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Re: ガンパレードゲーマー 同窓会会場
投稿者:hangedman
投稿日:2013/06/08(Sat) 13:11:45
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WEBゲームには一切参加してない家庭用ゲームプレイヤーです。
プレイしたのはガンパレ・絢爛・青のみ。
小説類はWEBで無料公開されてたブログやゲーム公式にあったのを読んだのみ、アニメ類も一切みてません。
それでもWEBゲームに興味だけはあり、参加はしないものの、時折その存在を思い出しては様子を眺めてみていたものです。
参加してきた人からすれば、あくまで傍観者に過ぎない、それもファンにランクをつけるのであれば恐らく底辺に分類されても仕方ない者の、全体に対するつたない雑感・書き込みです。
こういう人間が何か語ると腹が立つ方は、自己責任として、これ以上読まないで下さい。
恐らく読んで気持ちのいいものではないと思います。
「あくまで出終わった結果」に対して傍観者が発言する、ズルイ言葉になるかと思うからです。
ここから先は本文になるので自己判断でお願いします。
思うにWEBゲームの失敗−−と一口にはいえませんが、パッと見間違いなくそう判断される−−は、
・参加するプレイヤーが、設定なりキャラになり「出来上がった形」に近づこうとしているという人
なのに対し、
・世界の創造者であるクリエーターが、世界を存続させ続けようとしていた
という矛盾にあったように思います。
言い換えると、
・ゴールを求めるプレイヤー、
と、
・ゴールという終わりを作るつもりがない人
あるいは、
・プレイヤーの求めるのとは全く違うゴールを渡したかった人
のすれ違いによって起るのが必至だったのではないかと。
もちろん、単純にクリエーター本人が管理しきれる範囲でのゲームを用意できなかった、ということもあると思います。発売されたゲームのどれもがツメが甘いといわれ、私自身プレイしたものも、80%〜60%の完成度で製品化されているのと同じで、WEBゲームも欠陥があるまま始まった印象があります。
結果、どうなったかというと、
・設定やキャラに惹かれてきたプレイヤー−−ファンタジーの中の不変あるいはそこに見る理想にこそに強く惹かれてついてきた人々は、次第に、クリエーターの手によって、それが不変ではなく、不条理に変化させられることを経験させられる。
・しかも、多人数化するほどに、求めたものとはほど遠い、手応えしか返らない現実を目の当たりにする。
結局、残れるのは、クリエーターが実際に管理しきれる範囲の人間のみということになったのではないかと思うのです。
ただそれでも、試みは素晴らしかったと思っています。
ゲームの世界というファンタジーの世界にこそ適正を示してしまう人間に、"現実で戦う力"−−思考する力を、人と連携する社会力を遊びながら与えようとした。
最期には、ファンタジーを全く不要とするような、世界に有益な人材を育てたいという思いは、それは純粋に子供とこの世界を思う良心であったと思います。
しかし、それを望んできたわけではないプレイヤーは、意図の分からないままの押しつけと、期待を裏切る展開と、不完全なシステムによる苦痛に晒された。
理想という原動力を踏みにじりられ、振り回されながらもついて行けるのは、特別に目をかけられそこにいる意味を感じられるもの、ないし、そこに築いた人間関係や自分が見つけた仕事にやり甲斐を見いだせるものだけ。
愛という強い関心がそのまま怒りに変わった姿を傍観者ながら幾度も見ました。
一方で、その怒りに晒されるクリエーターの孤独も感じられました。
言葉足らず、あるいは自分の能力の過信、時に生まれる独善といった、当然の人間としての不完全さは、あまりにも心情的に人を取り込みすぎたことや、規模を大きくしすぎたことの代償で、許されないような空気になってしまっていた。
時間と情熱を注いできた人間からすれば「ついてこい、楽しませてやる!」と豪語したのに処理落ちで対処しきれない、さらに、その結果にそこまで責任取る義務はない、というような反応に当然その力を注いだ分だけ怒りが生まれる。
そして、その怒りは恨みになって破壊衝動に変わり、WEBゲームは力を失っていった。
需要しているものを供給されないことを知らされ離れていった、と単純にまとめてしまえるかもしれません。
ただその中で、残念なのが、一人の人間が処理オーバー故に取らざるを得なかった道−−独善とハッタリ故の悪評と共に、これがそもそもどういう試みだったのか、ということも評価されることなく立ち消えようとしていることです。
私は、参加者の苦しみをしらないからこそ、傍観者だからこそ言えるのですが、一人、本来背負いきれるもの以上のものを背負って戦った、本来はただのちっぽけな「人間」に対して、この結果は、少し厳しい結末のように思えます。
そんなことを思い、書き込みませていただきました。
後、話は違いますが、私は自分で覚えてるだけで四度ここに書き込みましたが、それはどれも今は残っていません。
その理由ですが、一度は、Aという名前(どこかの誰かの意)を使ったためゲーム中のものと混乱するという判断から管理側から消されたようです。
ですが、後の三つは、自主的に消しました。
管理が粛正したと思われたと思いますが、非常に個人的にクリエーターに言いたいことを書いた内容で、多くの人間に読ませることを意図したものではなかったので、書き込み後1時間程度で消したのです。
偶然書き込みを見ていただけた方がいたようで、管理が粛正しているという印象を植え付ける一因になっていたことを知ったのですが、その三件に関しては、事実はそういことです。かつての蛮勇の書き込みも私です。
その点、申し訳なく思いここに釈明させていただきました。