弓を教えてやったところ、なかなか筋が良い。小さき獲物も良く当てる。
困ったときはお互い様と、矢と弓を分けてやり、この者については食べ物の恨みを免ずる事と相成った。良きかな、良きかな。

成功要素
・狩猟:分野知識D自然6、器用、運動、速度、偵察
・山林(狩猟、相模国):自然7、器用、運動、速度、偵察
・自然との共存(山林、狩猟):自然11

分野知識D自然24、器用2、運動2、速度2:30。クリア

M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。

妖術で戦う
・火 土 水 風

RP
・新しい出会い

ある日、山奥に進みて狩場を開拓するに、一人で星を眺める者と出会う。
何でも、鬼は天狗より出ずるが、天狗も何がしかから出ずるものとの事。道理である。
成る程なと思いて雨の降る中帰路に着くに、人間大の美しき蟷螂現る。意味が分からぬ。
なんでもこの蟷螂は蜘蛛の親友にて、我の事を、友を奪いし仇だと申す。話は聞いてもらえそうに無いので、その辺の無数の雨砂木(兎)と夜闇で翻弄してやり、手頃な崖に落としたところを、適当な枯巣(鴉)に騎乗して拾ってやる。
空中ならば流石に大人しかろうというもので。あれ、なんでこの蟷螂暴れるかな。
不 時 着。

成功要素
・兎(大神重信、狼の眷属):土4*、水4*、風3*
・鴉:(大神重信、狼の眷属):火4*、死3*、生命3*、土*

火8、土10、水8、風6:32。クリア

第1幕終了
ここで成長作業が行える。

パス

第2幕(第2連続ゲーム)
M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
難易 以下のうち 2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 恋愛 生命 治療 整備

RP
・別れを経験する

不時着は何度やっても痛いものである。
やはり、鴉に乗ろうというのが間違いなのか。
などと自問自答していると、美しき蟷螂が目を覚ました。いや、目はずっと開いているので、動き出した。
一先ず腹拵えかと、誰ぞ狩人が、その辺に仕掛けていた罠にかかりし雉を、愛用の装飾過多な小刀で捌いて、飯とする。
蟷螂氏、小刀の装飾を見て、星見司の紋章だのうんたらかんたら言い始め、ようとしたものの、空腹に負けたか、雉に手を伸ばし、生で食い始めた。もう好きにしてくれである。
そうこうしているうちに夜も明けてきたので、蟷螂氏に蜘蛛の縄張りを教えてやり、別れを告げる。
やはり寝床は家に限る。

成功要素
・相模国:恋愛、生活8、分野知識Aオカルト
・野営技能(狩猟、相模国):生活10、器用
・忘形見の小刀(相模国、狩猟):恋愛、生活9、器用

恋愛2、生活27:29。クリア

M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。

妖術で戦う
・火 死 生命 分野知識Aオカルト 

RP
・友情を温める

数日の後、蟷螂氏は無事に蜘蛛の旦那に会えただろうかと、蜘蛛の旦那の縄張りに顔を出してみた。
どうやらまだ会えていないらしい。あ、蟷螂氏に教えた蜘蛛の旦那の縄張りの方角を間違えていた。
実に悪いことをした。
などと自らの迂闊さを改めていると、蜘蛛の旦那、我らの術に興味があるので手合わせを願いたいとの事。
我としても、ここの所、術の鍛錬が今ひとつ行えていないので快諾し、天照が輝きなども一つ、見せてやることに。
結論として、やはり鴉は乗るものではないと思う。
調子に乗って騎乗したはいいが、蜘蛛の糸に鴉が捕まり、不時着である。尻が痛い。
そしてこの時、懐より落ちし装飾過多な短刀を見た蜘蛛の旦那、鬼の故郷で見た事のある紋章と、同じでは無いが似ている、どうやら鬼の故郷と相模国、星を見る者において何がしかの関連があるやも、との事であった。曰く付きというものである。

成功要素
・鴉:(大神重信、狼の眷属):火4*、死3*、生命3*、土*
・天照(狼の眷属、鴉):火4*、死4*、生命3*
・相模国:恋愛、生活8、分野知識Aオカルト

火16、死14、生命12、分野知識Aオカルト1:43。クリア

M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。

妖術で戦う
・土 水 風

RP
・宗教、哲学的なことを口にする。

さて、間違えた道を教えた蟷螂氏、二つ山向こうで捕捉。かくかくしかじか。
蟷螂氏、怒る。平謝りに謝る我。
許さぬと鎌首もたげる蟷螂氏、月夜見、兎、あの手この手で逃げ回る我。
我を追いかけ回しつつ、蟷螂氏の吐露する蜘蛛の旦那との種族の壁を越えた友情と、蜘蛛の旦那を心配して夜も眠れぬ心情を聞くにあたり、ならば蜘蛛になってみるかと打診。変則的なれど、蟷螂を窯霧からの雲の蜘蛛である。
蟷螂氏、姿変われど、蜘蛛の旦那は私の事を分かってくれるであろうか、私は私であり続けられるのだろうかと申す。
そこで言ってやったのが、「蟷螂を信じる
蜘蛛を信じろ」である。自分でも何を言っているのかよく分からない。
蟷螂氏、浪漫であるなと納得して術を受ける。いや、意味が分からないが、もう我は突っ込まないぞ。

成功要素
・大神重信:火2*、土2*、水2*、風2*、生命*、命中
・兎(大神重信、狼の眷属):土4*、水4*、風3*
・月夜見(大神重信、兎)土4*、水4*、風3*

土20、水20、風16:56。クリア

M*9 物語は終わる。
難易 なし
RP
・新しい出会い

さて、蜘蛛となりし蟷螂氏、鬼の元締めは宇宙人、なるものだと語って、蜘蛛の旦那の元へ去っていった。
宇宙人、いかなる者か。気にはなる。
そこで、兎を中に入れた陣を書き、召喚してみることに。
「兎中陣によりて召喚す。出でよ、宇宙人。」
用意した酒と肴は、宇宙人とやらの口に合うであろうか・・・。


[No.7707] [固定リンク][非] 判定:再挑戦:大神 投稿者:高原(SD)  投稿日:2015/05/10(Sun) 22:56:25

M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。

こちらですが
・ダイス廃止 ±10%以下は中間判定
のため、成功には+10%を超える合計45以上が必要となります。
その為
>成功要素
>・鴉:(大神重信、狼の眷属):火4*、死3*、生命3*、土*
>・天照(狼の眷属、鴉):火4*、死4*、生命3*
>・相模国:恋愛、生活8、分野知識Aオカルト

>火16、死14、生命12、分野知識Aオカルト1:43。クリア
は中間判定となります。
質疑により、今ゲームでの中間判定は失敗扱いとなるためゲーム終了です。

M*5までの声援18 証券1枚(+M*クリア分5枚)となります。


[No.7615] [固定リンク][非] お江 投稿者:ニンジャ  投稿日:2015/05/07(Thu) 10:26:08

我はこれより、ゲームへの挑戦を請う。

◯設定
 お江は幼い頃より漢詩を楽しみ博学才英にして高い徳を示したが、幼少に疱瘡をわずらい醜女であった。
世に出るをよしとせず静かにげんじなど読み過ごしていたが、
兎の相撲などする絵巻物をぞ楽しみて、やがて自らもをとこの装束をして童子と相撲の振りなどして楽しんだ。
傍の童子らの肩を砕いては自ら直し、やがて童子の侍りてがなくなると木々を手折りて枯らす猛だけしきさまにて、
権中納言の娘は神がかりとぞ噂にてはべる。
ある日京に唐渡りの裔を名乗る曲芸師にて、猿(ましら)を模した飛び跳ねの芸を見せるものあり。お江これを見物し、
身の軽さを極めて重みを一点に生ずる破砕の技をぞ考案す。幾重にも重ねたる単のおもみを経てなお自在に動く身には
おそるべき軽捷さをぞ身につきたりけるを。これをして権中納言娘の技法、人をして けんぽう とぞなむ言いけり。

◯キャラクター
構造体:姫(生活 料理 恋愛 治療 整備)2倍
名前:<お江11>
(社会地位*7 耐久 治療(*2) 分野知識B科学)

歴史:<子供時代に疱瘡を患う16>
(治療*6(*2) 耐久*1 回避*2 生命)

特技:<相撲16>親:<お江11><子供時代に疱瘡を患う16>
(耐久*10 治療*2(*2) 分野知識B科学 打撃)

特技:<骨接ぎ24>親:<子供時代に疱瘡を患う16><相撲16>
(治療*7(*2) 分野知識B科学*8 器用 命中)

歴史:<唐渡りの曲芸を見物する22>親:<骨接ぎ24><お江11>
(命中*10 社会地位*3 治療*4(*2) 運動)

特技:<近接格闘術19>親:<唐渡りの曲芸を見物する22><相撲16>
運動*9 打撃*9 回避

成功要素6個
証券残り0枚


○プレイング
第1幕(第1連続ゲーム)
M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く
難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)
選択した運命:
別れを経験する
提出:
<近接格闘術19>より:運動*9
<子供時代に疱瘡を患う16>より:生命
<唐渡りの曲芸を見物する22>より:命中*10 社会地位*3
合計 命中10 運動9 生命1 社会地位3 → 成功
RP:
「権中納言の娘は神がかりじゃ」「いや鬼じゃ」そのように京の口さがない者どもが言うのも最もであったが、
当人はいたって平気であった。人には向き不向きぞあらむと子曰うとうそぶくお江は、
今日もまた立木を相手に立ち稽古の修練であったが、中納言の相模への転勤を期に京をぞ離れることとなる。

M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
難易 以下のうち 2つ以上で7以上を通過させること。
・打撃 命中 貫通 長射程 回避 耐久
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備
選択した運命:
善をなす
提出:
<子供時代に疱瘡を患う16>より:治療*6(*2) 耐久 回避*2 生命
<骨接ぎ24>より:治療*7(*2) 分野知識B科学*9 命中
<近接格闘術19>より:打撃*9 回避
合計 治療26 耐久1 打撃9 分野知識B科学9 生命1 命中1 回避1 → 成功
RP:
ある夜。
宮中の労苦で腰を痛めた父こと権中納言の手当てをしつつ、
父の任地を新たな故郷と思い定めたお江は、まだ見ぬ相模の国へと想いを馳せる。
京にすまう幾多ものげんじの君には末摘花だろうこの身には、
むしろ鄙びた地のまだ見ぬ風物にこそ憧れを覚えける。
父が背負込むだろう新たな苦労を分かつべく、無き母に代わって支え奉ると誓うお江だったが、
新たな土地へとはやる気持ちを抑えきれず、思わず父の腰をみしり と言わせるのだった。


M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
難易 以下のうち 2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然
選択した運命:
裏切る
提出:
<唐渡りの曲芸を見物する22>より:社会地位*3
<相撲16>より:耐久*10
<お江11>より:社会地位*7 耐久
合計 社会地位10 耐久11 → 成功
RP:
着到した相模の国を新たな故郷と思い定めて数日が過ぎた。
天より降り来る鬼らによって苦しむとぞ言われけるを絵草紙のことと思いはべるを、
相模の国はすでに現し世の理が通じる土地ではなかった。
燃え落ちる役所から這々の体で逃げ出す家中の者共に混じって逃げるお江。
腰を痛めた父を支えるとの誓いは早々に破られたのだった。


M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。
選択したパート:
近接戦で戦う
・打撃 命中 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール
選択した運命:
・制作し、新しい境地に至る
提出:
<近接格闘術19>より:打撃*9 回避
<唐渡りの曲芸を見物する22>より:命中*10
<相撲16>より:耐久*10 打撃)
合計 耐久10 打撃10 命中10 回避1 → 成功
RP:
燃え落ちる残骸から這い出してきたのはお江たちだけではなかった。
八脚型鬼 ーー土蜘蛛に似たおぞましい怪物だーー は、崩れかかる廃材を物ともせず襲いかかる。
逃げ惑う従者たちを前に立ちはだかりたる女があった。お江だ。
お江は蹲踞の姿勢をとると、両拳を地につけ髪を逆立てた。
火にあぶられ美しく艶めく黒髪に鮮やかな色の単は、従者をしてなぜか孔雀を思わせた。
「発気よい!」
刹那、孔雀が羽ばたく。見よ! 唐渡りの猿芸への度重なる見学はお江に大跳躍を身につけさせていた。
そのまま痛烈な中段頭突き! かち挙げ、掌底、肘打ち! 
轟々たる大河の奔流のように打突を繰り返すお江。蜘蛛は背後の火勢に下がることもできず、
その身を跳ね上げ、無数の爪でお江を切り裂かんとする!
が、お江はそれこそを待っていた! 両手を手刀に変え、蜘蛛の細い腕結節へと袈裟に振り下ろす! 
振り下ろした手刀が左右胴を十文字に抜き、身を縮こめたお江の正面で再会する。
破壊を撒き散らした手刀は胸の前で今度は拳骨と化し、交差した両拳骨は腕ごと蜘蛛の頭部に、
いや、頭部と胸部の接点へと吸い込まれる!
「ど、す、こい!」
八脚のうち六本を失い、胴部結節部を切り裂かれた蜘蛛のそっ首は、
その顎ごと砕かれ、潰され、締め上げられ、ただの骸となっていた。
「そ、その技は……」従者が問うに答えて女曰く。「……けんぽう。開眼なり」



M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。
選択したパート:
知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 回避
選択した運命:
善をなす
提出:
<唐渡りの曲芸を見物する22>より:運動
<骨接ぎ24>より:分野知識B科学*8 器用
<近接格闘術19>より:運動*9 回避
合計 運動10 分野知識B科学8 器用1 回避1 → 成功
RP:
鬼の蜘蛛を文字通り粉砕したお江は孤独だった。
相模に下れば、在五中将のごとく歌人現れんと欲するに、現れたるは鬼に土蜘蛛であった。まして我が身をや振り返りたるに、岸壁に立つ身に単は乱れ、ぬばたまの髪は逆立ち、艶やかとはかけ離れてはあった腕には蜘蛛のかけらがちらほらとぞこびりつきけり。
これでは鬼と変わらぬ。鬼じゃ鬼じゃ、われこそ鬼であったか。瞳濁り、我が身を嘲るに女、にやりとぞ笑いてやがて泣いたり。せめて父に仇なした鬼どもにまみえ、けんぽうの冴えをご披露せねば、京には帰れけむとぞ。
それからのお江は神がかりにて、居並ぶ土蜘蛛らをめきり ばきりと潰して周り、鬼の首魁をさがしてまわる日々なり。
ある日、黒雲に小雨降りけるを、一人の若武者、編笠にて顔の見えざるをこう言いけり。
「巷をまどわす美しき鬼、名乗れ。いざ尋常に勝負せん」
土蜘蛛のかけらまといし、あわれなる女、いよいよ鬼と見まごうばかりであったが、その声に涙した。もの狂おしきは我が定めなるや。そう言いて残し、女、ごうと吠えると若武者に襲い掛かった。
刹那。脆くあった岸壁は女と若武者の重みに耐えかね崩れたり。女、声をあげ飛び退くに、若武者、崩れに飲まれ身をあやしくするもかろうじて、片手を崖にかけその身を支えんとす。
女、自らを鬼と呼んだ男に手を伸ばし、崖上に引っ張り上げる。なんの打算もこれなく、真心には善意のみありけり。男、大いに驚きて助かりつつあるを、崖いよいよ崩れ、男、女ともどもくらい海辺へと落ちてゆきたり。


第1幕終了
ここで成長作業が行える。

以下、第一ゲーム終了後の成長で得た成功要素

特技:<手厚い看病33>親:<骨接ぎ24><子供時代に疱瘡を患う16>
(治療*10(*2)、生命*10、恋愛(*2))

歴史:<鬼と呼ばれた女26>親:<近接格闘術19><手厚い看病33>
(恋愛*9(*2)、打撃*16、回避、生命)

特技:<鬼女の抱擁28>親:<近接格闘術19><鬼と呼ばれた女26>
打撃*12 耐久*5 恋愛*5(*2) 貫通

成功要素9個
証券残り2枚


第2幕(第2連続ゲーム)
M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
難易 以下のうち 2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 恋愛 生命 治療 整備
選択した運命:
・恋に落ちる
提出:
<手厚い看病33>より:治療*10(*2)、恋愛(*2)
<鬼と呼ばれた女26>より:恋愛*9(*2)

合計 恋愛20 治療20  → 成功
RP:
男ありけり。鬼の国より来りて名をあげんと、人も鬼もなく武芸にてこれを倒し剣名をなさんと欲す。
男、崖より落ちたるに深き傷を負い、女、これを助けて付近の洞窟にて手厚い看護なむ施す。
荒波にもまれ寒々くしていた男、死に瀕するを、女、単をはだけ、わが身の熱を持ってこれを救う。
男うわごとにこう述べた。
「−−−そなたは、美しいな−−−」
男、意識を取り戻すとそこにごうと鳴いた鬼はなく、ぬばたまの髪に白雪の肌を思わせる女ありき。
顔赤くして隠しけるに、恥ずかしがりて名をば答えず、やがて江と名乗る。
三日が過ぎ、衣を交わすこと甚だし。男熱下がり、女、ともに手を取りて崖を下り、洞窟を出でにけり。


M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。
選択したパート:
近接戦で戦う
・打撃 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール
選択した運命:
・生きるために仕事する
提出:
<近接格闘術19>より:打撃*9 回避
<鬼と呼ばれた女26>より:打撃*16、回避
<鬼女の抱擁27>より:打撃*12 耐久*5 貫通

合計 打撃37 回避2 耐久5 貫通1 → 成功
RP:
土蜘蛛狩りとして名を上げたお江はふたたび鬼退治の任に就く。
けんぽうの冴えること絶頂にて、その掌にて多くの鬼を屠りけるに、勇名ますます高まり、
新たに建てられた権中納言の邸宅は訪れるもの引き切りもなく、
武勇のわざを習わんと欲すいくさ人の門をたたくこと甚だし。
土蜘蛛むしりにも飽きた権中納言娘、これを受け、鬼どもを手繰り捨てまた手繰り得るを繰り返す。
権中納言娘活躍の報はいまや相模国一円に広がりけるとぞ。


M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。
選択したパート:
美貌で戦う(このパートのみ。合計20出せばOK)
・恋愛
選択した運命:
・恋に落ちる
提出:
<鬼と呼ばれた女26>より:恋愛*9(*2)
<鬼女の抱擁28>より:恋愛*5(*2)

合計 恋愛28
RP:手の付けられぬ鬼のつわもの現るの報あり、権中納言娘の門人、戦装束にて寄りてみるに素首ひょうふつと断たれる。
鬼の剣士、オゴウ、オゴウと鳴くとなむ言いけるを聞きつけ、権中納言娘晴れやかに笑うと髪を整え、単を幾重にもかさねて曰く、

吉野川 岩波高く 行く水の 早くぞ人を 思ひそめてし

鬼の剣士、これを受けて曰く、

 あふことの まれなる色に 思ひそめ 我が身は常に 天雲の 晴るる時なく 富士の嶺の
 もえつつとはに 思へども あふことかたし 何しかも 人をうらみむ わたつみの 沖を深めて
 思ひてし 思ひは今は いたづらに なりぬべらなり ゆく水の 絶ゆる時なく かくなわに
 思ひ乱れて 降る雪の けなばけぬべく 思へども えぶの身なれば なほやまず 思ひは深し
 あしひきの 山下水の 木隠れて たぎつ心を 誰にかも あひかたらはむ 色にいでば
 人知りぬべみ 墨染めの 夕べになれば ひとりゐて あはれあはれと なげきあまり
 せむすべなみに 庭にいでて 立ちやすらへば 白妙の 衣の袖に 置く露の けなばけぬべく
 思へども なほなげかれぬ 春霞 よそにも人に あはむと思へば

M*9 物語は終わる。
難易 なし
RP:
男、女と共に勇名を重ね、その比翼連理ぶり、のちの世まで語り継がるるとぞ。


[No.7622] [固定リンク][非] 判定:お江 投稿者:高原(SD)  投稿日:2015/05/09(Sat) 19:25:04

特技:<相撲16>親:<お江11><子供時代に疱瘡を患う16>
(耐久*10 治療*2(*2) 分野知識B科学 打撃)

ですが、親の持つ成功要素で作成することができません。
親が10ずつの成立要素で出来ている場合、(10+10)/2+1で子の成立要素は合計11個になります。
また、成立要素の内訳に耐久*10とありますが、<お江11><子供時代に疱瘡を患う16>には耐久の成立要素が1つずつしかないため、最大でも耐久*2、新規の追加要素を耐久で入れた場合でも耐久*3が最大値となります。

参照:FAQより
瀬戸口まつり > 先ほどの藻女さんの質問に重ねて質問ですが、「同じものは選べないが同じ種類の成立要素は選べる」の「同じものは選べない」の意味がよくわからないのですが、一つしかなかったらそれは子の成立要素には選べないということでしょうか?
芝村 > 親1が 火 火 火 水 風  親2が 火 土 生命 生命 生命とします。 子は成立要素6までもてて、その内訳で火を5つ、 生命を4つまでもてます。>つきやま

M*1での難易で出されている
難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)
以上のうち、開始時点で登録されている成功要素では生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位のうち3つしか満たせないため、ゲーム不成立となります。


[No.7617] [固定リンク][非] 吉崎博士(前半) 投稿者:ぱんくす  投稿日:2015/05/08(Fri) 17:18:26

○構造体:博士(分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然)2倍

名前 <吉崎博士>(命中、運動、分野知識C社会1*、分野知識D自然1*、恋愛、生活、器用、社会地位、速度、生命)

歴史1:<子供の時から諸国を旅する事が多い>(分野知識C社会3* 分野知識D自然3* 生活2 速度2)

歴史2;<長く親元を離れた暮らし>(生活5、恋愛2、生命2、治療、整備)
親:<吉崎博士><大学寮時代に得た知識>(成立要素数:(10+11)/2+1=11)
治療、整備は親1、2共にないですが、(0+0)/2+1=1でそれぞれ取得します。


特技1 :<旅の中で得た生活術>(生活2、速度4、分野知識D自然5*)(成立要素数:(10+10)/2+1=11)
親:<吉崎博士><子供の時から諸国を旅する事が多い>

特技2 :<健脚>(速度7、分野知識D自然4)
親:<子供の時から諸国を旅する事が多い><旅生活で得た生活術>(成立要素数:(10+11)/2+1=11)

知識1:<大学寮時代に得た知識>(分野知識D社会4*、分野知識D自然4*、生活3)
親:<吉崎博士><子供の時から諸国を旅する事が多い>(成立要素数:(10+10)/2+1=11

証券:0
使用証券:6

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○中立成功要素:
構造体:相模10(地域名)
歴史1:(平安10)
歴史2:
地形1:
地形2:
天候1:
天候2:
技術(年代)1:(平安10)
技術(年代)2:
モブ/小道具1:
モブ/小道具2:


証券:6
使用証券:0

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第1幕(第1連続ゲーム)
M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く 
難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 
以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)

■提出成功要素:
<吉崎博士>(命中、運動、分野知識C社会1*、分野知識D自然1*、恋愛、生活、器用、社会地位、速度、生命)

(RP)運命:新しい出会い

名前は吉崎兼好という。
中級貴族の家で生まれ、長男である。幼き頃より彼は快活、明るく、兄弟共々仲が良かった。
父には厳しく早くより務め教えられた。 母は、黒髪が美しく父の厳しさに泣く彼を慰めた。
吉崎は、家族が好きであった。
この貴族の業務は、諸国を回り、そこの土地の暦の編纂、編簿を行い、特産物を見つけては持ち帰り
朝廷に進呈する事であった。 

ゆえに、吉崎は幼き時より、家の業務の手伝いとして、父について諸国を旅しそこで様々な出会いを経験した。
多くの土地の状況に触れ、楽しく過ごしていた。 好奇心旺盛な彼は、学業についても優秀であり、厳しい父も彼のその才能を生かそうと考えた。
当時の旅は、かなり過酷であり、宿なども特になく野宿が大半であった。

年に2度ほど故郷に戻り、母や弟に合うのが楽しかった。 母に旅先の土産話をしては母は大層喜んだ。


何年か後に、青年となった彼は父の薦めで大学寮の学生になる為、故郷の相模を外れ、京都に赴く事となった。
長い長い京都での滞在中に、彼はますます学業に専念する事となった。

しかしそんな折り、故郷で母は病気で病床につくことになった。
この病の始まりこそが、彼の今後続く鬼との戦いを予感させるものであった。

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M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
難易 以下のうち 2つ以上で7以上を通過させること。
・打撃 命中 貫通 長射程 回避 耐久
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備

■提出成功要素:
<吉崎博士>(命中、運動、分野知識C社会1*、分野知識D自然1*、恋愛、生活、器用、社会地位、速度、生命)
<子供の時から諸国を旅する事が多い>(分野知識C社会3* 分野知識D自然3* 生活2 速度2)


合計:分野知識C社会8* 分野知識D自然8*:
※博士(分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然)2倍


(RP)運命:知識欲に目がくらむ。大事なものをなくす

京都において学業に励む事、京都での生活もかなり慣れた。
行く年月。 故郷の相模の様子は手紙でしか知りえなかった。 母の病が心配で何度も手紙を書いた。
父も既に老年に差し掛かりつつあり、吉崎は大学寮の中では名の知れた人物になっていった。
漢詩を読み、自然学、暦にも通じていた彼は、いずれ博士になる者であるとまで言われていた。
この頃より、以前の明るく快活な面は影を潜め、礼儀正しく、かつ冷淡とも言える性格になっていった。
冷淡に見えて大胆な発想を持ち、行動も持つ様になった。しかし時に瞳は厳しく、時に冷たく、時に美しくもあった。
美しい顔立ちをした青年になっていった。

また幼き頃より旅生活が中心であった頃から、その体は丈夫で健脚となってもいた。
都での業務が増え、故郷に帰る事も少なくなり、父もそれで良いと認めてもいた。

しばらくして、悲報が届く。
母が危篤だという知らせであった。 

急いで故郷に帰ったときには、母は亡くなっていた。
傍らには成長した弟が降り、涙を流していた。 弟は何年も会っていない吉崎を見て、恐ろしい顔で睨み涙ながらにこう言った。
「なぜ早くに戻ってこれなかったのですか。」「なぜ死に目に合わなかったのか。」
強く激昂し、強く責めた。胸倉をつかみ、殴りかかった。家来の者が静止するまでそれが続いた。
吉崎は、下を俯き弟にただ「すまん・・」としか言えなかった。 弟は母は待っていたのだ。
兄が息子が帰ってきてくれる事を、楽しい話を聞かせてくれる事を。

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M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
難易 以下のうち 2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然


■提出成功要素:
<旅の中で得た生活術>(生活2、速度4、分野知識D自然5*)
<健脚>(速度7、分野知識D自然4)

合計:速度11 分野知識D自然18*:
*博士(分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然)2倍

(RP)運命:別れを経験する

母の葬儀が済み、吉崎と弟の間にはただただ辛い関係が続いてた。父もそれを知ってか。
二人を同じ場所にいさせはせず、京都に戻るまでは別の部屋にいさせた。

その夜の事である。空は暗黒の雲が支配していた。今にも雷が光るのではないと思われたが違った。
空より来たのは雷ではなく、火の雨であった。 狗のように甲高い悲鳴を上げた岩が空より飛来したのである。
畑を焼き、民家を焼き、人々を焼いた。人々は混乱し、荒れ狂いそしてその落下した岩より、恐ろしい鬼が現れたのだ。
中には八本足の巨大な鬼もいた。
鬼は瞬く間に、村々を襲い始めた。 燃え盛る民家、畑、まさに地獄絵図と言えなくもないその状況を高地にあった吉崎の屋敷から
見下ろす事ができた。 そして、轟音と振動が屋敷中に響き渡った。 それが屋敷にも落下したのである火の手が上がる。
急いで、身支度を整え、父を探すも、父は何者かに殺され焼死していた。 その間に屋敷はどんどん燃えていく。
母の大好きな庭園も、父の部屋もどこも何もかも燃えていくのだ。

すんでの所で重傷を負った弟を見つけた。後ろから鬼は攻め寄ってくる。弟の手を取り、背中に担ぎ一目散に逃げ出した。
背後には生まれ育った生家がたかだかに燃えている。 

長い旅生活で鍛えられた脚力で走っていくうちに、弟は息も絶え絶えに言った。
「兄さんか。無事でよかった。」
「この先の山の洞に避難所がある。家来達が集まっているはずだ。そこに合流してくれ・・。」

『わかった。話すな。』
「でももうごめん。もう駄目なんだ。分かってるんだ。そういえば昔こうやっておんぶしてくれたことあったよね。」
『ああ、あったな。懐かしいな。』

しばらくして、何言か話した後に、弟は生き絶えた。 兄の背中の中で。吉崎は避難所につくまでそれを感じていた。
吉崎はこの状況にあって、戸惑いは隠せず、表に表れたなかった感情が、弟が死んだときにそれは決定的な形に形を変えた。
涙を流しつつ、憎しみに満ちた冷酷な表情で天を睨んだ。 それはまさに鬼の様であった。

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M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 回避 速度

■提出成功要素:
<吉崎博士>(命中、運動、分野知識C社会1*、分野知識D自然1*、恋愛、生活、器用、社会地位、速度、生命)
<旅の中で得た生活術>(生活2、速度4、分野知識D自然5*)
<大学寮時代に得た知識>(分野知識D社会4*、分野知識D自然4*、生活3)

合計:分野知識C社会10、分野知識D自然20、速度5、器用、運動 = 37

(RP)運命:悪をなす

避難所には多くの家来が待っていた。そして何十人の付近の村人もいた。全員の顔には恐怖と戸惑いが隠せないでいる。
吉崎家の者は、もう兼好のみになってしまった。 家来もどうして良いか分からずにいる。
吉崎は、しばらくしてゆっくり皆の前に立った。 その姿は気高く見えた。
「今夜ここで一晩、過ごすとしても、今後奴等はおそらく、ここにやってくる。」その言葉は事実であった。鬼と呼ばれた奴等は
今後ここに襲い来るであろうは誰もが考えていたことであった。しかし恐怖でそれが言えないのだ。
「我はこれより、諸国に援軍の送って頂く書状を書き、家来に届けさせる。 奴等は我の足についてこれなかった。馬に乗っておれば追いつかれまい。」
「その間、鬼を殺す手はずを考えよう。そして必ずや奴等から村を取り戻すのだ。」
「良いか。鬼と出会っても深追いせず、逃げるのだぞ。」

民衆も家来も彼に従った。何とか生き残れる手立てを考えなければ、その為には知恵がいる。
それから数日、準備は整った。用意されたのは馬と家来の持つ武器のみ。そして武器なしの吉崎だった。馬は家来の分しかなく、家来に使わせる他なかった。

開戦である。 吉崎と家来達は、村に向かった。
村には、鬼が様々に村人をいたぶっては苦しめていた。吉崎は手はず通り狼煙を上げ、鬼どもを引き付ける。
家来たちも吉崎に続き、併走し始める。
鬼共は恐ろしい笑顔を浮かべ、八足の巨大な鬼にそれぞれ乗り、吉崎を追いかける。

森林地帯に逃げ込む。さしもの巨大な八本足を持っていようと、その巨大さゆえに森林は邪魔になって動きづらいようである。
それをあざ笑うように、誘う吉崎に鬼たちは激昂し、後を追っていくその様は獣のようであった。
森林の先には、崖があり、崖の下は暗闇に繋がっていた。 落ちればおそらく命はない。
八本足の巨大な鬼に乗った鬼達は、吉崎に踊らされ気づいてはいない。 スピードに乗りつつ、どんどん崖に向かっていく。
自然の錯覚というものか、この先が切り立った崖になっているなど気づきもしなかった。
この崖はこの付近に住む者しか知らない事なのだ

吉崎は、家来に合図をし、その崖の前で、馬を散開させた。自らも、崖の隅ある小さい洞に飛び込んだ。
かくて、八本足の巨大な鬼とその鬼達はそのまま、暗闇の崖に真っ逆さまに落下して行った。


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M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。

美貌で戦う(このパートのみ。合計10出せばOK)
・生活 恋愛

提出成功要素:
<子供の時から諸国を旅する事が多い>(分野知識C社会3* 分野知識D自然3* 生活2 速度2)
<大学寮時代に得た知識>(分野知識D社会4*、分野知識D自然4*、生活3)
<長く親元を離れた暮らし>(生活5、恋愛2、生命2、治療、整備)

合計:生活10、恋愛2 =12

(RP)運命:宗教、哲学的なことを口にする

洞の入り口で、鬼達が落下していくのを見下ろし、吉崎は恐ろしい笑みを浮かべた。それはまさに鬼の様でもあった。
ふと我に返り、洞の壁に背を預けた。
こんな時に考えるのは、なぜか学んだ漢詩の事である。そういえば、人が虎になった説話を読んだことがあったのだ。
狂気に犯され獣になった彼のように、吉崎も心の底から鬼に変わるような気がしていた。
母親の死に目に会えず、弟に鬼のような目で睨まれ、さらに鬼のような復讐を遂げる。
あの炎の中で、鬼の生命が生まれたのだろう。

そんな鬼に私はなっていくのだろうか。一瞬自らの手が、自ら地獄に追いやった鬼達の手のように見える錯覚を感じた。

そして洞の入り口に背を向けると、背後に気配を感じた。そこには美しい女の鬼が立っていたのだ。
女は母に似た美しい黒髪を持っていた。憎しみに歪んだ顔で吉崎を見ていた。 

ああ、鬼も仲間が死ぬと恨んだりするのか。 吉崎は恐怖より先にそんな感情を憶えた。
何事か意味を解せぬ言葉を喋り、激昂している。 美しい髪と顔立ちがどこか母を思い出させた。

鬼は明らかに敵意を向けていたが、こちらに反応がない事を奇妙に感じながらも襲いかかってきた。
涙を流しながら、それは母が死んだ弟のようにも見えた。

狭い洞に追いやられ、ああ母に似た鬼に殺されるのも本望だと思った。
女の鬼は最後の一撃を振りかぶる。その勢いに押され、鬼と吉崎は崖下に転落していった。

崖下に降ちる時間は長く感じられた。そんな中で、吉崎は思った。


--ひょっとしたら、鬼は人の心が生み出す者なのかと、それを確かめる為にまだ生きねばならない。


そう思った時に、吉崎は鬼の手を取り、地獄に行ってもこの手は放さないと誓った。

吉崎と鬼は暗闇に落下して行った。




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第1幕終了
ここで成長作業が行える。


[No.7625] [固定リンク][非] 判定:吉崎博士(前半) 投稿者:高原(SD)  投稿日:2015/05/09(Sat) 22:11:33

歴史2;<長く親元を離れた暮らし>(生活5、恋愛2、生命2、治療、整備)
親:<吉崎博士><大学寮時代に得た知識>(成立要素数:(10+11)/2+1=11)
治療、整備は親1、2共にないですが、(0+0)/2+1=1でそれぞれ取得します。
こちらの成功要素ですが、要素作成の際、新規に取得できる成立要素は1個(1種類)のみになります。
また下記の質疑に関連して、こちらの成功要素は破棄となります。

+ 高原 > すいません芝村さん。子の成功要素を作るときに、「自由な成立要素を1個加える」ルールで「治療、整備は親1、2共にないですが、(0+0)/2+1=1でそれぞれ取得します」という場合はこの成功要素は成立しない、という扱いでいいですか?
+ 芝村 > とれるのは一個だけだね>高原 2個取ることはできない。
+ 高原 > こういう場合は差し戻して再選択か、矛盾と同様で破棄にするのか判断に迷います。どっちがいいんだろう・・・
+ 芝村 > 破棄>高原

M*5の判定で難易が削り切れないため、ゲーム不成立となります。


[No.7630] [固定リンク][非] ゲームオーバー(RP) 投稿者:ぱんくす  投稿日:2015/05/10(Sun) 00:57:26

ゲームオーバーですので、ゲームオーバーRPを残して終わりにします。
判定ありがとうございました。

(RP):ゲームオーバー

八本足の鬼は崖下に落ちていった。崖の洞から真下を見下ろす吉崎の顔には
鬼のような笑みが張り付いていた。
「これで弟も父も母の仇も果たされよう。」
笑い声が軽くはかなく空中に溶けて消えた。
そして暗闇の崖下を見ながら、一族を失った絶望を静かに味わった。
自らが鬼のような心になっていると感じ、鬼は地獄に行くものだと思った。

吉崎は、静かな目で一族の待つ崖下の暗闇に一人飛び降りた。

(終わり)


[No.7618] [固定リンク][非] カタムキ(前半) 投稿者:岩崎経@詩歌藩国  投稿日:2015/05/09(Sat) 11:43:46

○キャラクター
構造体:妖術師(火 土 水 風 死 生命)2倍 (装甲 耐久 打撃 貫徹)収得不可 
名前:<カタムキ>(火1※ 水1※ 風1※ 死1※ 生命2※ 命中1 運動1 恋愛2)

歴史:<妖術師になるよう引き取られ育てられた>(火1※ 水1※ 風1※ 死1※ 生命2※ 生活1 社会地位1 分野知識Aオカルト2 )

特技:<神秘を言葉に>親:<ケイ><妖術師になるよう引き取られ育てられた>
(火※2 水2※ 風2※ 死※2 分野知識Aオカルト2)

特技:<読み書きができる>親:<ケイ><妖術師になるよう引き取られ育てられた>追加:恋愛
(恋愛3 生活1 生命4※)

妖術:<風来風雷>親:<神秘を言葉に><妖術師になるよう引き取られ育てられた>追加:偵察
(火2※ 水※3 風※3 死※1 偵察1)

妖術:<星明生命>親:<ケイ><読み書きができる>追加:恋愛
(生命5※ 恋愛5)

※マークは2倍です。
成功要素6個
証券残り0枚

取得した登録済み成功要素

筆記具 親:<妖術師としての才能を見込まれた><神秘を言葉に>
(分野知識Aオカルト4)

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M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く
難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)

提出・<カタムキ>(火1※ 水1※ 風1※ 死1※ 生命2※ 命中1 運動1 恋愛2)
   <妖術師になるよう引き取られ育てられた>火1※ 水1※ 風1※ 死1※ 生命2※ 生活1 社会地位1 分野知識Aオカルト2 )
   <風来風雷>(火2※ 水※3 風※3 死※1 偵察1)

RP・知識欲に目がくらむ。大事なものをなくす

 その少女は特別な才能があるわけではなかった。同じ年頃の子と連れだって野原で遊んでいるような普通の子どもだった。
 それが変わったのは、ある冬の日。野原一面にきらきらと雪が広がっている。少女はいつものように近所の子らと遊んでいた。男の子に混じって雪を丸めてぶつけ合う。
 その様子を見ている旅の者がいた。いや、旅人だとはその見た目では判断が付かぬが、商いらしい荷物もない見覚えのない大人は大抵そうであると、子どもたちは思っていた。
 少女の投げた雪玉が、その見覚えのない大人の顔面に当たる。どうしようと、静かになる場。見慣れぬ大人に話しかけてはいけないと、最近はどの親も言うようになっていた。
 なんか気まずいけど私が謝りにいかなくちゃ。少女はそう思った。別に立派な心がけではない。雪を手のひらで握り潰して氷のようにした物を核にした雪玉はよく飛ぶと、ずるいことをしていたのを黙っていて欲しかったのである。
「ごめん、おじさん。いたかった? かたかった? つめたかった?」
 緊張した面もちで白い息を吐きながら言う少女に旅人らしい大人は微笑んだ。よかったよかったいいひとそうだと胸をなで下ろす少女に静かに訊ねる。
「だいじょうぶさ。ねえ、言葉遊びは好きかい」
 少女に特別の才能を感じなかったが、面白い言い回しだと旅する妖術師は思った。故郷に残した弟子の成長に良い刺激を与えるかもしれない。
 言葉遊びってなにかな。さくらまうとうまらくさ、とかかなと少女は首を傾げながら頷くという器用な真似をする。まるで心を読むかのように妖術師はその頭を撫でた。
「本を読めばもっと上手くなるよ。それに楽しい。うちに来ないかい」
「ぎゃいん。ひとさらい」
 そう言って逃げようとする少女に妖術師は爽やかに言った。思わず振り返る少女。
「否。擬す、違う。穿ち過ぎない」
 それを聞いて悪い人ではないのだろうと少女は足を止める。確かに手に届かない憧れの、本という物を読んでみたい。こういうときはお母さんにも聴いてもらおう。
 そうして明くる日、少女は妖術師とぬかるんだ道を歩いている。妙にあっさりと妖術師の家にもらわれていくことに決まったのだった。空は晴れていて、真っ白だった野原は遠い。
 妖術師の弟子となるからには真の名前は隠した方がいい。そうだなあ、漢字をあててカタムキと変えるのはどうだろう。
 男の子みたいな名前だと少女が笑えば、格好も男の子の方がいいかもねと妖術師も綺麗に微笑んだ。



M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く
難易 以下のうち 2つ以上で7以上を通過させること。
・火 土 水 風 死 生命
<カタムキ>(火1※ 水1※ 風1※ 死1※ 生命2※ 命中1 運動1 恋愛2)
<妖術師になるよう引き取られ育てられた>(火1※ 水1※ 風1※ 死1※ 生命2※ 生活1 社会地位1 分野知識Aオカルト2 )
<風来風雷>(火2※ 水※3 風※3 死※1 偵察1)
■7以上 水10 風10 生命8

RP・制作し新しい境地に至る

 妖術師の元でカタムキは他の弟子たちと共に暮らしている。皆それぞれ色んな事情で引き取られて来たらしい。
 今日こそは上手くやろうと深呼吸して、小さな壷の中身を確かめるカタムキ。他の弟子たちより置き換えの術が苦手なのだった。
 師の前でまとめた髪を下ろし、息を整えた。少しの水に一枚の木の葉を浮かべた壷を片手に乗せ、もう片方の手で蓋を閉めた。
「封(ふう)は風(ふう)」
 蓋で封をされた壷の中で風が荒れ狂う。小気味の良い音を立てて壷が割れた。天井へと木の葉が飛び、水がこぼれ落ちるという、その時。
「疾風(はやて)、もはや手(て)」
 壷を破壊するほどの暴風がしなやかに流れを変える。まるで手のひらで包み込むようにこぼれ落ちゆく水を受け止めた。
「木(こ)の葉の壷(こ)」
 舞い上がった木の葉が床に落ちるのを待って、最後の仕上げをする。木の葉から変化した先ほどの物より一回り小さい壷に水を注ぎ、礼をした。
 よし、という師の声に顔を上げる。一度壊れたものを元に戻すことはできないが、代わりを生み出すことはできると胸を張った。



M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
難易 以下のうち 2つ以上で10以上を通過させること。
土 水 風
<カタムキ>(火1※ 水1※ 風1※ 死1※ 生命2※ 命中1 運動1 恋愛2)
<妖術師になるよう引き取られ育てられた>(火1※ 水1※ 風1※ 死1※ 生命2※ 生活1 社会地位1 分野知識Aオカルト2 )
<風来風雷>(火2※ 水※3 風※3 死※1 偵察1)
■10以上 水10 風10

RP・悪をなす

 カタムキは記憶の片隅にしか残っていなかったはずの故郷の村にいる。本当はいけないことだと分かってはいるが、どうしても様子を見ておきたかったのだ。
 自ら望んでこの道に入ったというのに、懐かしさでたまらなくなってしまった。師に頼まれた使いの帰りの山道から見下ろす野原に昔を思い出してしまえば、抗いようがない。そうして遠回りと言うより寄り道をしている。
 ひとつ思い出せばまたひとつ思い出していく。幼なじみと登った木、その幼なじみの家、その隣にある自分の生まれたところ。
 不意に名前を呼ばれた気がした。そんなはずは。あれからもう何年も経つ、それに男の格好で気がつくわけがない。
 それでもカタムキがその声の方に向き直ってしまった、その時に、天から轟音が鳴り響いた。誰もが空を見上げる。
 うおおおおおおおおおおおん、という狗の哭き声によく似て、比較にもならないほど禍々しく地上を揺らす音。そして熱気。いくつもの火の玉が降り注いでくる。
「響き(ひびき)は火引き(ひびき)、纏まり(まとまり)禍留まり(まとまり)纏まり(まとまり)」
 思わず呟く声はどこまでも冷たく、妖術師そのものであった。
 炎は揺れる空気を纏ったまま、その場に留まり続け、カタムキはそれを避けて走り出す。
「割れ(われ)るように我(われ)の酒(さけ)を避け(さけ)」
 使いの礼にと持たされていた酒をその身に振りかければ、炎の方からカタムキを避けるように転がりだし、その光景に目を瞑る。
「我が見ず(みず)とも水(みず)はここに、個々(ここ)に」
 視界が暗くなると同時にあたりは水のにおいに溢れ、少しでも被害が少なくなればと祈った。そう思うならちゃんと目を開いてもっと何とかすればいいのに。
「跳ね(はね)岩は羽根(はね)のよう」
 炎が消えた故に空気で留まらなくなった、天から降り来た岩を風に飛ばして、カタムキは振り返ることができずに走り続ける。



M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。
妖術で戦う
・火 土 水 風 死 生命 分野知識Aオカルト
<妖術師になるよう引き取られ育てられた>(火1※ 水1※ 風1※ 死1※ 生命2※ 生活1 社会地位1 分野知識Aオカルト2 )
<風来風雷>(火2※ 水※3 風※3 死※1 偵察1)
<星明生命>(生命5※ 恋愛5)
■火4 水6 風6 死2 生命14 分野知識Aオカルト2 :合計34

RP・妬み、憎しみの感情を募らせる

「音(おん)は怨(おん)を呼び、怨(おん)は隠(おん)となり遠(おん)へ」
 故郷から逃げ帰ったあと、カタムキは鬼を狩るようになっていた。今もまた冬の森で八つ脚の鬼と戦っている。
 不快な音を立てて目の前に迫ってくる八つ脚は故郷を襲った天から降る鬼とは何か違うような気もしたが、鬼は鬼だと憎しみを募らせていく。恨みが沸き上がる度にそれに蓋をし、隠行を重ねて地面を蹴り上げる。体が八つ脚から離れるが、八つ脚が視界から消えるほど遠くにはいかない。開けた場所に来るまで適度な距離を保ち、更に新しく術を重ねる。
「表層(ひょうそう)は冷厳(れいげん)に、氷槍(ひょうそう)は霊験(れいげん)に」
 積もった雪をぐるりと円を描くように撫でていけば、いくつもの氷の槍が突き立つ、それに八つ脚が一瞬戸惑ったその瞬間に。
「きらめく輝き(かがやき)は火が焼き(かがやき)ひらめく」
 陽光を浴びるすべての氷槍が一斉に炎に変わって、八つ脚を囲む。その熱で雪が溶けてぬかるんでいく。そうなる前に風上に移動して跳ぶ。
「きまぐれ風来(ふうらい)のまぐれ風雷(ふうらい)。この髪(かみ)は神(かみ)なり、雷を呼ぶ」
 髪を一本抜いて大きく息で吹き出せば風に乗って、雷を呼び八つ脚を貫いた。
 それでもまだ憎しみは晴れない。



M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。
美貌で戦う(このパートのみ。合計10出せばOK)
・生活 恋愛
<カタムキ>(火※ 水※ 風※ 死※ 生命2※ 命中1 運動1 恋愛2)
<読み書きができる>(恋愛3 生活1 生命4※)
<星明生命>(生命5※ 恋愛5)
■恋愛10 生活1 合計:11

RP・新しい出会い

 焦げた臭いがまだとれない山に入って、様子をうかがう。そうそう鬼がいるとは思わないが、近隣の住民を安心させたい気持ちと何かをせねば落ち着かない気持ちがカタムキの中でぐるぐると混ざっている。
 一緒に妖術を学ぶ兄弟弟子から何度も文が届いていた。いつもどうやって居所を突き止めているんだろう、偉大な式神だ。
 休憩をとりながら深く深く、山に入っていく。慣れない山のため目印も忘れないようにつけていく、そんな一瞬。
 殺気を感じて振り返る。視線の先には夕暮れに佇む美しい男がいた。あまりに美しいから直感的に鬼だとわかった。
 美しい鬼は無造作にこちらに近寄ってくる。どうやら、ああ見えて強敵のようだった。
 ゆっくりと後ろに後ずさる。どうしよう、余りに無造作に人間みたいに近づいてくるから、すごくやりづらい。それでも瞳に宿っている殺意は本物だ。対抗しなければ。
 いやでも、そういえば人間に恨まれる覚えもあるとカタムキは歯を食いしばった。一度だけ、声をかけてみようと口を開く。
「おまえは鬼か」
 妙に掠れた声になった。美しい鬼は何も答えない。もしかしたら聞こえてなかったのかもしれないと、もう一度だけ確認してみようと思ったその時に、その鬼が飛びかかってくる。とっさに木の陰に隠れようとするも間に合わず殴り飛ばされる。
 わざと大きく咳込んで息を整え、転がりながら追撃を何とか躱す。服が破れて懐に入れていた手紙が散乱した。宵の明星が既に登っていたことを知る。
「星明(せいめい)の瞬き受けて生命(せいめい)の瞬きを知る」
 舞った手紙に鬼が気を取られた一瞬に言葉を紡ぎ、殴られた傷を癒す。なぜ気を取られたのか解らないが今は考えないでいよう。
 何とか立ち上がろうとするも失敗する。雪で体が冷える。背中に当たる雪の感触が変わった。
 これは、駄目だ。
 思わず殴りかかってきた鬼の拳を受けて、そのまましがみつく。急な斜面をふたりして転がり落ちた。
「うわああああああああ」
 運良く途中に生えていた灌木に鬼が打ち付けられる。その衝撃で大きくはねとばされた。一瞬この勢いなら何とかなるかと思ったが、何ともならなかった。無情にも急な斜面は崖へと呼び方が変わるらしい。
 やっぱり駄目だ。運を使い切った。吹っ飛ばされなかっただけましだが、どうしようもない状況。ならば死ねばもろともと鬼と一緒に崖下へ落ちていった。

――――


[No.7624] [固定リンク][非] 判定: カタムキ(前半) 投稿者:高原(SD)  投稿日:2015/05/09(Sat) 21:49:16

筆記具 親:<妖術師としての才能を見込まれた><神秘を言葉に>
(分野知識Aオカルト4)
ですが、こちらの取得条件は分野知識A・B・C・Dそれぞれ1つずつなので、上記の要素だと取得できません。

・ダイス廃止 ±10%以下は中間判定
上記のルールにより、M*3は中間判定となります。
ゲーム終了です。お疲れ様でした。


[No.7619] [固定リンク][非] 【2回目・BL版】幸若 投稿者:結城由羅  投稿日:2015/05/09(Sat) 15:41:52

※注意:BL版で一般向けではないので、その手のものが苦手な方は読まない方が良いかと思います(R18ではありません)。

2度目の提出になります。問題がありましたら、スキップしてください(一応、NWCで許可はいただきました)。

1度目と違う点は、概ね以下になります。
・成功要素の成長の理解が不十分だったのを修正した(それに伴いIDを付けてみた)
・一般向けを考えずにBL趣味に走ってみた
・少々時間をかけて平安期の衆道ネタの仕込みを試みた(児灌頂ネタは今東光の「稚児」が元らしいが原典は未読)
・М*8まで通しで処理することで伏線をМ*2あたりに書き戻す処理ができた

全公開ゲーム
#一括提出のこと。

第1幕(第1連続ゲーム)

キャラ申請

中立成功要素 証券:3/6
地域名:
N10_01:-:相模(恋愛8、生活2)
歴史2:
N10_02:-:頽廃した大規模寺院(社会地位8 恋愛2)
地形2:
天候2:
技術(年代)2:
モブ/小道具2:
N11_01:N10_01+N10_02:恋故に墜ちた鬼(恋愛9 生活2)親:相模+頽廃した大規模寺院

構造体:博士 証券:5/6
(分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然)2倍
名前1:
C10_01:-:幸若(運動1 命中1 死1 生活1 器用1 分野知識B科学3* 分野知識D自然2*)
歴史3:
C10_02:-:寺に買われた稚児(恋愛6 社会地位4)
特技5:
C12_01:C11_01+C11_02:錬金調合(運動1 器用1 分野知識B科学5* 分野知識D自然5*)親:漢詩漢文読み書き+渡来文化への造詣
知識5:
C11_01:C10_01+C10_02:漢詩漢文読み書き(社会地位4 分野知識B科学4* 分野知識D自然2* 器用1)親:幸若+寺に買われた稚児
C11_02:C10_01+C11_01:渡来文化への造詣(分野知識B科学5* 分野知識D自然5* 運動1)親:幸若+漢詩漢文読み書き

/*/

M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く
難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)

【成功要素提出】

N10_02:頽廃した大規模寺院(中立)より、社会地位8、恋愛2
C10_01:幸若より、運動1、命中1、死1、生活1、器用1

【RP】運命:別れを経験する

 平安時代末期、民草は、戦乱と自然災害そして跳梁跋扈する魑魅魍魎に怯え暮らしていた。特に近頃は空から降る鬼にいくつかの村が焼かれたなどという流言飛語も流布しており、世相は暗かった。だが、そんな世相にも関わらず、むしろ、そんな世相ゆえに、一部のものたちは頽廃文化の極みにあった。寺、特に大規模な寺院はそのひとつで、色欲を禁じているにも関わらず、いや禁じているからこそ、女犯を恐れた僧侶たちは違う道を求めた。稚児である。見目麗しい少年を世話係として侍らせ、それを夜の相手にもすることは、大っぴらに認められるどころか、児灌頂という考え方が出てきてからはむしろ推奨されるほどであった。
 相模の国のとある寺院には、ひときわ評判の高い稚児がいた。名を幸若とつけられた少年は、その美しさに周囲の寺の僧侶だけではなく、受領までもが見に来るほどであった。幸若の出自ははっきりとしなかった。おそらくは孤児になったところを人買いに捕まって、寺に売られてきたものと見られた。夜盗や鬼たちに襲われ殺される親は多かったし、そのようにして見目麗しい稚児を集めることはよくされていたのである。
 出自不明ではあったが、幸若は美しいだけでなく、才長けたところもあった。特に自然と科学への興味が強く、学問にも意欲を示したので、高僧たちにも可愛がられた。
 幸若は余り笑わず、常に淡々としていた。子供にしては随分と大人びて、冷ややかともいってもいい目をする彼に稚児仲間の友人は少なかった。数少ない友人は「ひどいことを見過ぎてきたんだろうね」と痛ましげに語っていた。

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M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
難易 以下のうち 2つ以上で7以上を通過させること。
・打撃 命中 貫通 長射程 回避 耐久
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備

【成功要素提出】

N10_02:頽廃した大規模寺院(中立)より、恋愛2
C10_02:寺に買われた稚児より、恋愛6
N11_01:漢詩漢文読み書きより、分野知識B科学4*

恋愛、計:8
分野知識B科学、計:8(2倍評価)

【RP】運命:知識欲に目がくらむ。大事なものをなくす

 稚児は数えで十三ほどになると、ある種の洗礼を経て閨へ供されるようになる。後には児灌頂と呼ばれ、いくつかの宗派では広くおこなわれたともいうこの儀式を受けた稚児は菩薩の化身とみなされる。そうなったこの稚児を崇拝しそれと交わることは信仰の現れであるのでかまわない、という一種の言い訳であった。
 幼くとも人より幾倍も聡い幸若は、そんなお為ごかしの説明を白々とした気分で聞いていたが、特に反論するでもなかった。稚児なればこそ、衣食住の保証だけでなく教育も受けられたし、後々高僧に気に入られれば様々な便宜を図ってもらえることもよく理解していたからだ。この当時、多くの書物を保持し学問知識の伝達を維持していた中心は寺社であった。大規模寺院ともなれば、京の都から写してきた漢籍や和書も多く所蔵していた。
 物心つくころより世界の仕組みを知ることに深く魅了されてきた幸若にとって、この寺の蔵書だけでも何物にも代えがたい価値があったのだった。
 たとえ、その代償がこの身体であったとしても……

「教えられたとおりにやるんだよ。くれぐれも粗相のないように」
「はい……」
 彼の最初の夜の相手は、この寺の最も上位の僧――座主であった。

 幸若は児灌頂を経た後、いよいよ妖しい魅力を湛えるようになった。際立った色気は、高僧ばかりか下働きの者までを惑わし、部屋に届く付文も絶えることがないほどだった。ひどいものになると、中に石を入れて部屋に放り込むものまであった。呆れて開いて見れば、他にない程のみみずののたくったような字で、何とか判読できた差出人の名も覚えのないもの、というようなことまであった。
 当人にとってそうした求愛は煩わしいばかりだったので逃げ周り、最終的には座主にねだって入室許可を得た書庫に入り浸るようになった。ひとり静かな書庫で漢籍を読み耽っているうちに、その知識は見る見る深くなっていき、少年の域を脱する頃には、寺内で敵うものはいなくなった。そして、漢籍も読みつくしてしまうと、幸若は怪しげな実験をおこなうようになったのだが、これはすこぶる評判が悪かった。それでもまだ、言い寄る者は多かったのだけれど。

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M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
難易 以下のうち 2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然

【成功要素提出】

N10_02:頽廃した大規模寺院(中立)より、社会地位8
C11_01:漢詩漢文読み書きより、社会地位4、分野知識D自然2*
C11_02:渡来文化への造詣より、分野知識D自然5*

社会地位、計:12
分野知識D自然、計:14(2倍評価)

【RP】運命:新しい出会い

 そんないくつかの不満もあるものの、概ね穏やかな日々が破壊されたのはある夜のことだった。
 宗から伝来したという文書をもとに、空を覗く筒を試作して目に当てた幸若の視界に映し出されたのは、空から降り来る鬼火であった。
「あれは、いったい……!?」
 筒がおかしいのかと外して、裸眼で空を仰ぎ見てみても、鬼火はぐんぐんと大きくなって近づいて来ていた。
「お、鬼だあああ!!!」
 その頃には、同じく鬼火の接近に気付いた何人かが悲鳴のような声をあげていた。にわかに寺院全体が騒然となる。
「幸若、逃げるぞ!」
 呆然としていた幸若の腕を誰かが掴んで、引きずって行った。護衛である僧兵に囲まれた高僧たちの狭間に押し込まれ、よろよろと歩く。周囲は、襲い掛かってくる異形の者たちから何とか逃げようとして捕まえられ、体を引き裂かれる者たちの悲鳴に溢れていた。
 寺院から命からがら脱出した時には、誰かが押し倒した灯から出火したのか、寺院全体に火が回ろうとしていた。ちらと燃えてしまうのだろう漢籍たちへの哀惜の情が掠めたが、後ろから蜘蛛のような化け物が追いすがって来ているような状況ではそれどころではなかった。
 僧兵たちも化け物を迎撃しては一人減り、二人減り……そうして逃げ惑ううちに高僧たちからもはぐれ、ついにはひとりぼっちになってしまっていた。そして、闇の中を彷徨った挙句に気力が尽き、行き倒れるようにして眠り込んでしまった。
 無防備に眠り込んだ幸若が鬼どもに追いつかれず、また獣にも襲われなかったのは運が良かったという他ない。
 幸若は山にさほど詳しいわけではなかったが、書物から得た知識でなんとか植生を読み地形を把握して、山を下りて行った。
「おお、そこなるは、幸若どのではあるまいか」
 途中、寺院が鬼に襲われたとの報告に、兵を率いて駆け付けた受領に見つかり、声をかけられた時にはへたり込んでしまった。
「……受領どの……寺が……寺が……」
 呆然と座り込む幸若の肩を、受領は優しく抱いた。
「済まぬ、急ぎ駆け付けたのだが、間に合わなんだ」
「皆は……」
 首を振る受領に、幸若は呻いた。

 寺院は全焼しており生き残りもなく、この後しばらく、幸若は受領の元に身を寄せることになる。

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M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計30以上を通過させること。

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 回避 速度

【成功要素提出】

C11_01:漢詩漢文読み書きより、分野知識B科学4*、分野知識D自然2*、器用1
C11_02:渡来文化への造詣より、分野知識B科学5*、分野知識D自然5*、運動1
計:34(2倍評価含む)

【RP】運命:制作し、新しい境地に至る

 平安末期は、趣味としての男色が宮中にまで広がった時期でもあった。この時代、男色は出世の道具でもあり、その痴情のもつれは騒乱の元でもあった。崇徳上皇と後白河天皇の対立は、互いの陣営の男色関係からとも言われている。京からやってきたこの受領にも男色の心得があり、美童と名高かった幸若の姿を見に寺院を訪れたこともあった。
「いつかそなたをこの腕に抱けたら、と夢見ていた」
 そんな受領の言葉に、幸若は逆らわなかった。そうして生きてきたし、これからも生きていくのだろう。
「……ひとつお願いがあります」
 ただし、その対価はしっかりと受け取るつもりだ。
「いいだろう。言ってみろ」
 受領は鷹揚に笑った。

 鬼がまた出た。という一報が入ったのは、幸若がそのようにして受領の元に身を寄せてからしばらく経ってからだった。
 急ぎ兵を出すという受領に、恐れながら、と幸若が進み出た。
「どうした」
「あの鬼どもに普通の武器で太刀打ちするのは難しゅうございます。いくつか試作した武器がありますので、使ってみていただければ、と」
「なるほど、ここのところうちの技師どもと何やらこそこそとしておった奴か」
 受領お抱えの技師と交流して知識を学ぶこと、それが幸若が望んだものだった。そんなものが対価とは、と後朝に聞いた受領は苦笑したものだった。
「こそこそなどはしておりませんが……いくつかは、御家人衆にも試しに使っていただいております」
「ふむ、良かろう。……お前も来るか? 効果が見たいのだろう?」
「お許しいただけるのであれば」
 こうして、幸若は護衛の武士とともに後ろからついて行くことになった。

 新作の武器の効果は上々で、村を襲っていた土蜘蛛たちは見る見る数を減らしていった。
「なかなか面白いな」
 特にあの火矢などは、と、指さす先で、改良して油を吸いやすくした布を巻きつけた矢に火をつけた武士が今にも射んとしていた。
「まだ改良の余地はあるようです。持ち帰って皆と相談してみます」
 特に喜ぶでもなく真面目な顔をして答える幸若の姿に、受領は大きく笑った。
「ただの稚児かと思っていたが、なんの、なかなかやるものだな」
「……恐れ入ります」

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M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計20以上を通過させること。

美貌で戦う(このパートのみ。合計10出せばOK)
・生活 恋愛

【成功要素提出】

C10_02:寺に買われた稚児より、恋愛6
N11_01:恋故に墜ちた鬼より、恋愛9、生活2
計:17

【RP】運命:新しい出会い

 もう少しで土蜘蛛も全滅、というところでそれは現れた。

「幸若……!」
 聞き覚えのない声が、幸若の名を呼んだ。訝しく声の方向へ目をやれば、半ば破壊された家の屋根の上に、腕を組んだ美丈夫が立っていた。否、白く長い髪の両脇から伸びる角と、爛々と炎のように輝く金の瞳は人の物ではあり得ない。
「鬼に知り合いがいるのか?」
 皮肉に聞く受領に、幸若は首を振った。
「いえ、とんと身に覚えがございません」
 それほど大きな声で答えたわけではなかったが、鬼には聞こえたようだった。組んでた腕を解いて、大きく開き、はははと哄笑を上げる。
「知らぬか、いや、知らぬよなあ……かつての俺はあんたに一顧だにされなかった。焦がれて、焦がれて……遂にこんな姿よ……あな恨めしや……されど、俺はかつての俺ではない。あんたのために全てを捨ててこの姿を手に入れた。あんたが、あんたさえ手に入るなら……!」
「幸若を守れ!」
「はっ!」
 鬼の言葉に目を細めた受領が発した命は、だが遅かった。
 とん、と、鬼が屋根を蹴ったかと思うと、守りに入ろうとしていた武士の首が飛んだ。血飛沫に目が眩んだ一瞬後、幸若の目の前に、美しくも恐ろしい鬼の顔があった。爛々と輝く黄金の瞳に射すくめられたように体が固まって動けない。
「来い、幸若」
 言葉と共に腕に抱え込まれ、そのまま鬼の跳躍と共に空へ舞った。
「射よ! 落とせ!!!」
 受領の言葉に矢ぶすまが鬼の背に襲い掛かる。いくつかは刺さったようだが、鬼は痛痒を感じていないようだった。
「追え! 逃すな!!!」
 人ではあり得ないような速度で走る鬼を、馬に乗った武士たちが追う。
「ちっしつこい奴らだ」
 遂に崖っぷちに追い詰められた鬼は、だが、舌打ちをしながらも笑っていた。
「幸若を返してもらおう」
 怒気険しく、じりと迫る受領をせせら笑う。
「嫌だね」
 瞬間、幸若を抱えたままの鬼が、とん、と土を蹴って後ろへ飛んだ。そのまま崖の下へ姿を消す。
「……!!!」
 慌てて淵へ駆け寄り下をのぞき込んだ受領たちに、鬼と幸若の姿を見つけることはできなかった。

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第1幕終了
ここで成長作業が行える。

#特になし

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第2幕(第2連続ゲーム)

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M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
難易 以下のうち 2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 恋愛 生命 治療 整備

【成功要素提出】

N10_01:相模(中立)より、恋愛8、生活2
C10_01:寺に買われた稚児より、恋愛6
N11_01:恋故に墜ちた鬼より、恋愛9、生活2
計:27

【RP】運命:愛欲に目がくらむ。大事なものをなくす

 幸若が目を覚ますと、鬼が覗き込んでいた。間近で見るとその美しさが人離れしていることがわかる。ちらちらと周囲の様子を窺う限りでは、どこかの山小屋のようであった。火が焚いてあるのか、パチパチという音と共に揺れる光が板壁を照らしていた。
「目が、覚めたか。痛いところはないか?」
 鬼がさらった相手のことを心配するとは面妖な、と訝しがりつつも黙っていると、鬼は困ったように頭を掻いた。そうしていると妙に人間臭い。
「……お前は、元は人間だったのか?」
 幸若がわずかに興味を覚えて問いかけると、鬼の表情が曇った。
「ああ、そうだ。あんたは俺のことを知らないだろうが、俺はお前のことを良く知ってる。昔、――寺にいたんだ」
 幸若が稚児として暮らしていた寺の名を挙げる。今はもうない。そこで、雑役をしていたと鬼はいった。寺には多くの僧侶だけではなく、多くのそうした雑役がいたが、そんな下働きの者まで幸若が覚えているわけもなかった。だが、幸若はその美貌で寺中の者に知られていた。懸想する者も多かった。この者もそうした者の一人だったのだろう。恋に狂った者に面倒をかけられること自体も、幸若にとっては珍しいことでもなかった。迷惑な話ではあったが。
「お前が手引きして襲ったのか?」
 寺は鬼に襲われた。目の前の鬼が昔あの寺にいたのなら、仲間を手引きして襲わせたのかも知れなかった。
「……結果としてそうなっちまった、のかな」
 鬼は、だが、居心地悪そうにそう言っただけだった。
「俺は、ただ、美しさと力が欲しかっただけなんだ。その、あんたを手に入れるための……」
 鬼がしどろもどろに続けた言葉に、幸若の眉間に皺が寄る。
「私を攫った時もそう言ってたな。私が欲しかったと」
 幸若の言葉に、鬼はぶんぶんと頷いた。
「どうしても、あんたが欲しくて、山神さまのところへ百度詣りに行ったんだ……そん時に女にあった」
 その女はひどく美しかったが、目が虫のようだった。と鬼は語った。話をしているうちに腰から蜘蛛の足が生えて広がり、その女が異形だということに気が付いた時にはすでに遅く、逃げられないように糸に巻かれていたという。
 まだ雑役だった鬼は、食い殺されると覚悟したらしい。
 だが、どういう気まぐれかわからぬが、蜘蛛女は怯える雑役を殺すでもなく、願いは何だと聞いた。
 その問いに、雑役は幸若の名を挙げたのだ。幸若が欲しいと。手に入れるための力が欲しいと。
「で、見目麗しく力強い鬼の体を手に入れた、と」
 幸若が平坦な声で確認するように呟くと、鬼は照れたように頭を掻いた。
「あんたが、目の前にいるなんて、夢みたいだ」
「私にとっては悪夢みたいな話だが」
 冷ややかに答える幸若を、鬼が切なそうに見つめる。そのまま顔が近づき、唇が触れた。
「……嫌か?」
 ひとしきり貪った後で、戦慄く声で訊く。鬼の姿をしげしげと見た幸若の口元が諦めの形に歪んだ。
「嫌だと言っても、止まらぬのだろう?」
 鬼は無言で、幸若を押し倒した。

 しばしの間、ままごとのような生活が続いた。豊かというわけではなかったが、身の回りの世話は鬼がすべてやってくれたし、季節は穏やかで、山の中にいると、これまでの出来事の方が夢のようだった。ただ、鬼が留守の間は逃げぬように足を戒められていたし、することのない山暮らしは退屈ではあった。そんな時には逃げることを考えなくもなかったが、夜な夜な肌を重ね続けていれば、鬼の情にほだされそうになるのも事実だった。
「このまま、ここでずっとあんたと暮らしたい」
 情交の後、逞しい腕に抱かれたまま切々と訴えられると、どうにも複雑な気分になるのだった。

 だが、そんな時間も長くは続かなかった。
「逃げるぞ」
 朝出たばかりの鬼が何やら慌てて戻ってきたと思えば、幸若の足の戒めを解く間も惜しげに、肩に担ぎ上げた。そのまま小屋を飛び出したところに誰何の声がかかる。
「ドコヘ行ク――ナゼ戻ッテ来ナイ」
 幸若が鬼の肩の上でジタバタともがいて首を持ち上げると、小屋の周囲を異形の者たちが取り囲んでいるのが見えた。
「お、俺は、人殺しはもう嫌なんだ。俺はただ、こいつが欲しかっただけで……俺はこいつと二人きりで静かに暮らせればそれでいいんだ……!」
 鬼がいやいやをするように首を振るのへ、ずいと一際巨大な異形が身を乗り出すように近づいてきた。下半身が巨大な蜘蛛で、その頭のあたりから女の上半身が生えている。死んだように薄白い女の裸が、ゆらゆらと不安定に揺れていた。振り乱したような長い黒髪がうねうねとその体に纏わりついている。
「力ニハ代償ガ必要ダ。オ前ハ力ヲ受ケ取ッタ。ソノ代償ヲ支払ワネバナラナイ。全テノヒトノ命ヲ捧ゲヨ。ソノ男モダ」
 やはりゆらゆらと揺れていた女の指が、ひたり、と幸若を指し示す。
「こいつは、こいつだけはダメだ!!!」
「拒否スルコトハデキヌ」
 蜘蛛女の平坦な宣言に、鬼がうわああと叫んで走り出した。わらわらと群がってくる異形たちを撥ね飛ばしながら走る。幸若には必死にしがみついていることしかできなかった。
 しばし走ったところで、鬼が呻いて、幸若を地面に降ろした。
「あんただけでも逃げろ」
「お前は……」
「早く……っ!」
 そのまま来た方向へ戻っていく。小さくなっていく姿が異形の群れに飲み込まれるのを見た瞬間、幸若はそれに背を向けて走り出していた。
 無我夢中でどこをどう走ったのかも覚えていなかったが、日が落ちる前には人里へとたどり着いたのだった。

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M*7 再び鬼と戦う
難易 以下のうち パート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。

知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 速度

【成功要素提出】

C11_01:漢詩漢文読み書きより、分野知識B科学4*、分野知識D自然2*、器用1
C11_02:渡来文化への造詣より、分野知識B科学5*、分野知識D自然5*、運動1
C12_01:錬金調合より、運動1、器用1、分野知識B科学5*、分野知識D自然5*
計:56(2倍評価含む)

【RP】運命:生きるために仕事する

 幸若が戻ってきて、受領とその屋敷の者たちは喜んだ。特に技師たちは幸若の知識と技を高く評価していたので、なにかれとなく気遣ってくれた。戻ってきて以来塞いだようにしている幸若が心配だったのだ。そんな噂は受領にまで伝わって、とうとうある日、作業場まで受領がやってきた。
「あの鬼のことが気になるのか」
 黙々と何かのかけらを乳鉢で磨り潰していた幸若は、受領の声に驚いて顔を上げた。
「いえ、そういうわけでは……」
 そんなことがあるわけはない。首を振る幸若に受領は寂しそうな微笑みを浮かべた。戻ってきてから誘いの文を寄越しても、幸若はやんわりとした断りの文を返してくるばかりだった。技師たちの話では、時折ぼんやりと遠くの山を見ていることもあるという。
「人の心とはままならぬものよ」
 受領がぽつりとつぶやくのを、幸若は訝し気に見るだけだった。
「鬼と言えば、討伐隊を出すとか……」
 しばらく迷った末に、幸若が切り出す。それを受領は憐れんだように見た。
「ここのところ、里を荒らしまわっているのでな。放っておくわけにもいかぬ。……その鬼たちの中に、お前を攫ったあの鬼らしき姿もあったと聞いている」
 幸若の手元がこわばり、すりこぎがぽとりと落ちた。慌てて拾い上げて乳鉢に戻す。
「そう……ですか……」
 受領の目が細まった。
「ついてこなくて良いのだぞ」
「いえ、皆と調整した武具の性能も確認しければなりませんし……いくつか試してみたいこともございますゆえ」
 受領はやれやれと首を振った。
「そなたも難儀な性分よの」

 屋敷の技師たちと工夫した武具の性能はまずまずの効果だった。今回は植物から採取した油の成分比を工夫したものを皮袋に詰め、それを土蜘蛛らに被せて火を放つという工夫もしてみた。
「存外、あれらは火に弱いようだの」
「どうも周りに高い熱があると混乱するらしく」
 火が回った寺院から逃げ出した時に、熱で動きが乱れる様子を観察していたのだった。
「そうか……」
 返事の途中で、受領が目を細めた。
「あそこにあの鬼がいるぞ」
 指し示す方へ思わず目をやれば、そこには確かに見覚えのある美丈夫の姿があった。
 凍り付いたように凝視していると、鬼が振り向いた。
 喉がからからに乾く。
「……あ……」
 だが、幸若を見たはずの鬼の目は何の感情もないように虚ろで、幸若の体からも力が抜けた。
「大丈夫か?」
 受領に支えられて、何とか踏みとどまる。
「すみません。大丈夫です……」
 劣勢と見た鬼たちは撤退に入っており、あの鬼の姿もそれらに紛れて消えていった。

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M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
難易 以下のうち M4*と違うパート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。

美貌で戦う(このパートのみ。合計20出せばOK)
・恋愛

【成功要素提出】

N10_01:相模(中立)より、恋愛8
N11_01:恋故に墜ちた鬼(中立)より、恋愛9
C10_02:寺に買われた稚児より、恋愛6
計:23

【RP】運命:別れを経験する

 鬼たちとの戦いは数度に渡った。
 そうして戦いを繰り返しているうちに、かつて寺院があったあたりに蜘蛛女が巣を作っており、異形どもはそこから生まれていることがわかった。あの鬼も蜘蛛女の傍で彼女を守っているということだった。
 受領たちの努力で異形どもの数もだいぶ減ったある日、元凶であろうその巣へ総攻撃をかけるということになった。
「止めても来るのだろうな」
「お世話になっている身ですから」
「……殺さぬように戦うことはできぬぞ」
 受領が確かめるように、幸若の目を覗き込んでくる。
 あれから何度かあの鬼と目を合わすこともあったが、その目に幸若への情を見ることはなかった。おそらく、そうした感情はあの蜘蛛女に奪われてしまったのだろう。人を殺すだけの鬼に墜ちてしまったならば、殺してやるのが慈悲と言うものだ。
「はい」
 幸若は自分に言い聞かせるように、答えた。

 決戦は、乱戦だった。
 人の方が数は勝っていたが、蜘蛛女を守ろうとする異形どもも必死だった。
 戦線は乱れ、幸若はいつしか護衛とも離れてしまった。
 そこへあの鬼が現れたのは、運命だったのかもしれない。
 短刀を構えた幸若を、鬼が、やはり何の感情も見られない目で見下ろしていた。無感動に太刀を振り上げて、幸若の上に落そうとする。
「――」
 だが、幸若が掠れた声で呼んだ名に、その腕が止まった。名には力がある。それは真名でこそなかったが、その鬼が人であった頃使っていた名であった。
「……なんで、その名を」
 光の戻った目を見開いて、鬼が立ち尽くしていた。
 ふう、と力が抜けた幸若が、へたり込んだ。張りつめていたものが切れて、ガタガタと震えが来る。それは賭けだったのだ。
「何とか、思い出した。お前、一度、拙い字で書いた歌をくれただろう。私は一度見た書は忘れないんだ」
 あの印象にだけは残っていた、石を包んで投げ込まれたみみずののたくったような字の文とも呼べないような代物……。もちろん確証はなかった。だが、あのどうしようもない不器用さがこの鬼に似てるように思えたのだった。
「……坊主たちに頼み込んで教えてもらったんだ。見てくれてたのか」
 ひどく懐かしげに鬼が呟いた。
「まあ、すぐに捨ててしまったがな」
 嬉しそうにしていた鬼が、がっかりしたように肩を落とした。
「あんたはそういう男だよな」
 そのまま、鬼が膝をつくようにして項垂れ、目を閉じる。よく見れば、全身に細かい傷を負っていた。このままでは、この鬼は討たれて死んでしまうだろう。
「……このから逃げてしまえば、何とかなるんじゃないか?」
 しばらく迷ってから、幸若は切り出した。その提案に驚いたように顔を上げた鬼が、寂しげに笑う。口づけができそうなほどに顔が近かった。
「あんたが一緒に逃げてくれるならそれもいいかもな」
 冗談めかして言うその目には、だが、捨てきれない切望の色があった。幸若の手を取り、じっと見つめてくる金の瞳に胸が苦しくなる。
「私は……」
 すべてを言うことはできなかった。
「幸若どの!!!」
 悲鳴のような叫びと共に、数十の矢が鬼の背に突き立つ。同時に、走る武士たちの荒々しい金属質な足音が近づいて来ていた。
「はは……まあ、こういう終わりだよな……しょうがねぇ」
 がふっと噎せた鬼の口から滴る血が、幸若の顔にかかる。
「なあ、せめて、あんたが止めを刺してくんねぇか」
 幸若が答える間もなく、握りしめたままだった短刀を、その手を包むようにして自分の胸元に押し当てる。
 幸若が押したのか、それとも鬼が自ら倒れかかってきたのか。
 手に伝わってくる、肉にめり込む刃物の感触と、溢れてきて濡らす血の熱さだけは間違えようもなかった。

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M*9 物語は終わる。
難易 なし

【RP】運命:別れを経験する

 蜘蛛女の巣が退治されて数日後、幸若は受領と面会していた。
「行くのか」
「はい、以前より京へは昇ってみたいと思っておりましたゆえ」
 京にはまだ見たことのない文献が多数ある。紹介状を書いて欲しいという幸若の願いを、受領は快く叶えてくれた。
「技師たちが寂しがるな」
 様々な工夫で武器を改良してくれた才能は惜しかった。が、相模の国で収まる器でないことも、受領にはわかっていた。
「文を書きましょう」
「俺にも寄越せ」
「はい」
 ふっと幸若が微笑むと、受領が目を見開いた。蜘蛛女の巣から戻って以来、幸若が笑ったのはこれが初めてだった。
 もの問いたげな様子の受領に一礼をして、幸若は居室を辞した。すぐに旅立ちの準備を始めるつもりだった。

 季節は春から初夏へ移りつつあり、外に出た幸若の目に日差しは眩しいほどだった。眦に涙が滲むのも日差しのせいだろう。光の輝きがどこかで見た金の輝きを思い出させるせいでは決してない。
「本当に、最初から最後まで自分勝手な奴だった……」
 口から零れたその呟きは、誰にも聞かれることはなかった。


[No.7626] [固定リンク][非] 判定【2回目・BL版】幸若 投稿者:高原(SD)  投稿日:2015/05/09(Sat) 22:24:58

力作ですね。成功しました。
声援70、証券7枚になります。


[No.7635] [固定リンク][非] 相撲丸(全部) 投稿者:はる  投稿日:2015/05/10(Sun) 06:14:16

○構造体:舎人(回避 運動 速度 器用 偵察)2倍 (装甲 耐久)収得不可
・名前 :<相撲丸10>(回避9、命中1)
・歴史1:<相撲人生10>(運動1、速度6、社会地位1、分野知識Aオカルト1、分野別知識D自然1)
・歴史2:
・歴史3:
・特技1:<八艘飛び11>(回避9、命中2)→親<相撲丸10><相撲人生10>+命中
・特技2:

○中立成功要素
・地域名:<相模の山奥の森10>(生活6、装甲4)
・歴史:<相撲を奉納10>(打撃5、ダメージコントロール5)
・地形:<相撲神木11>(ダメージコントロール5、生活6)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>
・歴史2:<土俵11>(ダメージコントロール10、生命1)→<相撲を奉納><相撲神木>+生命
・天候:
・技術(年代):<相撲技11>(打撃5、装甲4、生活1、耐久1)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>+耐久
・モブ/小道具:<森の動植物11>(生活10、生命1)→<相模の山奥の森><相撲神木>+生命



M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く
・命中 運動 (火 土 水 風 死 生命)(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)
運命:新しい出会い
宣言:
<相撲丸10>(回避9、命中1)
<相撲人生10>(運動1、速度6、社会地位1、分野知識Aオカルト1、分野別知識D自然1)
<森の動植物11>(生活10、生命1)→<相模の山奥の森><相撲神木>+生命
を提出します。
命中1、運動1、生命1、生活10でクリア

RP:
平安の相模の山奥の森は大岩もあれば木々も太く、天然の砦と言えぬことも無い。装甲も5ぐらいはありそうだ。
山奥の更に奥には、それはたいそう大きな神木がある。
その幹には大人十数人が手を繋いだ長さの綱が締められており、森の湿気にあてられ苔が生している。

さて、その神木の根元には土俵が有り小僧が熊と相撲を取っている。
名を相撲丸と言う。舎人の生まれだが、その名ゆえかなんなのか常にまわしを締めている。

いやまあ、本当は「相撲」丸ではなくて「相模」丸なのだが、実際に親も役場にはその名で届けを出したはずだった。
ところがその字があまりにも汚かったため、役人が相撲丸と間違って記録したのである。
親はそれでもさがみ丸と呼び続けたものだが、村人たちは彼をすもう丸としか呼ばなかった。

相撲丸は、相撲の申し子であった。
小僧にして身の丈は大の大人の更に半分高く、力は十人と綱引きをしようがびくともしない。
そして――その名に言霊でも宿ったというのか、相撲が三度の飯より大好きで、毎日相撲に明け暮れた。
十歳を迎える前に彼は相撲で村の頂点に上り詰めていた。

――その強さは神の如し、相撲丸なら鬼をも投げ飛ばすだろう。

そう噂されるのもあっという間のことであり、
そして村の衆には誰も彼の相手を出来るものがいなくなると知ると、山へ入るようになる。
人を制覇したならば次は動物である。新しい出会いを求めて山へ入れば、そこでは相撲を取る猿や熊たちがいたのだった。



M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
2つ以上で7以上を通過させること。
・打撃 命中 貫通 長射程 回避 耐久
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備

運命:友情を温める
宣言:
<相撲丸10>(回避9、命中1)
<森の動植物11>(生活10、生命1)→<相模の山奥の森><相撲神木>+生命
を提出。回避9*2、生活10でクリア

RP:
そんなわけで、熊と相撲を取る相撲丸。
土俵の周りでは、猿や鹿たちが双方を応援している。

熊の腕をかいくぐり背後に回る相撲丸。
身の丈は相撲丸の二倍はあるだろうか、その腰を抱きしめ上手投げ一閃、
だが、手に力が思ったように入らず、俵のところで踏ん張られてしまう。

「はっはっはどうして相撲丸。この程度ではこの熊五郎は倒せはせんぞ」

――熊は強いが、まわしが無いのが残念じゃ。

仕切り直せば、熊は猛烈な勢いで突進してきた。
さながら猪のそれ、いかに相撲丸といえどまともに食らえばあばらの一本は持って行かれるに違いない。
しかし相撲丸は前に出た。
焦らずに熊の左腕を上から右手で押さえ込み、円の動きで突進を受け流し、
そして、左手を腰に差し入れ、まわしの替わりに毛皮を引っ掴み今度こそ上手投げを決めた。

「なんとぉおお!」

突進の勢いをも利用されて放たれた投げに、左腕を極められたままの熊は為す術もなく。
熊は、土俵の外に聳えるご神木に頭から突っ込み、落雷のような音を響かせた。

これには土俵の外で正座して見ていた猿や鹿も大興奮。

「見事なり相撲丸、まさに鬼神の如き強さなり」賞賛する猿の翁。「熊は死んだので鍋にしよう」
さっきまで応援してたわりにシビアだった。

――にしても、鬼神か。

その台詞は村でも聞いたなあと思い出す。
相撲の神は遙か遠くの旧都にいるらしいので、流石に会うことはないだろう。
なら、鬼はどうか。

あれこれ夢想するが、熊鍋の準備が始まったのでそれを手伝うことにした。
今日は宴会だ。みんなで熊鍋をつつき友情を確かめ合ったのだった。



M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然

運命:別れを経験する
宣言
<相撲人生10>(運動1、速度6、社会地位1、分野知識Aオカルト1、分野別知識D自然1)
<土俵11>(ダメージコントロール10、生命1)→<相撲を奉納><相撲神木>+生命
<相撲神木11>(ダメージコントロール5、生活6)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>
を提出。速度6*2、ダメージコントロール15でクリア

RP:
宴もたけなわとなり、熊鍋を食べ終えた相撲丸は一晩盛りで寝てから家に帰ることにした。
しかし同じ日の夜、村では隕石が襲来していた。
隕石は故郷の家屋を吹き飛ばし、吹き飛んだ家屋からは――いかなる妖術であろうか、鬼が出現した。
鬼が村々を蹂躙するのに一夜も要さず、その蹂躙の手は森にも及び始めた。

森へ命からがら逃げてきた女子供が喰われる様を動物たちは見ていた。

「戦うぞ」猿の翁「相撲丸は起こすな」

鬼は動植物には目もくれていなかったのだろう。
だが、動物たちは、鬼を敵と認めた。
あやつらは今ここで寝ている相撲丸を害する存在だ。
ただ相撲に明け暮れるだけの馬鹿な友人を殺す存在だ。
森の動物たるもの相撲仲間は守らねばならない。

猿が眠る相撲丸を土俵に運んだ。

「土俵の中ならば大丈夫だ」猿の翁が神妙に「土俵は結界。相撲神木の加護ぞあらん」

頷く動物たち。
鹿や熊Bがのっそり起き上がり、鳶が飛び上がる。

朝、相撲丸が目覚めると、そこには――



M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
4つ以上で合計30以上を通過させること。
知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 回避 速度

運命:別れを経験する
宣言
<相撲丸10>(回避9、命中1)
<相撲人生10>(運動1、速度6、社会地位1、分野知識Aオカルト1、分野別知識D自然1)
<八艘飛び11>(回避9、命中2)→親<相撲丸10><相撲人生10>+命中
を提出。回避18*2、運動1、速度6*2、分野別知識D自然1で合計49。クリア

RP:
目の前には蜘蛛がいた。頭の部分が人、いや鬼になっている。
そして動物、いや、友たちの死骸がそこここに打ち棄てられていた。

状況を理解して――いや半分も理解出来てはいない。
だがこの蜘蛛が動物たちを殺したのは十分に判った。

――我が名は相撲丸、友の敵、殺してくれる!

土俵を出て蜘蛛に飛びかかる。
相撲を忘れるほどに、頭には怒りが支配していた、自分に相撲以外にこれほどの激情があったのかと驚きながらも、止まらなかった。
相撲丸は周囲の樹木を飛び跳ね、高さを稼ぎながら、蜘蛛を殴り続けた。
蜘蛛も土俵を出た相撲丸に、好気とばかりに糸を吐き爪を薙ぎ、攻撃を加え始める。
一見すれば膠着状態。だが、相撲丸は焦った。打撃はいささかの痛痒も与えてはいなかったのだ。

その時、声が聞こえた。

「怒りに支配されてはならぬ、相撲を取るのだ」

はっとなる。
いかに相撲丸とはいえ、化け蜘蛛とは相撲をしたことはない。
だが、相撲丸とて森と村落で暮らすもの。蜘蛛の知識はある。
もし身の丈ほどの蜘蛛が現れた場合、いかにして勝ちを取るか...それを夢想しなかった日が、ないわけではない。

八艘飛びをやめて四股を踏み構えた。

すぐさま突進してくる蜘蛛。
相撲丸は蜘蛛の脚の稼働限界を見極め、脚を取り、抱き、潰し、叫び声を上げて投げ飛ばした。
神木に頭から突っ込む蜘蛛。落雷のような轟音が響く。
熊はこれで死んだのだが、そこは蜘蛛。ひっくり返って立てなくはあるが、まだピンピンしている。
頭を痛打したぐらいでは、さしたる痛手ではないということか。

――さて、どうしたものか。

悩んでいると、なんと神木がめきめきと音を立てて蜘蛛に倒れ込んだ。
潰されて動かない蜘蛛に、あっけにとられる相撲丸だが、やがて一礼をして感謝の意を示した。



M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
4つ以上で合計20以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 命中 短射程
・装甲 回避

運命:新しい出会い
宣言
<相撲丸10>(回避9、命中1)
<相撲技11>(打撃5、装甲4、生活1、耐久1)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>+耐久
を提出。回避9*2、命中1、打撃5、装甲4で合計28。クリア


RP:
すべての動物を弔った相撲丸は、村の見える崖にまで来ていた。
そこから見える光景に絶句する。
急いで崖を駆け下りようとしたそのときだった。

美しい鬼が現れた。
熊を倍に膨らせたかのような、肉付きがよく丸い、見事なあんこ型。
相撲を取るために生まれてきたかの様な理想の姿だ。

体中に得体の知れぬ震えが起こる。
この瞬間、相撲丸は、なにもかもすべてを忘れていた。
ただ、こいつと相撲をしてみたいと思っていた。

が、それがいけなかった。
鬼は蜘蛛の仲間だったのだろう。
復讐に燃え、怒り狂っていた。
そしてこちらを見つけるやいなや襲いかかってきていたのだ。

――いかん。

迫る拳を、とっさに張り手で受け流し、辛うじて回避に成功する。
が、そこから一気に押し出されてしまった。
双方ともに崖を落ちる。

暗転。


/*/

第2幕(第2連続ゲーム)
M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 恋愛 生命 治療 整備

運命:友情を温める
宣言:
<相模の山奥の森10>(生活6、装甲4)
<相撲神木11>(ダメージコントロール5、生活6)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>
<森の動植物11>(生活10、生命1)→<相模の山奥の森><相撲神木>+生命
を提出。生活22、生命1で合計23クリア。

RP:
谷底に落ちたようだった。
相撲丸は持ち前の身のこなしで無傷だった。
鬼も戦うほど回復していないようだが、まだ生きている。
相撲に明け暮れ人生の大半――と言っても七年そこらだが、を山で過ごしてきた自分だけなら、まあ問題なく人里に戻れよう。
だが、それに何の意味があるのだろうか。
最後に見た光景が瞼に映る。

それよりも俺はこいつと相撲がしたい。
その思いが自然とわき上がったとき、またあの声が聞こえた。

「鬼とともに脱出するのです。相撲がその手助けになるでしょう」

是非もなかった。
相撲丸は、無くなった友達には悪いとは思いつつも、谷底にとどまり鬼の世話をした。
山を下りる前に腰に巻き付けた、果物や鹿の肉などを分け与え、傷の手当てもした。
鬼は初め怒り狂いながらも、相撲丸の看病を受け入れざるを得なかった。
否、おとなしくなったわけではない。
だが、あらがおうにも適わぬのだ。
相撲丸は怪力ではあるが、鬼と比べれば弱い。怪我もある。
だが、それ以上に技術によって押さえ込まれ、倒されるのだ。

そして鬼は相撲を知った。相撲丸も鬼に相撲の神髄を伝えた。
三週間後。
彼らは互いにがっぷり四つになり、交互に上手投げを繰り返すことで谷底を三角とびの要領で登り、見事脱出に成功した。



M*7 再び鬼と戦う
パート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール
運命:仇討ちをする
宣言:
<相撲丸10>(回避9、命中1)
<八艘飛び11>(回避9、命中2)→親<相撲丸10><相撲人生10>+命中
<相撲技11>(打撃5、装甲4、生活1、耐久1)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>+耐久
を提出。回避18*2、打撃5、装甲4、耐久1。合計46でクリア。

RP:
崖を登り切るとそこに蜘蛛の鬼がいた。
神木を這い出てきたのか、しめ縄が蜘蛛をぐるりと巻かれていた。
這い出るときに絡まったのだろうか。
まあ経緯はどうでもよい。
相撲丸はそれを見てこう思った。

――ほう、まわしをつけたか。

ならば相撲の技で挑もう。仇討ちだ。
美しき鬼を相手に稽古を続けた相撲丸には、蜘蛛はとても弱そうに見えた。
自らあたりに行く。
蜘蛛の、吐く糸を跳んで躱し、脚を張り手で全て払いのけ、縄――いや、まわしを取った。
そして上手投げを決めた。

相撲の技をかけられては蜘蛛もひとたまりも無い。
ひっくり返った状態で糸を吐き...やがて土へと還った。



M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
4つ以上で合計40以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 命中
・装甲 回避
運命:別れを経験する
宣言:
<相撲丸10>(回避9、命中1)
<八艘飛び11>(回避9、命中2)→親<相撲丸10><相撲人生10>+命中
<相撲技11>(打撃5、装甲4、生活1、耐久1)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>+耐久
を提出。回避18*2、打撃5、装甲4、命中3。合計48でクリア。

RP:
まわし――否、しめ縄を締めた蜘蛛が土に還ると、そこには土で盛られた場が出来ていた。
場には、しめ縄が円形に埋められており、

――見ろ、土俵があるぞ。

そう、土俵が出来ていた。
相撲丸と美しき鬼は互いに頷き合う。
相撲丸は、土を四股で固めだした。
美しき鬼は蜘蛛の糸をまわしにして腰に巻いた。

土俵入りする二人の力士。
結びの一番である。
森の動物たちが気配を察知してやってきた。
ご神木が立ち上がった。

――はっきよい

美しき鬼が張り手で牽制。相撲丸が跳んでそれを躱す。
がっぷり四つ。互いの力は均衡している。
ならばあとは相撲の技。
ほとばしる汗、呻き声を上げたのは相撲丸か鬼か。
そして、気が満ちた。
鬼が声を絞り出し、上手投げに攻める。
相撲丸も上手投げでそれに応じた。
互いに必殺の状況。
勝負を決めたのは、経験の差か、それとも負傷の不利であったか。
だが、倒れた鬼にそれを恨みに思う素振りもなく、その表情は晴れ晴れとしていた。
相撲丸は土へと還りつつある美しき鬼から、感謝の声を聞いた気がした。

――ああ、またいつかどこかで、相撲を取ろうぞ

猿の行司が下した判定は、他の動物たちの完成に埋もれ聞こえない。



9 物語は終わる。
難易 なし
運命:別れを経験する

鬼の墓を立て、生き残っていた森の動物たちに別離を告げた。
山を下りて、鬼を殲滅する。
もはや鬼すら敵ではなかった。

――ならばあとは神か。

旧都にいるらしき相撲の神を訪ねるのも一興か。
村人を弔う相撲丸は新たな出会いの予感を感じ、一人嗤った。


[No.7651] [固定リンク][非] 判定:相撲丸(全部) 投稿者:高原(SD)  投稿日:2015/05/10(Sun) 15:21:01

M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ少年少女時代を描く 難易 命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)
ですので、M*1に必要な難易のうち、以右の4つ(生活 料理 恋愛 器用 偵察 社会地位)
が2つ足りません。
(生活と社会地位は提出要素内で確認)
よって、ゲーム不成立となります。

現在PC作成時の証券が3枚残っているため、そちらを使用して前提変換も可能です。
http://cwtg.jp/bbs3/nisetre.cgi?no=7532 の判定に関して の項目。及びhttp://cwtg.jp/bbs3/nisetre.cgi?no=7536 のQ&A参照)
どうされるか返信にてお願いします。


[No.7654] [固定リンク][非] Re: 判定:相撲丸(全部) 投稿者:はる  投稿日:2015/05/10(Sun) 15:54:08

失礼しました。
それではM1の宣言に社会地位を追加したうえで、証券三枚を消費し、
前提変換:相撲に明け暮れた為、家事や細工も出来ねば色恋とは無縁だったが、親には相撲が強けりゃそれでいいと育てられた。

を提出します。
よろしくお願いします。


[No.7657] [固定リンク][非] Re2: 判定:相撲丸(全部) 投稿者:高原(SD)  投稿日:2015/05/10(Sun) 16:14:53

前提変換
M*1 鬼との戦いの予感を感じさせつつ相撲に明け暮れた少年少女時代を描く 
難易  命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 生活 社会地位


[No.7665] [固定リンク][非] 再提出 投稿者:はる  投稿日:2015/05/10(Sun) 17:59:58

○構造体:舎人(回避 運動 速度 器用 偵察)2倍 (装甲 耐久)収得不可
・名前 :<相撲丸10>(回避9、命中1)
・歴史1:<相撲人生10>(運動1、速度6、社会地位1、分野知識Aオカルト1、分野別知識D自然1)
・歴史2:
・歴史3:
・特技1:<八艘飛び11>(回避9、命中2)→親<相撲丸10><相撲人生10>+命中
・特技2:

○中立成功要素
・地域名:<相模の山奥の森10>(生活6、装甲4)
・歴史:<相撲を奉納10>(打撃5、ダメージコントロール5)
・地形:<相撲神木11>(ダメージコントロール5、生活6)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>
・歴史2:<土俵11>(ダメージコントロール10、生命1)→<相撲を奉納><相撲神木>+生命
・天候:
・技術(年代):<相撲技11>(打撃5、装甲4、生活1、耐久1)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>+耐久
・モブ/小道具:<森の動植物11>(生活10、生命1)→<相模の山奥の森><相撲神木>+生命




M*1(前提変換後 )鬼との戦いの予感を感じさせつつ相撲に明け暮れた少年少女時代を描く
難易  命中 運動 以右の一つ(火 土 水 風 死 生命) 生活 社会地位

運命:新しい出会い
宣言:
<相撲丸10>(回避9、命中1)
<相撲人生10>(運動1、速度6、社会地位1、分野知識Aオカルト1、分野別知識D自然1)
<森の動植物11>(生活10、生命1)→<相模の山奥の森><相撲神木>+生命
を提出します。
命中1、運動1、生命1、生活10、社会地位1でクリア

RP:
平安の相模の山奥の森は大岩もあれば木々も太く、天然の砦と言えぬことも無い。装甲も5ぐらいはありそうだ。
山奥の更に奥には、それはたいそう大きな神木がある。
その幹には大人十数人が手を繋いだ長さの綱が締められており、森の湿気にあてられ苔が生している。

さて、その神木の根元には土俵が有り小僧が熊と相撲を取っている。
名を相撲丸と言う。舎人の生まれだが、その名ゆえかなんなのか常にまわしを締めている。

いやまあ、本当は「相撲」丸ではなくて「相模」丸なのだが、実際に親も役場にはその名で届けを出したはずだった。
ところがその字があまりにも汚かったため、役人が相撲丸と間違って記録したのである。
親はそれでもさがみ丸と呼び続けたものだが、村人たちは彼をすもう丸としか呼ばなかった。

相撲丸は、相撲の申し子であった。
小僧にして身の丈は大の大人の更に半分高く、力は十人と綱引きをしようがびくともしない。
そして――その名に言霊でも宿ったというのか、相撲が三度の飯より大好きで、毎日相撲に明け暮れた。
十歳を迎える前に彼は相撲で村の頂点に上り詰めていた。

――その強さは神の如し、相撲丸なら鬼をも投げ飛ばすだろう。

そう噂されるのもあっという間のことであり、
そして村の衆には誰も彼の相手を出来るものがいなくなると知ると、山へ入るようになる。
人を制覇したならば次は動物である。新しい出会いを求めて山へ入れば、そこでは相撲を取る猿や熊たちがいたのだった。



M*2 のちの活躍を予感させるような出来事を描く 
2つ以上で7以上を通過させること。
・打撃 命中 貫通 長射程 回避 耐久
・火 土 水 風 死 生命
・生活 料理 恋愛
・器用 偵察 社会地位
・分野知識Aオカルト 分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・治療 整備

運命:友情を温める
宣言:
<相撲丸10>(回避9、命中1)
<森の動植物11>(生活10、生命1)→<相模の山奥の森><相撲神木>+生命
を提出。回避9*2、生活10でクリア

RP:
そんなわけで、熊と相撲を取る相撲丸。
土俵の周りでは、猿や鹿たちが双方を応援している。

熊の腕をかいくぐり背後に回る相撲丸。
身の丈は相撲丸の二倍はあるだろうか、その腰を抱きしめ上手投げ一閃、
だが、手に力が思ったように入らず、俵のところで踏ん張られてしまう。

「はっはっはどうして相撲丸。この程度ではこの熊五郎は倒せはせんぞ」

――熊は強いが、まわしが無いのが残念じゃ。

仕切り直せば、熊は猛烈な勢いで突進してきた。
さながら猪のそれ、いかに相撲丸といえどまともに食らえばあばらの一本は持って行かれるに違いない。
しかし相撲丸は前に出た。
焦らずに熊の左腕を上から右手で押さえ込み、円の動きで突進を受け流し、
そして、左手を腰に差し入れ、まわしの替わりに毛皮を引っ掴み今度こそ上手投げを決めた。

「なんとぉおお!」

突進の勢いをも利用されて放たれた投げに、左腕を極められたままの熊は為す術もなく。
熊は、土俵の外に聳えるご神木に頭から突っ込み、落雷のような音を響かせた。

これには土俵の外で正座して見ていた猿や鹿も大興奮。

「見事なり相撲丸、まさに鬼神の如き強さなり」賞賛する猿の翁。「熊は死んだので鍋にしよう」
さっきまで応援してたわりにシビアだった。

――にしても、鬼神か。

その台詞は村でも聞いたなあと思い出す。
相撲の神は遙か遠くの旧都にいるらしいので、流石に会うことはないだろう。
なら、鬼はどうか。

あれこれ夢想するが、熊鍋の準備が始まったのでそれを手伝うことにした。
今日は宴会だ。みんなで熊鍋をつつき友情を確かめ合ったのだった。



M*3 天より降り来る鬼によって故郷全滅。命からがら脱出する様を描く
2つ以上で10以上を通過させること。
・耐久 ダメージコントロール 土 水 風 速度 社会地位 分野知識D自然

運命:別れを経験する
宣言
<相撲人生10>(運動1、速度6、社会地位1、分野知識Aオカルト1、分野別知識D自然1)
<土俵11>(ダメージコントロール10、生命1)→<相撲を奉納><相撲神木>+生命
<相撲神木11>(ダメージコントロール5、生活6)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>
を提出。速度6*2、ダメージコントロール15でクリア

RP:
宴もたけなわとなり、熊鍋を食べ終えた相撲丸は一晩盛りで寝てから家に帰ることにした。
しかし同じ日の夜、村では隕石が襲来していた。
隕石は故郷の家屋を吹き飛ばし、吹き飛んだ家屋からは――いかなる妖術であろうか、鬼が出現した。
鬼が村々を蹂躙するのに一夜も要さず、その蹂躙の手は森にも及び始めた。

森へ命からがら逃げてきた女子供が喰われる様を動物たちは見ていた。

「戦うぞ」猿の翁「相撲丸は起こすな」

鬼は動植物には目もくれていなかったのだろう。
だが、動物たちは、鬼を敵と認めた。
あやつらは今ここで寝ている相撲丸を害する存在だ。
ただ相撲に明け暮れるだけの馬鹿な友人を殺す存在だ。
森の動物たるもの相撲仲間は守らねばならない。

猿が眠る相撲丸を土俵に運んだ。

「土俵の中ならば大丈夫だ」猿の翁が神妙に「土俵は結界。相撲神木の加護ぞあらん」

頷く動物たち。
鹿や熊Bがのっそり起き上がり、鳶が飛び上がる。

朝、相撲丸が目覚めると、そこには――



M*4 復讐のために八脚型鬼(土蜘蛛)と戦う
4つ以上で合計30以上を通過させること。
知恵と知識で戦う
・分野知識B科学 分野知識C社会 分野知識D自然
・器用 運動 回避 速度

運命:別れを経験する
宣言
<相撲丸10>(回避9、命中1)
<相撲人生10>(運動1、速度6、社会地位1、分野知識Aオカルト1、分野別知識D自然1)
<八艘飛び11>(回避9、命中2)→親<相撲丸10><相撲人生10>+命中
を提出。回避18*2、運動1、速度6*2、分野別知識D自然1で合計49。クリア

RP:
目の前には蜘蛛がいた。頭の部分が人、いや鬼になっている。
そして動物、いや、友たちの死骸がそこここに打ち棄てられていた。

状況を理解して――いや半分も理解出来てはいない。
だがこの蜘蛛が動物たちを殺したのは十分に判った。

――我が名は相撲丸、友の敵、殺してくれる!

土俵を出て蜘蛛に飛びかかる。
相撲を忘れるほどに、頭には怒りが支配していた、自分に相撲以外にこれほどの激情があったのかと驚きながらも、止まらなかった。
相撲丸は周囲の樹木を飛び跳ね、高さを稼ぎながら、蜘蛛を殴り続けた。
蜘蛛も土俵を出た相撲丸に、好気とばかりに糸を吐き爪を薙ぎ、攻撃を加え始める。
一見すれば膠着状態。だが、相撲丸は焦った。打撃はいささかの痛痒も与えてはいなかったのだ。

その時、声が聞こえた。

「怒りに支配されてはならぬ、相撲を取るのだ」

はっとなる。
いかに相撲丸とはいえ、化け蜘蛛とは相撲をしたことはない。
だが、相撲丸とて森と村落で暮らすもの。蜘蛛の知識はある。
もし身の丈ほどの蜘蛛が現れた場合、いかにして勝ちを取るか...それを夢想しなかった日が、ないわけではない。

八艘飛びをやめて四股を踏み構えた。

すぐさま突進してくる蜘蛛。
相撲丸は蜘蛛の脚の稼働限界を見極め、脚を取り、抱き、潰し、叫び声を上げて投げ飛ばした。
神木に頭から突っ込む蜘蛛。落雷のような轟音が響く。
熊はこれで死んだのだが、そこは蜘蛛。ひっくり返って立てなくはあるが、まだピンピンしている。
頭を痛打したぐらいでは、さしたる痛手ではないということか。

――さて、どうしたものか。

悩んでいると、なんと神木がめきめきと音を立てて蜘蛛に倒れ込んだ。
潰されて動かない蜘蛛に、あっけにとられる相撲丸だが、やがて一礼をして感謝の意を示した。



M*5 美しい鬼が復讐してくるのを返り討ちするが崖から一緒に落ちる
4つ以上で合計20以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 命中 短射程
・装甲 回避

運命:新しい出会い
宣言
<相撲丸10>(回避9、命中1)
<相撲技11>(打撃5、装甲4、生活1、耐久1)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>+耐久
を提出。回避9*2、命中1、打撃5、装甲4で合計28。クリア


RP:
すべての動物を弔った相撲丸は、村の見える崖にまで来ていた。
そこから見える光景に絶句する。
急いで崖を駆け下りようとしたそのときだった。

美しい鬼が現れた。
熊を倍に膨らせたかのような、肉付きがよく丸い、見事なあんこ型。
相撲を取るために生まれてきたかの様な理想の姿だ。

体中に得体の知れぬ震えが起こる。
この瞬間、相撲丸は、なにもかもすべてを忘れていた。
ただ、こいつと相撲をしてみたいと思っていた。

が、それがいけなかった。
鬼は蜘蛛の仲間だったのだろう。
復讐に燃え、怒り狂っていた。
そしてこちらを見つけるやいなや襲いかかってきていたのだ。

――いかん。

迫る拳を、とっさに張り手で受け流し、辛うじて回避に成功する。
が、そこから一気に押し出されてしまった。
双方ともに崖を落ちる。

暗転。


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第2幕(第2連続ゲーム)
M*6 美しい鬼と協力して脱出する。
2つ以上で合計20以上を通過させること。
・生活 恋愛 生命 治療 整備

運命:友情を温める
宣言:
<相模の山奥の森10>(生活6、装甲4)
<相撲神木11>(ダメージコントロール5、生活6)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>
<森の動植物11>(生活10、生命1)→<相模の山奥の森><相撲神木>+生命
を提出。生活22、生命1で合計23クリア。

RP:
谷底に落ちたようだった。
相撲丸は持ち前の身のこなしで無傷だった。
鬼も戦うほど回復していないようだが、まだ生きている。
相撲に明け暮れ人生の大半――と言っても七年そこらだが、を山で過ごしてきた自分だけなら、まあ問題なく人里に戻れよう。
だが、それに何の意味があるのだろうか。
最後に見た光景が瞼に映る。

それよりも俺はこいつと相撲がしたい。
その思いが自然とわき上がったとき、またあの声が聞こえた。

「鬼とともに脱出するのです。相撲がその手助けになるでしょう」

是非もなかった。
相撲丸は、無くなった友達には悪いとは思いつつも、谷底にとどまり鬼の世話をした。
山を下りる前に腰に巻き付けた、果物や鹿の肉などを分け与え、傷の手当てもした。
鬼は初め怒り狂いながらも、相撲丸の看病を受け入れざるを得なかった。
否、おとなしくなったわけではない。
だが、あらがおうにも適わぬのだ。
相撲丸は怪力ではあるが、鬼と比べれば弱い。怪我もある。
だが、それ以上に技術によって押さえ込まれ、倒されるのだ。

そして鬼は相撲を知った。相撲丸も鬼に相撲の神髄を伝えた。
三週間後。
彼らは互いにがっぷり四つになり、交互に上手投げを繰り返すことで谷底を三角とびの要領で登り、見事脱出に成功した。



M*7 再び鬼と戦う
パート一つを選んで4つ以上で合計40以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 貫通 長射程 短射程 中射程
・装甲 回避 耐久 ダメージコントロール
運命:仇討ちをする
宣言:
<相撲丸10>(回避9、命中1)
<八艘飛び11>(回避9、命中2)→親<相撲丸10><相撲人生10>+命中
<相撲技11>(打撃5、装甲4、生活1、耐久1)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>+耐久
を提出。回避18*2、打撃5、装甲4、耐久1。合計46でクリア。

RP:
崖を登り切るとそこに蜘蛛の鬼がいた。
神木を這い出てきたのか、しめ縄が蜘蛛をぐるりと巻かれていた。
這い出るときに絡まったのだろうか。
まあ経緯はどうでもよい。
相撲丸はそれを見てこう思った。

――ほう、まわしをつけたか。

ならば相撲の技で挑もう。仇討ちだ。
美しき鬼を相手に稽古を続けた相撲丸には、蜘蛛はとても弱そうに見えた。
自らあたりに行く。
蜘蛛の、吐く糸を跳んで躱し、脚を張り手で全て払いのけ、縄――いや、まわしを取った。
そして上手投げを決めた。

相撲の技をかけられては蜘蛛もひとたまりも無い。
ひっくり返った状態で糸を吐き...やがて土へと還った。



M*8 美しい鬼と再び戦い、これを殺す。
4つ以上で合計40以上を通過させること。
近接戦で戦う
・打撃 命中
・装甲 回避
運命:別れを経験する
宣言:
<相撲丸10>(回避9、命中1)
<八艘飛び11>(回避9、命中2)→親<相撲丸10><相撲人生10>+命中
<相撲技11>(打撃5、装甲4、生活1、耐久1)→<相模の山奥の森><相撲を奉納>+耐久
を提出。回避18*2、打撃5、装甲4、命中3。合計48でクリア。

RP:
まわし――否、しめ縄を締めた蜘蛛が土に還ると、そこには土で盛られた場が出来ていた。
場には、しめ縄が円形に埋められており、

――見ろ、土俵があるぞ。

そう、土俵が出来ていた。
相撲丸と美しき鬼は互いに頷き合う。
相撲丸は、土を四股で固めだした。
美しき鬼は蜘蛛の糸をまわしにして腰に巻いた。

土俵入りする二人の力士。
結びの一番である。
森の動物たちが気配を察知してやってきた。
ご神木が立ち上がった。

――はっきよい

美しき鬼が張り手で牽制。相撲丸が跳んでそれを躱す。
がっぷり四つ。互いの力は均衡している。
ならばあとは相撲の技。
ほとばしる汗、呻き声を上げたのは相撲丸か鬼か。
そして、気が満ちた。
鬼が声を絞り出し、上手投げに攻める。
相撲丸も上手投げでそれに応じた。
互いに必殺の状況。
勝負を決めたのは、経験の差か、それとも負傷の不利であったか。
だが、倒れた鬼にそれを恨みに思う素振りもなく、その表情は晴れ晴れとしていた。
相撲丸は土へと還りつつある美しき鬼から、感謝の声を聞いた気がした。

――ああ、またいつかどこかで、相撲を取ろうぞ

猿の行司が下した判定は、他の動物たちの完成に埋もれ聞こえない。



9 物語は終わる。
難易 なし
運命:別れを経験する

鬼の墓を立て、生き残っていた森の動物たちに別離を告げた。
山を下りて、鬼を殲滅する。
もはや鬼すら敵ではなかった。

――ならばあとは神か。

旧都にいるらしき相撲の神を訪ねるのも一興か。
村人を弔う相撲丸は新たな出会いの予感を感じ、一人嗤った。


[No.7693] [固定リンク][非] 判定:再提出 投稿者:高原(SD)  投稿日:2015/05/10(Sun) 21:23:57

いかん、笑ってしまった。成功です。
声援は46、証券4枚になります。
(+M*クリア分の証券9枚)


[No.7536] [固定リンク][非] Q&A (5/6 22:45までの分) 投稿者:クレール  投稿日:2015/05/06(Wed) 18:02:26

○成立要素について
きみこ > 質問お願いします。基本の基本からですが、成立要素の種類は8行にわけて31個載っていますが、この中から自由に10個選べばいいんでしょうか?
芝村 > そうだね10個選べばいいのよ


○構造体について
黒霧 > 構造体がキャラのテンプレートになるんですね
芝村 > うん

#成立要素2倍カウントについて
海法 > 仮に、海法博士で、分野知識Aオカルトを10個分、固めて取りたい場合(やめたほうがいい気はするが)、分野知識は2倍なので、海法博士(分野知識オカルトA 20)とかになるんですかね?
芝村 > そうだね>海法

芝村 > 構造体による2倍補正ですが、登録済み成功要素にもこの効果は波及します。


○キャラクターメイクについて
セントラル越前 > 最初に名前と歴史の枠を1個ずつ使って成功要素を登録する、んですよね。そして残りチケット4枚を使って、残りの枠の範囲でさらに成功要素を登録、と
芝村 > うん
鷺坂祐介@天領 > 最初の2個までは自由に成功要素を設定していい、一個は名前もう一つは歴史。とあるんで、まずはこの二つの登録をすればいいですかね。
黒霧 > 次に制作処理で、まず最初の2個までは成功要素を自由に設定。一つ目はキャラの名前で、二つ目はキャラの歴史、と。
芝村 > はっきーや黒霧のいう通りでもある。
海法 > 成立要素は好きなもの10個で、禁止されてるのは入ってないから、これでいい、のかな?
芝村 > そうそう。それを提出してRPが適切なら、 通過で成功になるね>海法


○成功要素について
芝村 > 作成済み成功要素は権利なしで取れる! とか 中立成功要素もあるよ。とかは忘れないようにね。

海法 > 今までの成功要素の概念だと、名前成功要素一個で、最大十種類のことができるぜ!というのは、万能成功要素っぽいし、名前から内容がわからないのでて不安なのですが、今回のゲームだと、最初の2つに限っては、そこは気にしなくていいってことなんでしょうね。
芝村 > そだね。万能成功要素はない。

藻女@神聖巫連盟 > 質問です。親である二つの成功要素の成立要素を好きに親の成立要素の平均値個選び(端数切り捨て。同じものは選べないが同じ種類の成立要素は選べる)これの同じ種類は選べるっていうのは水なら水が複数含まれている場合はその数は選べるけれど、一つだけしか親になかったら一つしか選べないという意味でしょうか?自由に一つは選べるから正しくは+1まではできるんでしょうけれど
芝村 > その通り>藻女

玄霧弦耶@玄霧藩国 > 後一応確認なんですが、「登録済み成功要素」と「作成済み成功要素」って同じものでいいのでしょうか?
芝村 > そだね>玄霧

クレール > 質問です。このサプリ上で、人騎の取得・運用に事前の設定や制限はありますか?
芝村 > ないけど。人騎を取るには12証券がいります>クレール

#中立成功要素について
セントラル越前 > 質問です。登録した中立成功要素は他のプレイヤーのゲームに何らかの影響を与える事はありますか?
芝村 > あたえません>越前

高原 > 質問です。・中立成功要素は連続ゲーム間でも1つ作ることができる。制作処理は行うこと という処理は連続ゲームの場合でも、証券を消費することで1項目埋めることができる、という扱いでよいでしょうか?
芝村 > 中立成功要素も通常のキャラと同じく6枚の証券を持ちます>海法

高原 > はい。中間成功要素も証券を持つ、ということは初期で成功要素作成は出来るという解釈でよいでしょうか?
芝村 > できます>高原

鷺坂祐介@天領 > ちなみに中立成功要素の平安時代はどの成功要素を持ってて、どこのカテゴリに入っているんでしょうか?
芝村 > そこは自由に>はっきー

444 > これ中立成功要素の地名ってどうすればいいんでしょうか。
芝村 > 原作では相模なんだけど>444

鷺坂祐介@天領 > 中立成功要素について現在で決まっているところはありますか?
芝村 > 平安時代というだけ>はっきー

セントラル越前 > Q:中立成功要素も成長するようですが、これもプレイヤーが証券を消費して成功要素を追加する形式でしょうか?
芝村 > 越前>はい

セントラル越前 > あ、すいません質問させてください。中立要素は2倍抽出の対象になりますか?
芝村 > ならないよ? 構造体違うじゃん

○判定に関して
シュワ > 提出できる成功要素は3つまでだから、その3つの成功要素で7つの成立要素をカバーできれば良いのでしょうか?
芝村 > うん

クレール > 質問です。確認のような形ですが、作成済み成功要素(平安サプリでは道具類)ですが、これも「判定の際の提出は3つまで」の制限に入りますよね?
芝村 > もちろん>クレール

クレール > 理由も含めて、ロールプレイになるのでしょうか。それとも別途事務的な部分を差し挟む形に?
芝村 > 提出理由はRPの形でかくんよ。>クレール つまり、提出理由、運命、提出成功要素、これらが明示的にわかるRPでないといけない

444 > 芝村さんすいません、ルール的質問です。成功要素の提出なんですが、前のV3だったら、(例)社会的地位:もののふの一族です。 とかでできましたが、今回複数の構造体から提出する形になります。どうやって区別をつければよろしいでしょうか。
芝村 > 俺が読んでわかるようになってるならどういう形でもいい>444

霧賀火澄 > 2つ以上で7以上を通過させること。というのは2つ以上の成功要素を使って7以上の成立要素を満たすっていうことでしょうか
芝村 > 2個それぞれ7以上だよ>かすみ

芝村 > 2つ以上で7以上を通過させること」という文面がありますが、これはたとえば「火で7以上・水で7以上」を達成しなければいけない。です。


○制作処理について
田中申@akiharu国 > 質問です。ルール中の制作権利と証券は同じものを指していると考えてよろしいでしょうか。
芝村 > あ。ごめん。制作権利=証券です。 証券に読み替えてください。
芝村 > 一応制作権利周りは修正した。

海法 > 親1が「装甲3」親2が「装甲1」だったら、子供は最大でも「装甲4」(自由なのを足しても装甲5)までしか選べず、装甲8とかはナシということですね。
芝村 > うん>海法

瀬戸口まつり > 先ほどの藻女さんの質問に重ねて質問ですが、「同じものは選べないが同じ種類の成立要素は選べる」の「同じものは選べない」の意味がよくわからないのですが、一つしかなかったらそれは子の成立要素には選べないということでしょうか?
芝村 > 親1が 火 火 火 水 風  親2が 火 土 生命 生命 生命とします。 子は成立要素6までもてて、その内訳で火を5つ、 生命を4つまでもてます。>つきやま

高原 > 質問です。新規要素作成についてなのですが、 2)親である二つの成功要素の成立要素を好きに親の成立要素の平均値個選び(端数切り捨て。同じものは選べないが同じ種類の成立要素は選べる)、関係なく自由な成立要素を一つ選ぶ。これらを足して新しい成功要素の成立要素とする。 の部分の解釈に困っております。1:「平均数個に新しい成立要素を1個足す」2:「平均数個の数の中で新しい成立要素を1個加えられる」のどちらになるのでしょうか? (5/6-18:07:19)
芝村 > で。高原の質問は。 親が10個と11個なら (10+11)÷2=10.5 端数切り捨てで10 +1で子は11個の成立要素からなる。
    両者が11の場合 (11+11)÷2+1で12の成立要素からなる子をつくることができる。

高原 > 質問です。成功要素を作る際の親の成功要素は、どちらも同じ構造体からしか選べませんか?(中立成功要素や共有成功要素を親に出来るかという質問です)
芝村 > 親は自分が使えるのならどれでもいいから地形も使えるね>高原

○テストゲームについて

海法 > 成長作業がない、ということは、最初に登録したキャラの成功要素で、前半全部クリアすればいいんですね? 前提変換は、一旦考えなくていいですよね?
芝村 > そうだね>海法

しらいし > 質問です。ゲーム前半部分は後半提示前が締切という感じでしょうか? で最後までの〆切が今日だったり、今週だったりと
芝村 > 単純に、3時間後に後半がでる>しらいし 今日中にクリアできればいいんだから、のんびりしててもいい。

涼原秋春 > 質問です。今回のゲームの場合中間判定はどのように扱われるのでしょうか(難易ちょうどのケースは結構発生しがちに見えますので)
芝村 > 中間判定は失敗と同じです。

海法 > M*4の近接戦で戦う、とかですが、攻撃・防御を両方達成とかはしなくていいんですよね?(前回のセッションでこんらんしたので、念のために質問です)
芝村 > 両方達成でなくてもええよ>海法さん あくまで合計4つクリアできればいい。きひひひ
海法 > ルール的にはクリアできるけど、クリアした結果がどうなるかは、SDの判定が入るよ、と……。そりゃそうですね!

結城由羅 > 質問です、M*7での鬼は「美しい鬼」とは別の鬼ということで良いのでしょうか?
芝村 > 同じだよ>結城

田中申 > 質問です。M*8で「4つ以上で合計40以上を通過させること」とありますが、「妖術で戦う」や「知恵と知識で戦う」を選んだ場合、記載されている成立要素が4つ未満です。この場合、選択したパートに記載されている全ての成立要素で合計40以上なら良いのでしょうか。
芝村 > ええ

高原 > あ、M*を1つ攻略するごとにチケットが1枚もらえるんですよね?
芝村 > そだね>M*クリアごとに一枚。